昨年から歯医者通い――右下の部分が歯槽膿漏になっているようです。今朝はその治療で吾妻橋のたもとにある石山歯科に行きました。2週間おきに通院することになりました。
ウェブニュースより
貴景勝は翔猿に連敗 翠富士が今年最初の肩透かし 大関復帰狙う正代連敗 ―― <大相撲初場所>◇2日目◇9日◇東京・両国国技館
「1人大関」貴景勝に早くも土がついた。先場所も敗れている翔猿と対戦。動き回る相手をとらえきれず、最後ははたき込みに屈した。「高いレベルの優勝」で綱とりもある今場所だが、痛い1敗となった。
先場所、初優勝を飾った東前頭3枚目の阿炎は新小結の若元春と対戦。物言いがつく際どい勝負を制して2連勝とした。土俵際でもつれたが、右肘で押すような執念を発揮して突き落とした。
大関から陥落、2桁10勝以上で大関に復帰できる関脇正代だが、過去8勝14敗と苦手の大栄翔にまるでいいところなく突き出されて2連敗となった。
大関候補の関脇豊昇龍は新小結琴ノ若を下手投げで2連勝。一方、若隆景は大関経験者の御嶽海に送り出されて初黒星を喫した。
[日刊スポーツ 2023年1月9日19時38分]
【王将戦】藤井聡太王将白星スタート“スーパースター対決”羽生善治九段下し 開幕戦連敗止めた ―― 藤井聡太王将(竜王・王位・叡王・棋聖=20)が羽生善治九段(52)の挑戦を受ける、将棋の第72期ALSOK杯王将戦7番勝負第1局が9日、静岡県掛川市「掛川城二の丸茶室」で行われた。8日午前9時からの2日制で行われた対局は、先手の藤井が勝ち、初防衛に向け、好スタートを切った。
これで静岡でのタイトル戦は5戦5勝。昨年7月、20歳になった藤井が「成人の日」に、スーパースター対決の開幕戦を制した。第2局は1月21・22日、大阪府高槻市「山水館」で行われる。
◇ ◇ ◇
落ち着いて冷静に藤井は対応していた。8日午前、後手羽生が仕掛けてきた一手損角換わりに意表を突かれた。持ち時間の8時間をうまく使いながら、局面や形勢を判断して読みを入れる。9日午後3時のおやつは、もはや2日制のタイトル戦で「定跡」であり「定番」となった、「ダブルドリンク」。昨年と同じ「フレッシュジュース(パイナップル)」「アイスティー」を注文してノドを潤すと、局面を優位にしていく。難解な混戦の中から勝ちを見いだしたら、さすがに逃さない。羽生を投了に追い込んだ。
https://www.youtube.com/watch?v=_nCfSiIPhi4
対局は途中から定跡を離れ、手探りの状態になった。藤井は昨年9月に王位を防衛した際、今後の課題としてこう話している。「定跡から離れた時に局面をどう判断するとか、どんな構想を立てていくのか。力をちょっとずつでも上げていかなければと思います」。王位防衛直後の竜王戦で早速、その課題を試され、クリアした。さらに新年早々の対局でも、国民栄誉賞に輝いたレジェンド棋士からそれを突きつけられ、結果を出した。
今期の記念扇子には、「深」と揮毫(きごう、羽生は「仁」)した。「より深く追究したい」との思いからだ。「成人の日」に際し、昨年7月で20歳となった藤井は対局前日の会見で、「これからの時間が非常に大事なものになってくる。しっかり有効に使えるようにしたい」ともコメントしている。その言葉どおり、勝利に向けてより深い読みで熟慮した。
静岡県内でのタイトル戦不敗神話は生きていた。一昨年7月の棋聖戦5番勝負第3局(沼津市)では渡辺明名人の挑戦を退けて、18歳11カ月の史上最年少でタイトル初防衛を果たし、九段に昇段した。昨年1月の王将戦7番勝負第1局の掛川対局では、当地王将戦6戦6勝の渡辺王将(当時)を下し、史上最年少5冠への足がかりを築いた。同9月の王位戦7番勝負第5局では豊島将之九段の挑戦を退け、タイトル戦10連勝。同10月の竜王戦7番勝負第3局は広瀬章人八段に苦戦を強いられながらも逆転勝ちしている。
同時に昨年6月の棋聖戦、王位戦、同10月の竜王戦と続いた開幕戦での黒星をストップさせた。
あこがれの存在はプロデビュー後、明確にライバルへとなった。4年前の2月、朝日杯準決勝で公式戦初顔合わせ以来、優勝やタイトル争いで必ずぶつかってきた。過去7勝1敗。圧倒的に有利なデータとはいえ、2日制のタイトル戦では初対決。「やってみないと分からない」と戦前には話していたが、王将初防衛に向け、きっちり先勝した。
【第72期ALSOK杯王将戦7番勝負・第2局以降の日程】
◆第2局 1月21・22日 大阪府高槻市「山水館」
◆第3局 1月28・29日 石川県金沢市「金沢東急ホテル」
◆第4局 2月9・10日 東京都立川市「SORANO HOTEL」
◆第5局 2月25・26日 島根県大田市「さんべ荘」
◆第6局 3月11・12日 佐賀県上峰町「大幸園」
◆第7局 3月25・26日 栃木県大田原市「ホテル花月」
◆王将戦 1950年(昭25)に一般棋戦として創設。翌年からタイトル戦に。8大タイトル(竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖)の序列7番目。1次予選、2次予選はトーナメント。2予の勝ち上がり3人と、シード棋士4人の計7人による総当たり戦を例年9月から年内に開催して挑戦者を決める。同星の場合は原則、順位上位の2人によるプレーオフ。2日制の7番勝負は例年1~3月に、全国を転戦する。96年開催の第45期には、羽生善治6冠が谷川浩司王将に4連勝。叡王を除いて、当時あった7大タイトル全制覇を達成した [日刊スポーツ 2023年1月9日17時50分]
昨日から大相撲初場所が始まりました。
ウェブニュースより
貴景勝 新小結・若元春を撃破!横綱欠場&一人大関の初場所で白星発進飾る ―― ◇大相撲初場所初日(2023年1月8日 東京・両国国技館)
大相撲初場所は8日、両国国技館で初日の取組が行われ、今場所番付筆頭の大関・貴景勝(26=常盤山部屋)は新小結の若元春(29=荒汐部屋)を押し出しで下し白星発進。先場所優勝の前頭三枚目・阿炎(28=錣山部屋)は新小結の琴ノ若(25=佐渡ヶ嶽部屋)を突き出しで下し、2場所連続優勝へ向け好発進を決めた。
1横綱11大関という1898年1月場所以来125年ぶりの珍しい番付となった初場所は、横綱・照ノ富士が両膝痛悪化により3場所連続の休場が決定。出場力士の中で番付最高位となった大関・貴景勝は結びの一番で新たに小結に昇進した若元春と対戦。相手の勢いを上手くいなして若元春の体が泳いだ所を押し出し、白星発進を飾った。
関脇勢は若隆景が小結・明生を寄り切りで下し、三役同士の注目の一番に勝利。豊昇龍も平幕・翔猿を寄り切りで下し、白星発進を飾った。大関復帰を目指す正代は昨年初場所優勝の平幕・御嶽海に寄り切られ、関脇に復帰した高安は平幕・大栄翔に押し出しで敗れともに黒星発進となった。
平幕勢では先場所、三つ巴の決定戦を制して初優勝を果たした阿炎が新小結の琴ノ若を突き出しで撃破。気迫の立ち合いから安定感の抜群の相撲を披露し、2場所連続優勝へ向け好発進を決めた。他には隆の勝、阿武咲、妙義龍、北勝富士、竜電、翠富士などが白星発進を飾った。 (スポニチアネックス 1/8(日) 18:00配信)
ロシア、ウクライナ北部で砲撃継続 「一時停戦」終了後 ―― プーチン大統領が表明した「一時停戦」を終えた8日、ロシア軍はウクライナへの砲撃を続けた。ウクライナメディアによると、北部チェルニヒウの国境地帯で計7回の砲撃があった。民間人の死傷者は確認されていないが、停戦が実態を伴わず終了したことで戦闘が再び激しくなる懸念は高まっている。
ロシア国防省は8日、東部ドネツク州のクラマトルスクでミサイル攻撃を展開し、ウクライナ兵600人以上を殺害したと発表した。同州知事のキリレンコ氏によると、8日未明にかけて夜間にクラマトルスクなどで計9回のミサイル攻撃があったという。教育機関や産業施設などに被害が出た。
ロシアのプーチン大統領はロシア正教のクリスマスにあわせ、6日正午から8日午前0時(日本時間6日午後6時から8日午前6時)までの36時間は戦闘を休止するよう表明していた。ただ、ウクライナ側はロシアによる時間稼ぎとみて一方的な一時休戦を拒否。休戦入り後も攻撃が相次ぐなど実態を伴わなかった。
ロイター通信によると8日にはウクライナとロシアの両国が捕虜を50人ずつ交換した。ウクライナのイエルマーク大統領府長官はツイッターで「すべての人々を家に帰さなければならない」と投稿し、引き続き捕虜交換に取り組むと強調した。 【日本經濟新聞 2023年1月9日 3:40】
今日は午後から5回目のコロナワクチン接種を受けるため、浅草寺病院に出かける予定です。
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藤井聡太竜王が初の棋王戦挑戦権獲得「今までどおりの気持ちで臨めれば」6冠意識せず自然体 ―― 藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が佐藤天彦九段(34)と渡辺明棋王(名人=38)への挑戦権を争う、将棋の第48期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定(挑決)2番勝負第2局が27日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた。対局は午後6時52分、81手で先手の藤井が勝ち、初の挑戦権を獲得した。羽生善治九段(52)が1994年(平6)12月に達成して以来、2人目の6冠を目指す5番勝負は来年2月5日、長野市で開幕する。
土俵際からの4連勝で挑戦権をもぎ取った。佐藤天の仕掛けを、的確に受けて押し返し、投了に追い込んだ。「序盤から構想が難しいと思っていました。桂を取って駒得して指しやすくなったと思います」。
https://www.youtube.com/watch?v=TuXnxaKPkDA
挑決トーナメント準決勝(11月3日)では佐藤天に負けた。「ベスト4以上は2敗で失格」という棋王戦独特のルールで、敗者復活戦に回った。こちらの1回戦で伊藤匠五段(20)、敗者組の挑決進出者決定戦で羽生を倒し、佐藤天との再戦に挑むと、あっさり2連勝でクリアした。
過去20年で、準決敗退者が敗者復活から勝ち上がって挑戦権を得たのは7例。準決に敗れた相手に逆転連勝の例は、第36期の渡辺(対戦相手は広瀬章人現八段)、第41期の佐藤天(同佐藤康光九段)しかない。藤井がそれに続いた。「これまで棋王戦は上位に進めたことがなかったですが、結果を残したのはうれしく思います」。
来年1月からは羽生の挑戦を受ける王将戦の初防衛戦が始まる。2月から、棋王戦10連覇中の「冬将軍」渡辺に挑戦する。将棋界の先輩中学生棋士を相手に、頂上対決をかけ持ちする。その先に羽生が24歳2カ月でただ1人達成した、6冠の年少記録を上回る可能性がある。「そのことは意識せず、今までどおりの気持ちで臨めれば」と、自然体を強調していた。 [日刊スポーツ 2022年12月27日23時45分]
ウェブニュースより
【順位戦】藤井聡太竜王が史上最年少&最速300勝「距離感が難しい将棋」勝率.835も歴代最高 ―― 将棋の最年少5冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が史上最年少、プロ入り最速で通算300勝を達成した。名古屋市の名古屋将棋対局場で23日に行われた第81期順位戦A級6回線で佐藤天彦九段(34)を110手で下し、未放映のテレビ棋戦も含めて300勝59敗とした。
勝率8割3分5厘は最高記録。20歳5カ月での達成は羽生善治九段(52)の21歳7カ月を更新する最年少記録となり、プロ入り6年2カ月での達成は、羽生の6年4カ月を抜く、最速記録となった。
藤井が最年少名人獲得を目指すには、負けられない大一番で、節目の300勝を達成した。先手の佐藤天が矢倉戦を目指し、中盤まで互角の戦いが続いた。終盤に藤井が鋭い踏み込みから巧妙な手順で攻めをつなぎ、寄せきった。
終局後、藤井は中盤での長考について「どちらも銀を繰り出して攻めていく筋があるので、展開次第では攻め合いになる形だった。どうバランスを取るのか難しい局面が続いていた」と振り返った。
深夜まで続いた激闘に「すぐに終盤になってしまうような変化が多く、距離感が難しい将棋だった」と話した。
https://www.youtube.com/watch?v=FJodjKaxSKs
これでリーグ成績は5勝1敗、単独首位に立った。現在、佐藤とは第48期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定(挑決)2番勝負を戦っている。藤井が第1局を先勝し、27日の第2局に勝てば渡辺明棋王(名人=38)の挑戦権を獲得する。年度内6冠の可能性もある。
史上最年少の14歳2カ月でデビュー。20年11月には羽生に次ぐ、デビューから4年1カ月で200勝を達成した。それから約2年、8大タイトルのうち竜王など5冠を保持し、戦う相手のレベルが上がる中での偉業達成だった。
300勝は通過点。27日の棋王戦挑決2番勝負第2局に向け「本局をしっかり振り返った上で、いい状態で臨めればと思います」。史上最年少6冠を目指す。 [日刊スポーツ 2022年12月24日0時35分]
ゼレンスキー氏「絶対的勝利を」 米議会演説でルーズベルト引用 ―― ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、米連邦議会の上下両院合同会議で演説し「ウクライナ国民は絶対的な勝利を勝ち取るだろう」と述べた。第2次大戦時の米大統領フランクリン・ルーズベルトが真珠湾攻撃を受けて行った有名な演説の一節を引用し、喝采を浴びた。
ゼレンスキー氏は演説で第2次大戦に何度も言及。大戦中の英首相チャーチルの発言を引用する形で「ウクライナは決して降伏しない」と断言した。また、1944年のクリスマス前後に米国を中心とする連合軍がナチス・ドイツ軍を破った「バルジの戦い」に触れ「ウクライナ軍も同じように戦っている」とも語った。
さらに「世界の心をつかむ闘いで、われわれはロシアに勝利した」と力を込めた。一方で「来年が転機になるだろう」と今後の攻勢を誓った。
同時に「あなた方のお金は慈善ではなく、世界の安全保障と民主主義への投資だ」と指摘。米国による継続的な支援を求めた。
演説は約25分間。演説前には議員たちが総立ちとなり、数分間拍手でたたえた。ロシアの侵攻開始以来、ゼレンスキー氏が対面で外国議会で演説するのはこれが初めて。オンライン形式では米国や日本、欧州など各国・地域の議会で演説してきた。 【日本經濟新聞 2022年12月22日11時23分】
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バイデン・ゼレンスキー氏が会談 パトリオット供与伝達 ―― バイデン米大統領は21日午後(日本時間22日未明)、ホワイトハウスでウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。長距離の地対空ミサイル「パトリオット」を含む追加の軍事支援を伝えた。ゼレンスキー氏は「戦争は終わっていない」と語り、支援の継続を要請した。
バイデン氏は首脳会談後の共同記者会見で「プーチン(ロシア大統領)がこの残酷な戦争をやめるつもりがないとわかっている」と表明。「米国は勇敢なウクライナ国民がロシアの侵略から自国を守り続けられるように可能な限りの支援を約束する。必要なだけあなた方とともにいる」と述べた。
ゼレンスキー氏は「米国は我々の価値と独立を守るために支援してくれるだろう」と強調。米連邦議会で野党・共和党が下院で過半数を奪還したことを念頭に「議会が変化しても超党派で上下両院の支援を得られると信じている」と訴えた。
ゼレンスキー氏の発言は2023年1月に始まる新議会の下院で主導権を握る共和を意識したとみられる。党内には「ウクライナは重要だが白紙の小切手は切らない」(下院共和トップのマッカーシー院内総務)などと巨額予算の見直しを求める声があるためだ。
ゼレンスキー氏は21日昼、米国に到着した。ロシアがウクライナ侵攻を始めた2月24日以降、ゼレンスキー氏が外国を訪れるのは初めて。バイデン氏との会談後、米連邦議会の上下両院合同会議で演説した。米国による軍事・経済支援などに謝意を示すとともに、これからも超党派による手厚い支援を継続するよう呼びかけた。
米政府は21日、ウクライナに総額18億5000万ドル(2400億円)規模の追加の軍事支援を発表した。長距離の地対空ミサイル「パトリオット」1基を初めて供与する。発電所などの重要インフラを標的にするロシアのミサイル攻撃に対抗できるように防空体制を強化する。追加の軍事支援では高機動ロケット砲システム「ハイマース」や155ミリりゅう弾砲の弾薬なども拡充する。
ブリンケン米国務長官は21日の声明で「バイデン大統領はロシアによる残忍な攻撃からウクライナを守るため、重要な軍事能力を新たに提供する。防空能力と精密打撃能力を拡充する」と強調。将来的なロシアとの停戦協議を念頭に「時が来れば交渉で最も強い立場に立てるよう必要な限り支援を続ける」と記した。
パトリオットの提供はウクライナがかねて求めてきた。米軍の主力防空システムで、「これまで提供されてきた防空システムよりもはるかに高い高度で巡航ミサイル、短距離弾道ミサイル、航空機を迎撃できる」(ブリンケン氏)。超低高度から高高度の複数目標に同時で対処可能になる。1991年に湾岸戦争で使用された。
ロシアによる侵攻から10カ月が経過し、ウクライナは米欧などで指摘される「支援疲れ」に危機感を強める。ゼレンスキー氏はまず最大の後ろ盾である米国に足を運び、米世論に支援継続を訴える狙いがにじむ。
一方、ロシアのプーチン大統領は21日、国防省の幹部会議で米国が主導する北大西洋条約機構(NATO)による脅威に言及し、戦略核の強化を進める方針を示した。複数の核弾頭を搭載でき米本土なども攻撃可能な次世代の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」が「近い将来に初めて実戦配備される」と述べ、米国をけん制した。 【日本經濟新聞 2022年12月22日 4:16 (2022年12月22日 11:14更新)】
ウェブニュースより
安保政策転換、問われる優先度 防衛3文書に映る課題 ――政府は防衛3文書に新装備の導入や自衛隊の体制拡充を盛り込んだ。サイバー防衛の具体策を詰めるのは2023年以降で、反撃能力の手段である長射程ミサイルの配備は最短で26年度になる。北朝鮮など現実的な危機が迫るなかで、政策の優先度と実行力が問われる。
サイバー防御など重視
岸田文雄首相は16日の記者会見で3文書改定の重要項目として反撃能力やサイバーなど新領域への対応を挙げた。「日本の能力を量・質両面で強化する」と説明した。
3文書はサイバー空間で攻撃兆候の探知や発信元の特定をして事前対処する「能動的サイバー防御」に初めて触れ、導入を明記した。
政府はこれから①攻撃を受けた民間企業による政府への情報共有②通信事業者が持つ情報の活用③相手システムに侵入する権限の付与――の3点を検討する。
実現には憲法21条の「通信の秘密」との整理や法改正が不可欠だ。
事業者が保有する通信網の情報を使えば攻撃元が探知しやすくなる。相手システムへの攻撃も可能になれば重大な被害を未然に防げる。
米欧の主要国はサイバー防衛で先行する。重要インフラの停止など脅威度が増すサイバー攻撃への対応は優先度が高いと考えるためだ。
政府は23年にも内閣官房にサイバー防衛の司令塔を新設し、どこまで情報の活用が可能か議論に入る。慶大の神保謙教授は「能動的サイバー防御の導入方針は画期的だが、法整備に数年はかかるだろう」と語った。
人員の確保も課題だ。自衛隊は27年度までに専門人材を現在の4倍以上の4000人規模に増員する。民間からの登用には情報の保秘体制や報酬の面で壁がある。優秀な人材は民間企業との奪い合いになる。
新防衛3文書が「最優先課題」に掲げたのは戦闘機や艦艇の修理などに使う部品と弾薬の備蓄拡大だ。自衛隊は部品不足が常態化し、装備の稼働率は5割強しかない。
他の機体向けに部品を流用する「共食い」整備は航空自衛隊だけで年3400件もある。防衛省は23~27年度に投じる単体予算43兆円のうち9兆円をかけて5年以内にこうした状況を解消する。
弾薬は中長期の戦闘に十分な量に足りていない。備蓄の7割は北海道に偏在し、台湾有事で影響が避けられない南西諸島の防衛に不安が残る。
「有事になれば戦えずに負ける」との声さえあがる状況の是正が急務だが、火薬庫を新設するための地元自治体との調整は難航しがちだ。
能力強化を巡っても課題は山積する。代表例は相手の脅威圏外から撃つ長射程の「スタンド・オフ・ミサイル」。相手のミサイル発射拠点などをたたく反撃能力の手段にもなる。
中国やロシア、北朝鮮が力を入れる極超音速ミサイルを遠方で迎え撃つ技術は現時点でない。
地上に落下する局面では最新鋭の地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)や迎撃ミサイル「SM6」などで撃ち落とせるが、防御範囲は限られている。
大気圏外を放物線を描いて飛ぶ弾道ミサイルと異なり、高度100キロメートル以下を方向を変えながら飛ぶ極超音速弾に対処する迎撃弾がなければ、抑止力は十分といえない。
通常の弾道ミサイルも同時に多数を撃ち込まれればすべてを撃ち落とすのは難しい。迎撃一辺倒では守り切れなくなった現実を踏まえ、日本へ撃てば反撃を受けると認識させて攻撃をためらわせる抑止力を早期に備える必要がある。
反撃能力、配備は2026年度
反撃能力の保有は「時間との戦い」ともいわれる。戦闘で使われた実績がある米国製巡航ミサイル「トマホーク」を購入しても護衛艦への配備は早くて26年度だ。しばらくは抑止力に穴がある状態が続く。台湾有事のリスクが高まるとされる24年の台湾総統選後には間に合わない。
中長期の抑止力は極超音速ミサイルの開発が左右する。米国も未開発の段階で、日本が国産の「極超音速誘導弾」を完成させるのは30年代になる想定だ。
ロシアはすでに極超音速滑空兵器(HGV)を配備し、中国もHGV搭載可能な弾道ミサイル「東風(DF)17」の運用を始めたとされる。
北朝鮮も極超音速ミサイルと称し発射を繰り返す。新型ミサイルに限れば東アジアの軍事バランスはすでに崩れた。
限られた予算の中で抑止力強化に効果的な装備や分野を厳選する「賢い支出」という視点は欠かせない。
防衛力に完全はなく、体制拡充を求めればキリがない。現実の脅威に対処する方策を見定めつつ、費用対効果を同時に検証する作業が求められている。 【日本經濟新聞 2022年12月17日 2:00】
甥の中村東樹doctorが、face bookに風師山(註1)に登った記事を投稿していました。曰く、
昨日門司の風師山362mに、高校の同級生と登ってきました。思えば5歳の時、叔父と小森江から生まれて初めて登った山です。その叔父(註2)も今年の9月95歳で天寿を全うしました。
この山は風頭という場所から見る関門の景色が素晴らしく、いつもしばらく絶景に見とれています。関門海峡の壇ノ浦、神功皇后伝説の干珠、満珠の島影、宮本武蔵と佐々木小次郎が戦った巌流島などが真下に見えます。雲の合間から、光のカーテンが降り注いでいるシーンにもでくわしました。
◎註1 風師山は、北九州市門司区にある山で、古くは挿頭花ノ山と書いて『かざしのやま』と言いました。 露出した山頂の岩場の形を昔の人は優雅に山桜のカンザシに見立てたのでしょうか。 また、トビやタカが舞うこの山を『風を司る神の山』 として、航海安全・豊漁を祈願したことから『かざがしら=風の師(頭 かしら)』という名が付いたとも聞きます。
◎注2 私の兄姉弟5人の二男で、私の実兄です。
ウェブニュースより
「1秒後に爆殺」…ウクライナ軍の1発で露タンクが粉々に ―― 今年2月のロシア侵攻後、ウクライナ戦争が10カ月間続いているなかで、ウクライナ軍のタンクが撃った砲撃でロシア軍タンクが粉々に破壊される映像が公開された。
ウクライナ国防省は12日(現地時間)、ツイッターを通じて、ロシア占領地であるウクライナ東部ルハンシク(ルガンスク)地域で起きたタンク戦の場面を公開した。
映像を見ると、ウクライナ軍のタンク1台が徐々に前進して前方のロシア軍タンクに向かって砲撃を加える。砲弾は発射1秒後に敵軍のタンクに落ち、火炎に包まれたロシア軍タンクは完全に破壊された。
ウクライナ国防省は「ウクライナT-64タンクがロシアT-72タンクを破壊した」とし「ウクライナ軍のもう1つの勝利」と祝った。
ウクライナ国防省は東部バフムートを占めるためのロシア軍の攻勢が数カ月間持続しているなかで該当の映像を公開した。
ロシアはウクライナ東北部ハルキウ(ハリコフ)州と南部ヘルソン州での大敗を挽回するために東部ドネツィク(ドネツク)州スラビャンスクに向かう途中のバフムート攻略に大きな政治的意味を付与しているが、戦線が膠着状態で両側の死傷者が引き続き増加している。 【中央日報/中央日報日本語版2022.12.15 08:53】
手の震えは以前からありますが、最近とみにひどくなったようです。肉筆での字は書けず、パソコンもとんでもない押し違いをして元に戻らなくなったりします。
パソコンが元に戻らなくなったので、jcomサポートに電話するもいつも混んでいてなかなか通じませんでしたが、やっとのことで何とか通じ、元に戻すことができました。
という訳で、毎日のようにしていたブログの更新も思うようにできません。でも、少しずつでも続くよう努力しようと思っています。
ウェブニュースより
自民・薗浦健太郎議員の政治資金パーティー収支4000万円不記載 東京地検が任意聴取へ ―― 自民党の薗浦健太郎衆院議員(50)=千葉5区、当選5回=の事務所が政治資金パーティーの収入を計4000万円ほど少なく記載した疑惑で、東京地検特捜部が近く薗浦氏を任意で事情聴取する方針を固めた。
薗浦氏が代表、公設第1秘書が会計責任者などを務めた資金管理団体「新時代政経研究会」の政治資金収支報告書によると、政治資金規正法違反(不記載罪など)の時効が成立していない過去5年間では、2018~20年に都内のホテルで計6回のパーティーを開き、収入は計4362万円と記載されている。
このほか、関係政治団体の「そのうら健太郎後援会」の収支報告書には、17~19年に3回で計約1000万円のパーティー収入が記載されている。 【日刊ゲンダイ 公開日:2022/12/13 13:00 更新日:2022/12/13 13:00】
ウクライナ、ロシア制圧地域の5割超奪還 英国防省分析 ―― 英国防省は13日までに、ロシアが侵攻後に制圧した地域の54%をウクライナが奪還したとの分析を発表した。ロシア軍はウクライナ東・南部での攻撃を続けているものの難航しており、ウクライナ軍による奪還作戦が進んでいるとみられる。
ロイター通信は12日、10カ月近い侵攻でロシアの砲弾の備蓄が底をつきつつあると報じた。米軍高官の話として、40年以上前に作られた古い砲弾を使う可能性があると指摘した。イランや北朝鮮など外国の供給に頼らずに現在のペースで攻撃を続ければ、2023年初めまでに砲弾を使い果たすとしている。
英国防省は戦況分析で、ロシアは「(東部の)ドネツク州やルガンスク州、南部のザポロジエ州やヘルソン州への支配拡大を依然として目指している」と推定した。だが、「これらの地域を奪還できる打撃部隊を編成する可能性は極めて低い」として、目的を達成することは困難だと指摘した。
ウクライナの独立調査機関「レイティング」は13日、ロシアが一方的に併合した南部クリミア半島やドネツク、ルガンスク両州の一部を含む全土奪還を「勝利」と認識する人が85%に上ったと発表した。侵攻直後の今年3月から11ポイント上昇した。
世論調査は11月下旬、ロシアの支配地を除くウクライナ全土で18歳以上の千人を対象に実施した。61%が北大西洋条約機構(NATO)加盟を支持する一方、ロシアとの和平合意の締結に賛成したのは8%だった。 2022年12月14日 0:05 (2022年12月14日 3:47更新)
ここ2・3日のニュースでは暗いニュースが多いようです。
sechin@nethome.ne.jp です。
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