瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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サミット反対デモ 新宿
fef1dd74.JPG輪島塗酒盃作り
4cc314f1.JPG 今日から洞爺湖サミットが始るという。まあ、爺にはあんまり関係なさそうだが…
 各首脳は専用のジェット機でいらっしゃる。お供の方々は高級車で会場まで行ったり来たり、それに金魚のウンコのプレス関係者は何台もの車を連ねてご同行。テメエの懐が痛むわけじゃない、総て公用なんですって。ガソリン代かかかろうが、CO₂を撒き散らそうが知ったことじゃござんせん。何のために? 温暖化対策、石油高騰問題について討論するためなんだそうだ。
 各首脳には日本の一流ホテルのコックの料理が振舞われ、桐の箱入りの特注輪島塗酒盃(直径8.2㎝、高さ8cm、首脳夫妻のイニシャル入り)で乾杯されるそうな。何のための宴会騒ぎなの? 世界的食糧危機問題を話し合うためなんですって。
 サミットには一体全体いくらの銭がかかるんだろう。これはみんな善良なる日本国民の血税でっせ。一体どれだけの経済効果が望めるんじゃい。爺の血圧が増進する効果しかあるまい。
 新宿ではサミットを前に反対デモがあったそうな。参加者の気持ちが判らぬものでもない。 
 徘徊できぬハライセに書いたわけじゃありません。

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07054fec.JPG 爺の育った九州最北端の地の氏神様について兵庫県在住の鳴尾のゆうさんから質問が入った。
 爺の生半可な知識に拠れば、この甲宗八幡宮の祭神は応神天皇と神功皇后であり、かつては武勇の神様としてお参りしていたが、戦後いつの間にか安産の神様に成り下がった。ここ甲宗八幡だけででなく、全国津々浦々の八幡宮乃至は八幡神社は総てそうである。爺の現在住んでいる近くの今戸神社も八幡系の神社にして、かつては武勇の神様として崇められたらしいが、今は安産の神様に成り下がり申したらしい。
 宮と社の違いについて調べてみたものの次のことしかわからなかった。曰く、
「社」はもともと神の来臨する聖域を指し、「宮」はそこに設けられた祭りのときの仮屋であった。しかし、いつしか仮屋だった宮が立場を逆転し、最高位の社格となったわけ。
「社」の代表、信仰の代表が「大社」となり、それが出雲信仰では出雲大社(島根)、住吉信仰の住吉大社(大阪)、諏訪信仰の諏訪大社(長野)、熊野信仰の熊野本宮大社(和歌山)、日枝信仰の日枝大社(滋賀)、稲荷信仰の伏見稲荷大社(京都)などになったという。
伊勢神宮は皇室の宗廟(そうびょう)で、全国八万社の神社の頂点に立つ御宮ということから、別格となるのだという。
 まあ、いずれにしろ神様の世界でのこと人間世界では理解できないことがあって当たり前でしょ。
 

 

 あの白鬚橋と桜橋の剃刀堤防の落書きについて取り上げて間もなく、続けざまに落書きのニュースが2つ入った。

079858f6.JPG 日午前5時ごろ、東京都北区東田端2丁目の東京新幹線車両センターで、東京発越後湯沢行きの上越新幹線「たにがわ401号」(10両編成)の2号車右側面に落書きがあるのを点検中の運転手が見つけた。4~5メートルにわたってスプレーで書かれており、JR東日本は、同6時32分に出発予定だった同新幹線の運行を取りやめた。約500人の乗客に影響が出た。 
 JR東日本によると、落書きは複数の色のスプレーで「Hack」などと書かれていた。隣に止まっていた長野新幹線「あさま」(8両編成)の1号車先頭部分にも1メートルにわたり意味不明の文字が書かれていた。同センターはフェンスで囲まれていて、関係者以外は入れないという。 
  警視庁滝野川署は器物損壊容疑で調べている。 
43122f3a.JPG  【フィレンツェ2日共同】1日付のイタリア紙レプブリカは、同国フィレンツェの世界遺産登録地区にある大聖堂の壁に落書きした常磐大高校(水戸市)の野球部監督が解任された問題について「休みの日でも、地球の反対側にいても(落書きは)許されない」と日本の処分の厳しさを指摘する特集記事を掲載した。
 前監督は2006年1月にイタリア旅行中、名前を書くと幸せになれるとの話を聞き落書きしたという。同紙は「(監督の)男性は(高校職員の)職も失いかねない。(日本では)間違いを犯した人間に対し哀れみはない」とも伝えた。
 落書きされた「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」の壁には日本語の落書きの量をはるかに上回るイタリア語、英語などの落書きがあるが、イタリアの世論は特に問題視している様子はない。
 一部の地下鉄車両や公共の建物などは、ほぼ全面に落書きされるなど、落書きに対する拒否反応は日本ほど激しくない実情もある。
 
 かつて、この爺がまだ30歳代のころ、臨海学校の指導員慰労の席で、ついつい酔っぱらた勢いで指導員に珍問を出題したことがある。
32f2eeb4.JPG ここでは解答はお預けにしておくが、この指導員のうちの悪たれが、こともあろうにあのO海岸の堤防の壁に焚き火の燃えカスの炭片で、これの珍問を大きく落書きしてしまった。
 酔った上でのことではあるが、まあ、置物とはいえ塾長先生であった拙痴无爺、大いに周章狼狽、近所の民宿でバケツと束子を借りてくると、海水を汲んで来て、一人この落書きを消したのである。スプレー塗料でなくてよかった。
 まあ、落書きの心理を探るに、一つは自己顕示ですなあ、そこに自分を記して残して置きたい心理で、これは芸術家の心理と通じるものがあります。奇異なものになれば、なおさら書き留めたいと思うのが自然なのでしょうなぁ。

 ここのところ小麦、牛乳の値上がりを端緒に、食料品全体は10%ほどの値上がりを見せているらしい。これは爺どもの低所得者にとってはことのほか堪えるのであろうか、かつての社会部敏腕記者どのがこの拙痴无爺のブログのために執筆投稿してくださった。感謝感激雨霰。先ずはメールに入ったそのままをコピー掲載使用。

  弄 論 遊 筆 
 刑事は「現場百回」という言葉をよく口にする。新聞記者も現場第一、足で書けと駆け出しの時から叩き込まれる。かくいう老生もその一人である。現場を離れて数十年になる老生が、目高君のブログに時評、いや時評らしきものを書くなんて晴れがましくも、おこがましくもあるが、目高君が毎日のブログ作りに同情し、つい時評の「ようなもの」なら書けるかもとコメントしたのが身の破滅は大袈裟だが、老筆を晒すことになった次第。御用とお急ぎ方は素通りすることをお勧めするし、お時間ある方も穴埋めぐらいの気持ちで読んでいただければ、こちらも気が楽というものだ。以上、言い訳兼前口上。 

岡本一平の漫画
45059a33.JPG魚津市の説明板(図)
2ba0668f.JPG魚津市の説明板
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米騒動に学ぶ   上 気 渋 労
  戦前までは日本人にとって、米は唯一といっていい主食だった。それだけに米の値上がりによる騒動は、明治以降もしばしば起きているが、なかでも大きいのは大正七年の米騒動である。端緒は七月二十二日、北陸の漁師町、富山県魚津町の井戸端会議だった。集ったかみさん連が海岸にでて米の積み出しを中止して、自分たちに安く売るように訴えたのがはじまりであった。 結論から先にいえば、炭坑の炭塵爆発のように暴動化し、全国に波及した。収束したのは何時か判然としないが岩波の年表によると、九月一七日までに三十七市、百三十四町、百三十九村で騒動が発生し、検擧者は数万、起訴は七千七百八人にのぼった。鎮圧には警察ばかりか軍隊まで動員され、その数は延べで5万7千人以上と、ちょとした会戦に動員する兵力にまでなった。この結果、各地で米の廉売が始まり、寺内内閣は退陣に追いこまれるのだ。
 騒動を時間的に追うと、富山県魚津の井戸端会議が七月二十二日、八月三日には同県西水橋で二百人近いかみさんが、さらに六日には東西水橋と滑川の町民千人が米に積み出しを実力で阻止しようとして、警察が仲介に乗り出し、米屋に五銭の値引きを認めさせる。
 これらの騒ぎを地元紙が報じたのが八月七日、それを追うように全国紙が「越中女一揆」などの見出しで記事にする。それらと符合するように名古屋では市民大会が開かれるという噂が流れ、十日夜には鶴舞公園に二万人の民衆が集まった。やがて市中を行進し始めた民衆は米価引き下げを要求して、警官隊制止のなかを米屋町に押しかけようとしたり、投石したりする騒動を繰り返した。
 同じ夜、京都でも群集が各所の米屋を脅しまわり、店先に値引きの張り紙出せるなどの騒ぎとなる。十一日には大阪に飛び火、夜には数十万の民衆が街頭にあふれ、二十個中隊の軍隊、人数にして五、六千?の兵隊が鎮圧当たるという最大の騒動になった。 神戸でも同じ日から騒ぎが始まり、翌日夜には「全市あげての大動乱」(東京日日新聞)。民衆の怒りは焼き討ちにまでエスカレートした。 ピークに達した十三、十四日には、騒動は全国のおもな市に波及していた。以後は町村へと移っていくが、騒動に参加した民衆は百万人を超え、魚津の井戸端会議からピークになるまで二十日余り、地方紙が報じてからだと、わずか十日前後で怒りの莚旗が全国を覆ったことになるのだ。 テレビはもちろんラジオさえないころである。電話もダイヤル式ではなく、交換嬢が番号を聞いて交換台につなぐ完全な手動式。同じ電話局内なら一回の操作ですむが、局外だと局から局へ何回も交換台を経由して、やっと相手と通話できるという時代だ。地方によっては、一日がかりということも少なくない。
 唯一のマスメディアとして存在する新聞も電話と五十歩百歩、ニュースの三、四日遅れはざらだった。さらにいえば新聞の購読料も当時の物価の割合にしては高かく、騒動の主役となった低所得層の購読率は、現代に比較するとずっと低かったはずだ。しかも警察の調査、その後の研究でも明らかのように、首謀者も組織的な関与も一切なかった。 それなのに端緒といい、エネルギーのすさまじさや伝播する速さといい、まるで金属が触れ合う僅かな火花でも点火する炭塵爆発のように、あっという間に全国を騒動に巻き込んでいる。それも地方紙のニュースにもならない漁師町のかみさん連の井戸端会議が、発火点なのである。
 その爆発の根源について『日本の歴史23大正デモクラシー』(今井清著中央公論刊)は「米騒動をひきおこす原因に民衆の生活難、成金への反感、ヨーロッパの影響を受けた階級的な反抗心のあったことは、官僚も認めざるをえなかった。知識人たちは、国民に基礎をもたない専制的な官僚政府が民衆の反抗心を増大させたことを指摘し、民衆の社会的公正、さらには人民の生存権を要求して騒動をおこしたのだとも論じた」 ひるがえって日本全体に閉塞感が覆う現状を考える時、感覚的の当時の状況と酷似しているような気がしてならないのだ。では民衆のエネルギーを引き出す“井戸端会議”はあり得るのか、次回に論じたい。
 
 まあ、この爺のブログ作りに同情? してくださるのもいいが、はてさて、このブログ不安定と見えて、画像取入れができなくなった。フォントの色換えもこれで好いのかどうなのかも解らぬ。それに改行もうまくいかない。只今問い合わせ中に付き、解決まで少々お休みするかも知れぬ。どうか悪しからず。

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日高涼台
ed7707bb.JPG ここのところ、朝のお天気は、降るのか降らないのか徘徊に出掛けるのを戸惑うことが多い、今朝も桜橋のところまで来ると冷たいものがぽつり。桜橋を渡り、言問橋を渡って帰宅と思ったのだが、足を伸ばして吾妻橋を渡り浅草寺境内をひと回り、言問通りを通った帰宅した。
 爺と同姓のK氏、M氏の依頼で、爺が平成7年に製作した、「系譜」をスキャン貼り付けして送付することになった。
 よく、こんなものを作ったものだと我ながら驚嘆している。、自分の跡継ぎも作れなかった爺がよくもこんなものを作る気になったものだ。まあ、1つには遊び心で自分の先祖様がどんな生き様をしたのか知りたかったのだろう。
 爺の長兄が、シーボルト伝から、日高涼台なる名を見つけ、その系譜がどうやら我が家の系図の写しと同じ系統のものであるらしいことを見つけた。長兄は平成2年に亡くなったが、半ば姉や次兄に勧められて、長兄が果さなかった系譜調べを始めざらたのである。
 まあ、あまり大げさに考えずに、半分遊び心で取り組んだのでどうやら1冊に纏めることができたのであろう。
 何事も大上段に構えて、やれ家名だの、自分史だのとしゃちこばらないほうが、自由に描けていい。
 大体が、自分が語り部になろうなんて考えると、結局はカタリになり、嘘っぱちのことばかり書いてしまうことにならんとも限らん。
 この自作の系譜だって聞きかじりのことばかりで、全部が真実を伝えている訳ではない。まあ、謂わば、自己満足の産物にしか過ぎない。でも、こうして、スキャンコピーして送れば、喜んでくださる方もいるんだ。誠にうれしい限りだ。
 でもね、ご先祖様がいくら立派でも爺が瘋癲であることには変わりない。アア、情けなや。

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 爺は飯を食うのも、テレビを観るのも畳にじかに座っているほうが好い。
 最近は、立ったり座ったりするのに腰が重く、ついつい「ドッコイショ」と口走ってしまう。婆さん、気をきかしてか、座椅子ならぬ椅子ならぬお膳の前に写真のごとき中途半端な腰掛を置いた。
 これじゃ、飯を食うのも不便だし、テレビを観ていて横にもなれん。でも、爺さんは文句1つも言わず、黙々と従っているのである。
 まあ、こんなのをありがた迷惑というのだろうが、この爺もどちらかというとお節介やきやであるから、随分みんなに迷惑を掛けているんだろうなぁ。
 雨が降って、外にも行けず日がな一日、内に閉じこもっているとつまらんことばかり考えていることになる。
 テレビの報道では東京は入梅したということだ。

プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


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