瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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昨日で三社祭りも終わりました。大相撲は中日で栃ノ心が熱戦の末逸ノ城を寄り切ったころ本神輿『一の宮』が我が家の前を通過しました。例年のごとく、ニューカレドニアから三社祭のために一時帰国したKN女史に玄関先で出会うことが出来ました。今年の忘年会にも出席するとのことでした。

ウェブニュースより
 
納谷、連勝伸ばすも不満「何もかもダメ」 ストレート給金決める ―― 大鵬の孫で東序二段11枚目の納谷(18=大鵬部屋)は、東序二段3枚目の若苫龍(21=二所ノ関部屋)を押し出しで破り、ストレート給金となった。序ノ口デビューの春場所からの連勝は11に伸びた。
 
1回目の立ち合いで突っかけられ、2度目は少し受ける形となった。左をねじ込んで下手を取ったが右上手は取れず、懐に入られそうになったろことではたきにいった。必死に回り込もうとした相手を、差し手側に圧力をかけて押し出した。
 
勝負を決めるまで12秒を要し、「今日は全然ダメ。何もかも全部。言うことがない」と不満を口にした。「ヒヤッとはしなかった」と言うが「朝から気合が入らなかった。国技館に入ってから全然集中できなかった」と精神面を反省した。無傷で勝ち越しを決めても「普段だとうれしいが、今日は内容が…」と複雑な表情を浮かべた。

 
この日は序二段の最後の取組で、今場所初めて西方となった。取組を終えて引き揚げる際には、三段目の取組の審判の貴乃花親方(元横綱)にあいさつにいくと、親方からはアドバイスをもらった。角界入り後に声を掛けられるのは初めてで、納谷によると「“ケガをしないように”と言われた」という。
 
貴乃花親方は5日目の納谷の三番相撲を審判長として見つめていた。「背中からおしりのあたりにかけて、お父さんに似ている」。納谷の父である元関脇・貴闘力の姿をダブらせていた。   (5月20日(日)1228分 スポーツニッポン)


 


大相撲夏場所 栃ノ心8連勝で勝ち越し決める ―― 大相撲夏場所は東京・両国の国技館で8日目の取組が行われ、大関昇進を目指す栃ノ心は逸ノ城に勝って、8連勝で勝ち越しを決めました。中入り後の勝敗です。
 
十両の蒼国来に錦木は、錦木が押し出しで勝ちました。
 
豪風に佐田の海は、豪風が浴びせ倒し。
 
碧山に安美錦は、碧山が押し出し。
 
旭大星に荒鷲は、旭大星が押し出しで勝ちました。
 
朝乃山に妙義龍は、妙義龍が寄り倒し。
 
栃煌山に大奄美は、栃煌山が肩すかし。
 
千代の国に石浦は、千代の国がはたき込みで勝って7勝目です。



 貴景勝に嘉風は、貴景勝が押し出し。
 
千代丸に隠岐の海は、千代丸が押し出し。
 
北勝富士に千代翔馬は、北勝富士が押し出しで勝ちました。
 
宝富士に大翔丸は、宝富士がはたき込み。
 
勢に輝は、勢がすくい投げ。
 
正代に竜電は、正代が肩すかしで勝ちました。
 
阿炎に琴奨菊は、琴奨菊が寄り切り。



 魁聖に玉鷲は、玉鷲が押し出し。
 
松鳳山に御嶽海は、御嶽海が押し出しで勝ちました。
 
逸ノ城に栃ノ心は、栃ノ心が寄り切りで勝ちました。栃ノ心は初日から8連勝で、中日に勝ち越しを決めました。



 大関 豪栄道に大栄翔は、大栄翔が押し出しで勝ちました。豪栄道は3連敗で5敗目です。



 千代大龍に横綱 鶴竜は、鶴竜が上手出し投げで勝ちました。
 
横綱 白鵬に豊山は、白鵬が寄り倒しで勝ちました。 
 



NHK NEWS WEB 5月20 2011分)



https://www.youtube.com/watch?v=qePfiLlNeGA






 


ウェブニュースより
 
9条俳句訴訟 表現の自由を侵すのに ――  「九条守れ」の言葉が入った俳句を掲載拒否。さいたま市の公民館で起きた問題は表現の自由を奪うに等しい行為だ。だが東京高裁は違憲とはせず、わずかな賠償を市に命じたのみだ。疑問に思う。
 
「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」。二〇一四年、俳句サークルの女性が詠んだ句は、会員の投票で「秀句」に選ばれた。慣例により公民館の月報に掲載されるはずだった。ところが、公民館側は「不掲載」と判断した。
 
ちょうど集団的自衛権の問題が大きな政治課題となっていた時期にあたる。公民館側はサークル側に「公平・中立の立場から掲載は好ましくない」と説明した。
 
だが、この判断はおかしい。なぜなら、俳句を詠んだのは女性なのであり、表現の自由が憲法で保障されている。公民館側が「九条守れ」の言葉に対し一方的に「公平・中立」というものさしを持ち出し排除することは、その自由を踏みにじることになるからだ。
 
東京高裁も「世論が大きく分かれていたという背景事情があっても、掲載しなかったことは正当な理由にならない」と述べている。思想・信条を理由にした不公正な取り扱いで、女性の利益を侵害したと認めたわけだ。
 
ただし、判決は表現の自由を狭く解釈していないだろうか。「特定の媒体による表現行為を制限されたにすぎない」「表現者が表現手段の利用権を有することが必要」などと説明する。

 
しかし、月報への掲載は慣例だったからサークル側に「利用権」があると解せないのか。何より「九条守れ」に過剰反応する対応は、まるで戦前の検閲による掲載拒否を思わせる。
 
俳人の故・金子兜太さんは、この問題に危機感を持ち、「表現や作品を政治的判断で葬ろうとする姿勢は戦争のころと変わっていない」と語っていた。本紙も一五年から一七年にかけ読者から募った「平和の俳句」を載せた。金子さんには、選者をつとめてもらった。
 
さらに深刻に思うのは、九条俳句問題にとどまらず、公共施設などで中立性や公平性を盾にして、さまざまな集会などが制限されてはいないかという疑いだ。大学でも集会は全く自由ではない。表現や言論の自由が息苦しい。
 
片や自民党総裁たる首相は公然と「改憲」を訴え、「九条を変える」と言う。「九条守れ」の市民の意見が自由でなくては、公正な社会とは到底言えない。   (東京新聞 2018年5月19日)


 


大相撲夏場所7日目 横綱 白鵬は連敗せず ―― 大相撲夏場所は東京 両国の国技館で7日目の取組が行われ、18日に初黒星の横綱 白鵬は千代大龍を寄り切りで破り、連敗はしませんでした。
中入り後の勝敗です。
栃煌山に旭大星は、栃煌山が押し出しで勝ちました。


 妙義龍に豪風は、妙義龍が押し出し。
 佐田の海に錦木は、錦木が上手投げ。
 荒鷲に安美錦は、荒鷲が小股すくいで勝ちました。
 碧山に千代の国は、千代の国が送り出しで6勝目。
 大奄美に朝乃山は、朝乃山が押し出し。
 隠岐の海に石浦は、隠岐の海が寄り切り。
 大翔丸に貴景勝は、大翔丸が押し出しで勝って6勝目です。
 北勝富士に千代丸は、北勝富士が押し出し。
 千代翔馬に輝は、輝が引き落とし。
 嘉風に勢は、勢が押し出しで勝ちました。
 琴奨菊に竜電は、琴奨菊が寄り切り。

 
宝富士に正代は、宝富士が寄り切り。正代は5連勝のあと2連敗です。

 玉鷲に大栄翔は、大栄翔が突き落としで勝って初日が出ました。
 御嶽海に魁聖は、魁聖が寄り切り。
 松鳳山に逸ノ城は、松鳳山が下手投げ。

 
栃ノ心に遠藤は、遠藤が右腕を痛め19日から休場し、栃ノ心の不戦勝となりました。栃ノ心は7連勝です。

 阿炎に大関 豪栄道は、阿炎がはたき込みで勝ちました。18日に横綱 白鵬から初金星を挙げた阿炎は、19日は思い切りよくはたき込みを決め、連日の殊勲の星です。

 
千代大龍に横綱 白鵬は、白鵬が寄り切りで勝って6勝目。連敗はしませんでした。


 
横綱 鶴竜に豊山は、鶴竜が突き落としで勝ちました。


 
7連勝栃ノ心「やること変えたくない」
 
不戦勝でただ1人初日から7連勝とした栃ノ心は支度部屋でいつもどおりしこを踏むなどして体を温めました。勝ち名乗りを受けたあと「気持ちとしてやることは変えたくない」と話していました。
 
18日の初金星に続いて19日は大関 豪栄道に勝った阿炎は「相手の『行くぞ』という気持ちが伝わってきたのでいなすイメージだった。最初は上位という言葉を聞くだけで緊張していたが、だいぶ慣れて相手がよく見えていた」と笑顔で振り返っていました。敗れた豪栄道は相手のはたき込みに「ついていけなかった」と固い表情でした。
 
千代大龍を危なげなく退けた横綱 白鵬は18日の初黒星を引きずらなかったことについて「そうじゃないと11年も横綱をできないと思う」と冷静に話しました。 
 
豊山の突き押しをしのいで1敗を守った横綱 鶴竜は「慌てずに相撲をとった。経験が自信になるので、1つ1つ成長していきたい」と淡々と話していました。    (NHK NEWS WEB 519 1848分)


 


水門会の成富氏よりメールが入りました。曰く、
 
門司のNewsです。
 
各位殿
 
気候温暖、雨と移り変わります。お達者でお過ごしでしょうか。
 
早くにの報告が遅れました。ジュン喫茶(田中の店)に連絡し、運よく3人に会うことが出来ました。


 小野は術後の経過良く、碁敵との対峙を参観しました。棋力は?? 中川はペースメーカー装着なれど顔色良し、小野も同様OPを感じさせないくらいの馬力で黒石を動かしておりました。田中は少し細くなってきたようです。

 
銅崎は散歩中なれど元気と。小林も達者との事でした。
 
さてと、登山納めとばかりに、風師山のとっぺんに辿り着きました。
 
10年前?の山容も木々がうっそうと茂って山頂からの眺望以外は望めなかったので、勢い頂上からの眺望を撮りました。黄砂の影響で巌流島(かなり拡張)、大里小倉方面、関門橋の眺望が怪しいかと思いますが、目を凝らして観てください。



 校舎、校庭も寂しい風景ですが、楠木が見当たらず(伐採)面影なしです。別便で茂った楠木photoおくりましょう。

 
野崎兄には〒で知らせます。硯友会(小倉)には参加せず。お互い日々を大切に過ごしましょう。   成富満生
 


ウェブニュースより
 
藤井七段誕生!段位で師匠に並び「感慨深い」杉本七段「複雑な気持ちなど微塵もありません」 ―― 高校生プロ棋士・藤井聡太六段(15)が18日、大阪市内の関西将棋会館で行われた竜王戦ランキング戦5組準決勝で船江恒平六段(31)に72手で勝利。規定を満たして最年少(15歳9カ月)、プロ入りから最速(1年7カ月)で七段に昇段した。

 
七段昇段におけるこれまでの最年少、最速記録は、いずれも加藤一二三・九段(78)が持つ17歳3カ月、2年8カ月だった。藤井は1610月に四段に昇段し、今年2月1日に五段に昇段、同17日に六段にスピード昇段した。
▼藤井聡太七段の話 (七段昇段について)目の前の対局に全力を注ぎ込んできて、こういう形になった。嬉しく思っているが(竜王戦5組ランキング戦の)決勝があるので喜びに浸るよりも気を引き締めたい。(師匠の杉本昌隆七段に段位が並び)段位の上で並ぶことができたのは感慨深い。ここから実績を積み重ねていくことが大切だと思う。
 
▼師匠・杉本昌隆七段 今年に入って3回目の昇段には感服します。結果を出し続ける強い棋士に対して敬意を表します。弟子に自分と同じ段位に追いつかれることは、師匠として大きな喜び。複雑な気持ちなど微塵もありません。   [Sponichi Annex 2018518 21:23 ]
https://www.youtube.com/watch?v=n68-L_C5UxQ


 


大相撲夏場所6日目 白鵬が初黒星 栃ノ心は6連勝 ―― 大相撲夏場所は東京・両国の国技館で6日目の取組が行われ、ここまで5連勝だった休場明けの横綱 白鵬は平幕の阿炎に押し出しで敗れ、初黒星を喫しました。一方、大関昇進を目指す関脇の栃ノ心は初日からの連勝を6に伸ばし、幕内で勝ちっ放しは早くも栃ノ心1人だけになりました。
中入り後の勝敗
 
妙義龍に栃煌山は妙義龍が寄り切りで勝ちました。
 
安美錦に佐田の海は佐田の海が押し出し。
 
豪風に錦木は錦木が押し出し。
 
碧山に旭大星は旭大星が押し出しで勝って、新入幕の場所2日目から5連勝。

 
石浦に大奄美は石浦が切り返し。
 
千代の国に隠岐の海は千代の国が引き落としで勝って5勝目です。
 
貴景勝に朝乃山は朝乃山がはたき込み。
 
北勝富士に荒鷲は北勝富士が押し出し。
 
大翔丸に竜電は大翔丸がはたき込みで5勝目。
 
嘉風に千代翔馬は嘉風がはたき込み。
 
宝富士に輝は輝が寄り切りで勝ちました。
 
勢に千代丸は千代丸が突き落とし。
 
琴奨菊に松鳳山は琴奨菊がきめ出し。
 
魁聖に正代は魁聖が寄り切りで初白星。正代は連勝が5で止まり、平幕の勝ちっ放しはいなくなりました。

 
遠藤に御嶽海は御嶽海が上手出し投げで勝ちました。 



 豊山に栃ノ心は栃ノ心が突き落としで勝ちました。栃ノ心は土俵際まで追い込まれましたが、逆転の突き落としを決め、初日からの連勝を6に伸ばしました。

 
逸ノ城に玉鷲は玉鷲が押し出し。
 
大関 豪栄道に千代大龍は千代大龍が押し倒しで勝ちました。敗れた豪栄道は3勝3敗です。
 
大栄翔に横綱 鶴竜は鶴竜がはたき込みで勝って5勝1敗。



 横綱 白鵬に阿炎は阿炎が押し出しで勝ちました。阿炎は立ち合いから得意の突き押しで白鵬を圧倒し、初金星を挙げました。白鵬は初黒星で、幕内で勝ちっ放しは早くも栃ノ心1人だけになりました。



https://www.youtube.com/watch?v=cIdP_6ijC6c

初金星 阿炎「やったーという感じ」
 
新小結の遠藤に勝った御嶽海は「三役を1年張っているのでそう簡単には負けられない。あす以降も自分の相撲を取るだけ」と冷静に話していました。敗れた遠藤は何を聞かれても目を閉じて無言でした。
 
豊山に土俵際まで攻め込まれ、逆転勝ちの栃ノ心は「焦った。きょうはとりあえず勝ててよかった」と苦笑いを浮かべながら話していました。敗れた豊山は「最後に足が流れてしまった。体は動いているが攻めきれないのが自分の弱さ」と反省しきりでした。
 
3敗目を喫した大関 豪栄道は「立ち合いがだめでした」と、ぶ然とした表情で振り返ったあと「強気で行くしかない」と、19日に向け気持ちを切り替えていました。
 
危なげない相撲で5勝目を挙げた横綱 鶴竜は「動きの中で相手が見えていた。決していい相撲じゃないけど、その中で白星を重ねていくのが大事」と話していました。
 
横綱 白鵬を破って初金星の阿炎は「本当に勝ったの。やったーという感じでした。座布団が飛ぶのはテレビで見たことはあるけど自分が経験するとは思いませんでした」と笑顔で話していました。
 
敗れた白鵬は「見てのとおりです。いい相撲を取りましたね」と阿炎を褒める言葉しかありませんでした。   (NHK NEWS WEB 518 1845分)


 


ウェブニュースより
 
大相撲夏場所5日目 大関昇進目指す栃ノ心は5連勝 ―― 大相撲夏場所は東京 両国の国技館で5日目の取組が行われ、大関昇進を目指す栃ノ心は魁聖に勝って5連勝とし、序盤戦を最高の形で終えました。
中入り後の勝敗
 
安美錦に豪風は、安美錦が引き落としで勝って5日目で初白星です。

 
佐田の海に旭大星は、旭大星が引き落としで2日目から4連勝。
 
錦木に碧山は、碧山が寄り切り。
 
石浦に妙義龍は、妙義龍が押し出し。
 
栃煌山に朝乃山は、栃煌山が寄り切り。
 
大奄美に千代の国は、千代の国が寄り切り。
 
荒鷲に貴景勝は、貴景勝が押し倒しで勝ちました。
 
大翔丸に北勝富士は、大翔丸が押し出し。
 
隠岐の海に輝は、輝が押し出し。
 
竜電に千代丸は、竜電が寄り切りで勝って初白星です。
 
嘉風に宝富士は、嘉風がはたき込み。
 
琴奨菊に勢は、勢が寄り切り。
 
千代翔馬に正代は、正代が寄り切りで勝って、平幕で唯一初日から5連勝です。
 
松鳳山に千代大龍は、千代大龍が突き出し。
 
御嶽海に玉鷲は、御嶽海が引き落とし。
 
遠藤に逸ノ城は、遠藤が寄り切りで勝ちました。逸ノ城は初黒星です。



 栃ノ心に魁聖は、栃ノ心が寄り切りで勝ちました。栃ノ心は大関昇進を目指す場所で序盤戦5連勝と最高のスタートを切りました。



 豊山に大関 豪栄道は、豪栄道が押し出しで勝ち、連敗を2で止めました。



 大栄翔に横綱 白鵬は、白鵬が上手投げで勝って5連勝。



 横綱 鶴竜に阿炎は、鶴竜がはたき込みで勝ち、連敗はしませんでした。


 


遠藤は自分より73キロ重い関脇の逸ノ城を終始攻めて寄り切った相撲に「しっかり我慢できたのがよかった」と、納得した表情で話していました。
 
今場所初黒星の逸ノ城は「最後、我慢できなかった。あんなに下に相手がいたとは。低かった」と、遠藤のうまい相撲に脱帽でした。
 
大関挑戦の場所で5連勝の関脇 栃ノ心は「まだ5日目じゃないですか」と笑ったあと「いい相撲が取れている。踏み込みがいいです」と満足した様子で序盤戦を振り返っていました。
 
5連勝とした横綱 白鵬は「体が動いている。いいところのまわしが取れたから流れに逆らわずにね。前半はいい状態できている」と満足そうに話していました。
 
連敗しなかった横綱 鶴竜は「相手を考えて当たることを意識して相撲を取った。それがよかった。しっかり自分の相撲を取れるように立ち合いに集中してやりたい」と、中盤戦に向け気持ちを切り替えていました。
 
初めての横綱挑戦で結びの土俵に上がった阿炎は「横綱は強かった。あれだけ自分を出し切ったのに勝てなかった。でも楽しかったし、夢中だった。次につながればいい」と時折笑顔をのぞかせていました。   (NHK NEWS WEB 517 1830分)


 


篠山の姪から、昨日のブログにコメントが入っていました。ありがとう。
 
「夏は来ぬ」の歌詞にある「うの花」を「ウツギ」というのは知っていましたが、タニウツギというのは知りませんでした。
https://www.youtube.com/watch?v=XQm1qk53suc
 タニウツギについて調べてみました。



 


ウェブニュースより
 
大鵬孫の納谷、9連勝も反省しきり「全然力が出なかった」 ―― “昭和の大横綱”大鵬(故人)の孫で元関脇貴闘力の三男、東序二段11枚目・納谷(18)=大嶽=が威光(玉ノ井)を寄り切って2戦2勝。全勝優勝した先場所の序ノ口からの連勝を9に伸ばした。立ち合い踏み込みから右上手をがっちり取った。圧力をかけて前進。粘られたが、冷静に仕留めた。



 「きょうは全然ダメでした。全然力が出ませんでした」と完勝にも反省。前に出る相撲は取れたものの「イメージとは違う。足がそんなに出なかった」と首をかしげた。
 
体調面に不安はなく「普段以上にしっかり体を動かせば大丈夫」と修正は可能。「しっかり勝っていけるように」と2場所連続全勝Vを見据えた。   (デイリースポーツ201805161218分)
 


大相撲夏場所4日目 横綱 鶴竜が初黒星 ―― 大相撲夏場所は、東京 両国の国技館で4日目の取組が行われ、3連勝スタートだった連覇を目指す横綱の鶴竜が松鳳山に初黒星を喫しました。
中入り後の勝敗です
 
安美錦に栃煌山は栃煌山が押し倒しで勝ちました。
 
旭大星に錦木は旭大星が押し倒しで2日目から3連勝。
 
豪風に石浦は豪風が引き落とし。
 
碧山に妙義龍は碧山が引き落としで勝って初日が出ました。
 
朝乃山に佐田の海は佐田の海が突き落とし。
 
荒鷲に大奄美は大奄美が寄り切り。
 
貴景勝に千代の国は千代の国がはたき込み。
 
隠岐の海に大翔丸は大翔丸が押し出しで勝ちました。
 
輝に北勝富士は北勝富士が押し出しで勝って初日が出ました。
 
嘉風に竜電の一番は同体で取り直しとなり、嘉風が寄り切りで勝ちました。
 
宝富士に千代丸は宝富士が寄り切り。
 
千代翔馬に琴奨菊は琴奨菊が寄り切り。
 
正代に勢は正代が寄り切りで勝って初日から4連勝です。



 千代大龍に大栄翔は千代大龍が突き落とし。
 
遠藤に阿炎は阿炎が突き出しで勝って初日が出ました。新小結の遠藤は2勝2敗です。



 御嶽海に栃ノ心は栃ノ心が寄り切りで勝って、大関昇進を目指す場所で初日から4連勝です。



 逸ノ城に豊山は逸ノ城が寄り切りで勝って4連勝です。
https://www.youtube.com/watch?v=OZ-wI6s7BBk
 
大関 豪栄道に玉鷲は玉鷲が押し出しで勝ち初白星を挙げました。豪栄道は連敗です。



 松鳳山に横綱 鶴竜は松鳳山が押し倒しで勝ち、5つ目の金星を挙げました。鶴竜は馬力のある松鳳山を相手に引く悪い癖が出て初黒星です。



 横綱の白鵬に魁聖は白鵬が上手出し投げで勝ちました。白鵬は4連勝です。



金星の松鳳山「我慢して前に出られてよかった」
 
4日目で初日が出た北勝富士は「どんな形でも勝ちたい。このまま一日一番であすも集中してやるだけです」とほっとした表情を浮かべていました。
 
正代は、平幕でただ1人の4連勝となったことについて、「聞かなければよかった。まだ上位と当たっていませんから」と笑顔を見せつつ、謙虚に答えていました。 
 
新小結の遠藤を持ち味の突き押しで破った阿炎は「疲れた。勝ててよかったです。がむしゃらでした。自分の間合いでとれてよかった」と笑顔で話していました。敗れた遠藤は、「やりづらかった」とだけ話し、後は無言でした。
 
御嶽海を破り4連勝の関脇・栃ノ心は、「立ち合いがよかった。気持ちが大事ですね」と充実した表情を浮かべていました。敗れた御嶽海は、「完璧に立ち後れました、自分が悪いです」と悔しそうに話していました。
 
豊山を破って4連勝の関脇・逸ノ城は、「体が動いている。自分の相撲ができた」と充実した表情で振り返っていました。
 
横綱・鶴竜から金星を挙げた松鳳山は、「よけいなことを考えずに我慢して前に出られてよかった。あしたも当たって突っ張って前に出たい」と笑顔を交え話していました。敗れた鶴竜は、「立ち合いがすべて。迷ったのがいけなかった。切り替えてやるしかない」と反省しきりでした。
 
魁聖を破り4連勝の横綱・白鵬は、「土俵を締めないといけないという思いがあった。まあ1番1番ですね」と淡々と話していました。    (NHK NEWS WEB 516 1859分)


 



ウェブニュースより
 大相撲夏場所3日目 栃ノ心が初日から3連勝 ―― 大相撲夏場所は、東京 両国の国技館で3日目の取組が行われ、大関昇進を目指す栃ノ心は実力者の玉鷲を破って3連勝としました。
中入り後の勝敗です。
 
安美錦に妙義龍は妙義龍が押し出しで勝ちました。

 栃煌山に錦木は栃煌山が寄り切り。
 旭大星に豪風は旭大星が押し出し。
 石浦に佐田の海は石浦が引き落としで勝ちました。
 碧山に朝乃山は朝乃山が寄り切りで3連勝。
 大奄美に貴景勝は大奄美がはたき込み。
 隠岐の海に荒鷲は隠岐の海が上手投げで勝って3連勝です。
 千代の国に北勝富士は千代の国が送り出し。
 嘉風に輝は輝が押し出し。
 大翔丸に千代丸は千代丸が押し出し。
 千代翔馬に宝富士は宝富士が寄り倒し。
 竜電に勢は土俵際きわどい相撲となり、軍配差し違えで勢が小手投げで勝ちました。
 千代大龍に正代は正代が押し倒し。


 琴奨菊に豊山は琴奨菊が寄り切り。
 御嶽海に阿炎は御嶽海が押し倒し。

 
大栄翔に逸ノ城は物言いがつくきわどい相撲になりましたが、逸ノ城がはたき込みで勝って3連勝。


 
栃ノ心に玉鷲は栃ノ心がはたき込みで勝って大関昇進を目指す場所で初日から3連勝です。


 新小結の遠藤に大関 豪栄道は遠藤が肩すかしで勝ちました。豪栄道は初黒星です。

 松鳳山に横綱 白鵬は白鵬が押し出しで3連勝。

 
横綱 鶴竜に魁聖は鶴竜が寄り切りで勝って3連勝です。



3連勝の逸ノ城「あしたからは悪い癖が出ないよう前に出る」
 
物言いのつくきわどい相撲に勝って3連勝の逸ノ城は「前に出ようと思ったが引いてしまった。あしたからは悪い癖が出ないよう前に出る相撲を取りたい」と反省ばかりを口にしていました。
 
3連勝の栃ノ心は「下がっていない。まわしを取れなかったけどよく攻めた。けがも勝っている間は大丈夫」と笑顔で振り返っていました。
 
敗れた玉鷲は「相手を見てしまっている。自分の相撲が取れていない」と悔しそうに話していました。
 
大関・豪栄道を破った新小結の遠藤は「攻められて、攻め返して最後は勝ちにつなげられてよかったです。しっかり集中して1日1番やるだけです」と話していました。
 
敗れた豪栄道は「足が流れた。きょうは自滅しました」と言葉少なでした。
 
立ち合い一気の攻めで3連勝の横綱・白鵬は「当たったあと相手のいなしについて行けた。体は動いているし反応はいい」と納得の表情で振り返っていました。
 
万全の相撲で3連勝の横綱・鶴竜は「集中して取れています。この感じで白星を重ねていくことが大事ですね」と落ちついて話していました。   NHK NEWS WEB 5月15 1958分)


 


ウェブニュースより
 
納谷、白星発進 3秒足らずで圧勝「しっかり動けた」 同学年・清宮の活躍に刺激 ―― 優勝32回を誇る大横綱・大鵬の孫で、元関脇・貴闘力を父に持つ東序二段11枚目の納谷(18=大嶽部屋)が白星発進した。西序二段11枚目の森(25=玉ノ井部屋)との初顔合わせで、立ち合いのもろ手突きで土俵際まで吹っ飛ばし、すかさず前に出て3秒足らずで押し出した。序ノ口デビューで優勝を飾った春場所からの連勝は8に伸びた。



 「(先場所と)変わらず、しっかり動けた。この調子でいけたらいい。(緊張は)少しだけしたけど、(何かが)変わるほどではなかった」と自分の相撲を取りきって快勝した。
 
前日13日の母の日は、大鵬の三女である母・美絵子さんに「カーネーションなど、いろいろ混ぜた」という5000円の花束を贈った。春場所は序ノ口優勝を果たして優勝賞金を手にするなど「初めて自分で稼いで贈れた」ことで、改めてプロになったことを実感した。
 
プロ野球・日本ハムの清宮幸太郎内野手(18)とは同学年。小学校4年の時には相撲の都大会で対戦経験もある。当時のことは「ちょっと覚えているくらい」というものの、清宮が同じプロの世界で活躍していることは刺激になっている。「同級生がテレビに出ているとうれしい。自分も、となる」という。清宮は1966年のドラフト制導入以降の新人のデビューからの連続試合安打の新記録(7試合連続)をつくった。納谷は「何かしら自分も(記録を)取れるように頑張りたい」と誓った。
 
場所前は阿武松部屋への出稽古で、幕下や三段目の力士と稽古を積んだ。鍛錬を重ねたことで、166キロあった体重は「測っていないが少しやせたかも。すごく軽く感じる」という。「しっかり自分の相撲を取って、全部勝つように頑張る」と2場所連続優勝を見据えていた。   (514日(月)1218分 スポーツニッポン) 


大相撲夏場所2日目 栃ノ心ほか上位陣は安泰 ―― 大相撲夏場所は東京 両国の国技館で2日目の取組が行われ、大関昇進を目指す関脇 栃ノ心は、新鋭の阿炎を寄り切りで破り、2連勝スタートです。
中入り後の勝敗
 
錦木に妙義龍は、錦木が寄り切りで勝ちました。
 
旭大星に安美錦は、旭大星がすそ払い。新入幕の旭大星は2日目の初白星です。

 
栃煌山に佐田の海は、佐田の海が寄り倒し。
 
碧山に豪風は、豪風が突き落とし。
 
石浦に荒鷲は、荒鷲が寄り切りで勝ちました。
 
千代の国に朝乃山は、朝乃山が寄り切り。
 
貴景勝に隠岐の海は、隠岐の海が寄り切り。
 
北勝富士に大奄美は、大奄美が押し倒しで勝ちました。
 
大翔丸に嘉風は、大翔丸が送り出し。
 
千代丸に輝は、輝が押し出し。
 
竜電に千代翔馬は、千代翔馬が下手投げ。
 
勢に宝富士は、勢がすくい投げで勝ちました。
 
琴奨菊に千代大龍は、琴奨菊がすくい投げ。
 
正代に大栄翔は正代が突き落とし。
 
遠藤に豊山は、遠藤が引き落としで勝って新小結の場所2日目で初白星。

 
阿炎に栃ノ心は、栃ノ心が相手をよく見て最後は左のまわしを引いて寄り切りで勝って2連勝です。

 
逸ノ城に魁聖は、逸ノ城が寄り切り。

 
大関 豪栄道に松鳳山は、豪栄道が押し出し。
 
玉鷲に横綱 鶴竜は、鶴竜が突き落としで勝って2連勝。

 
横綱 白鵬に御嶽海は、白鵬が上手投げで勝って2連勝です。

 
夏場所は初日に続いて14日も関脇以上がそろって勝って、いずれも2連勝スタートと上位陣は安泰でした。
栃ノ心「気合いが大事、きょうの一番はよかった」
 
ベテランの安美錦をすそ払いでやぶり新入幕で初白星をつかんだ旭大星は「懸賞金は父に渡したい。狙っていたわけじゃないけど足が勝手に出た。連勝したいですね」と笑顔で話していました。
 
体重204キロの魁聖を寄り切った関脇・逸ノ城は「まわしはとれなかったが前に出た。相手は重いですけどそこまででした」と余裕の表情で話していました。


新三役で初白星の小結・遠藤は「相手をよく見ました。勝てたのでうれしいです」と冷静に話していました。
 
大関昇進を狙う場所で2連勝スタートの関脇・栃ノ心は「何とかまわしをつかもうと思っていたが、思いどおりになった。気合いが大事、きょうの一番はよかった。これからですよ」と充実した表情を浮かべていました。
 
初日から2連勝の横綱・鶴竜は「相手のペースにならないよう相撲をとることを意識した。体がうまく反応しましたね」と冷静に振り返っていました。
 
同じく2連勝の横綱・白鵬は「きのうもきょうも体は動いている。今場所は一日一番という感じです」と話していました。
 
白鵬を土俵際まで追い詰めながら敗れた小結・御嶽海は「負けたら意味がない。自分がばたついて引いてしまった」と反省していました。    (NHK NEWS WEB 514 1855分)


 


 

昨日から、大相撲夏場所が始まりました。
ウェブニュースより
 大相撲夏場所 大関昇進目指す栃ノ心は白星スタート ――大相撲夏場所は13日、東京・両国の国技館で初日を迎え、横綱・稀勢の里と大関・高安が休場する中、大関昇進を目指す関脇の栃ノ心は松鳳山を破り、白星スタートです。
中入り後の勝敗
 
錦木に返り入幕の安美錦は、錦木が押し出しで勝ちました。


 妙義龍に新入幕の旭大星は取り直しの末、妙義龍が寄り切り。

 栃煌山に返り入幕の豪風は豪風がはたき込み。
 返り入幕の佐田の海に碧山は、佐田の海が寄り切りで勝ちました。
 石浦に朝乃山は朝乃山が寄り切り。
 荒鷲に千代の国は千代の国が引き落とし。
 隠岐の海に大奄美は隠岐の海が寄り切り。
 貴景勝に北勝富士は貴景勝が押し出しで勝ちました。
 大翔丸に輝は大翔丸が寄り切り。
 嘉風に千代丸は嘉風が押し出し。
 竜電に宝富士は宝富士が寄り切り。
 千代翔馬に勢は物言いがつく際どい勝負の末、行司軍配差し違えで勢が上手投げで勝ちました。

 琴奨菊に正代は正代がすくい投げ。
 千代大龍に豊山は千代大龍が押し出し。
 御嶽海に大栄翔は御嶽海が押し出し。
 阿炎に逸ノ城は逸ノ城が押し出しで勝ちました。

 
栃ノ心に松鳳山は栃ノ心が寄り切り。大関昇進を目指す場所で白星発進です。


 
魁聖に大関・豪栄道は豪栄道が寄り切り。


 
玉鷲に横綱・白鵬は白鵬が押し出しで勝ちました。休場明けの白鵬も白星スタートです。


 
横綱・鶴竜に新小結の遠藤は鶴竜が引き落としで勝ちました。


 
栃ノ心「いつもと違う感じしない」
 
大関挑戦の場所を白星でスタートした栃ノ心は、「もろ差しになられたが、つかまえたからよかった。緊張はするが、いつもと違う感じはしない。でも初日に勝ったのは大きい」と話していました。
 
栃ノ心を相手にもろ差しになりながら敗れた松鳳山は「手が長いし、力も強い」と話し肩を落としていました。
 
初日白星の大関・豪栄道は「体は動いている。集中してやるだけですよ」と快勝にも言葉少なでした。
 
休場明けの場所の初日白星スタートの白鵬は「張り差しから形をつくった。見合って多少間合いはあったが、前に出られてよい相撲をとることができた」と落ちついて話していました。
 
新小結の遠藤を退けた横綱・鶴竜は「立ち合い相手の勢いに押されないように、しっかり当たって、後は流れのなかで相撲を取れました」と冷静に振り返っていました。
 
敗れた遠藤は、初日について「まあよい雰囲気だったと思います」と話したほかは、無言で国技館を後にしました。   (NHK NEWS WEB 513 2037分)


 


隅田公園のアジサイも青々として6月を待たずに咲きそうです。

アジサイの語源ははっきりしませんが、最古の和歌集『万葉集』では「味狭藍」「安治佐為」、平安時代の辞典『和名類聚抄』では「安豆佐為」の字をあてて書かれています。

 
もっとも有力とされているのは、「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」がなまったものとする説です。そのほか、「味」は評価を「狭藍」は花の色を示すという谷川士清の説、「集まって咲くもの」とする山本章夫の説(『万葉古今動植物正名』)、「厚咲き」が転じたものであるという貝原益軒の説があります。

 
花の色がよく変わることから、「七変化」「八仙花」とも呼ばれるれます。日本語で漢字表記に用いられる「紫陽花」は、唐の詩人白居易が別の花、おそらくライラックに付けた名で、平安時代の学者源順がこの漢字をあてたことから誤って広まったといわれています。

 
草冠の下に「便」を置いた字が『新撰字鏡』にはみられ、「安知佐井」のほか「止毛久佐」の字があてられています。アジサイ研究家の山本武臣は、アジサイの葉が便所で使われる地域のあることから、止毛久佐は普通トモクサと読むが、シモクサとも読むことができると指摘しています。また『言塵集』にはアジサイの別名として「またぶりぐさ」が挙げられています。

 
シーボルトはアジサイ属の新種に自分の愛妾「おタキさん」の名をとって Hydrangea otaksa と命名し、物議をかもしました。これは Hydrangea macrophylla と同種でした。


 


 万葉集第八巻には「スミレ」の歌が三つあり、「すみれ」もしくは「つほすみれ」と詠まれています。
①原文: 春野尓 須美礼採尓等 来師吾曽 野乎奈都可之美 一夜宿二来
 作者:山部宿禰赤人(やまべのすくねあかひと)
 よみ: 春の野にすみれ摘みにと来しわれそ、野を懐かしみ一夜(ひとよ)寝にける
 意味: 春の野にすみれを摘もうと思ってやってきたのに、懐かしくて一晩寝てしまいました。
②原文: 山振之 咲有野邊乃 都保須美礼 此春之雨尓 盛奈里鶏利
 作者: 高田女王(たかだのおおきみ)
 よみ: 山吹(やまぶき)の、咲きたる野辺(のへ)の、つほすみれ、この春の雨に、盛りなりけり
 意味: 山吹(やまぶき)の咲いている野のすみれが、この春の雨のなか沢山咲いていますね。
③原文: 茅花拔 淺茅之原乃 都保須美礼 今盛有 吾戀苦波
 作者: 大伴田村家の大嬢(おおいらつめ)
 よみ: つばな抜く、浅茅が原のつほすみれ、今盛りなりわが恋ふらくは
 意味: 浅茅(あさぢ)が原のすみれは、私の恋のように盛りです。

 
すみれは、花が大工道具の墨入れに似ていることから、そう呼ばれていると言われています。


 
菫はスミレ科スミレ属の多年草です。日本の山野に広く自生します。菫は三月から五月のかけて濃い紫色の小さな花をさかせます。花は、ラッパのような形の花をやや下向きにつけます。五枚の花びらは大きさが同じでなく、下側の一枚が大きく他の四枚は左右対称になります。繁殖力が強く、都会のアスファルトのひび割れなどからも顔を出すことがあります。


 
菫は、単なる野草の一種にしかすぎませんでした。いまの「ペンペン草」みたいなものでした。贔屓目にみても「たんぽぽ」程度のものでした。たとえばそれが証拠に、江戸期の俳句に「小便の連まつ岨(そば)の菫かな」(松白)があったりして、小便の先にも当然菫は咲いていたでしょう。菫が珍重されはじめたのは明治期になってからのことで、それまではただの草だったということです。詩歌の「星菫派」といい、宝塚の「菫の花咲くころ」という歌といい、菫が特別視されだしたのは、つい最近のことなのです。

※    星菫派とは:天の星や地の菫(すみれ)に託して恋愛をうたった浪漫派詩人の一派のことです。明治30年代の与謝野鉄幹・晶子を中心にした明星派の人たちをさします。明治30年代、与謝野鉄幹・晶子夫妻を中心に「明星」によった浪漫派詩人の一派。星や菫すみれによせて恋をうたう、という表現傾向から命名されました。

https://www.uta-net.com/movie/187653/
 だからこそ、「山路来て何やらゆかしすみれ草」という芭蕉の句は新鮮だったのでしょう。つまらない「野の花」に、なにやら「ゆかしさ」を覚えた人がいるという驚きを詠んだものなのでしょう。

 
明治30年の2月、子規へ送った句稿の中に不思議な句があります。
    
菫程な小さき人に生れたし
 
菫のような可愛さにあこがれる女性の句と思われるような句ですが、まぎれもなく、夏目漱石の句です。小説『草枕』(明治39年)の世界とつなげて、面倒な人の世を離れて、ひっそりと菫のように生きたいという気持ちと解されることが多いようです。

 
スミレ(菫)にまつわるギリシャ神話は幾つかあるようです。
 
フィリシアに羊飼いの婚約者を持つ美しい娘イアがいました。この娘に太陽神アポロンが恋をし彼女を追い求めました。婚約者を持つイアは、アポロンの愛をを受け入れようとしませんでした。怒ったアポロンが、イアをスミレ(菫)に変えてしまったのです。スミレ(菫)の花が可憐なのは、イアの面影を残しているからだといいます。また、イアは神であるアポロンの求愛を拒否すれば、怒りのため復讐するに違いないと思い、婚約者への愛との板挟みにあったイアは、貞操の女神アルテミスに、私を人間以外の姿に変えてくれるように祈ります。その祈りを聞き入れてくれた女神アルテミスが、彼女をスミレ(菫)の花に変えてくれたとも神話では伝えています。

 
オリンポスの全能の神ゼウスは巫女であるイオを見初めます。イオはたいそう美しく気立ての優しい娘でした。ある時、二人が楽しく語り合っていると、ゼウスの妻ヘラが通りかかりかります。ヘラはことのほか嫉妬深く、逆上すると見境がつかなくなります。そのことをよく知っていたゼウスは、動転して慌ててイオを雌牛に変えました。牛となったイオは哀しみに暮らします。辺りには食べる草さえない。憐れに思ったゼウスはイオのまわりにスミレ(菫)を沢山生やします。ところが、このことをヘラの知ることとなります。妻の仕打ちを恐れたゼウスはイオを星にして天へ昇らせた。ゼウスは哀しみを抑えながら、イオの瞳と同じ紫色をスミレ(菫)の花につけたのでした。ギリシャではスミレ(菫)のことをイオンと呼ぶそうです。
 
また、スミレ(菫)の色が何故、紫色なのかというのにもエピソードがあります。
 
ある時、ヴィーナスが乙女達の踊っている姿を見て、息子のキューピットに乙女達と自分とどちらが美しいかを訊ねたところ、彼は乙女達と答えます。怒ったヴィーナスは乙女達を紫色になるまで殴ったといいます。気の毒に思ったキューピットが乙女達を紫のスミレ(菫)の花にしました。ギリシャ神話から、白は『無垢』、紫は『移ろいやすい』と言われています。

 
スミレ(菫)の花言葉は、「誠実で控えめな愛」、野辺の道にひっそりと「私を思って」と咲く花であるといわれています。


 


プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


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