春場所１２日目

ウェブニュースより
　大相撲春場所12日目 小結 高安が北勝富士に勝ち単独トップ守る ―― 大相撲春場所12日目、2敗の小結 高安は北勝富士に押し出しで勝って単独トップを守りました。
　中入り後の勝敗です。
▽魁聖に琴恵光は琴恵光が寄り切り。

▽剣翔に十両の千代ノ皇は剣翔が寄り切り。

☆剣翔　立ち合い上手取ってすぐに切れてあわてる部分もあったが、その後に残せて落ち着いていけた。（5連勝に）序盤は力を出せず、思い切りのいい相撲がとれなかった。吹っ切れたと思う。
▽碧山に大奄美は碧山が押し倒しで勝ち越し。

☆碧山　最後はうまくはまったと思う。（1年ぶりの勝ち越しに）長い時間だったですね。いろいろ悩んでいることもあったけど、精いっぱいやってきた。できないことはできないじゃなく、できるだけやろうと思っていました。
▽英乃海に千代大龍は英乃海が送り出しで勝ち越し。

☆英乃海　立ち合い、顔に入ってあまり覚えていない。（懸賞金を取り忘れそうになったが、記憶が）一瞬、飛んでたんで。（幕内7場所目で初の勝ち越し）新入幕から長い間勝ち越せなかった。本当にうれしいです。
▽琴勝峰に照強は再出場の琴勝峰が送り出しで今場所初白星です。

☆琴勝峰　（10日ぶりの再出場で白星）休んで場所を終えるのではなく、感覚だけでもつかみたかった。出てよかったです。
▽竜電に豊山は竜電が押し倒し。豊山は負け越しました。

★豊山　流れは良かった、つかめていたがしょうがない。肘の下からあてがわれた。もっと（突っ張りの）回転を上げないと押し込めない。（負け越し決定）でもまだ終わったわけじゃない。3日間全部出し切って終わりたい。
▽豊昇龍に明瀬山は明瀬山が寄り倒し。

☆明瀬山　良かったと思う。止まったら足とかをかけられる。内掛けで負けたことがあるので、そこは早く出ないとなと思った。止まったら投げられると思っていた。
▽千代翔馬に琴ノ若は琴ノ若が上手投げ。

☆琴ノ若　（すでに負け越しが決まっているが）体が動いてなかったわけじゃない。今までやってきたことを信じて出し切るだけ。余計なことを考えずに取れた。
▽逸ノ城に翠富士は逸ノ城が寄り切り。翠富士は負け越しました。

▽妙義龍に千代の国は千代の国が突き落としで勝ち越しました。

☆千代の国　（勝ち越しを決め）うれしい。何とか勝てて良かった。（好調の要因は）いいときと、悪いときの差が激しいので何とも言えない。
▽翔猿に明生は明生が押し出しで勝ち越し。翔猿は4敗に後退です。

☆明生　集中してやるだけだと思って土俵に上がれているので良かった。立ち合いがしっかりと踏み込めている。
▽志摩ノ海に輝は輝が寄り切り。

☆輝　とりあえず中に入ってガンガン前に出ることだけを考えました。今は番数は気にしてもしょうがない。取った後の結果だと思います。
▽栃ノ心に宝富士は栃ノ心が下手投げ。

☆栃ノ心　自分の相撲は前みつを取っての形だが、なかなかなれない。頭の中ではいけてるけど、体はできないね。あと3日しかないんで、思い切って相撲をとりたい。
▽阿武咲に霧馬山は霧馬山がすくい投げ。

★阿武咲　最後の1歩ですね。ただ単に力がなかった。切り替えて明日に集中したい。
▽北勝富士に高安は、高安が押し出しで2敗を守りました。

☆高安　立ち合いがとても良かった。二の手でしっかりと攻められた。三役で久しぶりの2桁。ただ、これで終わりじゃないので引き締めていきたい。（優勝争いに向けて）しっかり準備して、なるようにしかならないから精いっぱいやりたいです。
★北勝富士　下からいこうと思ったが、うまくずらされた。体は動いているんであまり気にする必要はないかなと。まだ3日あるんで集中して頑張りたい。
▽大栄翔に若隆景は若隆景がはたき込みで勝ち越しました。

☆若隆景　勝ち越したのは素直にうれしい。場所前は不安があったけど。まだ3日あるので集中してやりたい。
★大栄翔　最後までしっかり落ち着いて攻めればよかったが、ダメでしたね。明日からしっかり切り替えてやりたい。
▽玉鷲に関脇 照ノ富士は照ノ富士が突き落としで9勝目。これで照ノ富士は大関昇進の目安される直近3場所で33勝に到達しました。

☆照ノ富士　（大関昇進目安の三役で3場所33勝を達成し）クリアしたことで、ちょっとでも夢に1歩近づいた
▽大関 朝乃山に御嶽海は朝乃山が寄り切りで3敗を守りました。

☆朝乃山　何も考えず、自分の相撲をとりきることだけ考えた相撲です。（優勝争いで）1差なんで、ついていくだけ。明日からも自分の相撲をとりきりたい。
▽隆の勝に大関 正代は正代がはたき込み。

▽隠岐の海に大関 貴景勝は貴景勝が押し出し。貴景勝は勝ち越しを決めて角番を脱出しました。

　大相撲春場所は、12日目を終えて高安が2敗で単独トップ、3敗で朝乃山と照ノ富士が追う展開です。　　　　（NHK WEB NEWS 2021年3月25日 18時47分）