瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
7.無理数を見つけた。
ピタゴラスは「万物は数である」という哲学を持っていた。当時の数といえば、整数や整数の比でとらえられる分数(有理数)までであった。ところが、直角2等辺三角形にピタゴラスの定理を適用すると、1辺1の正方形の対角線の長さは√2になるのである。自ら発見した定理の中に、整数や分数で表せない数(無理数)を発見したのだから、これはビックリ仰天!! ピタゴラスの哲学が根底から崩れてしまう一大事ということで、√2などの無理数の存在は教団の秘密にされてしまったということである。
ピタゴラス本人は、線分は極小の点の有限個の集合であると考えたため、更には学派の根本理論である調和を乱す存在とし、無理数の存在をピタゴラス本人は、線分は極小の点の有限個の集合であると考えたため、更には学派の根本理論である調和を乱す存在とし、無理数の存在をアルヘトス(語られざるもの)と呼び否定していた。無理数の存在を否定するがあまり、無理数を口外した弟子Hippasus(ヒッパソス)を溺死させたとの逸話も残っている。
※メタポンティオンのHippasus〔ヒッパソス、生没年不明〕は、紀元前500年頃のマグナ・グラエキアに住む古代ギリシャの哲学者。ピタゴラスの弟子であり、無理数の存在を発見した。また2の平方根が無理数であることも発見している。ヒッパソスによる発見までは、ピタゴラスは全ての数は整数の比で表せると説いていた。ヒッパソスの発見は妥当であったにもかかわらず、ピタゴラスは初めそれを異端宗教のように取り扱い、彼らはヒパソスを追放、もしくは殺害した。伝説によると、ヒパソスは船上で無理数を発見し、ピタゴラスの弟子たちは彼をそのまま船外に投げ出したと伝えられている。彼はまた音響学や共鳴に関する実験を初めて行ったことでも知られているという。
8.三角形の内角の和が2直角であることを証明した。
三角形の内角の和が2直角に等しいことはThales(タレス)も知っていたといわれるが、一つの頂点を通って対辺に平行線をひき、錯角の性質によって3つの内角を1ヵ所に集め、これによって、三角形の内角の和がつねに2直角であることを証明したのはピタゴラス学派が最初であるといわれる。
9.三平方の定理を証明した。
三平方の定理とは、直角三角形の斜辺の長さを c とし、その他の辺の長さを a, b とした時
a+ b²=c² なる関係が成立するという定理である。
この定理は「ピタゴラスの定理」とも呼ばれ、「ピタゴラスが直角二等辺三角形のタイルが敷き詰められた床を見ていて、この定理を思いついた」など幾つかの逸話が知られているものの、この定理はピタゴラスが発見したわけではない。古代エジプトなどでもこの定理やピタゴラス数について知られていた。なぜピタゴラスの名を冠すようになり、ピタゴラスが発見者と伝えられたのか、詳しいことはよく分かっていない。
この定理には数百通りもの異なる証明が知られているが、ピタゴラス学派自身による証明は伝えられていない。
ピタゴラスは「万物は数である」という哲学を持っていた。当時の数といえば、整数や整数の比でとらえられる分数(有理数)までであった。ところが、直角2等辺三角形にピタゴラスの定理を適用すると、1辺1の正方形の対角線の長さは√2になるのである。自ら発見した定理の中に、整数や分数で表せない数(無理数)を発見したのだから、これはビックリ仰天!! ピタゴラスの哲学が根底から崩れてしまう一大事ということで、√2などの無理数の存在は教団の秘密にされてしまったということである。
ピタゴラス本人は、線分は極小の点の有限個の集合であると考えたため、更には学派の根本理論である調和を乱す存在とし、無理数の存在をピタゴラス本人は、線分は極小の点の有限個の集合であると考えたため、更には学派の根本理論である調和を乱す存在とし、無理数の存在をアルヘトス(語られざるもの)と呼び否定していた。無理数の存在を否定するがあまり、無理数を口外した弟子Hippasus(ヒッパソス)を溺死させたとの逸話も残っている。
※メタポンティオンのHippasus〔ヒッパソス、生没年不明〕は、紀元前500年頃のマグナ・グラエキアに住む古代ギリシャの哲学者。ピタゴラスの弟子であり、無理数の存在を発見した。また2の平方根が無理数であることも発見している。ヒッパソスによる発見までは、ピタゴラスは全ての数は整数の比で表せると説いていた。ヒッパソスの発見は妥当であったにもかかわらず、ピタゴラスは初めそれを異端宗教のように取り扱い、彼らはヒパソスを追放、もしくは殺害した。伝説によると、ヒパソスは船上で無理数を発見し、ピタゴラスの弟子たちは彼をそのまま船外に投げ出したと伝えられている。彼はまた音響学や共鳴に関する実験を初めて行ったことでも知られているという。
8.三角形の内角の和が2直角であることを証明した。
三角形の内角の和が2直角に等しいことはThales(タレス)も知っていたといわれるが、一つの頂点を通って対辺に平行線をひき、錯角の性質によって3つの内角を1ヵ所に集め、これによって、三角形の内角の和がつねに2直角であることを証明したのはピタゴラス学派が最初であるといわれる。
9.三平方の定理を証明した。
三平方の定理とは、直角三角形の斜辺の長さを c とし、その他の辺の長さを a, b とした時
a+ b²=c² なる関係が成立するという定理である。
この定理は「ピタゴラスの定理」とも呼ばれ、「ピタゴラスが直角二等辺三角形のタイルが敷き詰められた床を見ていて、この定理を思いついた」など幾つかの逸話が知られているものの、この定理はピタゴラスが発見したわけではない。古代エジプトなどでもこの定理やピタゴラス数について知られていた。なぜピタゴラスの名を冠すようになり、ピタゴラスが発見者と伝えられたのか、詳しいことはよく分かっていない。
この定理には数百通りもの異なる証明が知られているが、ピタゴラス学派自身による証明は伝えられていない。
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つぶやき その27
日高先生
こんにちは。今日は先生との思い出話し「つぶやき その27」です。
「中高生の皆さんへ」:
中学を卒業して高校へ進学した時、なんだかとても大人になった気がしてワクワクしました。
が、しかし恐怖だったのは数学です。
中学2~3年生の間、さぼりにさぼって数学力が限りなくゼロに近い(0≦X)この脳みそ、どうしようと泣きたいやら恐ろしいやら・・・。
「これじゃホントにマズイよ日高先生に教わりたい!」と母に懇願し、先生のもとへ通う事になりました。
大きな不安を半ベソで訴えたところ先生は「大丈夫だよ」と笑顔でさらりとおっしゃいました。
私は「へ???」とすっとんきょんな顔をしていた事でしょう。
当時の数学は中学の三年間は「積み上げ式」だったので、一度つまづくとどんどん分からなくなりましたが、
高校の数学は「一話完結型」なので心配しなくてもいいとの事でした。
よし、とにかくやってみようと急に前向きな気持ちになったのを覚えています。
私は決して物わかりの早い、出来の良い生徒ではありませんでしたが、
マンツーマンだったので解らない所は何度でも教えてもらえます。
だんだん「あれ?答えがスパッと出て意外に面白いかも」と思えるようになりました。
今振り返ってみると逃げずに向かっていく過程こそが大切だったのだと思います。
苦手から逃げると、巨大化した苦手が追ってきます。
つまり逃げなければいいのです。
「スーパーで買い物するのに因数分解なんていらない」という人がいらっしゃいますが、そうではないと私は思います。
中学から高校時代は「考え方」の訓練をする時期です。
数学的、歴史的、科学的、英語的・・・と多方面からの視点(考え方)を持つことが出来れば人生において必ず有利に働きます。
中高生の皆さん、あまり大きなことは言えませんが「自分が何が解らないのかすら分からない」のが本当に勉強していない状態です。
勉強をして損なことなど何もありません。
友達を大切に、たくさん遊んで、たくさん学んで下さい。
オバさんのつぶやきを心のどこかに留めておいてもらえたら嬉しいです。
長い駄文をお読みくださりありがとうございます(*^_^*) Kより
こんにちは。今日は先生との思い出話し「つぶやき その27」です。
「中高生の皆さんへ」:
中学を卒業して高校へ進学した時、なんだかとても大人になった気がしてワクワクしました。
が、しかし恐怖だったのは数学です。
中学2~3年生の間、さぼりにさぼって数学力が限りなくゼロに近い(0≦X)この脳みそ、どうしようと泣きたいやら恐ろしいやら・・・。
「これじゃホントにマズイよ日高先生に教わりたい!」と母に懇願し、先生のもとへ通う事になりました。
大きな不安を半ベソで訴えたところ先生は「大丈夫だよ」と笑顔でさらりとおっしゃいました。
私は「へ???」とすっとんきょんな顔をしていた事でしょう。
当時の数学は中学の三年間は「積み上げ式」だったので、一度つまづくとどんどん分からなくなりましたが、
高校の数学は「一話完結型」なので心配しなくてもいいとの事でした。
よし、とにかくやってみようと急に前向きな気持ちになったのを覚えています。
私は決して物わかりの早い、出来の良い生徒ではありませんでしたが、
マンツーマンだったので解らない所は何度でも教えてもらえます。
だんだん「あれ?答えがスパッと出て意外に面白いかも」と思えるようになりました。
今振り返ってみると逃げずに向かっていく過程こそが大切だったのだと思います。
苦手から逃げると、巨大化した苦手が追ってきます。
つまり逃げなければいいのです。
「スーパーで買い物するのに因数分解なんていらない」という人がいらっしゃいますが、そうではないと私は思います。
中学から高校時代は「考え方」の訓練をする時期です。
数学的、歴史的、科学的、英語的・・・と多方面からの視点(考え方)を持つことが出来れば人生において必ず有利に働きます。
中高生の皆さん、あまり大きなことは言えませんが「自分が何が解らないのかすら分からない」のが本当に勉強していない状態です。
勉強をして損なことなど何もありません。
友達を大切に、たくさん遊んで、たくさん学んで下さい。
オバさんのつぶやきを心のどこかに留めておいてもらえたら嬉しいです。
長い駄文をお読みくださりありがとうございます(*^_^*) Kより
プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
sechin@nethome.ne.jp です。
sechin@nethome.ne.jp です。
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