萩を詠める歌22
巻10-2209:秋萩の下葉の黄葉花に継ぎ時過ぎゆかば後恋ひむかも
巻10-2213:このころの暁露に我が宿の秋の萩原色づきにけり
巻10-2215:さ夜更けてしぐれな降りそ秋萩の本葉の黄葉散らまく惜しも
巻10-2221:我が門に守る田を見れば佐保の内の秋萩すすき思ほゆるかも
◎佐保(さほ)
奈良市中央部北方、佐保川上流一帯の総称です。《日本書紀》に狭裒、匝布などとしてみえ、《万葉集》にはこの地を詠んだ歌が多い。このあたりには佐保大納言と呼ばれた大伴安麻呂の宅や長屋王の佐保宅(作宝楼ともいう)などがあり、奈良時代高官の邸宅のあったところと考えられます。また、奈良市街北方の丘陵地を佐保山といいますが,元正・聖武天皇、光明皇后や藤原不比等・武智麻呂、大伴氏一族などが葬られており、奈良時代の葬地としては一等地であったようです。
巻10-2225:我が背子がかざしの萩に置く露をさやかに見よと月は照るらし
ウェブニュースより
元院長、東京拘置所に収容 過失認め「反省のため刑服す」―池袋暴走 ―― 東京・池袋で起きた乗用車暴走事故で、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)罪で禁錮5年が確定した飯塚幸三・旧通産省工業技術院元院長(90)の収監手続きが12日、始まった。東京地検から呼び出しを受けた飯塚元院長は同日午後、地検に出頭。その後東京拘置所に収容された。
出頭に際し、元院長は関係者を通じコメントを発表。公判では無罪を主張していたが、「証拠や判決文を読み、暴走は私の勘違いによる過失でブレーキとアクセルを間違えた結果だった」と初めて過失を認めた。
その上で、事故で亡くなった松永真菜さん=当時(31)=と娘の莉子ちゃん=同(3)=の家族や、けがをした被害者に対し「深くおわび申し上げます」と謝罪。「私の過失を反省するため刑に服してまいりたい」と記した。
東京拘置所で飯塚元院長は、健康状態などのチェックを受けた後、収監先となる刑務所が決められる。拘置所に入った時点で刑の執行下に入る。
事故で2人を失った松永拓也さん(35)もコメントを発表した。「真の意味で償える日が来るかどうかは彼次第だ」とした上で、「収監されても、世の中から交通事故がなくなるわけではない。未来の命が守られることを心から願っている」と訴えた。 (JIJI COM 2021年10月12日18時03分)
岸田“口だけ”首相の正体見たり! 政権発足1週間で目玉政策が次々と後退 ―― 岸田政権が発足して1週間。所信表明と代表質問を通じて、早くも「口だけ首相」の化けの皮がはがれてきた。岸田首相が自民党総裁選で訴えていた目玉政策が次々と後退している。
岸田首相は総裁選で「新自由主義からの転換」や「成長と分配」を前面に打ち出し、格差是正政策として“金融所得課税”の強化を訴えていた。金融所得課税は、金持ち優遇との批判が強いからだ。
ところが、11日の代表質問に対する答弁では「分配政策として、まずやるべきことがたくさんある」と語り、金融所得課税の強化を引っ込めてしまった。首相就任後、株価が低迷し、市場のプレッシャーにあっさり屈服した格好だ。
新型コロナウイルス対策もシレッと修正している。岸田首相は総裁選で〈予約不要の無料PCR検査所の拡大〉を公約に明記していた。しかし、8日の所信表明では「予約不要の無料検査の拡大に取り組みます」とPCRの文字が消えた。11日は「予約不要の無料検査の拡大などPCR検査を含め、さらに検査体制を強化していく」と、PCR検査を“含め”と曖昧なことを口にしている。PCR検査の拡充を渋る厚労省の壁を打破できなかったのは明らかだ。
一時、前向きだった「森友調査」も安倍元首相におもねって引っ込め、河井事件の1億5000万円問題も、かつて二階幹事長に「説明責任」を直談判していたのに、首相就任後は「必要なら説明する」に後退している。総裁選で掲げていた公約は何だったのか。
立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。
■実行力もやる気もなし
「総裁に立候補する時は、他候補との違いをアピールするため、耳当たりのいい政策を掲げたが、いざ、実行する段になると関係者の抵抗が強くて難しくなり、トーンダウンせざるを得なかったのでしょう。障害を乗り越え、何としても実行するという気概もまったくみられません。実行力もやる気もないということです。総裁に選ばれて2週間足らず、総理に就いてまだ1週間なのに、就任早々、こんなに軌道修正する首相は珍しい。短期間の国会ですが、国民の不信感は増大するのではないでしょうか」
岸田首相の言うことはすべて疑った方がいい。総選挙で審判を下すしかない。 (日刊ゲンダイ 公開日:2021/10/12 13:20 更新日:2021/10/12 19:48)
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