東京のサクラの開花予想は昨日の3月14日でした。昨日の標本木は咲いている花もあったものの、「開花」基準の5,6輪に達せず見送りとなりました。
昨日の3月14日でも一昨年と同じく過去最も早い開花タイ記録となります。
「サクラ」の語源については以下の説があります。
・春に里にやってくる稲の神が憑依する座であることから。これは天つ神のニニギと木花咲耶姫の婚姻譚によります。
・「咲く」に複数を意味する「ら」を加えたものとされ、元来は花の密生する植物全体を指しました。
・富士の頂から、花の種をまいて花を咲かせたとされる(木花之開耶姫)の「さくや」をとったものとされます。
ウェブニュースより
左足ひきずり引き揚げた貴景勝は「攻めていたから大丈夫だと思います」元白鵬の宮城野親方が推察 ―― <大相撲春場所>◇3日目◇14日◇エディオンアリーナ大阪
綱とりを目指す大関貴景勝(26=常盤山)に、優勝45回の大横綱がエールを送るとともに、自らの綱とりを振り返った。
この日のNHKテレビの大相撲中継で正面の解説を務めたのが、元横綱白鵬の宮城野親方。断髪後、初の解説登場だった。前日の2日目、玉鷲を破り初日を出した貴景勝について「(初日に負けて)よく切り替えてやってくれたと思います。前半で切り替えられたということは中盤、終盤に生きると思います」と今後に期待。さらに「(優勝争いは)追いかける方が楽ですから」と精神的にもポジティブにとらえられることを強調した。
自らは三度目の正直で綱とりに成功したが、2度は失敗した経験がある。その失敗の後、ケガで本場所中に入院したことを振り返り「自分に横綱(昇進)は無理かな…と思っていたけど、病室でNHKの相撲中継を見ていて、仲間たちが一生懸命に相撲を取っているのを見て『もう1回、頑張ろう』と思いました。それで(その後の綱とりに)成功しました」と感慨深そうに思い返していた。
結びの一番では正代を押し出して白星先行となったが、テレビ画面には左足を、やや引きずるようにして引き揚げる姿が映し出された。どの場面で痛めたのかについて宮城野親方は「正代に残された時に膝が伸びたのかな」と推察。実況アナウンサーの心配の声を制するかのように、宮城野親方は柔和な口調で「攻めていたから大丈夫だと思います。勝ったんで大丈夫です」と大事には至らないことを推察していた。
[日刊スポーツ 2023年3月14日18時22分]
再審の扉ふたたび開く 袴田事件、死刑確定から42年 ―― 1966年の「袴田事件」で死刑が確定した袴田巌さん(87)について、東京高裁は13日、再審開始を認める決定をした。再審を認めなかった2018年の高裁決定と結論を分けたのは、犯行時の着衣とされた衣類に付いた「血痕」の評価だ。今回の決定は捜査機関による証拠の捏造の可能性に言及。約42年前に死刑確定した事件でも、科学鑑定が結論を覆しうることが示された形だ。
袴田事件で再審開始決定が出るのは、14年の静岡地裁決定に次いで2度目。検察が期限の20日までに最高裁に特別抗告するかどうかが焦点となる。
今回、高裁で審理が始まったのが21年3月。争点は一つに絞られていた。事件発生から約1年2カ月後、現場近くの工場のみそタンクから見つかった「5点の衣類」に残る血痕の色だ。
長期間みそに漬かっていたにもかかわらず、付着した血痕が完全に変色せず、「赤み」が残っていたとされた。
最初に再審開始を認めた14年の静岡地裁は、弁護側の実験を踏まえ、変色しないことを「不自然」と指摘した。18年の東京高裁は実験手法に疑問を呈し、地裁決定を覆し再審開始を認めなかった。
今回の高裁決定は赤みが消えるとする方が「化学的メカニズムとして合理的」と言及。袴田さんを死刑とした確定判決の証拠について「犯人性を推認させる力がもともと限定的、または弱いもの」としたうえで、5点の衣類を犯行の着衣としたことに合理的な疑いが生じたと指摘、再審開始を導き出した。
今回の高裁の審理の特徴は、検察・弁護側双方が実験に基づいて2年にわたり論戦を繰り広げたことだ。
再審請求をする場合、弁護側が実験などに基づく「新証拠」を提出し、検察側が専門家の鑑定を踏まえた反論をするのが通例。今回は検察側も実験に取り組むという異例の展開をたどった。
背景には近年、科学技術の進展を踏まえて証拠を見直し、再審開始が認められてきたことがある。10年に再審無罪が確定した足利事件や12年にネパール国籍の男性が無罪となった東京電力女性社員殺害事件は、DNA型の再鑑定で事件時の鑑定結果が覆った。
高裁は今回、弁護側の見方を採用。検察側の実験については「むしろ血痕に赤みが残らないことが一層明らかになり、弁護側の見解が裏付けられた」と位置づけた。
赤みが残るとされる衣類がみそタンクから発見されたことについて、袴田さん以外の第三者が混入させた可能性に言及。「事実上、捜査機関による可能性が極めて高い」と指摘した。
高裁の決定を受け、今後、検察側が特別抗告するかどうかがポイントとなる。
選択肢は2つある。1つは特別抗告し、最高裁で争う方法だ。特別抗告は憲法違反や判例違反などがある場合に限られている。結論には年単位でかかるとみられる。
もう1つは特別抗告を見送り、静岡地裁で開かれる再審公判で改めて争う方法だ。
東京高検の山元裕史次席検事は「検察官の主張が認められなかったことは遺憾。決定の内容を精査し、適切に対処したい」とコメントした。
ベテラン裁判官は「捜査機関の関与は、再審可否を判断する上で必ずしも言及しなければならない要素ではなかった。その意味でも、再審開始に向け強いメッセージが込められているとみることもできる」と指摘している。
田淵浩二・九州大教授(刑事訴訟法)の話
再審制度の趣旨を踏まえれば、今回の検察側のみそ漬け実験のような大規模な実験は、再審開始後の公判で実施すべきものだ。再審開始のハードルを高く設定しすぎたと言える。再審手続きの長期化が当事者に与える不利益は計り知れず、今後は裁判官の裁量に委ねられている部分が多い再審制度の見直しを議論する必要がある。
決定は、捜査機関が証拠を捏造した可能性にも言及した。また、事件当時と比べて刑事訴訟法が一定程度改正されているとはいえ、自白の強要を防ぐための取り調べの可視化はまだ途上にある。警察や検察は今回の決定を機に捜査手法を改めて自省し、冤罪防止を強化する契機としてほしい。
元東京高裁部総括判事の門野博弁護士の話
焦点となった血痕の色について、東京高裁は専門家の意見や弁護側、検察側の双方の実験結果を踏まえて検討した。科学的・実証的な観点から再審開始の判断を導いた決定で、専門的な知見での精査を求めて審理を差し戻した最高裁の「宿題」に対し、明確に答えたと言える。
再審開始は妥当な判断だが、静岡地裁の再審開始決定から既に9年が経過しており、遅きに失した感がある。袴田さんの年齢や健康状態なども考慮すると、再審の入り口の段階で時間をかけている場合ではない。検察側は特別抗告を見送り、一日も早く再審開始を確定させて再審公判を始めるべきだ。 【日本經濟新聞 2023年3月14日 0:00 (2023年3月14日 5:05更新)】
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