ウェブニュースより
早紀江さん「気持ちの整理つかず」 関係者悼む ―― 北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん(失踪当時13)の母、横田早紀江さん(84)は5日、「北朝鮮に拉致されためぐみを取り戻すために主人と2人で頑張ってきましたが、主人はめぐみに会えることなく力尽き、今は気持ちの整理がつかない状態です」とのコメントを出した。
横田滋さんと活動をともにしてきた関係者は娘との再会を果たせなかった無念を思い、言葉を失った。
拉致被害者、田口八重子さん(失踪当時22)の兄で、横田さんから家族会代表を引き継いだ飯塚繁雄さん(81)は「仲間がまた一人居なくなった。一緒に頑張ってきた(妻の)早紀江さんを思うと気の毒でならない」と悼んだ。そのうえで「家族の高齢化は止められない。一刻も早く拉致問題の解決に向けて動いてほしい」と国に求めた。
「横田夫妻が訴えかけた力が国民に響いたからこそ、(一部被害者の)帰国につながった」と話すのは、増元るみ子さん(失踪当時24)の弟で、家族会の元事務局長、増元照明さん(64)。長年、家族会の先頭に立って懸命に活動を続けた横田さんを思い、「言葉にならない。被害者を取り戻すまで活動を続けていきたい」と力を込めた。
有本恵子さん(失踪当時23)の父、明弘さん(91)は「家族会を引っ張ってくれた。誠実な横田さんがいたからこそ、活動を続けられた。一番感謝している」と振り返った。自身も2月に妻の嘉代子さんを失ったばかり。「寂しいが(滋さんの)思いを尊重して頑張り続けたい」と話した。
拉致被害者の支援組織「救う会」の会長、西岡力さんは「(横田さんは)めぐみさんの実名を公表し、拉致問題を広く世に知らしめた功績は計り知れない。(横田さんとともに運動を始めた)1997年から歩みをともにしてきた。めぐみさんとの再会を果たせず、痛恨の思い。本当に申し訳なく思う」と話した。
救う会によると、葬儀終了後に遺族が記者会見を開く。
【日本経済新聞 2020/6/5 19:28】
“意表を突く手”で形勢逆転…9時間44分の激戦制した藤井七段 師匠は“凄すぎる故”の心配も? ―― 見事な逆転劇でした。4日、最年少でのタイトル挑戦記録を31年ぶりに更新した藤井聡太七段。
対局を見守った師匠の杉本昌隆八段は、藤井七段の「凄み」に驚いた一方で、若者だからこその心配事もあるようです。
瀬戸市出身の高校生棋士・藤井聡太七段(17)は4日、将棋の8大タイトルの1つ、棋聖戦の挑戦者決定戦で勝利。
17歳10か月20日でのタイトル挑戦を決め、最年少記録を31年ぶりに塗り替えました。
藤井聡太七段:
「今までなかなかタイトル戦という舞台まで行けなかったので、それを今回達成できて、1つ前に進めたのかなという風に思っています」
新たな記録を打ち立てた勝利から一夜明け、地元・瀬戸市はお祝いムード。
瀬戸市民の男性:
「何年に一人、出てくるか出てこんかの逸材だもんでね」
瀬戸市民の女子高生:
「同級生なので、すごなと思いました」
2016年、14歳2か月の史上最年少でプロ入りした藤井七段。
藤井聡太四段(当時14歳):
「東海地区にタイトルを持って帰るというのが、板谷先生の頃からの悲願でありましたので、ぜひそれを一刻も早く実現できるように、日々精進していきたいと思っています」
中学校の詰襟学生服で臨んだデビュー戦に勝利すると、連勝街道を突き進み、公式戦29連勝など数々の記録を塗り替え、「藤井フィーバー」を巻き起こしました。
そして、新たな記録がかかった4日の対局。相手は叡王・王座のタイトルを保持する、永瀬拓矢二冠(27)です。
攻勢にでる永瀬二冠に対し、藤井七段が我慢する展開に。対局を見守った師匠の杉本昌隆八段は…。
杉本昌隆八段:
「対戦相手の永瀬さんが、用意周到に対策を立ててこられてましたね。ピンチで一時は危なかったです」
しかし、藤井七段は猛攻をしのぎ反撃に、終盤ついに形勢が逆転します。
https://www.youtube.com/watch?v=jEsXs95SaWg
杉本昌隆八段:
「藤井七段の指した手が、非常に意表をつく手だったんですね。その手を境に流れが変わって、藤井七段がペース握って逆転勝ちしたという内容でした」
そして対局開始から9時間44分。
永瀬拓矢二冠:「負けました」
藤井聡太七段:「ありがとうございました」
見事、100手で勝利。17歳10か月と20日の史上最年少で、タイトルに戦に挑みます。
杉本昌隆八段:
「勝手に経験を積んでいきますので、何の心配もいらない。しいて言うならば、対局が増えれば増えるほど忙しくなってきますし、学校も行かなければいけないでしょうから、学校の勉強は大丈夫かなというのが、ちょっとだけ心配ですね」
棋聖戦五番勝負は8日に開幕。相手は渡辺明三冠(36)。
2人は去年2月に初対局し、その時は藤井七段が勝ちましたが、渡辺三冠は、8大タイトルのうちの3つを保持するトップ棋士です。
藤井聡太七段:
「まだ挑戦するという実感があまり湧かないですけど。ただまあ、第1局がすぐにあるので、しっかり気持ちを入れ替えたいなと思います」
悲願のタイトル獲得へ、瀬戸の高校生棋士・藤井聡太の挑戦は、この夏をさらに熱くします。 【東海テレビ 6/5(金) 19:43配信】
sechin@nethome.ne.jp です。
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