瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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丹波篠山在住の姪の連れ合いが亡くなり、続いて追っかけるように下関在住の実兄が亡くなって、次は私の番だと沈んだ気でいるうち、いつの間にか師走を迎えていました。
 テレビはサッカーで過剰なまでのはしゃぎようで、ほかのニュースは置き去りのようです。まあ、これも日本が平和であるあかしかもしれません。いつまでもこの平和が続けばよいなあと思う毎日です。

ウェブニュースより
 【竜王戦】藤井聡太5冠が最年少初防衛、歴代9位11期目タイトル 年度内6冠へ羽生と8日対戦 ―― 将棋の最年少5冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が広瀬章人八段(35)の挑戦を受ける、第35期竜王戦7番勝負第6局が2、3の両日、鹿児島県指宿市「指宿白水館」で行われ、先手の藤井が113手で勝ち、4勝2敗でタイトルを初防衛した。通算タイトルは最速、最年少で歴代9位の11期目を獲得した。20歳4カ月での竜王初防衛は最年少記録。渡辺明名人(棋王=38)の21歳7カ月を17年ぶりに更新した。

 戦型は角換わり。藤井が研究手をぶつけ、1日目午前から早々と仕掛けた。2日目午前、広瀬の封じ手が開封された後、藤井が猛攻を仕掛けた。飛車を捨て、角を打つコンビネーションに「攻めていく形になり、(攻めを)つなげることができた」。難解な中盤戦を経て、優勢を築いた藤井が、最後まで攻撃の手を緩めず、鮮やかに寄せきった。
https://www.youtube.com/watch?v=feOhs82L2HA&list=RDCMUCwNxufgy9QYZd0agIBLblDA&index=1
 今シリーズは4期ぶりの復位を狙った広瀬が先勝したが、その後は藤井が3連勝。第5局は逆転負けしたが、7番勝負では初体験となる第6局を快勝した。シリーズを振り返り「内容的にも押されている将棋が多く、たいへんなシリーズだった」と本音を漏らしたが、「なんとか結果を残すことができてホッとしています」と話した。
これでタイトル戦に11度出場し、いずれのシリーズも制し、5冠を堅持した。年内のタイトル戦は、終わった。
 「今年は1月からタイトル戦が続く形で、たいへんな将棋ばかりだったが、収穫もいろいろあった。大きくコンディションを崩さずに戦うことでできて良かった」と振り返った。
 年明けには将棋界のレジェンド・羽生善治九段(52)を挑戦者に迎える第72ALSOK杯王将戦7番勝負(1月8日開幕)で初防衛を目指す。羽生は前人未到のタイトル通算100期を狙う。
 22年度、保持する5冠以外に奪取の可能性が残るのは棋王戦のみとなっている。年度内6冠を目指し、8日に行われる棋王戦敗者復活戦決勝で、羽生と対戦する。
【竜王戦と初防衛】
 今年で35期となる竜王戦で、タイトルを獲得した経験があるのは1988年(昭63)の第1期の島朗から古い順に羽生善治、谷川浩司、佐藤康光、藤井猛、森内俊之、渡辺明、糸谷哲郎、広瀬章人、豊島将之、藤井聡太とのべ11人。このうち、竜王を初めて獲得した翌年に防衛できたのは、やはり古い順に谷川、藤井猛、渡辺、豊島、藤井聡だけ。羽生を含めて、過半数の6人は初防衛戦でタイトルを失っている。
 7番勝負は例年1012月開催のため、気候的に体調管理が難しい。竜王戦に登場する棋士は、年内に挑戦者を決める王将戦のリーグ戦や棋王戦のトーナメントに加え、全国を転戦するJT日本シリーズや、NHK杯や銀河戦と、大詰めに差しかかるテレビ棋戦でも勝ち残っているケースも多い。中23日と、間隔が詰まる強行軍が響く場合もあり、好調の維持や対局への準備が難しい。
◆竜王戦 九段戦、十段戦を発展的解消し、1988年(昭63)に創設。将棋の8大タイトル戦の1つ。優勝賞金4400万円は将棋界最高金額。16組に格付けされたランキング戦(予選)を行う。全棋士に加え、プロ棋士を目指す奨励会員、女流棋士、アマチュア強豪も参加する。1組の上位5人、2組の優勝者と2位、36組の優勝者の計11人による決勝トーナメントを行い、決勝進出両者による3番勝負で挑戦者を決める。竜王と挑戦者は例年1012月に7番勝負を行う。かつては海外対局も行っていた。    [20221231724]


 

ウェブニュースより
 米国「悲劇の責任はロシアに」 ポーランド着弾2人死亡 ―― 米国家安全保障会議(NSC)のワトソン報道官は16日、ポーランド領内にミサイルが着弾し2人が死亡した事件について声明を発表した。ウクライナの迎撃ミサイルが着弾した可能性が高いとするポーランドの分析を追認する姿勢を表明。「悲劇的な事件の最終的な責任がロシアにあるのは明らかだ」と記した。

 ポーランド政府の発表などによると15日、ロシア製とみられるミサイルがウクライナとの国境から約6キロメートルのプシェボドフの穀物乾燥施設に落ち、爆発で市民2人が死亡した。米政府はウクライナ側の迎撃ミサイルが誤って国境を越えてポーランドに着弾したとの見方を強めている。
 NSCは声明で「ロシアは民間のインフラを標的にする目的でウクライナにミサイルを発射した。ウクライナには自衛のためのあらゆる権利がある」と強調し、ウクライナを擁護した。「ポーランド政府の調査を全面的に信頼しており、緊密に連絡をとり続ける」と訴えた。
 ロシア軍は同日、ウクライナ全土の都市を再びミサイルで攻撃していた。このためポーランドに着弾したのはロシアが発射したミサイルだったとの見方が一時広がった。ロシアが関与していれば、北大西洋条約機構(NATO)の集団的自衛権が発動される可能性も否定できない事態だった。    【日本經濟新聞 20221117 3:46 (20221117 7:19更新)


九州場所4日目、早くも全勝不在に 両大関そろって2敗目――大相撲九州場所4日目(16日・福岡国際センター)両大関が平幕に敗れ、そろって2敗目を喫した。貴景勝は明生に、かど番の正代は逸ノ城に寄り切られた。

 勝ちっ放しの5人が全員敗れ、早くも全勝が不在。15日制が定着した1949年夏場所以降で4日目を終えて全勝が一人もいないのは、69年九州場所以来2度目。
 3関脇は、10勝すれば大関に復帰できる御嶽海が宇良を押し出して3勝目。豊昇龍は高安にはたき込まれて土がつき、若隆景は琴ノ若のかいなひねりに屈して2敗目。
 小結勢同士の対戦は、先場所覇者の玉鷲が大栄翔を押し出して初白星。新小結翔猿は霧馬山の上手ひねりに敗れ、ともに3勝1敗となった。〔共同〕    【日本經濟新聞 20221116 19:01


 

ウェブニュースより
 大本命不在の混戦場所 大関復帰目指す御嶽海は快勝発進、かど番正代、先場所V玉鷲黒星スタート ―― 〈大相撲九州場所〉◇初日◇13日◇福岡国際センター
 照ノ富士が横綱昇進後初めての初日から休場で、優勝候補大本命不在の混戦場所が初日を迎えた。
 2桁10勝以上で大関復帰を目指す関脇御嶽海は快勝発進した。明生と対戦。低い立ち合いから厳しい攻めで、右から強烈なおっつけで押し出した。

 先場所優勝の小結玉鷲は、逸ノ城に押し出されて黒星スタートとなった。

 5度目のかど番で迎えた大関正代は、新小結翔猿に押し出され、厳しい初日となった。

 大関貴景勝は小結大栄翔を圧倒して押し出し、結びの一番を締めた。
  
[日刊スポーツ 202211131851]

ウェブニュースより
 【竜王戦】広瀬章人八段「違う指し方をするべきだった」あっさり投了 かど番に追い込まれる ―― 藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が初防衛を目指して広瀬章人八段(35)の挑戦を受ける、将棋の第35期竜王戦7番勝負第4局(京都府福知山市「福知山城天守閣」)は9日、行われた。8日午前9時からの2日制で始まった対局は、9日午後3時21分、先手の藤井が95手で勝ち、対戦成績3勝1敗で、初防衛まであと1勝とした。

 かど番に追い込まれた広瀬は午後3時のおやつ前、力なく立ち上がって、いったん席を外した。敗戦を覚悟し、気持ちを整えに行ったのだろう。勝ち筋を読み切った藤井の指し手を見て、あっさり投了した。
 今局は角換わり腰掛け銀6三金型を採用した。「流行の戦型からは外れていると思う。以前かなり研究した形で、前例の少ない形に誘導した」。初日はほぼ互角に渡り合いながら、2日目になって一気に流れが傾いた。「ちゃんと指せればいい勝負が続くかなと思っていた。封じ手(66手目)の後手2八歩が思ったよりひどかった。その前の後手8六歩(62手目)が考えどころだった。苦しい時間が続いてました。違う指し方をするべきだった」。
https://www.youtube.com/watch?v=WPg9LKvi2T4
 福知山対局の前、「第3局の負けを引きずっている」と話した。気持ちを切り替えられないままの敗戦。開幕局を制した後の3連敗で、後がなくなった。「シリーズが続くようになるべく頑張りたいと思います」と話していた。
【第35期竜王戦7番勝負・今後の日程】
 ◆第5局 112526日、福岡県福津市「宮地獄神社」
 ◆第6局 1223日、鹿児島県指宿市「指宿白水館」
 ◆第7局 121415日、山梨県甲府市「常磐ホテル」
 ※対局は2日制。4勝先勝で打ち切り    [日刊スポーツ 2022119164]


 

ウェブニュースより
 御嶽海、大関陥落も10勝で復帰可能 小結4人は丸3年ぶり/九州場所番付アラカルト ―― 日本相撲協会は1031日、大相撲九州場所(1113日初日、福岡国際センター)の新番付を発表し、20歳の熱海富士(伊勢ケ浜)が新入幕を果たした。初土俵から所要12場所は、年6場所制となった58年以降では幕下付け出しを除くと、元横綱朝青龍らと並ぶ8位タイのスピード昇進。静岡県出身では同部屋で昨年初場所の翠富士(26)以来、戦後6人目となった。
<九州場所番付アラカルト>
◆熱海富士 初土俵から所要12場所は8位タイのスピード。伊勢ケ浜部屋の幕内力士6人は04年春場所の武蔵川部屋以来。

◆大関 貴景勝は2年前の同じ九州場所以来となる3度目優勝を目指す。正代は5度目のかど番。
◆関脇 御嶽海が大関から陥落も10勝で復帰可能。

◆小結 東西各2人で小結4人は丸3年ぶり。
◆翔猿 東の序列2番目の小結に新三役の翔猿が就く。東京都出身では14年秋場所の常幸龍と千代大龍以来、戦後14人目。日大出身で、所要46場所は学生相撲出身では2位のスロー昇進。3関脇4小結は74年秋場所以来。三役7人は92年九州場所以来。
◆新十両 狼雅は現師匠(元大関雅山)が部屋創設後初の関取で、ロシア出身では12年初場所の阿夢露以来。対馬洋(29=境川)は現師匠(元小結両国)部屋創設後では10人目の関取で、長崎県出身では戦後21人目。    [日刊スポーツ 2022111759 ]


 

ウェブニュースより
 ソウルの繁華街で149人死亡 ハロウィーンで雑踏事故 ―― ソウルの繁華街、梨泰院(イテウォン)の路上で29日夜、ハロウィーンを前に集まった若者らが転倒する事故が発生し、多数の死傷者が出た。消防当局によると149人が死亡し、76人が負傷した。

 死者には外国人2人を含むという。在韓国日本大使館は30日午前8時時点で日本人が巻き込まれたとの情報はなく、2人は日本国籍ではないと説明した。
 韓国の聯合ニュースによると、事故は29日午後10時過ぎ、道幅の狭い下り坂に大勢の人が殺到して発生した。通行者が次々と折り重なるように転倒し、下敷きになった人が呼吸困難に陥ったとみられる。
 事故直後、救急隊員らが負傷者に心臓マッサージをする動画がSNS(交流サイト)に投稿された。土曜日の夜で、新型コロナウイルスの行動制限が緩和されて初めてのハロウィーンを前に普段より多くの若者らが訪れていた。10万人以上が訪問していたとの情報もある。

 梨泰院はクラブやバーなどのナイトスポットが多く、若者に人気がある地域の一つだ。世界各国のレストランなどが立ち並ぶ国際色豊かなエリアで、外国人の居住者や観光客の往来も多い。近年は人気ドラマ「梨泰院クラス」の舞台にもなった。
 韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は29日夜、救急や治療に十分にあたるよう緊急の指示を出した。30日未明には保健当局に災害派遣医療チーム(DMAT)の派遣と近隣病院の病床を確保するよう指示した。大統領府の危機管理センターに登庁し、緊急の会議を開いた。
 韓国で死者数が100人を超える大規模な事故は、2014年に304人の死者・行方不明者を出した旅客船セウォル号の沈没事故以来となる。    【日本經濟新聞 20221030 0:24 (20221030 8:56更新)

【竜王戦】広瀬章人八段、終盤に逆転負け「思ったよりも難敵だったというか、認識が甘かった」 ―― 藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が初防衛を目指して挑戦者の広瀬章人八段(35)と1勝1敗で迎えた、将棋の第35期竜王戦7番勝負第3局が2829の両日、静岡県富士宮市「割烹旅館 たちばな」で行われ、後手の藤井が112手で広瀬を下し、シリーズの対戦成績を2勝1敗とした。

 第4局は11月8、9日に京都府福知山市「福知山城天守閣」で行われる。
 戦型は相掛かり。広瀬が工夫をこらし、中盤戦でじわじわとリードを広げた。主導権を握った広瀬だったが、終盤に逆転負け。
https://www.youtube.com/watch?v=2OWjGGTCMdg
 終局後、広瀬は「きょう(2日目)の午前中ぐらいまではペースだったが、再開後(昼食休憩後)の7五歩(先手85手目)から手順がよくなかった」と振り返り、藤井の勝負手について「7五飛(後手92手目)は見えていたが、思ったよりも難敵だったというか、認識が甘かった」と反省した。
 4期ぶりの竜王返り咲きを狙う広瀬は第4局に向けて「本局は悔いが残る結果になってしまった。第4局までに立て直したい」と気持ちを切り替えた。
【第35期竜王戦7番勝負・今後の日程】
◆第4局 11月8・9日、京都府福知山市「福知山城天守閣」
◆第5局 112526日、福岡県福津市「宮地獄神社」
◆第6局 12月2・3日、鹿児島県指宿市「指宿白水館」
◆第7局 121415日、山梨県甲府市「常磐ホテル」
※対局は2日制。4勝先勝で打ち切り    [日刊スポーツ 202210291813]


 

ウェブニュースより
 藤井聡太竜王が勝ちタイ「持ち駒が増え好転」広瀬章人八段の新構想撃破 タイトル戦連敗なし ―― 将棋の最年少5冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が初防衛を目指して広瀬章人八段(35)の挑戦を受ける、第35期竜王戦7番勝負第2局が2122日の両日、京都市の仁和寺で行われ、先手の藤井が広瀬を破り、シリーズ対戦成績を11敗のタイに戻した。第3局は2829日に静岡県富士宮市「割烹旅館 たちばな」で行われる。

 藤井の1敗で迎えた第2局。先手の藤井が角換わりに誘導したのに対し、広瀬は「3三金型早繰り銀」という新戦法を選ぶ。3三金型に構えたあとに速攻型の早繰り銀ではなく、腰掛け銀に構える新構想を披露。意表を突く“変化球”に藤井の長考が増え、時間を使わされた。
https://www.youtube.com/watch?v=KFTMck0GMp8
 終局後、藤井は「序盤から経験のない形になり、4五歩から仕掛けていったが、ちょっと自信のない展開にしてしまったのかな」と振り返った。
 難解な中盤戦では「少し苦しい展開が続いていた。途中から持ち駒が増え、少し好転してきたのかなと思う」。2日目午後に入り、藤井が反撃する展開となり、勝負手を連発し、鮮やかに寄せきった。
 タイトル戦での「不連敗」神話を継続させた。これまでタイトル戦に10度登場し、敗退はなく、1度も連敗がない。これでタイトル戦は36勝7敗。圧倒的な数字は心技体の充実を示す。
 今年は、永瀬拓矢王座との棋聖戦5番勝負、豊島将之九段との王位戦7番勝負で、いずれも開幕局を落としたが、両棋戦ではその後、3連勝、4連勝して一気に防衛を果たした。
 第3局に向け「内容をしっかり振り返って、次局以降につなげていければと思います」。藤井がシリーズの流れを大きく引き寄せた。    [日刊スポーツ 202210221625]

 ロシアから20万人がカザフに流入 「誰でも動員される」 ――ロシアからは部分動員令を逃れ、多数の市民が出国した。国境を接するカザフスタンには20万人以上が入国し、ロシアのプーチン大統領の政策を口々に批判した。

 10月中旬にカザフの首都アスタナで話を聞くと、発令直前の9月20日にロシアを出た弁護士のステパンさんは「(発令後には)軍歴のない人たちも動員された」と指摘。予備役を招集するというロシア政府の説明は信用できないと主張した。
 ステパンさんはアスタナ郊外の住宅を借り、これまでに20人以上のロシア市民を無償で泊めた。ロシア市民の流入による需要増で家賃が高騰しているためだ。地元メディアも、カザフ主要都市では家賃が発令前の2、3倍に上昇したケースもあると伝えた。
 ニキータさんは9月28日朝、長距離バスでロシア西部を出て、同日夜にカザフ入りした。「(9月21日の)発令後すぐ、5人の友人が招集された」ため、身の危険を感じて近場のカザフを目指した。シェフの仕事を探しているが、ロシアのウクライナ侵攻が終われば帰国するつもりだと話した。
 カザフ政府によると、10月上旬までにロシアから計20万人以上が入国した。カザフ経由で第三国に出る例もあるようだ。    【日本經濟新聞 20221021 18:41


 

ウェブニュースより
 旧統一教会の違法行為、有無を精査 「質問権」初行使へ ―― 岸田文雄首相は17日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への調査を指示した。宗教法人法に基づく調査は前例がなく、所管する文化庁が質問権を行使する基準作りから取りかかる。政府は早期の調査開始を目標に掲げており、法令違反の有無の判断が焦点となる。

 「質問権を行使する場合の基準を速やかに示し、旧統一教会に行使すべく手続きを進める」。永岡桂子文部科学相は17日の衆院予算委員会で述べた。首相は「教団を守ることは全く考えていない」と強調。調査の理由として挙げたのが、教団の組織的な不法行為責任を認めた複数の民事判決だ。

 調査に向けた手続きは2段階で進む。まず、質問権を行使する基準や考え方の提示だ。文化庁は宗教や法律の専門家らによる専門家会議を設け、25日から検討を始める。宗教法人法に基づく質問権は、オウム真理教事件などを受けた1995年の同法改正で導入された。解散命令に該当する疑いがある場合などを想定。過去に行使例がないことから、基準を作って論点を絞り込み判断を迅速化する狙いがある。
 続いて、実際に教団が基準に該当するかどうかを「宗教法人審議会」(文科相の諮問機関)が具体的に検討する。宗教法人法が調査の際は審議会への諮問を義務付けているためだ。
 審議会の委員は現在19人。うち約6割の11人を宗教法人関係者が占める。ポイントとなるのが、審議会の委員が基準を設ける専門家会議の委員も兼ねる見通しであることだ。そもそも基準が旧統一教会に限定したものとなり、他の宗教法人側などから異論が出なければ一連の手続きは短時間で終わる可能性がある。一方で、調査に慎重な意見が相次げば、審議は長引くとみられる。永岡氏は「年内のできるだけ早いうちに」としており、迅速に調査に至るかがカギとなる。
 質問権の行使が認められても、調査実施にあたって、なお課題は少なくない。宗教法人法は調査対象となる宗教法人の施設に立ち入る際は「(宗教法人側の)同意を得なければならない」と規定。十分な調査を行うには、教団側の同意を得る必要がある。
 調査の態勢が整っていないとの指摘もある。宗教法人法を所管する文化庁宗務課の人員は10人前後。調査の前例はなくノウハウもない。法令違反の有無を判断できるだけの調査結果が得られるかは未知数だ。
「寄付金」返還、実効性に課題
 
消費者庁の有識者検討会が17日に公表した報告書は、消費者契約法で霊感商法に基づく寄付を取り消せる「対象範囲の拡大」と「契約取り消し期間の延長」を求めた。今後は高額な寄付・献金を取り戻す「救済」の実効性や、新たな被害を「予防」する規制のあり方が問われる。
 法改正に向けた課題の一つが、高額とされる金額の基準だ。検討会では年収の一定額以上などの案が浮上したが、年収を明かすことへの懸念などから結論は出なかった。基準を示せれば迅速な救済につながった可能性があり、線引きの曖昧さが残ったといえる。
 課題の第2が家族などからの取り消しの申し出を認めるかどうかだ。霊感商法の被害は本人以外からの相談が多い。親の多額の寄付で子どもが困窮する「宗教2世」の問題もある。個人の権利の制約につながりかねないとして法改正では実現困難との意見が根強く、委員からは継続的な議論を求める声もあった。
 第3が不安への「つけ込み型」の扱いだ。海外ではフランスやオランダなどが相手の不安や脆弱性へのつけ込みを取り消しの要件とする。日本では既に不安な状態で締結された契約は現行法の適用対象外。一般の経済活動に影響しない規定のあり方を巡り、消費者庁が引き続き検討する。
 報告書は被害の予防措置として、新たな規制の導入も求めた。参考になるのが公益法人法だ。同法は寄付しないと意思表示した相手への継続的な勧誘や、乱暴な言動などによる要求を禁じる規定がある。
 霊感商法の場合、明確に意思を示せないケースが足かせになる。寄付を強要され、断り切れない場合は同法改正では不十分だ。新法で規制する場合、どのような条文にするかの検討に時間を要することも想定される。    【日本經濟新聞 20221018 0:00 (20221018 5:09更新)

【棋王戦】藤井聡太5冠初のベスト4「次局も集中して指したい」年度内の最年少6冠へ大きく前進 ―― 将棋の最年少5冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が渡辺明棋王(名人=38)への挑戦権獲得を目指す、第48期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメント準々決勝が17日、大阪市の関西将棋会館で行われ、先手の藤井が豊島将之九段(32)を107手で下し、同棋戦初のベスト4に進出した。年度内の6冠へ前進した。

 戦型は角換わり。昼食休憩までに65手と、速いペースで進んだ。豊島の厳しい攻めを手厚い受けで応じ、終盤にリードを広げ、鮮やかに寄せきった。
 熱戦を制した藤井は「受けに回る展開が続き、悪い形をうまくほぐせるかどうか、難しいのかなと思っていた」と振り返った。
https://www.youtube.com/watch?v=Kv2NWTc7S4c
 これまで棋王戦は過去5回の参加で予選敗退が2回と“鬼門”だった。デビューした17年は予選を突破したものの、挑戦者決定トーナメントで敗退。1920年は予選落ちした。今回はタイトル保持者のため予選シードから登場し、中川八段、久保九段に勝ち、初のベスト8に進出していた。
 5冠を保持する藤井は本年度、叡王、棋聖、王位と防衛を果たし、広瀬章人八段の挑戦を受ける、第35期竜王戦7番勝負では2連覇を目指す。
 ベスト4は連敗の少ない藤井にとって有利とも言える「権利」を得た。棋王戦は「ベスト4以上は2敗失格システム」を採用し、敗者復活戦がある。準決勝では名人3期の実績を持つ佐藤天彦九段と対戦する。「ベスト4は初めてなので、次局も集中して指したい」。年度内の最年少6冠へ大きく前進した。    [日刊スポーツ 202210172033]


 

ウェブニュースより
 ウクライナ軍、南部へルソンで一部地域を奪還 ―― ロシアから大規模なミサイル攻撃を受けたウクライナが、同国南部で反撃に出ている。ウクライナメディアなどは12日、ウクライナ軍が南部ヘルソン州で5つの集落を奪還したと伝えた。

 ウクライナ軍は夏以降、ロシアが占領していた東部や南部の地域の奪還作戦を展開していた。今回の反撃も一連の作戦に沿った動きとみられる。
 一方、ウクライナのシュミハリ首相は12日、自国の国民や企業に向けて夜間の電力消費を控えるよう要請した。ロシアのミサイル攻撃により電力システムが傷ついたため、停電を避けるには午後5時から10時までの消費量を25%削減する必要があるとした。屋外広告の照明を消すことや、暖房に電気ではなく石炭や天然ガスを使うことを奨励した。
 AP通信によると東部ドネツク州の都市リマンではロシア軍による被害の調査が続いている。共同墓地ではこれまでに32人の兵士の遺体が発掘された。その他の墓地でも22人の民間人の遺体が見つかったという。    【日本經濟新聞 20221013 6:00

 【順位戦】藤井聡太竜王、最年少名人獲得に前進 斎藤慎太郎八段破り3勝1敗で暫定トップタイ ―― 将棋の最年少5冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が12日、名古屋市の名古屋将棋対局場で指された第81期順位戦A級4回戦で、斎藤慎太郎八段(29)を94手で破り、今期成績3勝1敗とし、暫定トップタイに立った。最年少名人獲得に前進した。

 型は「角換わり」。序盤は早いペースで進んだが、中盤戦以降はお互い、読みを深め、長考合戦となった。夕食休憩後、藤井が少しずつリードを奪い、優位に立ってからは正確な指し回しで、先手玉を討ち取った。
 終局後、藤井は中盤戦での長考について「7四歩を見せられて、忙しい局面なったので、どう指すか難しかった」と振り返った。
https://www.youtube.com/watch?v=IuA6bGRIaDw
 順位戦最上位のA級は10人が総当たりで、挑戦権を懸けて争う。暫定トップは広瀬章人八段の31敗だが、藤井も挑戦権争いの先頭に立った。これまでの4戦を振り返り「内容的に厳しい戦いになっているかなと思っています。少しでも星を伸ばせるようにやっていきたい」。
 今期、藤井が挑戦権を獲得し、来年4~6月に開催予定の名人戦で渡辺名人から名人位を奪取すれば、谷川浩司17世永世名人の212カ月の史上最年少名人獲得記録を更新する。    [日刊スポーツ 202210122346]


 

ウェブニュースより
 クリミア・ロシアつなぐ橋で爆発 物流の動脈 ウクライナ関与か ―― ウクライナ南部のクリミア半島とロシアを結ぶ「クリミア橋」で8日朝、爆発が発生し一部が崩落した。橋はロシアが2014年に同半島の併合を一方的に宣言した後で建設し、18年に開通した。ウクライナ南部に展開するロシア軍への補給が制限され、戦局にも影響を与えそうだ。

 橋はクリミアとロシアの間のケルチ海峡を接続し、全長約19キロメートルで道路と鉄道が並行する。ロシア捜査当局の発表によると、トラックが爆発し、燃料を積んだクリミアに向かう貨物列車に引火、炎上した。少なくとも3人が死亡した。刑事事件として捜査を始めた。
 クリミア半島では8月以降、ロシア軍の施設への攻撃や爆発が相次いでいた。橋の爆発もウクライナ側による破壊工作の一環の可能性がある。米紙ワシントン・ポストは爆発にウクライナ情報機関が関与したと同国政府高官の話として報じた。
 ロシアのプーチン大統領は併合を宣言した地域を自国領と主張し、核兵器の使用も示唆して威嚇を強めている。爆発で緊張が一段と高まることも予想される。プーチン氏は8日、政府に原因究明を指示した。
 ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は「これが始まりだ。違法なものはすべて壊されなければならない」とツイッターに投稿した。同氏は橋が違法に建設されたとして、攻撃対象になり得ると示唆していた。
 橋はロシアにとって物流の動脈で、ウクライナ侵攻でも同国南部のロシア軍への補給路だった。開通時にはプーチン氏が自らトラックを運転して渡り、クリミアの実効支配をアピールした。    【日本經濟新聞 2022109 2:00

【竜王戦】藤井聡太竜王が黒星発進「思っていた以上に形勢が悪く」広瀬章人八段の指し回しに屈す ―― 藤井聡太竜王(20)が初防衛を目指して広瀬章人八段(35)の挑戦を受ける、将棋の第35期竜王戦7番勝負第1局が8日、東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」で行われた。8日午前9時からの2日制で始まった対局は、この日午後62分、107手で先手の広瀬が先勝した。初防衛を目指す藤井は広瀬の緩急自在な指し回しに屈し、黒星スタートとなった。第2局は今月2122日、京都市「総本山仁和寺」で行われる。

 藤井は何度も天井を見上げては、うつむいたり、腕組みをしていた。敗勢を意識する時に見せるしぐさだ。角換わり腰掛け銀からミスなく冷静に手を進める広瀬の前に、局面はどんどん悪くなる。相手陣を攻略するにも、自陣を守るにも駒が不足している。投了もやむを得なかった。
 「▲2五桂と飛ばれた手で、自信を持てる変化がありませんでした。▲8七玉で、思っていた以上に形勢が悪くなってしまいました。攻め合いで何とかできればと思っていましたが、分からなくなってしまいました」と振り返った。
https://www.youtube.com/watch?v=x8pBCkiVafM
 6日の前夜祭では、「広瀬八段は終盤が非常に鋭く、そこに至るまでの中盤の組み立てが素晴らしい」と、分析していた。結果的にその術中にはまった。
 これで今年のタイトル戦のうち、ストレート勝ちした出口若武六段との叡王戦5番勝負を除けば、永瀬拓矢王座との棋聖戦5番勝負、豊島将之九段との王位戦7番勝負、今回と、いずれも開幕局を落としている。ただし、棋聖戦はそこから3連勝、王位戦は4連勝して一気に防衛した。修正能力は高い。
 昨年9月に叡王を獲得した際、タイトル戦について「何回か負けることができる」とも話していた。これまでタイトル戦での連敗はない。巻き返しは可能だ。「早い段階で形勢を損ねてしまって、きわどい勝負に持ち込めなかった。内容を良くして熱戦に持ち込みたいと思います」と、第2局に向けて抱負を語った。
 次は先手番。自分のやりたい作戦に誘導できる。渡辺明現名人が2005年(平17)の第18期で217カ月の史上最年少で達成した竜王初防衛記録に向け、反撃に転じる。
【第35期竜王戦7番勝負・今後の日程】
◆第2局 102122日、京都市「総本山仁和寺」
◆第3局 102829日、静岡県富士宮市「割烹旅館 たちばな」
◆第4局 1189日、京都府福知山市「福知山城天守閣」
◆第5局 112526日、福岡県福津市「宮地獄神社」
◆第6局 1223日、鹿児島県指宿市「指宿白水館」
◆第7局 121415日、山梨県甲府市「常磐ホテル」
※対局は2日制。4勝先勝で打ち切り    [日刊スポーツ 20221081910]


 

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目高 拙痴无
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92
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1932/02/04
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くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
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