春場所９日目

ウェブニュースより
　高安 ８連勝で幕内の勝ち越し一番乗り 大相撲春場所９日目 ―― 大相撲春場所９日目、２日目から連勝を続ける小結 高安は、実力者の阿武咲にはたき込みで勝って８連勝で勝ち越しを決めました。
　中入り後の勝敗です。
▽十両の大翔丸に英乃海は、英乃海が寄り切りで勝ちました。

☆英乃海「（体は）動いていると思います。気分はもちろん、いいです。（疲れは）いつも疲れてるんで大丈夫です」
▽琴恵光に剣翔は、剣翔がはたき込み。

☆剣翔「立ち合い当たって押し込めた。悪くないです」
▽照強に千代翔馬は、照強が肩透かしで勝って６勝目です。

▽明瀬山に碧山は、碧山が寄り切り。

☆碧山「まわしは取らない方がいいけど、前に出てたからよかった。連敗が続いて落ち込んでいたから、今日で気持ち切り替えられると思う」
▽千代大龍に豊山は、豊山が突き出し。

☆豊山「立ち合い、当たり負けしないで踏み込めたからよかったと思う。引いたらやられる。向こうが仕掛けてくる前に出し切りたいと思っていった」
▽翠富士に大奄美は、翠富士がかいなひねり。

☆翠富士「全然勝った感覚がなかった。ちょっとラッキーな勝ち。内容的にはあまり良くなかった。（ここまで4勝5敗）本当はもっと勝ちたかったけど、思ったより勝てている。できる限り勝てるように努力している」
▽魁聖に輝は、魁聖が引き落とし。

▽栃ノ心に竜電は、竜電が寄り切りで勝ちました。

▽豊昇龍に逸ノ城は、豊昇龍が下手投げ。

☆豊昇龍「差されないようにと思って、動いていこうかなという感じで取った。動きもいいし、調子も悪くない。最後まで頑張ろうと思っている」
▽玉鷲に千代の国は、千代の国が引き落としで勝って7勝目です。

☆千代の国「ほんと咄嗟で。（前日黒星からの切り替えは）変わらずですけど。そうですね、ハイ。（優勝争いは）いやいや全くです。（先場所休場中の稽古は）家が狭いんで寝室で。一応ノルマにいれてます。相撲をとれることはうれしいことですね。（三役復帰は）それは日々の積み重ねと思っているんで」
▽翔猿に隠岐の海は、翔猿が引き落とし。

☆翔猿「自分から攻めることができてよかった。楽に勝とうとせず、自分から攻めているのがいい」
▽遠藤に琴ノ若は、遠藤が寄り切り。

▽明生に若隆景は、若隆景が突き出し。

☆若隆景「向こうも動きがいいんで、動き負けしないようにいった。内容はいいと思います」
▽宝富士に北勝富士は、北勝富士が送り出し。宝富士は負け越しました。

▽高安に阿武咲は、高安がはたき込みで勝ちました。高安は2日目から8連勝で幕内の勝ち越し一番乗りです。

☆高安「やはり上を目指して取り組んできましたので、結果を出したい一心ですね。集中して、自分のいい相撲を取りたいです」
★阿武咲「しっかり圧力を伝えられず、手が伸びなかった。自分の力がなかっただけです。切り替えて明日また頑張ります」
▽霧馬山に隆の勝は、隆の勝が押し出し。

☆3敗で踏みとどまった関脇隆の勝「前に攻められたのでよかったと思う。これをきっかけに白星を重ねていければと思う」
▽照ノ富士に妙義龍は、照ノ富士がきめ出しで勝って7勝目です。

▽志摩ノ海に大関 朝乃山は、朝乃山が寄り切り。

☆朝乃山「右を差して自分の形になって前に出た。自分の相撲だと思います。残りも今日みたいに前に出る相撲をとっていきたい」
▽大関 正代に大栄翔は、大栄翔が押し出し。正代は4勝5敗と苦しい土俵が続きます。

☆大関連破で3連勝の大栄翔「相撲はよくなってきたと思う。（連敗中は）どこか悪い部分もあったかもしれないが、自分の実力の問題。この調子で最後までいきたい」
★正代「立ち合いで相手に勢いに乗せないように組み止めたかったんですけどね…。自分の方が下がってしまった。全体的に今日は相手の相撲でした」
▽角番の大関 貴景勝に御嶽海は、貴景勝が押し出しで勝ちました。

☆貴景勝「（取組は）覚えてないですけど、一生懸命やるしかないんで。1日１日、一生懸命やる。準備からやりきるだけ。明日も集中してやります」

各力士の談話
　２敗を守った千代の国は「体が動いている。優勝争いは全然頭にない。日々の積み重ねだと思う」と淡々と答えました。
　翔猿は勝って６勝３敗とし「自分から攻められたのがよかった。勝っているので疲れについては大丈夫。楽に勝とうとせず自分から攻めているのがいい」と話していました。
　１敗を守って勝ち越しを決めた小結 高安は「ひとまずきょう勝ってほっとしている。落ち着いてきょうも相撲を取ることができた。次はふた桁白星に向けてまたあす集中したい」と先を見据えていました。
　関脇 隆の勝は６勝目をあげ「前に攻められたのがよかった。疲れすぎず、いい感じの疲労感を持っている。またあすから白星を重ねていきたい」と冷静に答えていました。
　大関 朝乃山は連敗を２で止め６勝３敗とし「右を差して前に出る自分の相撲だった。連敗するのと連敗を止めるのでは気分が違ってくる。あす以降の連勝につなげたい」とほっとした表情でした。
　大関 正代に勝って４勝５敗とした小結 大栄翔は連日の大関戦白星について「本当に相撲がよくなってきたと思う。この調子で最後までやっていきたい。先のことは考えずに一番一番集中してやっていきたい」と話していました。
　敗れた正代は５敗目で「勢いに乗せないよう組み止めたかったが自分のほうが下がってしまった。何とか食い止めて調子を上げていきたい」と話していました。
　角番の大関 貴景勝は６勝目をあげ「一生懸命やるだけ。１日１日一生懸命やりきる準備をしてやるだけ」と話していました。　　　（NHK WEB NEWS 2021年3月23日 1時03分）