帰宅後、ウェブニュースを見て試合を反芻した。
まだ、明けきらないうちから隅田川右岸を北上、水神大橋を渡ると、左岸のテラスに降りてみた。ここは、青シートの御殿も多く、滅多に散策する人はいない。白鬚橋の東詰めでテラスから上がると明治通りを東に取り、墨堤通りを南下して帰宅した。
今朝のウェブニュースより
陸山会事件:小沢氏「不起訴不当」 「厳正な再捜査を」 識者指摘、検察側は慎重発言 ―― 「市民」は再び、小沢一郎・民主党前幹事長を不起訴とした検察の捜査に疑問を投げ掛けた。陸山会の政治資金規正法違反事件で、東京第1検察審査会が15日公表した「不起訴不当」議決は、小沢氏について「更なる追及が必要」と指摘した。検察側は議決を冷静に受け止め、結論は変えない見通しだが、有識者からは議決を評価する声が出た。/東京地検の大鶴基成次席検事は同日、毎週木曜日の定例会見の場で「議決の内容を十分に検討し適切に対処したい」とするコメントを発表した。再捜査については「まだ捜査を行う必要があるか検討する」と慎重な発言に終始した。/東京地検特捜部は小沢氏を過去3回聴取している。第1審査会は「秘書に任せていた」との小沢氏の供述に関し、「元秘書が独断ではできない」と捜査の不十分さを指摘したが、検察当局には「物証もなく、これ以上追及しても新しい話は出ない」との見方が強い。/ある検察幹部は「議決の指摘を尊重し、批判に耐えうる捜査をする」と話したが、別の幹部は「既に3回も聴取をしており、今の調書で審査会の指摘に答えられないか考えるべきだ」と語る。/一方、元特捜検事の高井康行弁護士は「(4月に『起訴相当』とした)第5審査会の議決書と比べ、証拠と論理に従って再捜査すべき内容を明示している点は評価したい」と話す。上脇博之・神戸学院大大学院教授(憲法学)は「市民感覚に基づき丁寧に判断している。捜査は尽くされている感もあるが、検察は指摘を真摯(しんし)に受け止め、厳正な再捜査をする必要がある」と語った。
◇審査員4人以上が「起訴相当」不賛成
第1審査会はA4判6枚の議決要旨を公表したが、関係者によると、実際の議決書は十数枚あったという。/審査会事務局によると、第1審査会は男性4人、女性7人で構成され、平均年齢49.81歳。4月に全員一致で起訴相当と議決した第5審査会は男性7人、女性4人で、同34.27歳。不起訴不当は11人中6人以上の賛成で議決されるが、起訴相当は8人以上の賛成が必要で、今回は4人以上が起訴相当に賛成しなかったことになる。 (毎日新聞 2010年7月16日 東京朝刊)
今戸の渡しは寺島の渡しとも称され、現在の桜橋上流付近にあったという。橋場に対して、新しく作られたということで「今」戸と呼ばれた? というらしいがどうやら眉唾物。橋場の渡しと名称や渡河位置の錯綜が多く見られることから、ほぼ同じ渡しの流れとも考えられる。
桜橋で遊歩道に戻り、帰宅した。
入谷の朝顔市に続いて、7月9日・10日は浅草寺の四万六千日で、境内にはほおずき市が建ち、凡そ200軒の露店で賑わう。
朝食後、梅雨の中休みか? 全点晴れ渡り真夏を思わせる青空の下、改装中の浅草寺に参詣して、ほうずき市の盛況を見てきた。
観音様の縁日は「毎月18日」ということだが、室町の頃より「功徳日」と呼ばれる縁日が加えられ、七月十日が観世音菩薩の千日参りの日とされて、この日に参詣すると千日分の参詣に価するといわれるようになったという。浅草寺では享保年間頃からこの日を俗に四万六千日といって、この日に観音様へ参詣すると、四万六千日詣でるのと同じ功徳(くどく)があるといわれるようになったという。信心で、毎日詣でて、100年続けても36500日と四万日にも満たないのだから、とてつもなく大変なご利益ということになる。まあ、こぞって観音様へと詰め掛けることになったというわけ。観音様の一番詣でを争い前日から出掛ける人も増え、今では九日・十日が四万六千日とされるようになった。そも、四万六千という数字の由来は何から出たのだろう。
誰が数えたか知らないが米一升分は米46000粒で、この日に観音様へ詣でると「一升(一生)喰いぱずれがなく、息災に過せる」とか、千日参りだから四六時(1日)の千日分で四万六千だとかいろいろな説があるようだが、孰(いず)れ誇張の類(たぐい)に相違ない。特に後者にいたっては1日が四六(=24)時になったのは西洋から時計が入ってきてからのこと、江戸時代は1日十二刻で二六時であるはず、辻褄(つじつま)が合わない。
日本ではお盆には萼(がく)に包まれたホオズキの果実を、枝付きのまま精霊棚(盆棚)に飾り、死者の霊を導く提灯に見立てるという仏教習俗があった。四万六千日の日、浅草寺の境内にはほおずき市が立つ。ほおずき市は、元来港区の愛宕神社の観音様の縁日に始まったものといわれる。ある人がほおずきが薬であると愛宕神社の神託で知り、家族にほおずきを呑ませると、大人は癪(しゃく)を切り、子どもは虫の気を去る効果があり、それが評判となって江戸時代には薬として珍重されたとか。愛宕神社の縁日(6月24日)は千日詣りと言われていたことから、千日詣りにほおずき市が開かれるようになったのだという。そのうち、浅草寺の千日詣りの日(7月10日)にほおずき市が立つようになり、愛宕神社をしのぐ賑わいになり今に至っているのだという。愛宕神社のサイトには、ほおずき市の元祖は浅草寺ではなく愛宕神社であると記載してある。
ホホズキは果実を鳴らして遊ぶ子どもたちの頬の様子から「頬突き」と呼ばれるようになったという。 また、「カメムシ(古名:ホウ、ホオ)がこの植物によく集まって吸汁することから《ホオ好き》と呼ばれるようになった」といった説もあるが、これは一種の民間語源と推察される。漢字では「酸漿」のほか「鬼灯」とも書く。これは中国語で小さな赤い提灯を意味する。中国語では酸漿(さんしょう)の名のほかに「金灯」「錦灯籠」などとも言い、英語では Chinese lantern plant と呼ばれている。
水神大橋をわたり、墨堤通りの鐘ヶ淵陸橋に出ると、防災団地に沿って南下し、桜橋を渡って帰宅する。隅田公園の周辺は今月末の花火大会に備えて方々に柵が設けられ始めた。万歩計には9793歩、6.36㎞の徘徊と記録されていた。
今朝のウェブニュースから。
与党、過半数は困難 朝日新聞終盤情勢調査 ―― 11日投開票される参院選について朝日新聞社は6、7の両日、電話による終盤情勢調査を実施、取材による情報と合わせて分析した。それによると(1)民主党は序盤と比べて勢いを失いつつあり、選挙区、比例区合わせても40議席台にとどまる可能性がある(2)自民党は比例区で伸び悩むものの、選挙区では民主と互角で40台半ばの議席をうかがう(3)みんなの党は10議席を上回る獲得が有力になり、さらに上積みをはかろうとしている――などがわかった。 /選挙区で約4割、比例区で約3割が投票態度を明らかにしておらず、最終盤に情勢が変わることもある。 /民主の非改選議席は62。参院での単独過半数には60、国民新党とあわせた与党過半数には56議席が必要だ。単独過半数には遠く及ばず、与党でも過半数割れする公算が大きくなっている。/苦戦の大きな理由は、前回2007年には大勝した29の1人区の多くで、自民候補との厳しい戦いを強いられていることだ。安定した戦いぶりなのは岩手や滋賀など4選挙区にとどまる。山梨、三重、大分では優勢だった現職が追い上げを受けて逃げ切りに懸命なほか、栃木ではみんなの党も含めた3人の争いが激しさを増すなど、民主が優位だったり、ややリードしていたりした選挙区でもつれるところが目立っている。/12ある2人区では、民主と自民が1議席ずつをほぼ固めたところが序盤より増えた。民主は10選挙区で2人擁立しているが、議席独占の選挙区は生まれそうにない一方で、静岡で共倒れの可能性を残している。/五つある3人区と5人区の東京で各1議席は確保する可能性が高くなっているが、2議席目をめぐってはいずれも混戦になっている。/ 比例区では序盤より勢いを失い17議席前後にとどまりそうだ。/自民は選挙区で引き続き堅調だ。1人区では秋田で新顔が接戦から抜け出して優勢になるなど、民主を上回る7選挙区で優位をほぼ固めた。さらに愛媛、鹿児島で接戦から抜け出しつつあり、勢いは上向きだ。2人区でも各1議席の確保はできそうな状況だ。/3人区以上では、神奈川、愛知で優位を維持しているほか、埼玉でもやや優勢。ただ、そのほかの東京などでは当落線上で激しく競り合っている。比例区では11議席前後と苦戦が続くが、選挙区と合わせれば前回の37議席からは大きく回復しそうだ。/みんなの党は神奈川で1議席が有力になったほか、混戦模様の東京や、千葉、愛知で議席獲得の可能性があるなど、選挙区全体では4議席程度、比例区でも7議席程度と合わせて2ケタ台に乗せ、さらに上積みを目指す勢いだ。/公明は選挙区に3人を立ていずれも逃げ切りに懸命。比例区では前回をやや下回る6議席前後になりそうだ。/共産は東京の1議席をめぐって競り合っている。比例区では3議席前後。社民は比例区で2議席の可能性が出てきた。たちあがれ日本、新党改革、国民新は比例区で1議席を獲得できるかどうかの戦いとなっている。
織女(たなばた)の今夜(こよひ)逢ひなば常のごと 明日を隔てて年は長(なが)けむ (万葉集、巻十 2080)―― 織姫は、七夕の今夜、彦星に逢えたなら、またいつものように明日から二人は離れ離れとなって、一年間という長い時間を再び逢える日を信じて待って、過ごしていくことになるのだなぁ。
六朝・梁代の殷芸(いんうん、生没年不詳)の小説に「天の河の東に織女有り、天帝の子なり。年々に機を動かす労役につき、雲錦の天衣を織り、容貌を整える暇なし。天帝その独居を憐れみて、河西の牽牛郎に嫁すことを許す。嫁してのち機織りを廃すれば、天帝怒りて、河東に帰る命をくだし、一年一度会うことを許す」という一節があり、これが現在知られている七夕のストーリーとほぼ同じ型となった最も古い時期を考証できる史料のひとつとなっているらしい。織女や牽牛という星の名称は 春秋戦国時代の『詩経、(小雅,谷風之什「大東」)』が初出とされているが、どの星を指すかは定かではない。
今朝のウェブニュースから。まあ、サッカーと大相撲汚染問題で今回の参議院選挙少々影が薄れてしまっている。与党民主党にとっては、菅首相の消費税失言も薄れて救われたきらいがないでもない。
霧の立ちこめる隅田川の桜橋~水神大橋間をひと回り。霧のためスカイツリーは雲隠れ。大変蒸し暑く、汗が滲んでくるが、川面はいたって静か。昨夜北区や板橋区で土砂降りの被害が出たなどとはとても想像つかない。9222歩、5.99kmの徘徊であった。
本日のウェブニュースから。
辞めない! 貴乃花親方 退職願翻意…真相語る ―― 辞めません!! 元横綱の貴乃花親方(37)が5日、退職騒動の真意を明かした。貴乃花親方は前日、愛知県名古屋市内のホテルで行われた日本相撲協会の臨時理事会で、野球賭博で解雇された貴乃花グループの元大嶽親方(42=元関脇・貴闘力)らが起こした問題の責任を取る形で退職願を提出。しかし受理されなかったため翻意し、今まで以上に弟子育成などの職務に力を注ぐ決意を述べた。/退職願を出していたことが明らかになった4日の臨時理事会から一夜明け、貴乃花親方はその真意を包み隠さず語った。/貴乃花親方 私は理事会のメンバーですから、会議の中身に関して私から話すことはできません。ただ、(理事会の話が漏れたことで)どういう気持ちだったかだけはお話しすべきだと思っています。/臨時理事会に出席した関係者によれば、貴乃花親方は元大関・琴光喜の解雇処分を軽減するよう求めていたがかなわず、会議の終了間際に退職願を提出したという。/貴 大嶽親方がこれだけのことをしでかしたので、グループの代表として責任を感じていました。ただ、琴光喜は現役の大関。せめて解雇だけは避けられないかと思っていました。警察の捜査では、琴光喜は野球賭博の仲介者から脅迫されていた被害者という話も聞いていました。/野球賭博で解雇された元大嶽親方は二子山部屋(現貴乃花部屋)時代の兄弟子で、「7人の侍」と自称していた貴乃花グループの中心メンバーだった。今年2月に貴乃花親方が理事選挙で初当選した際も、義父の元横綱・大鵬(納谷幸喜氏)の支持を取りつけるなど中心となって活動。また、元琴光喜は元大嶽親方と仲がよく、理事選で貴乃花親方に1票を投じた1人ともいわれていた。/貴 力士が犯した罪は土俵で償うべきという思いがありました。十両からでも幕下からでもやり直させる道はないかと考えていました。/協会関係者によれば、退職願を出した貴乃花親方に対し、武蔵川理事長は「こういう状況だからこそ君がしっかりしなければいけない。退職は無責任すぎる」と慰留。村山弘義理事長代行も「あなたは協会の宝だから」と受け取りを拒否し、翻意を求めたという。/貴 自分ではけじめをつけるべきだと思っていました。理事会でどのような話があったかは言えません。ただ、これから弟子の指導に今まで以上にまい進し、微力ながら(相撲教習所所長などの)職務に力を注ぐことも責任の取り方だと気持ちを切り替えました。/この日、三重県桑名市の貴乃花部屋の宿舎の稽古場には、普段と同じように弟子の指導に励む貴乃花親方の姿があった。 [Sponichi Annex、 2010年07月06日 ]
朝少々寝坊をしてしまい、5時30分から山谷堀公園を抜け、千束通りを通って言問通にでる。ここを西進し、金杉通りで口から引き返し入谷鬼子母神として知られる真源寺(日蓮宗)から昭和通をなんかする。明6日から3日間この真源寺周辺は朝顔市で賑わう。
明治初期、入谷の十数軒の植木屋が朝顔造りを始め、年々大輪や珍花を咲かせ評判になったが、都市化の波と共に大正2年、一旦途絶えてしまうが、昭和25年に地元有志により復活したという。現在は、下町の夏を代表するイベントとして、全国に知られているという。売られている朝顔の鉢は、行灯造りが主流で、薄あずき色の団十郎が人気だそうだ。
昭和通から七夕まつりで彩られたかっぱ橋本通りにはいる。毎年、7月に入ると此処上野駅入谷口に近い昭和通から浅草の国際通りまでの1.2キロの通り沿いには、彩り鮮やかな七夕飾りが登場する。平成年になってからは、カーテンのように下がる大型の竹飾りはみられなくなったが、期間中の土日には、パレードが行われて大変賑わうということである。
国際通りを雷門通まで南下し、雷門通を東進、吾妻橋西詰から隅田公園を抜けて帰宅した。スカイツリーの上の部分は雨雲に包まれている。今日の徘徊は9875歩、6.4kmと記録されていた。
今朝の新聞の一面は「理事長代行に村山氏」とあり、小さく「協会、外部とように一時抵抗」とある。記事の一部に「最後は文部科学省から求められていた外部の人材に落ちついた」とある。文部科学省に相撲の内情なんて解るはずもなかろう。外部人材で大相撲の運営が出来ようはずもなかろうに。
あの力士どもを一列に並ばせてのお詫び会見はなんだ。まるで茶番じゃないか。これも外部理事のやらせたことなのか?
政府閣議で、大相撲協会を公益法人から外して後は相撲協会にお任せしてみればいいじゃないのかな。あんな天下りにも等しい外部理事なんていうのも置く必要はなかろうに。公益法人にしておけばおんぶに抱っこの構造は直らないし、蜥蜴の尻尾切りのような理屈に合わない除名や解雇をしなくても済むのではないだろうか。今朝のウェブニュースから。
大相撲:野球賭博 貴乃花理事が退職願 琴光喜関の解雇反対 理事長ら慰留 ―― 大関・琴光喜関への処分を巡り、解雇に反対した日本相撲協会の貴乃花理事(37)=元横綱=が4日の理事会で、村山弘義理事長代行に協会への退職を申し出ていたことが同日、明らかになった。結論は保留されたが、歴代5位の22回幕内優勝を果たして引退後も人気絶大な貴乃花親方。退職すれば、不祥事が続く協会が最後のとりでを失い、協会のイメージダウンは必至。人気回復の道は極めて険しくなる。/理事の任期途中での協会退職は68年に始まった現行の理事公選制以降なく、前代未聞の事態。複数の出席者への取材によると、貴乃花親方は理事会の途中で立ち上がり、退職届を村山代行に手渡した。/武蔵川理事長らが「みんなに支持してもらって理事になったのに、何で投げ出すのか」と慰留し、結論は先送りされたという。/3日に幹部が集まった理事会、評議員会の打ち合わせでも、貴乃花親方は「幕内最下位から取らせればいい」と提案。この日も「大関まで頑張ったんだから、協会に残してチャンスを与えるべきだ」と主張した。/だが外部理事から「大関だから責任が重い」と反論されて主張が通らず、解雇が決まった。 (毎日新聞 2010年7月5日 東京朝刊)
sechin@nethome.ne.jp です。
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