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ウェブニュースより
 王将戦連勝ならず11敗のタイに藤井王将「なかなか思わしい変化が見つからなかった」 ―― 将棋の第72ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第2局は22日、大阪府高槻市の摂津峡花の里温泉・山水館で第2日を行い、羽生善治九段(52)が藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=に101手で勝利した。史上最年少5冠の若武者と永世7冠の資格を持つレジェンドによる世紀の対決は1勝1敗となった。

 羽生の深い研究が光った一局だった。相掛かりの出だしから、互いの出方を見つつ慎重な駒組みが続く。穏やかな進行になるかと思われたが、羽生が指した45手目▲2五飛以降、流れが一気に急速に。59手目には▲8二金の絶妙手も飛び出し、攻めをつなぐ羽生。受けの力が求められる展開になった藤井は74手目△7七銀で攻めに転じ勝負に出たものの、羽生が落ち着いた指し回しで回避。羽生九段が反撃の1勝をつかみ取った。
https://www.youtube.com/watch?v=N8FrTfTO_Kk
 対局後、藤井王将は終始うつむきながら「(相掛かりは)予想していたわけではありませんが、序盤は自分としても経験がある形だったので、それに沿って指していました。金で受けられてからははっきりしてしまったかなと思って、その前に何かあったかどうかというところです。なかなか思わしい変化が見つからなかった」と劣勢を打開できなかった苦しい胸の内を語り、積極策に出た羽生九段の勝負強さを感じた様子だった。
 次戦の第3局は、1月2829日の両日、石川県金沢市の「金沢東急ホテル」で行われる。藤井王将は「またすぐ来週にあるので、しっかり良い状態で臨めるようにしたいと思います」と前を向いた。    [Sponichi Annex 2023122 18:15 ]


 


貴景勝が相星決戦で意地の3度目V、高校の後輩琴勝峰を豪快に投げる ――<大相撲初場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館
 
1人大関」として場所を守り抜いた貴景勝が3度目の優勝を飾った。埼玉栄高の後輩、琴勝峰と3敗で並んだ相星決戦。立ち合いで突き放してから、圧力をかけながら左を差し、すかさずのすくい投げで勝負を決めた。

 小結霧馬山は竜電を寄り切り、11勝まで星を伸ばして来場所の新関脇を濃厚にした。

 7勝7敗で千秋楽を迎えた関脇豊昇龍は阿武咲との一番で相撲は完敗も物言い。「まげつかみ」の反則で白星を拾い、勝ち越しを決めた。
 
[日刊スポーツ 2023122219]


 

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