今戸神社の河津桜が咲いています。
ウェブニュースより
藤井聡太竜王が2年ぶりV 先手番26連勝で頂点 公式棋戦は3冠 朝日杯オープン戦 ―― 藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が渡辺明名人(棋王=38)と対戦する、第16回朝日杯将棋オープン戦決勝が23日、東京都千代田区「有楽町朝日ホール」で行われた。対局は藤井が勝ち、2年ぶり4回目の優勝を果たした。
4年前の決勝と同じ顔合わせで、先手の藤井が攻めきった。午前中に行われた準決勝は豊島将之九段(32)に負け寸前まで追い込まれながら大逆転勝ち。先月、名古屋市で行われた本戦1回戦の阿久津主税八段戦、同準々決勝の増田康宏六段戦でも冷や汗ものの逆転勝利だった。「サーカス相撲」から打って変わっての「横綱相撲」。未放映のテレビ棋戦を除いて準決勝の豊島戦まで先手番25連勝という底力を見せつけ、同26連勝で頂点に立った。
https://www.youtube.com/watch?v=WYcGk7lF-cY
タイトル戦での活躍が目立つが、トップ棋士12人が全国に足を運んで公開対局で戦うJT杯、全棋士参加のテレビ棋戦「銀河戦」に次いで、朝日杯と、出場資格のある公式棋戦はこれで3冠。銀河戦と同じテレビ棋戦の「NHK杯」も現在ベスト4だから、総なめの可能性もある。
今月はこの後、25日からの2日制で行われる王将戦7番勝負第5局(島根県大田市)がある。3月に入れば、名人戦への挑戦権を争うA級順位戦最終9回戦の稲葉陽八段戦(2日、静岡市)、渡辺棋王からタイトル奪取と史上最年少6冠まであと1勝と迫った棋王戦5番勝負第3局(5日、新潟市)と重要な対局が続く。
この日、誕生日会見を行った天皇陛下から昨年、王将を獲得して史上最年少5冠を達成したことに触れられた。「若い人々が日々の努力を積み重ねながら、新たな世界を切り拓(ひら)いていく姿が見られることから今後とも楽しくしております」とのお言葉もちょうだいした。
朝日杯Vから気持ちを切り替え、タイトル戦線へと向かう。 [日刊スポーツ 2023年2月24日7時17分]
ウェブニュースより
バイデン氏、17日にキーウ訪問決断 ロシアへ事前通告 ―― バイデン米大統領は20日のウクライナ訪問を数カ月前から極秘に計画してきた。不測の事態への緊急対応計画を練り、17日に訪問を決断した。ロシア側に事前通告したが訪問中に防空サイレンが鳴り響き、安全へのリスクを物語った。
ジョン・フィナー大統領副補佐官は20日、記者団にウクライナの首都キーウ(キエフ)訪問に関し、バイデン氏に同行したのは「極めて少数だった」と説明した。安全に配慮し、側近の数人と医療チーム、カメラマン、警護隊に限定した。
ホワイトハウスや国防総省、シークレットサービス(大統領警護隊)、情報機関のごく一部で数カ月前から訪問計画や緊急時の対応計画を作成した。バイデン氏は17日に安全保障担当の高官らと協議し、キーウ訪問を最終決定した。
サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)はウクライナ訪問をロシアに事前通告していたと明らかにした。「衝突回避の目的だった」と話し、ロシア側の反応に関してはコメントを控えた。
米大統領は米軍が駐留するアフガニスタンやイラクなどを予告せずに訪問してきたが、ウクライナに米軍は駐留していないため治安を管理しにくい。バイデン政権は最悪の事態を避けるためロシアへ事前通告が必要だと判断したとみられる。
ホワイトハウスは同行記者を通常の10人以上から2人に限定した。同行記者に送った訪問予定を記したメールの件名は「ゴルフ大会の到着案内」と偽装。首都ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地で記者から携帯電話を回収し、情報漏洩に細心の注意を払った。
バイデン氏は米東部時間19日午前4時15分(日本時間19日午後6時15分)に同空軍基地を出発した。ドイツのラムシュタイン空軍基地での給油を経て、ポーランド西部のジェシュフ・ヤションカ空港に到着した。そこから車で1時間の距離にあるウクライナ国境付近の駅に向かった。
電車に乗り換えて暗闇のなかを約10時間かけてキーウに移動し、現地時間20日午前8時(日本時間20日午後3時)ごろに着いた。バイデン氏は80歳と最高齢の米大統領で、同紙は「骨の折れる旅路だった」と指摘した。
バイデン氏はキーウ市内でゼレンスキー氏と握手を交わすと、記者団からキーウ訪問の意義を問われた。今回が8回目の訪問だと触れて「来るたびにその意義は大きくなっている」と強調した。「(米国は)ここにいる。我々は離れない」と語り、ウクライナとの連帯をアピールした。キーウ滞在は約5時間だった。
サリバン氏は記者団に対し、会談について「今後数カ月の戦闘や戦闘で勝利するために必要な能力について議論した」と語った。国防総省は20日、ウクライナへ4億6000万ドル(620億円)相当の武器を追加供与すると発表した。高機動ロケット砲システム「ハイマース」に搭載する弾薬や防空偵察レーダーを含んでいる。
バイデン氏のキーウ滞在中にも防空警報が鳴り響いた。隣国ベラルーシからロシア軍の戦闘機が飛び立ったためという。ベラルーシからミサイルが発射されると20分以内にキーウへ届く距離とされ、ウクライナが戦時下であることを象徴した。CNNテレビによると、ウクライナ東部では20日も断続的にロシアの砲撃が続いた。
バイデン氏は再び電車でポーランド国境まで戻り、首都ワルシャワに着いたのは現地時間20日午後11時10分(日本時間21日午前7時10分)ごろだった。
バイデン氏は21日、ワルシャワで侵攻をめぐる包括演説に臨む。侵攻から1年の節目を控え、ウクライナ支援の機運を再び盛り上げ、民主主義陣営の結束を固める狙いがある。バイデン氏は世界が民主主義と強権主義の競争に直面していると公言する。ウクライナ侵攻の結末は民主主義の行方も左右すると位置づける。 【日本經濟新聞 2023年2月21日 1:17 (2023年2月21日 9:27更新)】
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【棋王戦】藤井聡太竜王6冠王手 3・5の次局に勝てば羽生九段の最年少記録を29年ぶり更新 ―― 日刊スポーツ将棋の第48期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第2局が18日、石川県金沢市「北國新聞会館」で行われ、藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が渡辺明棋王(名人=38)を下し、棋王奪取と史上最年少6冠にあと1勝とした。
第3局は3月5日、新潟市「新潟グランドホテル」で行われる。藤井が勝てば、羽生善治九段(52)の24歳2カ月の最年少記録を29年ぶりに更新する。棋王11連覇を目指す渡辺はかど番に追い込まれた。
戦型は第1局と同じ角換わり。先手の渡辺が深い研究手に誘導すると、藤井は堂々と受けて立った。午前中、46手目に藤井が4段目へ銀を進出させると、渡辺は約1時間30分の長考に沈んだ。午後に入ると、藤井が62手目に約1時間50分、長考した。構想力が問われる中、お互いが深く読み合ってねじり合いの中盤に進み、終盤にわずかにリードを広げた藤井が一気に持ち前の終盤力を発揮し、鮮やかに寄せきった。
https://www.youtube.com/watch?v=CLNLsrFY8YI
午前9時から始まった対局は午後6時になっても、AIの評価値はほぼ互角の大熱戦だった。中盤のねじり合いに藤井は「決め手を与えないように粘れかどうかかなと思っていた」と話し、ファンの見守る大盤解説会では「最後まで難しい将棋だった」と振り返った。
これでシリーズ2連勝。対渡辺戦は6連勝。タイトル戦での渡辺戦は10連勝とし、一気に史上最年少6も冠獲得に王手をかけた。これまでに唯一、6冠を達したのは羽生だけ。羽生は当時24歳だったが、20歳の藤井が達成すれば、最年少で史上2人目の快挙となる。
第3局に向け「スコアを気にせず、全力を尽くして指したい」と意気込んだ。
◆棋王戦 将棋の8大タイトル戦の1つ。序列は竜王、名人、王位、叡王、王座に次いで6番目(以下王将、棋聖)。全棋士と女流棋士、アマ名人が参加できる。予選トーナメントの通過者とシード者で本戦トーナメントを行って、挑戦者を決める。本戦ベスト4以上は棋王戦独自の「2敗失格制」というルールで、敗者復活戦がある。挑戦者決定戦は変則2番勝負。勝者組優勝者は2局のうち1回勝てば挑戦権を得られるが、敗者復活戦優勝者は連勝が条件となる。5番勝負は例年2~3月に開催。1990年(平2)の第15期では南芳一棋聖(当時)に3連敗したが、故大山康晴十五世名人が66歳11カ月の史上最年長で挑戦している。
【第48期棋王戦コナミグループ杯5番勝負・第3局以降の日程】
◆第3局 3月5日 新潟市「新潟グランドホテル」
◆第4局 3月19日 栃木県日光市「日光きぬ川スパホテル三日月」
◆第5局 3月29日 東京都渋谷区「東郷神社」2023年2月18日19時32分]
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トルコ、耐震基準未満の建物1000万棟超か 運用緩く ―― 6日にトルコ南部で起きた地震による死者は、トルコ・シリア両国で10日までに2万2000人を超えた。犠牲者の数では東日本大震災(1万5900人)を超え、トルコ史上でも有数の惨事となった。専門家は被害が拡大した要因として耐震基準の運用が緩く、建物の半数以上の1000万棟超が基準を満たさない可能性を指摘する。
トルコ当局によると、10日午後までに同国内で確認された死者は1万8991人となった。内戦下のシリアでは、アサド政権側の国営メディアが1347人が死亡したと報じた。政権の支配が及ばない北西部の反体制派地域では、現地の団体によると少なくとも2030人が死亡した。
トルコの人的被害としては1999年のイズミット地震(約1万7000人)を上回った。当局によると、1万2000棟以上の建物が崩れるか重大な被害を受けた。
イズミット地震後、耐震基準はたびたび改正されてきた。トルコで10年以上、防災講演を続ける安藤ハザマのトルコ代表、森脇義則氏は最新の2018年基準について「日本と同等かそれ以上」と評する。ただ実際は基準に満たず、地震などに弱い建物が多いという。
森脇氏によると、設計や完成段階で行政による適切なチェックが行われないことが多いうえ、一定の金額を支払えば基準未満でも認められる「恩赦」という仕組みの存在がある。賄賂ではなく、これまで何度も成立した時限法に基づく制度だ。
不動産評価会社IGDのトップ、アフメト・ビュユクドゥマン氏は「建物完成後も、所有者や入居者が不法な改築を繰り返すのが実態だ」と指摘する。今回の地震でも、店舗面積を増やすために柱を除去した建物が崩れたなどとする証言が多く報じられている。
22年時点の政府高官の発言によると、危険度の高い建物は少なくとも全国に670万棟ある。これに対し、ビュユクドゥマン氏は全国に2000万棟超ある建物のうちの半数以上が一定の耐震性を保証する1998年の基準すら満たしていないと指摘する。
今回の地震では、建物が垂直に潰れるように崩れる「パンケーキクラッシュ」と呼ばれる現象で、被害が拡大したと指摘されている。2000年代から急速な経済成長で都市化が進んだトルコでは住宅や商業施設の量の確保が優先され、防災設備など質の担保が後回しされた可能性がある。
最大都市イスタンブールの公共施設でも、非常階段に鍵がかかっていてエレベーター以外に移動経路がない例は多い。
一方で、日ごろの備えで九死に一生を得たという人もいる。
「日本で学んだ防災知識に感謝したい」。南東部アドゥヤマンの大学教員、オズギュル・チェビクさんは、京都に留学した時の体験から用意していた防災バッグ中の懐中電灯の明かりを頼りに、ただちに家族と一緒に自宅アパートを出た。室内で避難路が確保できたのも、家具を固定していたからだという。既に3階分が潰れていたアパートは、チェビクさんらが脱出した直後にさらに1階分が潰れた。
日本では震度5強程度を想定していた旧耐震基準について、1981年に震度6強〜7程度でも倒壊・崩壊しないよう規定が強化された。2013年施行の改正耐震改修促進法は、旧基準に基づく「要緊急安全確認大規模建築物」の店舗や小中学校、病院などに定期的な耐震診断を義務化した。
耐震化が進められてきたが、国土交通省によると、22年3月末時点で全国1万1071棟のうち約1100棟が震度6強以上で倒壊する恐れがあるという。 【日本經濟新聞 2023年2月10日 19:08 (2023年2月10日 21:54更新)】
羽生善治九段、持ち時間2時間近く残して完勝!それでも「勝因は調べないと分からない」 ―― 将棋の第72期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)第4局は、9、10の両日、東京都立川市の「SORANO HOTEL」で指され、羽生善治九段(52)が藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=に107手で勝利した。史上最年少5冠の若武者と永世7冠の資格を持つレジェンドによる世紀の対決で、羽生が2勝目。2勝2敗と再びタイに戻した。
持ち時間を1時間56分残しての完勝。羽生九段はそれでも「駒損してるので何ともいえない局面なのかなと思って指していた。ゆっくりしちゃうと駒損が響くので攻めるしかないんですけど、形勢そのものははっきりしないかなと」と攻め続けた2日目を振り返った。手応えを感じたのは4二銀不成だったとし、「あの辺りで流れがよくなったかなと思ってました」。勝因を聞かれると「まだ調べてみないと分からないですけど…そうですね、どこかよかったかは調べないと分からないと思います」と答えた。
https://www.youtube.com/watch?v=IMElQt05Nio
2勝2敗のタイに戻し、「負けてしまうとカド番になるのでタイに戻せてよかったなと思います」と話した羽生九段。第5局は2月25、26日に島根県太田市の「さんべ荘」で行われるが、「調整していい将棋が指せるように頑張りたい」と意気込んだ。 [Sponichi Annex 2023年2月10日 16:37 ]
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トルコ・シリア地震、死者7000人超に 氷点下の救出作業 ―― 6日にトルコ南部で起きた地震の死者は7日夜(日本時間8日朝)までに、トルコと隣国シリアで計7200人を超えた。生存率が著しく下がるとされる発生後72時間が近づき、氷点下の寒さのなかで不明者の捜索が続いている。
トルコのコジャ保健相は7日夜、同国の死者が5434人に達したと発表した。負傷者は3万1千人を超えたとした。ロイター通信によるとシリアでは少なくとも1800人が死亡した。トルコのエルドアン大統領は被災した10県を対象に、大統領権限の強化や一定の私権制限が可能になる3カ月間の非常事態を宣言した。
日本政府が派遣した国際緊急援助隊の第1陣は7日、トルコに入った。各国の救援隊も次々と到着し、トルコ、シリア両国への国際支援が本格化している。シリアには支援物資を積んだアラブ首長国連邦(UAE)やイランの航空機が着陸した。
被災地は厳冬で、降雪が救助活動を妨げている地域もある。両国で多くの建物が崩壊し、屋内に取り残された人も多いとみられている。被害の全容の把握に時間がかかる恐れがある。 【日本經濟新聞 2023年2月8日 5:06 (2023年2月8日 7:22更新)】
残る2容疑者、8日に送還 比法相「ルフィは日本に帰る」 ―― フィリピンのレムリヤ法相は7日、日本の警察が広域強盗事件に絡みフィリピンに強制送還を求めた4容疑者のうち、現地に残る渡辺優樹(38)、小島智信(45)両容疑者の刑事裁判が棄却され、8日深夜(日本時間9日未明)の航空機で送還すると述べた。
7日に送還、逮捕された今村磨人(38)、藤田聖也(38)両容疑者を含めた4人の中に指示役とされる「ルフィ」がいるとした上で「日本に帰る」と強調した。
今村、藤田両容疑者の送還後に記者会見した。法務省報道官によると、フィリピン側は4人から押収した携帯電話やタブレット端末などの証拠品計24点を日本側に引き渡した。藤田容疑者が8台の携帯電話を持ち、渡辺、小島両容疑者も2台ずつ所持していた。渡辺、小島両容疑者とともに日本に搬送される予定で、全容解明の手がかりとなりそうだ。
レムリヤ氏は4人全員の送還のめどが立ち「満足している」と表明。渡辺、小島両容疑者の刑事裁判を棄却した裁判所の文書を両手に掲げ、成果を誇示した。
【東京新聞 2023年2月7日 23時14分 (共同通信)】
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【棋王戦】藤井聡太竜王が渡辺明棋王に先勝、史上最年少6冠へ好発進 メリハリ指し手さらに洗練 ―― 藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が渡辺明棋王(38)に挑戦する、将棋の第48期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第1局が5日、長野市「長野ホテル犀北館」で行われた。
午前9時から始まった対局は、午後7時1分、125手で先手の藤井が勝ち、初の棋王奪取と史上最年少6冠に向け、好発進した。第2局は18日、金沢市「北國新聞会館」で行われる。
藤井が攻めかかった。鋭く着実に、自玉の安全も確認しながら寄せの構図を描く。過去12勝2敗と分がいい渡辺との約1年ぶりの対局で、しっかり先勝した。
角換わり腰掛け銀から開始1時間すぎには、66手も進むハイペース。お互いの研究手順から離れると一転、時間を使いながらの長考となった。正午の昼食休憩時、持ち時間4時間のうち渡辺がわずか21分使ったのに対し、藤井は1時間55分。約半分を使っていた。「こちらの玉も危険な形。リスクもあるが速い攻めが必要な局面でした」。
中盤は時間を使いながら優勢を築き、終盤の直線勝負で踏み込んだ。「しっかり考える時間と、決断良く指すのと、その見極めが必要」。前日会見で話した通りの戦い方を披露した。
https://www.youtube.com/watch?v=yQAvV1k0ghA
時間の配分と決断の良さは、昨年からの早指し戦の好成績に現れている。銀河戦は2連覇し、JT杯日本シリーズは初優勝。朝日杯は2年ぶりのベスト4、NHK杯は初のベスト4にそれぞれ勝ち残っている。メリハリをつけた指し手は、昨年6~7月の棋聖戦以来の1日制5番勝負でも、さらに洗練されていた。
本年度、これで先手番は23連勝。1日のA級順位戦8回戦では永瀬拓矢王座(30)に敗れたが、初の連敗も食い止めた。
今月からは初防衛を目指す2日制7番勝負の王将戦と、タイトル戦をかけ持ちする。棋王戦第2局は、王将戦第3局を制したのと同じ金沢だ。「よいスタートが切れたし、次局もしっかり準備して精いっぱい頑張りたいです」。長丁場と短期決戦、うまく使い分けて6冠を目指す。
◆棋王戦 将棋の8大タイトル戦の1つ。序列は竜王、名人、王位、叡王、王座に次いで6番目(以下王将、棋聖)。全棋士と女流棋士、アマ名人が参加できる。予選トーナメントの通過者と、シード者で本戦トーナメントを行い挑戦者を決める。本戦ベスト4以上は棋王戦独自の「2敗失格制」というルールで、敗者復活戦がある。挑戦者決定戦は変則2番勝負。勝者組優勝者は2局のうち1回勝てば挑戦権を得られるが、敗者復活戦優勝者は連勝が条件となる。5番勝負は例年2~3月に開催。1990年(平2)の第15期では南芳一棋聖(当時)に3連敗したが、故大山康晴十五世名人が66歳11カ月の史上最年長で挑戦している。 [日刊スポーツ 2023年2月5日19時8分]
昨日は私の満91歳の誕生日でした。身体の方々が傷んできましたが、これも生きている証拠と、耐えてお迎えが来るまで頑張ってみます。
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藤井王将、A級順位戦のラス前・永瀬戦 驚くべき永瀬の指し手の速さ!昼食休憩までの消費はわずか3分 ―― 藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=が1日、名古屋市の名古屋将棋対局場で名人挑戦権を争うA級順位戦の8回戦に臨み、永瀬拓矢王座(30)と対局した。午前10時に始まり、戦型は角換わりに進んだ。
先手はあらかじめ永瀬に決まっており、正午からの昼食休憩までに37手進んだ。驚くべきは両者6時間の持ち時間のうち藤井が1時間37分消費したのに対し、永瀬が3分だったこと。
https://www.youtube.com/watch?v=q8FXsD1NxZA
1月に羽生善治九段(52)を挑戦者に迎える第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負を3局消化(2勝1敗)するなど多忙な藤井に対し、永瀬の入念な事前準備を推し量ることができる速さだった。
ここまで藤井は6勝1敗で、永瀬は4勝3敗。単独首位に立つ藤井は永瀬戦に勝てば、3月2日の最終9回戦を前にプレーオフ以上が確定する。2敗で斎藤慎太郎八段(29)、広瀬章人八段(36)、菅井竜也八段(30)の3人が追っており、斎藤は広瀬と、菅井は佐藤天彦九段(35)と対局している。
名古屋対局場でこの日から可能になったデリバリーによる昼食メニューは、藤井が上海名物黒酢の酢豚セット、永瀬が海老のチリソース煮セットで共に南翔饅頭店からの注文だった。 [Sponichi Annex 2023年2月1日 12:34 ]
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【王将戦第3局】藤井王将が完勝!見事な“藤井曲線”で2勝目 先手番で22連勝!羽生マジック許さず ―― 将棋の第72期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)第3局は、28、29の両日、石川県金沢市の「金沢東急ホテル」で指され、藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=が羽生善治九段(52)に95手で勝利した。史上最年少5冠の若武者と永世7冠の資格を持つレジェンドによる世紀の対決で、藤井が2勝目を挙げた。通算成績は藤井の2勝1敗。これで先手番で22連勝とした。
藤井王将は対局を終え「(昼食休憩後は)一旦受けに回って指そうと思っていた。どういう構想で指すのかが非常に難しくて、分からないことの多い将棋だった」と語った。
https://www.youtube.com/watch?v=dslBgUUhQNo
序盤から少しずつ有利を広げ、逆転を許さず相手を投了に導く“藤井曲線”が見事に描かれた一局になった。後手番の羽生が選んだ雁木に対し、対抗策として有力な早繰り銀で迎え撃つ藤井。29手目▲2六飛など序盤から羽生のペースを崩し、攻め込む展開に。羽生は「中段玉寄せにくし」の格言通り58手目に△4四王と浮き上がるも、直後▲3七歩。羽生王を上下で挟み込む形で攻める態勢を整え、形勢は藤井寄りに。その後羽生の追撃を冷静に対処し、落ち着いた指し回しで勝利した。
第4局は2月9、10日に東京都立川市の「SORANO HOTEL」で行われる。 [Sponichi Annex 2023年1月29日 16:10 ]
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ウクライナへ戦車供与「321両」 ロシアは2月にも攻勢か ―― ウクライナのオメルチェンコ駐仏大使は27日、ウクライナに供与される戦車が計321両になると明らかにした。フランスメディアに語った。ロシア軍は2月か3月にもウクライナに新たな攻勢を始める可能性があり、米欧諸国はウクライナ兵の訓練も含めて主力戦車の引き渡しを急ぐ。
メルチェンコ氏は「ウクライナに計321両の重戦車の供与が正式に確認された」と述べた。具体的な国別の供与数やモデルは判明していない。これまでにドイツは「レオパルト2」14両、米国は「エイブラムス」31両の供与を決めた。ウクライナのゼレンスキー政権は米欧諸国に300〜500両の戦車が必要だと訴えている。
ロシア側は警戒を強めている。制圧地域は縮小しており、米欧諸国の主力戦車が地上戦で投入される前に反撃を探っているもようだ。米ブルームバーグ通信はロシア大統領府関係者の話として、ロシア軍が2月か3月にもウクライナに新たに攻勢をかける可能性があると伝えた。
米欧諸国は戦車供与を急ぐ。ドイツ政府はウクライナ兵に対するレオパルト2の操縦訓練を2月上旬にも始める予定だ。英国は主力戦車「チャレンジャー2」を3月末ごろにウクライナに届ける方針で、ドイツも3月末にも引き渡す見通し。
ウクライナは米欧諸国に対し、次の軍事支援として戦闘機の供与にも言及し始めている。ロイター通信によるとウクライナ国防省顧問は25日に「次の大きなハードルは戦闘機だ」と述べ、一層の支援拡充を要請した。
一方、ドイツのピストリウス国防相は27日公開の南ドイツ新聞(電子版)とのインタビューで、戦闘機の提供は「ありえないことだ」と否定。戦闘機は戦車よりも複雑なシステムだとして「私が警告を発している次元に踏み入れることになる」と懸念を示した。ショルツ独首相も「戦闘機を送ることはない」とけん制している。 【日本經濟新聞 2023年1月28日 20:25】
家庭電気代、広がる地域差 東電値上げ、関西より7割高 原発稼働状況が左右 ―― 大手電力会社の家庭向け電気料金で地域差が拡大する。東京電力ホールディングスなど7社は26日までに3~4割程度の値上げを経済産業省に申請した。申請通りになれば政府による負担軽減策の効果を打ち消し家計の負担は増す。関西電力などは現状、値上げをしない方針だ。燃料高の影響が大きい火力発電への依存度で判断が分かれる。東電の値上げで今夏には首都圏の電気代は関西より7割も高くなる。
各社が値上げを申請したのは一般家庭の過半が契約する「規制料金」。各社が任意に料金設定できる自由料金と異なり、値上げには経産省の審議会での審査が必要となる。26日に北海道電力が平均で約3割の値上げを経産省に申請し、値上げの意向を示していた7社全てが申請を終えた。今後は各社がそれぞれ妥当性などを審査され、最終的な値上げ幅や時期が決まる。
東電は6月の値上げを目指しており、家庭向け契約全体の3分の2程度にあたる約1000万世帯が対象となる。申請内容をもとに足元の燃料価格から値上げ後の料金を計算すると、代表的なプラン「従量電灯B」の料金は標準家庭で1万1737円と29%上がる。料金を据え置く関電(7497円)よりも約6割高い水準だ。
電気代高騰を受けて政府が2月に始める負担軽減策では、1キロワット時あたり7円が割り引かれる。電力会社によってベースの料金に差はあるが、補助額は全国一律だ。割引分を組み入れると、6月の東電の料金は9917円、関電は5677円となる。1月に約2割だった東電と関電の料金差は、7割超にまで広がる計算だ。
なぜここまでの料金差が生じるのか。値上げ判断に大きく影響しているのが電源構成に占める火力発電の比率だ。東電は21年実績で77%と、沖縄電力に次いで高かった。一方で、値上げを申請していない関電は43%、九州電力は36%と他社と比べても低水準で推移する。
火力発電への依存度が高い電力会社が一様に抱える課題が、原発の再稼働の遅れ。東電は主力の柏崎刈羽原発(新潟県)が安全対策の不備で再稼働できず現状で稼働している原発は1基もない。
一方、関電は大飯原発3.4号機(福井県おおい町)など全国で最多の5基が稼働中だ。電源構成に占める原発の割合は21年度実績で約28%だったが、足元ではさらに高まっているもよう。23年には高浜1.2号機(福井県高浜町)の運転も始める。関電の原発稼働率は22年度に5割程度だが、23年度には7割台後半にまで高まる見通しだ。
関電の22年度の最終損益は1450億円の赤字となる見通しで、東電ほどではないが今期の業績は厳しい。だが関電は原発の稼働率が1ポイント高まると経常費用を95億円減らせると試算する。原発稼働率が高まれば来期以降、採算改善が見込めるとみて、値上げを見送る判断をしたようだ。
火力依存度が大手10社の中で最も低い九州電力も現状では値上げの意向は示していない。玄海・川内の2原発が稼働する同社では電源構成に占める原発の比率が21年度に36%と、全国の大手電力のなかで最も高かった。
また九電は固定価格買い取り制度(FIT)で調達した電気も含めた再生可能エネルギーの比率も約2割と東電などより高い。燃料高に左右されず電力を安定供給していくためには、安全に配慮しながら原発を活用しつつ、再生エネの比率を高めていくことが不可欠となる。
大手電力の値上げへの姿勢の違いは法人料金にも表れている。東電は4月から法人向けの標準料金も12~14%引き上げる。一方で関電は法人向けでも料金を据え置く方針だ。工場などの立地によって電気代負担に大きな差が生じることになり、拠点間の競争力を左右することになりそうだ。 【日本經濟新聞 2023年1月28日 2:00】
ウェブニュースより
26日の関東 平野部は広く晴れるが空気冷たい 27日は南岸低気圧で再び雪や雨 ―― きょう26日の関東地方は、平野部を中心に広く日差しが届くでしょう。凍えるような寒さは解消しますが、空気は冷たいでしょう。あす27日は南岸低気圧の影響で、雪や雨の降る所がありそうです。
きょう26日の関東地方は、平野部では大体晴れるでしょう。夜は雲が広がりますが、平野部では天気の崩れはなさそうです。空気が乾燥しますので、火の取り扱いにご注意ください。
一方、北部の山沿いは昼頃から雪が降るでしょう。大雪の峠は越えたものの、さらに積雪の増える所があるでしょう。大雪や路面の凍結による交通障害やなだれにご注意ください。
凍えるような寒さは解消 それでも厳しい寒さ続く
今朝(26日)は、きのう25日の朝よりもさらに冷え込みが強まっています。東京都心は午前6時半すぎにマイナス3.4℃まで下がり、今季一番の冷え込みをさらに更新しました。
日中の最高気温は、きのう25日よりも5℃から8℃ほど高く、凍えるような寒さは解消されるでしょう。ただ、それでも東京都心は9℃と、10℃に届かない所が多く、空気は冷たいでしょう。暖かくしてお過ごしください。
あす27日は雨や雪 平野部で雪の所も
あす27日は、前線を伴った低気圧(南岸低気圧)が日本の南を東に進む見込みです。関東では、早い所では昼過ぎから雨や雪の降る所がありそうです。山沿いを中心に雪が降り、平野部でも雪の降る所があるでしょう。
今後の低気圧の動きや気温の変化によって、雪や雨の降り方が大きく変わりますので、最新の情報をご確認ください。 【tenki.jp 2023年01月26日07:03】
米、ウクライナに主力戦車「エイブラムス」31両を供与 米欧5カ国首脳が電話協議 ―― バイデン米大統領は25日昼、ホワイトハウスで演説し、ウクライナに主力戦車「エイブラムス」を供与すると発表した。「米国と欧州は完全に団結している」と述べた。戦車の供与に慎重だった米国とドイツがそろって方針を転換し、ウクライナがめざすロシアからの領土奪還を支える軍事支援の強化で足並みをそろえた。
バイデン氏はロシアが戦力を増強しているとの認識を示し「ロシアに対抗できるようになる必要がある。機動力を向上させ、長期的にロシアの侵略を抑止し、防衛する能力が必要だ」と語った。エイブラムスがウクライナに届くまでには数カ月かかる見通しだ。
演説では米欧の軍事支援について「ウクライナが自国の領土を防衛するのを支援するものだ。ロシアを攻撃する脅威ではない」と強調。ウクライナの自衛力を向上させるためで、ロシア領の攻撃が目的ではないと訴えた。米国が戦火に巻き込まれないようロシアを過度に刺激するのを避ける狙いがにじむ。
米国に先立ち、ドイツ政府は25日にウクライナに独製主力戦車「レオパルト2」を供与すると決めた。ポーランドなどが保有するレオパルト2の提供も承認する。ドイツは軍事支援での突出やロシアとの対立を懸念し、供与の決断を先送りしていた。
バイデン氏はレオパルト2を送ると決めたドイツについて「ショルツ首相のリーダーシップとウクライナ支援への揺るぎない関与に感謝したい」と言明した。25日午前にはショルツ氏、フランスのマクロン大統領、英国のスナク首相、イタリアのメローニ首相と電話協議し、ウクライナへの全面的な支援を継続すると確認した。
バイデン氏とショルツ氏は今月に複数回の電話で話し、対ウクライナへの安保協力を巡って調整してきた。ショルツ氏は1月中旬に、米国がエイブラムスを提供すればレオパルト2を送る用意があると伝えたとされる。
米政府高官によると、24日夜にホワイトハウスのサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が首都ワシントンでドイツ、フランス、英国の安全保障担当者と会って支援内容を詰めた。
米国はひとかたまりとなる「戦車大隊」を編成できる31両のエイブラムスを譲渡する。米軍は近くウクライナ兵に対する操作や保守・管理に関する訓練に着手する。同南部や東部でロシアから領土を奪還できるように他の部隊との統合作戦も支援する。
米高官は記者団に、エイブラムスについて「ウクライナの長期的な防衛力を強化する新戦力になる」と説明。国土が平たんで開けた地形で効果的に戦うには機動性に優れ、遠距離から軍事目標を破壊できる重砲を持つ戦車が欠かせないと判断した。
米国は19日に装甲車「ストライカー」や歩兵戦闘車「ブラッドレー」も送ると決めている。 【日本經濟新聞 2023年1月26日 2:48 (2023年1月26日 5:20更新)
指示役「ルフィ」はフィリピン滞在か…連続強盗団、実行役のスマホから「国番号」判明 ―― 関東など各地で相次いでいる強盗事件で、「闇バイト」で募集した実行役にSNSで指示を出している「ルフィ」と名乗る人物が、フィリピンにいるとみられることが捜査関係者への取材でわかった。実行役の容疑者のスマートフォンを解析し、判明したという。警察当局は強盗グループが摘発を逃れるため海外に拠点を置いている可能性があるとみている。
捜査関係者によると、同一グループの関与が疑われる強盗事件は昨年以降、関東や西日本で十数件確認されている。このうち昨年5月に京都市で起きた強盗や、同10月に東京都稲城市で起きた強盗致傷など複数の事件で「ルフィ」と名乗る人物が指示役として浮上。さらに、逮捕した実行役のスマホを解析したところ、ルフィからとみられる電話が確認され、発信元の国番号がフィリピンであることが判明した。
ルフィは人気漫画の主人公の名前をまねている可能性がある。SNSの「闇バイト」で募った実行役のメンバーに対し、メッセージを自動的に消去できる通信アプリ「テレグラム」を通じ、犯行の日時や場所、手口などを具体的に指示していたという。
警察当局は、ルフィが日本国内にいる仲間と連携しながら、強盗に入る住宅を選定したり、強奪した金品を回収したりしているとみている。今後、フィリピン当局との連携も視野に捜査を進める。
犯罪グループが海外を拠点とするケースは近年、特に特殊詐欺事件で目立つ。2019年3月にはタイから日本に詐欺電話をかけていた日本人15人を現地当局が逮捕。同11月にはフィリピンで日本人36人の特殊詐欺グループが摘発された。いずれも警察の摘発を逃れるのが目的だった。 【読売新聞オンライン 2023/01/26 09:56】
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