ウェブニュースより
トルコ・シリア地震、死者7000人超に 氷点下の救出作業 ―― 6日にトルコ南部で起きた地震の死者は7日夜(日本時間8日朝)までに、トルコと隣国シリアで計7200人を超えた。生存率が著しく下がるとされる発生後72時間が近づき、氷点下の寒さのなかで不明者の捜索が続いている。
トルコのコジャ保健相は7日夜、同国の死者が5434人に達したと発表した。負傷者は3万1千人を超えたとした。ロイター通信によるとシリアでは少なくとも1800人が死亡した。トルコのエルドアン大統領は被災した10県を対象に、大統領権限の強化や一定の私権制限が可能になる3カ月間の非常事態を宣言した。
日本政府が派遣した国際緊急援助隊の第1陣は7日、トルコに入った。各国の救援隊も次々と到着し、トルコ、シリア両国への国際支援が本格化している。シリアには支援物資を積んだアラブ首長国連邦(UAE)やイランの航空機が着陸した。
被災地は厳冬で、降雪が救助活動を妨げている地域もある。両国で多くの建物が崩壊し、屋内に取り残された人も多いとみられている。被害の全容の把握に時間がかかる恐れがある。 【日本經濟新聞 2023年2月8日 5:06 (2023年2月8日 7:22更新)】
残る2容疑者、8日に送還 比法相「ルフィは日本に帰る」 ―― フィリピンのレムリヤ法相は7日、日本の警察が広域強盗事件に絡みフィリピンに強制送還を求めた4容疑者のうち、現地に残る渡辺優樹(38)、小島智信(45)両容疑者の刑事裁判が棄却され、8日深夜(日本時間9日未明)の航空機で送還すると述べた。
7日に送還、逮捕された今村磨人(38)、藤田聖也(38)両容疑者を含めた4人の中に指示役とされる「ルフィ」がいるとした上で「日本に帰る」と強調した。
今村、藤田両容疑者の送還後に記者会見した。法務省報道官によると、フィリピン側は4人から押収した携帯電話やタブレット端末などの証拠品計24点を日本側に引き渡した。藤田容疑者が8台の携帯電話を持ち、渡辺、小島両容疑者も2台ずつ所持していた。渡辺、小島両容疑者とともに日本に搬送される予定で、全容解明の手がかりとなりそうだ。
レムリヤ氏は4人全員の送還のめどが立ち「満足している」と表明。渡辺、小島両容疑者の刑事裁判を棄却した裁判所の文書を両手に掲げ、成果を誇示した。
【東京新聞 2023年2月7日 23時14分 (共同通信)】
ウェブニュースより
【棋王戦】藤井聡太竜王が渡辺明棋王に先勝、史上最年少6冠へ好発進 メリハリ指し手さらに洗練 ―― 藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が渡辺明棋王(38)に挑戦する、将棋の第48期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第1局が5日、長野市「長野ホテル犀北館」で行われた。
午前9時から始まった対局は、午後7時1分、125手で先手の藤井が勝ち、初の棋王奪取と史上最年少6冠に向け、好発進した。第2局は18日、金沢市「北國新聞会館」で行われる。
藤井が攻めかかった。鋭く着実に、自玉の安全も確認しながら寄せの構図を描く。過去12勝2敗と分がいい渡辺との約1年ぶりの対局で、しっかり先勝した。
角換わり腰掛け銀から開始1時間すぎには、66手も進むハイペース。お互いの研究手順から離れると一転、時間を使いながらの長考となった。正午の昼食休憩時、持ち時間4時間のうち渡辺がわずか21分使ったのに対し、藤井は1時間55分。約半分を使っていた。「こちらの玉も危険な形。リスクもあるが速い攻めが必要な局面でした」。
中盤は時間を使いながら優勢を築き、終盤の直線勝負で踏み込んだ。「しっかり考える時間と、決断良く指すのと、その見極めが必要」。前日会見で話した通りの戦い方を披露した。
https://www.youtube.com/watch?v=yQAvV1k0ghA
時間の配分と決断の良さは、昨年からの早指し戦の好成績に現れている。銀河戦は2連覇し、JT杯日本シリーズは初優勝。朝日杯は2年ぶりのベスト4、NHK杯は初のベスト4にそれぞれ勝ち残っている。メリハリをつけた指し手は、昨年6~7月の棋聖戦以来の1日制5番勝負でも、さらに洗練されていた。
本年度、これで先手番は23連勝。1日のA級順位戦8回戦では永瀬拓矢王座(30)に敗れたが、初の連敗も食い止めた。
今月からは初防衛を目指す2日制7番勝負の王将戦と、タイトル戦をかけ持ちする。棋王戦第2局は、王将戦第3局を制したのと同じ金沢だ。「よいスタートが切れたし、次局もしっかり準備して精いっぱい頑張りたいです」。長丁場と短期決戦、うまく使い分けて6冠を目指す。
◆棋王戦 将棋の8大タイトル戦の1つ。序列は竜王、名人、王位、叡王、王座に次いで6番目(以下王将、棋聖)。全棋士と女流棋士、アマ名人が参加できる。予選トーナメントの通過者と、シード者で本戦トーナメントを行い挑戦者を決める。本戦ベスト4以上は棋王戦独自の「2敗失格制」というルールで、敗者復活戦がある。挑戦者決定戦は変則2番勝負。勝者組優勝者は2局のうち1回勝てば挑戦権を得られるが、敗者復活戦優勝者は連勝が条件となる。5番勝負は例年2~3月に開催。1990年(平2)の第15期では南芳一棋聖(当時)に3連敗したが、故大山康晴十五世名人が66歳11カ月の史上最年長で挑戦している。 [日刊スポーツ 2023年2月5日19時8分]
昨日は私の満91歳の誕生日でした。身体の方々が傷んできましたが、これも生きている証拠と、耐えてお迎えが来るまで頑張ってみます。
ウェブニュースより
藤井王将、A級順位戦のラス前・永瀬戦 驚くべき永瀬の指し手の速さ!昼食休憩までの消費はわずか3分 ―― 藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=が1日、名古屋市の名古屋将棋対局場で名人挑戦権を争うA級順位戦の8回戦に臨み、永瀬拓矢王座(30)と対局した。午前10時に始まり、戦型は角換わりに進んだ。
先手はあらかじめ永瀬に決まっており、正午からの昼食休憩までに37手進んだ。驚くべきは両者6時間の持ち時間のうち藤井が1時間37分消費したのに対し、永瀬が3分だったこと。
https://www.youtube.com/watch?v=q8FXsD1NxZA
1月に羽生善治九段(52)を挑戦者に迎える第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負を3局消化(2勝1敗)するなど多忙な藤井に対し、永瀬の入念な事前準備を推し量ることができる速さだった。
ここまで藤井は6勝1敗で、永瀬は4勝3敗。単独首位に立つ藤井は永瀬戦に勝てば、3月2日の最終9回戦を前にプレーオフ以上が確定する。2敗で斎藤慎太郎八段(29)、広瀬章人八段(36)、菅井竜也八段(30)の3人が追っており、斎藤は広瀬と、菅井は佐藤天彦九段(35)と対局している。
名古屋対局場でこの日から可能になったデリバリーによる昼食メニューは、藤井が上海名物黒酢の酢豚セット、永瀬が海老のチリソース煮セットで共に南翔饅頭店からの注文だった。 [Sponichi Annex 2023年2月1日 12:34 ]
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ウクライナへ戦車供与「321両」 ロシアは2月にも攻勢か ―― ウクライナのオメルチェンコ駐仏大使は27日、ウクライナに供与される戦車が計321両になると明らかにした。フランスメディアに語った。ロシア軍は2月か3月にもウクライナに新たな攻勢を始める可能性があり、米欧諸国はウクライナ兵の訓練も含めて主力戦車の引き渡しを急ぐ。
メルチェンコ氏は「ウクライナに計321両の重戦車の供与が正式に確認された」と述べた。具体的な国別の供与数やモデルは判明していない。これまでにドイツは「レオパルト2」14両、米国は「エイブラムス」31両の供与を決めた。ウクライナのゼレンスキー政権は米欧諸国に300〜500両の戦車が必要だと訴えている。
ロシア側は警戒を強めている。制圧地域は縮小しており、米欧諸国の主力戦車が地上戦で投入される前に反撃を探っているもようだ。米ブルームバーグ通信はロシア大統領府関係者の話として、ロシア軍が2月か3月にもウクライナに新たに攻勢をかける可能性があると伝えた。
米欧諸国は戦車供与を急ぐ。ドイツ政府はウクライナ兵に対するレオパルト2の操縦訓練を2月上旬にも始める予定だ。英国は主力戦車「チャレンジャー2」を3月末ごろにウクライナに届ける方針で、ドイツも3月末にも引き渡す見通し。
ウクライナは米欧諸国に対し、次の軍事支援として戦闘機の供与にも言及し始めている。ロイター通信によるとウクライナ国防省顧問は25日に「次の大きなハードルは戦闘機だ」と述べ、一層の支援拡充を要請した。
一方、ドイツのピストリウス国防相は27日公開の南ドイツ新聞(電子版)とのインタビューで、戦闘機の提供は「ありえないことだ」と否定。戦闘機は戦車よりも複雑なシステムだとして「私が警告を発している次元に踏み入れることになる」と懸念を示した。ショルツ独首相も「戦闘機を送ることはない」とけん制している。 【日本經濟新聞 2023年1月28日 20:25】
家庭電気代、広がる地域差 東電値上げ、関西より7割高 原発稼働状況が左右 ―― 大手電力会社の家庭向け電気料金で地域差が拡大する。東京電力ホールディングスなど7社は26日までに3~4割程度の値上げを経済産業省に申請した。申請通りになれば政府による負担軽減策の効果を打ち消し家計の負担は増す。関西電力などは現状、値上げをしない方針だ。燃料高の影響が大きい火力発電への依存度で判断が分かれる。東電の値上げで今夏には首都圏の電気代は関西より7割も高くなる。
各社が値上げを申請したのは一般家庭の過半が契約する「規制料金」。各社が任意に料金設定できる自由料金と異なり、値上げには経産省の審議会での審査が必要となる。26日に北海道電力が平均で約3割の値上げを経産省に申請し、値上げの意向を示していた7社全てが申請を終えた。今後は各社がそれぞれ妥当性などを審査され、最終的な値上げ幅や時期が決まる。
東電は6月の値上げを目指しており、家庭向け契約全体の3分の2程度にあたる約1000万世帯が対象となる。申請内容をもとに足元の燃料価格から値上げ後の料金を計算すると、代表的なプラン「従量電灯B」の料金は標準家庭で1万1737円と29%上がる。料金を据え置く関電(7497円)よりも約6割高い水準だ。
電気代高騰を受けて政府が2月に始める負担軽減策では、1キロワット時あたり7円が割り引かれる。電力会社によってベースの料金に差はあるが、補助額は全国一律だ。割引分を組み入れると、6月の東電の料金は9917円、関電は5677円となる。1月に約2割だった東電と関電の料金差は、7割超にまで広がる計算だ。
なぜここまでの料金差が生じるのか。値上げ判断に大きく影響しているのが電源構成に占める火力発電の比率だ。東電は21年実績で77%と、沖縄電力に次いで高かった。一方で、値上げを申請していない関電は43%、九州電力は36%と他社と比べても低水準で推移する。
火力発電への依存度が高い電力会社が一様に抱える課題が、原発の再稼働の遅れ。東電は主力の柏崎刈羽原発(新潟県)が安全対策の不備で再稼働できず現状で稼働している原発は1基もない。
一方、関電は大飯原発3.4号機(福井県おおい町)など全国で最多の5基が稼働中だ。電源構成に占める原発の割合は21年度実績で約28%だったが、足元ではさらに高まっているもよう。23年には高浜1.2号機(福井県高浜町)の運転も始める。関電の原発稼働率は22年度に5割程度だが、23年度には7割台後半にまで高まる見通しだ。
関電の22年度の最終損益は1450億円の赤字となる見通しで、東電ほどではないが今期の業績は厳しい。だが関電は原発の稼働率が1ポイント高まると経常費用を95億円減らせると試算する。原発稼働率が高まれば来期以降、採算改善が見込めるとみて、値上げを見送る判断をしたようだ。
火力依存度が大手10社の中で最も低い九州電力も現状では値上げの意向は示していない。玄海・川内の2原発が稼働する同社では電源構成に占める原発の比率が21年度に36%と、全国の大手電力のなかで最も高かった。
また九電は固定価格買い取り制度(FIT)で調達した電気も含めた再生可能エネルギーの比率も約2割と東電などより高い。燃料高に左右されず電力を安定供給していくためには、安全に配慮しながら原発を活用しつつ、再生エネの比率を高めていくことが不可欠となる。
大手電力の値上げへの姿勢の違いは法人料金にも表れている。東電は4月から法人向けの標準料金も12~14%引き上げる。一方で関電は法人向けでも料金を据え置く方針だ。工場などの立地によって電気代負担に大きな差が生じることになり、拠点間の競争力を左右することになりそうだ。 【日本經濟新聞 2023年1月28日 2:00】
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26日の関東 平野部は広く晴れるが空気冷たい 27日は南岸低気圧で再び雪や雨 ―― きょう26日の関東地方は、平野部を中心に広く日差しが届くでしょう。凍えるような寒さは解消しますが、空気は冷たいでしょう。あす27日は南岸低気圧の影響で、雪や雨の降る所がありそうです。
きょう26日の関東地方は、平野部では大体晴れるでしょう。夜は雲が広がりますが、平野部では天気の崩れはなさそうです。空気が乾燥しますので、火の取り扱いにご注意ください。
一方、北部の山沿いは昼頃から雪が降るでしょう。大雪の峠は越えたものの、さらに積雪の増える所があるでしょう。大雪や路面の凍結による交通障害やなだれにご注意ください。
凍えるような寒さは解消 それでも厳しい寒さ続く
今朝(26日)は、きのう25日の朝よりもさらに冷え込みが強まっています。東京都心は午前6時半すぎにマイナス3.4℃まで下がり、今季一番の冷え込みをさらに更新しました。
日中の最高気温は、きのう25日よりも5℃から8℃ほど高く、凍えるような寒さは解消されるでしょう。ただ、それでも東京都心は9℃と、10℃に届かない所が多く、空気は冷たいでしょう。暖かくしてお過ごしください。
あす27日は雨や雪 平野部で雪の所も
あす27日は、前線を伴った低気圧(南岸低気圧)が日本の南を東に進む見込みです。関東では、早い所では昼過ぎから雨や雪の降る所がありそうです。山沿いを中心に雪が降り、平野部でも雪の降る所があるでしょう。
今後の低気圧の動きや気温の変化によって、雪や雨の降り方が大きく変わりますので、最新の情報をご確認ください。 【tenki.jp 2023年01月26日07:03】
米、ウクライナに主力戦車「エイブラムス」31両を供与 米欧5カ国首脳が電話協議 ―― バイデン米大統領は25日昼、ホワイトハウスで演説し、ウクライナに主力戦車「エイブラムス」を供与すると発表した。「米国と欧州は完全に団結している」と述べた。戦車の供与に慎重だった米国とドイツがそろって方針を転換し、ウクライナがめざすロシアからの領土奪還を支える軍事支援の強化で足並みをそろえた。
バイデン氏はロシアが戦力を増強しているとの認識を示し「ロシアに対抗できるようになる必要がある。機動力を向上させ、長期的にロシアの侵略を抑止し、防衛する能力が必要だ」と語った。エイブラムスがウクライナに届くまでには数カ月かかる見通しだ。
演説では米欧の軍事支援について「ウクライナが自国の領土を防衛するのを支援するものだ。ロシアを攻撃する脅威ではない」と強調。ウクライナの自衛力を向上させるためで、ロシア領の攻撃が目的ではないと訴えた。米国が戦火に巻き込まれないようロシアを過度に刺激するのを避ける狙いがにじむ。
米国に先立ち、ドイツ政府は25日にウクライナに独製主力戦車「レオパルト2」を供与すると決めた。ポーランドなどが保有するレオパルト2の提供も承認する。ドイツは軍事支援での突出やロシアとの対立を懸念し、供与の決断を先送りしていた。
バイデン氏はレオパルト2を送ると決めたドイツについて「ショルツ首相のリーダーシップとウクライナ支援への揺るぎない関与に感謝したい」と言明した。25日午前にはショルツ氏、フランスのマクロン大統領、英国のスナク首相、イタリアのメローニ首相と電話協議し、ウクライナへの全面的な支援を継続すると確認した。
バイデン氏とショルツ氏は今月に複数回の電話で話し、対ウクライナへの安保協力を巡って調整してきた。ショルツ氏は1月中旬に、米国がエイブラムスを提供すればレオパルト2を送る用意があると伝えたとされる。
米政府高官によると、24日夜にホワイトハウスのサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が首都ワシントンでドイツ、フランス、英国の安全保障担当者と会って支援内容を詰めた。
米国はひとかたまりとなる「戦車大隊」を編成できる31両のエイブラムスを譲渡する。米軍は近くウクライナ兵に対する操作や保守・管理に関する訓練に着手する。同南部や東部でロシアから領土を奪還できるように他の部隊との統合作戦も支援する。
米高官は記者団に、エイブラムスについて「ウクライナの長期的な防衛力を強化する新戦力になる」と説明。国土が平たんで開けた地形で効果的に戦うには機動性に優れ、遠距離から軍事目標を破壊できる重砲を持つ戦車が欠かせないと判断した。
米国は19日に装甲車「ストライカー」や歩兵戦闘車「ブラッドレー」も送ると決めている。 【日本經濟新聞 2023年1月26日 2:48 (2023年1月26日 5:20更新)
指示役「ルフィ」はフィリピン滞在か…連続強盗団、実行役のスマホから「国番号」判明 ―― 関東など各地で相次いでいる強盗事件で、「闇バイト」で募集した実行役にSNSで指示を出している「ルフィ」と名乗る人物が、フィリピンにいるとみられることが捜査関係者への取材でわかった。実行役の容疑者のスマートフォンを解析し、判明したという。警察当局は強盗グループが摘発を逃れるため海外に拠点を置いている可能性があるとみている。
捜査関係者によると、同一グループの関与が疑われる強盗事件は昨年以降、関東や西日本で十数件確認されている。このうち昨年5月に京都市で起きた強盗や、同10月に東京都稲城市で起きた強盗致傷など複数の事件で「ルフィ」と名乗る人物が指示役として浮上。さらに、逮捕した実行役のスマホを解析したところ、ルフィからとみられる電話が確認され、発信元の国番号がフィリピンであることが判明した。
ルフィは人気漫画の主人公の名前をまねている可能性がある。SNSの「闇バイト」で募った実行役のメンバーに対し、メッセージを自動的に消去できる通信アプリ「テレグラム」を通じ、犯行の日時や場所、手口などを具体的に指示していたという。
警察当局は、ルフィが日本国内にいる仲間と連携しながら、強盗に入る住宅を選定したり、強奪した金品を回収したりしているとみている。今後、フィリピン当局との連携も視野に捜査を進める。
犯罪グループが海外を拠点とするケースは近年、特に特殊詐欺事件で目立つ。2019年3月にはタイから日本に詐欺電話をかけていた日本人15人を現地当局が逮捕。同11月にはフィリピンで日本人36人の特殊詐欺グループが摘発された。いずれも警察の摘発を逃れるのが目的だった。 【読売新聞オンライン 2023/01/26 09:56】
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王将戦連勝ならず1勝1敗のタイに藤井王将「なかなか思わしい変化が見つからなかった」 ―― 将棋の第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第2局は22日、大阪府高槻市の摂津峡花の里温泉・山水館で第2日を行い、羽生善治九段(52)が藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=に101手で勝利した。史上最年少5冠の若武者と永世7冠の資格を持つレジェンドによる世紀の対決は1勝1敗となった。
羽生の深い研究が光った一局だった。相掛かりの出だしから、互いの出方を見つつ慎重な駒組みが続く。穏やかな進行になるかと思われたが、羽生が指した45手目▲2五飛以降、流れが一気に急速に。59手目には▲8二金の絶妙手も飛び出し、攻めをつなぐ羽生。受けの力が求められる展開になった藤井は74手目△7七銀で攻めに転じ勝負に出たものの、羽生が落ち着いた指し回しで回避。羽生九段が反撃の1勝をつかみ取った。
https://www.youtube.com/watch?v=N8FrTfTO_Kk
対局後、藤井王将は終始うつむきながら「(相掛かりは)予想していたわけではありませんが、序盤は自分としても経験がある形だったので、それに沿って指していました。金で受けられてからははっきりしてしまったかなと思って、その前に何かあったかどうかというところです。なかなか思わしい変化が見つからなかった」と劣勢を打開できなかった苦しい胸の内を語り、積極策に出た羽生九段の勝負強さを感じた様子だった。
次戦の第3局は、1月28、29日の両日、石川県金沢市の「金沢東急ホテル」で行われる。藤井王将は「またすぐ来週にあるので、しっかり良い状態で臨めるようにしたいと思います」と前を向いた。 [Sponichi Annex 2023年1月22日 18:15 ]
貴景勝が相星決戦で意地の3度目V、高校の後輩琴勝峰を豪快に投げる ――<大相撲初場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館
「1人大関」として場所を守り抜いた貴景勝が3度目の優勝を飾った。埼玉栄高の後輩、琴勝峰と3敗で並んだ相星決戦。立ち合いで突き放してから、圧力をかけながら左を差し、すかさずのすくい投げで勝負を決めた。
小結霧馬山は竜電を寄り切り、11勝まで星を伸ばして来場所の新関脇を濃厚にした。
7勝7敗で千秋楽を迎えた関脇豊昇龍は阿武咲との一番で相撲は完敗も物言い。「まげつかみ」の反則で白星を拾い、勝ち越しを決めた。
[日刊スポーツ 2023年1月22日21時9分]
下関の義姉から、「下関教会」の月報が送られてきました。昨年亡くなった実兄久木田益の記事が載せられていました。
関係部分をスキャン編集したものです。
ウェブニュースより
貴景勝-琴勝峰、千秋楽結びの一番3敗対決で優勝決定 貴景勝は2人の関脇との取組はなし ―― <大相撲初場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館
日本相撲協会の審判部が14日目の打ち出し後、千秋楽の取組編成会議を開き、結びの一番は、勝った方が優勝となる大関貴景勝(26=常盤山)-東前頭13枚目琴勝峰(23=佐渡ケ嶽)戦が組まれた。11勝3敗同士の激突となる。貴景勝が勝てば、東京開催だった20年11月場所以来、3度目となり、琴勝峰が勝てば初優勝(十両優勝は2度)となる。
ここ数年、場所の終盤は、番付より優勝争いを優先する割(取組)を組む傾向にあり、本来なら当たらない大関と平幕下位の対戦カードが組まれた。このため貴景勝は番付優先なら当然、当たるはずの若隆景、正代の両関脇との対戦が、今場所はないまま終わることになった。 [日刊スポーツ 2023年1月21日19時16分]
羽生九段の異次元の手「考えつかない」 谷川十七世名人も感嘆 王将戦 ―― 大阪府高槻市の温泉旅館「山水館」で21日始まった藤井聡太王将(20)と羽生善治九段(52)の第72期ALSOK杯王将戦七番勝負の第2局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、大阪府高槻市など共催、ALSOK特別協賛、囲碁・将棋チャンネル、立飛ホールディングス、森永製菓協賛)。1日目午後の戦いで、藤井陣に攻め込む羽生九段に、検討陣が誰も気づかなかった「異次元の手」が飛び出した。59手目の「8二金」がその一手。立会の谷川浩司十七世名人も「重い感じになる手だが、藤井王将の持ち駒に、守備に働く駒がないのも見た一手。私も考えつかない」と感嘆していた。
「8二金」は、攻めている場所と逆の、離れた位置に金を打ち込んだ手で、大盤解説会場では「オオー」と、この日最大のどよめきが起きた。人工知能(AI)は推奨していたものの、稲葉陽八段は「これはさすがにないのでは」と話したばかりで、稲葉八段と東和男八段は「異次元の手」「この場で考えた手ではないですね」と驚いていた。
【毎日新聞 2023/1/21 17:35(最終更新 1/22 03:19)】
ウェブニュースより
藤井聡太竜王、1日2勝で4強「負けもあった」169手大熱戦で増田康宏六段下す 朝日杯 ―― 将棋の最年少5冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が15日、名古屋市「名古屋国際会議場」で行われた第16回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント(T)準々決勝で、後手の増田康宏六段(25)を169手で下し、ベスト4に進出した。この日の2局はいずれも藤井が先手番となり、これで先手番での連勝記録を「20」に伸ばした。
午前の本戦T1回戦では阿久津主税(ちから)八段(40)に逆転勝ち。
https://www.youtube.com/watch?v=qujznYOGQN8
地元・愛知のファンが見つめる公開対局で、いずれも逆転勝ちで1日2勝を挙げ、2年ぶり4度目の優勝へ好発進した。2月23日、東京・有楽町朝日ホールで行われる準決勝で豊島将之九段(32)と対戦する。
増田戦の戦型は角換わり。開始から約20分で最終盤に突入し、両者とも持ち時間の40分を使い切って1分将棋となった。藤井は「お互いの玉が寄るか寄らないか激しい展開になり、判断のつかない局面が多かった。負けの局面もあったとも思うが、何とか食いついていければと思ってやっていた」と振り返った。
劣勢から怒濤(どとう)の王手を連発し、大逆転につなげた。対局場にいた約190人が超ハイレベルな攻防戦を固唾(かたず)をのんで見守った。
https://www.youtube.com/watch?v=G-YHF4ou5c4
15日に放送されたNHK杯3回戦では佐藤天彦九段を下し、自身初のベスト8入りを決めた。
https://www.youtube.com/watch?v=0uEgER7O8n4
朝日杯と合わせ「1日3勝」と破竹の勢いだ。先手番では圧倒的な強さを誇る。これで先手番は20連勝。本年度は先手番で敗れたのは6月の棋聖戦5番勝負第1局、永瀬拓矢王座との千日手再指し直し局のみだ。将棋では先手番が若干、有利とも言われるが、20連勝は驚異的な数字だ。これで直近10局は9勝1敗。5冠を堅持しながら勝率は8割を超える。
現在、羽生善治九段(52)の挑戦を受ける、第72期ALSOK杯王将戦7番勝負を戦っている。将棋界のレジェンドとの「世紀の一戦」では、第1局を勝利した。王将戦第2局は21日から大阪・高槻で始まる。20歳が絶好調モードに入った。 [日刊スポーツ 2023年1月15日17時51分]
「1人大関」貴景勝、連日流血の激闘制して1敗死守 琴勝峰も1敗で並走 ――<大相撲初場所>◇8日日◇15日◇東京・両国国技館
「1人大関」貴景勝は、連日の流血の激闘を制して1敗を死守した。
東前頭4枚目の錦富士と対戦。激しい押し合いからいなされてピンチもあったが、最後は何とかはたき込んだ。大関は口のまわりを血で染め、錦富士の肩にも返り血がつく激闘だった。
関脇豊昇龍は立ち合い、右への変化で佐田の海を送り倒し。6勝2敗で優勝争いに踏みとどまった。
東前頭13枚目の琴勝峰が千代丸を押し出し、7勝目と勝ち越しに王手をかけた。平幕の他の1敗勢がことごとく敗れ、優勝争いに絡んでいる。
関脇正代は新小結若元春に寄り切られて6敗目。今場所の2桁10勝の可能性はなくなり、大関復帰も消滅した。
[日刊スポーツ 2023年1月15日18時12分]
東京は20日間以上晴天が続き、カラカラ天気でしたが、今朝は久し振りの雨でした。
ウェブニュースより
若元春と若隆景23年ぶり三役以上の兄弟同日白星、阿炎&琴勝峰敗れ全勝不在に ―― <大相撲初場所>◇6日目◇13日◇東京・両国国技館 大混戦場所を象徴するように早くも全勝力士がなくなった。「1人大関」貴景勝は、初日から5連勝だった先場所優勝の阿炎と対戦。立ち合いからの低い攻めで突き勝ち、最後は押し出して勝利した。
幕内下位で連勝の力士が相次いで黒星を喫した。東前頭13枚目琴勝峰は、宝富士にはたき込まれて初黒星を喫した。
東前頭10枚目の碧山も阿武咲の送り出しに敗れた。
初日から4連勝だった関脇豊昇龍は過去1勝4敗と苦手にしていた翠富士と物言いがつく微妙な勝負で突き落としに敗れ、2連敗と後退した。
[日刊スポーツ 2023年1月13日22時20分]
ロシア掌握を否定 東部拠点、撤退の目撃情報も―ウクライナ ―― ロシア国防省がウクライナ東部ドネツク州の拠点、バフムト近郊の町ソレダルを12日夜に「掌握」したと発表したことについて、ウクライナ軍参謀本部は13日、「ソレダルを巡る戦いは続いている」と否定した。ただ、現地の米CNNテレビ取材班は、ウクライナ軍が13日午後、ソレダルから部隊を引き揚げる様子が目撃されたと報じた。
CNNによると、撤退は砲撃が続く中で行われたが、混乱は見られなかった。
プーチン政権はドネツク州を含む東・南部4州の「併合」を一方的に宣言する中、全域を占領できているのはルガンスク州のみ。ロシア国防省は13日、ソレダル掌握はバフムトの包囲に道を開くと意義を強調した。3日間でウクライナ兵「700人以上」を殺害したとも主張した。
一方、米政府系メディアによると、国務省のプライス報道官は、ロシア軍は多大な犠牲を払ったにもかかわらず、ソレダルは戦術上の重要性に乏しいという認識を表明。ロシアによる作戦遂行に疑問を呈した。 【JIJI COM 2023年01月14日13時35分】
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