萩を詠める歌21
巻10-2173:白露を取らば消ぬべしいざ子ども露に競ひて萩の遊びせむ
巻10-2175:このころの秋風寒し萩の花散らす白露置きにけらしも
巻10-2182:このころの暁露に我がやどの萩の下葉は色づきにけり
巻10-2204:秋風の日に異に吹けば露を重み萩の下葉は色づきにけり
巻10-2205:秋萩の下葉もみちぬあらたまの月の経ぬれば風をいたみかも
ウェブニュースより
「バラマキ合戦」寄稿、政府・与党内で波紋 財務相は問題視せず ―― 財務省の矢野康治事務次官が今月発売の月刊誌「文芸春秋」に、最近の政策論争を「バラマキ合戦」などと指摘する寄稿をしたことが波紋を広げている。コロナ対策を名目に巨額の財政出動を求める主張が与野党ともに強いことに懸念を示した内容だが、政府・与党内からは反発も出ている。
事務方トップの現職次官が雑誌に自らの意見を寄稿するのは異例だ。寄稿は「財務次官、モノ申す このままでは国家財政は破綻(はたん)する」と題され、10ページにわたって日本の危機的な財政状況を訴えている。
数十兆円規模の経済対策や財政収支を黒字化する目標の「凍結」が主張され、衆院選を前に消費税の減税が提案されていることを列挙。「まるで国庫には、無尽蔵にお金があるかのような話ばかり」と批判し、財政の健全化が置き去りになっている現状を、「タイタニック号が氷山に向かって突進しているようなもの」とした。
高市政調会長「大変失礼な言い方だ」
矢野氏は省内きっての財政再建論者で、政治家にも持論を直言することで知られる。2005年には日本の財政の危機を訴える著作も出版した。菅義偉前首相の官房長官時代に秘書官として仕え、菅氏に近いとされる。主税、主計の両局長を務め、今年7月、一橋大出身者としては初めて財務次官に就任した。
鈴木俊一財務相によると、今回の寄稿について、矢野氏は麻生太郎前財務相に了解は得ていたといい、鈴木氏も問題視はしない考えを示している。
だが、基礎的財政収支の黒字化目標の凍結を自民党総裁選で主張していた高市早苗政調会長は「大変失礼な言い方だ」と10日のテレビ番組で批判。「基礎的財政収支にこだわって本当に困っている方を助けない。未来を担う子供たちに投資しない。これほどバカげた話はない」と語気を強めた。首相周辺にも「事務次官の立場を考えた時に、発言が与える影響や責任は考えないといけない」との声がある。
岸田文雄首相も総裁選で数十兆円規模と例示し、8日に「総合的かつ大胆な」経済対策の策定の指示を出したばかりだ。10日のテレビ番組では「いろんな意見が出てくる。これは当然あっていい」としつつ、「いったん方向が決まったならば、関係者にはしっかりと協力してもらわなければならない」とくぎを刺した。
松野博一官房長官は11日の会見で、寄稿は「私的な意見を述べたものと承知している」との認識を示した。矢野氏更迭の可能性も問われたが、松野氏は「現時点でこれ以上の答えは控えたい」と述べるにとどめた。 【朝日新聞DIGITAL 2021年10月11日 20時11分】
「銀座の夜」3氏、衆院選前は復党させず 自民・甘利氏 ―― 自民党の甘利明幹事長は11日、緊急事態宣言中の夜に銀座の飲食店を訪ね、2月に離党した3人の衆院議員を次期衆院選前に復党させないと表明した。党本部で記者団に「『党に迷惑をかけたくないので無所属で有権者のみそぎを受けたい』と3人共通の意思が伝えられ、尊重する」と語った。
離党したのは松本純、大塚高司、田野瀬太道の3氏。甘利氏は衆院選で3氏の小選挙区に自民党の公認候補を立てない意向を示した。3氏が無所属で出馬し、勝利した場合に自民党が追加公認する可能性はある。
3氏はそれぞれ麻生派、竹下派、石原派所属の自民党議員だった。岸田政権の発足に伴い副総裁に麻生派会長の麻生太郎前副総理・財務相、幹事長に麻生派の甘利氏がそれぞれ就き、松本氏らを衆院選前に復党させるとの観測が出ていた。
復党させれば衆院選で自民党の獲得議席数が想定より減りかねないとの意見が党内に広がっていた。 【日本經濟新聞 2021年10月11日 18:45】
藤井三冠世代の19歳・伊藤匠四段が新人王戦優勝 ―― 将棋の第52期新人王戦決勝三番勝負第2局が11日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、後手の伊藤匠四段(19)が104手で古賀悠聖四段(20)に勝ち、シリーズ2連勝で初の棋戦優勝を果たした。
局後の伊藤四段は「今はホッとしているというのが正直なところです。ひとつ結果を残すことができたので、いろんな棋戦で活躍できるようにしたいです」と語った。
伊藤四段は、藤井聡太三冠(19)=王位、叡王、棋聖=と同学年。誕生日が藤井三冠より遅い10月10日のため、現役最年少棋士でもある。今年、非公式の団体戦「ABEMAトーナメント」で藤井三冠の指名を受け、高見泰地七段との3人チームで優勝を果たし、人気も急上昇中だ。
昨年10月に四段昇段。デビューから2連敗と苦しんだが、その後は白星を積み重ね、現在は30勝10敗(.750)と高勝率をマークしている。今回は初めての棋戦優勝となった。
将棋界には8大タイトル戦の他に7つの一般棋戦がある。7棋戦のうち「新人王戦」「YAMADA杯」「加古川青流戦」の3つは若手のみに参加資格を与えている(年齢や段位でそれぞれに基準がある)。新人王戦は〈1〉26歳以下〈2〉六段以下(タイトル戦未経験者)〈3〉26歳以下の成績上位女流棋士4人〈4〉アマチュア棋戦・赤旗名人戦優勝者〈5〉前期三段リーグ成績上位者が参加できる。
新人王戦は羽生善治九段(51)、渡辺明名人(37)=棋王、王将=、藤井三冠優勝を経験した登竜門として知られている。
◆伊藤 匠(いとう・たくみ) 2002年10月10日、東京都世田谷区生まれ。19歳。宮田利男八段門下。5歳の時、父に教わって将棋を始める。2013年9月、棋士養成機関「奨励会」入会。18年4月から三段リーグ参加。20年10月、四段昇段。趣味は野球観戦で大の中日ファン。 (2021年10月11日 17時39分スポーツ報知)
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