瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
今朝のウェブニュースより
「みんな」との連携、再び模索し揺れる維新の会 ―― 新党「日本維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)が、みんなの党との連携の是非を巡って揺れている。/衆院選を戦う上で同党の力が必要との考えである橋下氏に対し、9人の国会議員団(松野頼久代表)には、同党から移った上野宏史、桜内文城、小熊慎司の3参院議員がいて、しこりが残っているためだ。/両党は当初、衆院比例選での「統一名簿」を検討するなど蜜月関係にあった。その後、橋下氏が、みんなの党の事実上の解党・合流を求め、同党の渡辺代表が拒否し、党全体での交流は途絶えていた。しかし、各種世論調査で維新の会の失速が明らかになると、「東日本で強いみんなの党との選挙協力が必要」(維新の会幹部)との考えが再び強まった。橋下氏は「みんなの党とは第3極の一つの塊になり、有権者に選択肢を提示するのが本来のあり方」(4日)と強調、松井一郎幹事長(大阪府知事)はみんなの党の江田幹事長と接触。国会での統一会派結成案も浮上している。/これに対し、みんなの党から移った3氏は不満を募らせる。11日の国会議員団の役員会では、みんなの党が3氏に議員辞職を求め、会派離脱を認めないことへの批判が噴出。同党との統一会派構想にも「全く白紙だ」(松野氏)と反発が出ている。 (2012年10月13日13時42分 読売新聞)
維新の会 ミジメな凋落 ついに政治塾もガラガラに ―― <橋下の口からホラも消えた> 日本維新の会の代表、橋下徹大阪市長が今月15日、上京し、永田町で挨拶回りすることになった。ま、新党をつくり、国会でも新会派を立ち上げたのだから、当たり前といえば当たり前だが、落ち目の維新だけに「これまでは既成政党が擦り寄っていたのに、立場逆転だな」(野党議員)なんて笑われている。実際、維新人気の凋落(ちょうらく)はすさまじい。NHKの世論調査では支持率2.4%、読売は2%と散々だし、維新政治塾も閑古鳥なのである。/今月6日、大阪アカデミアという研修センターで「維新の会」の政治塾が開かれたが、参加者は仰天したという。/「あまりにも参加者が少なかったからです。塾生は900人近くいますが、これまではいつも9割くらいが参加してきた。ところが、今回は2回にわたって開いたが、それぞれ参加者は250人くらいで、合わせて500人程度しか来なかった。空席が目立ちましたね。居眠りしている塾生もいて、何か、これまでの熱気がスーッと冷めていくのを肌で感じました」/しかも、維新の会に参加人数を聞くと、「公表しないことになりました」なんて言うのだ。/政治塾はこれまで、改革派官僚だった古賀茂明氏など、それなりにネームバリューがある人が講師を務めてきた。しかし、古賀氏らは「維新」から距離を置き始め、この日の講師は浅田均政調会長。これじゃあ、人も集まらないだろうが、不人気の理由はそれだけではない。/「数え切れないくらいありますよ。政治塾に入った人の多くは、維新の会の公認が得られるのだろうと思っていた。少なくとも少しは考慮してもらえると思っていたら、そういうことは全然ない。しかも、費用は手弁当。橋下代表は『自立する政治家』を求めていて、『金がないなら政治家をやるな』と言わんばかりです。維新塾の名簿も流出するし、執行部と国会議員の亀裂も露呈するし、揚げ句は支持率の急降下です。これじゃあ、みんなちょっと待てよ、となりますよ」(ある塾生)/こういう現状が分かっているからか、最近の橋下は全然、元気がない。/「一昨日の会見も覇気がなかった。国と対決姿勢を示し、大飯原発再稼働に反対した頃とは別人です。あの頃は実現性はともかく、ものすごい政治的アピール力があった。いまはただの人で、オッと思うことは何も言わない。結局、維新の会というのは大阪府知事の松井一郎幹事長を中心とした右翼政党で、橋下さんは人寄せパンダに過ぎないのではないか。そんな正体が見えてきました」(ジャーナリスト・横田一氏)/松井幹事長といえば、自民党の安倍総裁と組もうとした黒幕とされ、エラソーな言動がとかく、物議をかもしている人物だ。小沢一郎の周辺には「橋下は松井を切れるかどうかだな」と言う人もいる。橋下維新の会は、いまや存亡の機である。 〔日刊ゲンダイ 2012年10月13日 掲載〕
「みんな」との連携、再び模索し揺れる維新の会 ―― 新党「日本維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)が、みんなの党との連携の是非を巡って揺れている。/衆院選を戦う上で同党の力が必要との考えである橋下氏に対し、9人の国会議員団(松野頼久代表)には、同党から移った上野宏史、桜内文城、小熊慎司の3参院議員がいて、しこりが残っているためだ。/両党は当初、衆院比例選での「統一名簿」を検討するなど蜜月関係にあった。その後、橋下氏が、みんなの党の事実上の解党・合流を求め、同党の渡辺代表が拒否し、党全体での交流は途絶えていた。しかし、各種世論調査で維新の会の失速が明らかになると、「東日本で強いみんなの党との選挙協力が必要」(維新の会幹部)との考えが再び強まった。橋下氏は「みんなの党とは第3極の一つの塊になり、有権者に選択肢を提示するのが本来のあり方」(4日)と強調、松井一郎幹事長(大阪府知事)はみんなの党の江田幹事長と接触。国会での統一会派結成案も浮上している。/これに対し、みんなの党から移った3氏は不満を募らせる。11日の国会議員団の役員会では、みんなの党が3氏に議員辞職を求め、会派離脱を認めないことへの批判が噴出。同党との統一会派構想にも「全く白紙だ」(松野氏)と反発が出ている。 (2012年10月13日13時42分 読売新聞)
維新の会 ミジメな凋落 ついに政治塾もガラガラに ―― <橋下の口からホラも消えた> 日本維新の会の代表、橋下徹大阪市長が今月15日、上京し、永田町で挨拶回りすることになった。ま、新党をつくり、国会でも新会派を立ち上げたのだから、当たり前といえば当たり前だが、落ち目の維新だけに「これまでは既成政党が擦り寄っていたのに、立場逆転だな」(野党議員)なんて笑われている。実際、維新人気の凋落(ちょうらく)はすさまじい。NHKの世論調査では支持率2.4%、読売は2%と散々だし、維新政治塾も閑古鳥なのである。/今月6日、大阪アカデミアという研修センターで「維新の会」の政治塾が開かれたが、参加者は仰天したという。/「あまりにも参加者が少なかったからです。塾生は900人近くいますが、これまではいつも9割くらいが参加してきた。ところが、今回は2回にわたって開いたが、それぞれ参加者は250人くらいで、合わせて500人程度しか来なかった。空席が目立ちましたね。居眠りしている塾生もいて、何か、これまでの熱気がスーッと冷めていくのを肌で感じました」/しかも、維新の会に参加人数を聞くと、「公表しないことになりました」なんて言うのだ。/政治塾はこれまで、改革派官僚だった古賀茂明氏など、それなりにネームバリューがある人が講師を務めてきた。しかし、古賀氏らは「維新」から距離を置き始め、この日の講師は浅田均政調会長。これじゃあ、人も集まらないだろうが、不人気の理由はそれだけではない。/「数え切れないくらいありますよ。政治塾に入った人の多くは、維新の会の公認が得られるのだろうと思っていた。少なくとも少しは考慮してもらえると思っていたら、そういうことは全然ない。しかも、費用は手弁当。橋下代表は『自立する政治家』を求めていて、『金がないなら政治家をやるな』と言わんばかりです。維新塾の名簿も流出するし、執行部と国会議員の亀裂も露呈するし、揚げ句は支持率の急降下です。これじゃあ、みんなちょっと待てよ、となりますよ」(ある塾生)/こういう現状が分かっているからか、最近の橋下は全然、元気がない。/「一昨日の会見も覇気がなかった。国と対決姿勢を示し、大飯原発再稼働に反対した頃とは別人です。あの頃は実現性はともかく、ものすごい政治的アピール力があった。いまはただの人で、オッと思うことは何も言わない。結局、維新の会というのは大阪府知事の松井一郎幹事長を中心とした右翼政党で、橋下さんは人寄せパンダに過ぎないのではないか。そんな正体が見えてきました」(ジャーナリスト・横田一氏)/松井幹事長といえば、自民党の安倍総裁と組もうとした黒幕とされ、エラソーな言動がとかく、物議をかもしている人物だ。小沢一郎の周辺には「橋下は松井を切れるかどうかだな」と言う人もいる。橋下維新の会は、いまや存亡の機である。 〔日刊ゲンダイ 2012年10月13日 掲載〕
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目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
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