瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
[885] [884] [883] [882] [881] [880] [879] [878] [877] [876] [875]
1d563bde.JPG 今日、7月20日は、旧暦6月20日「(夏の)土用の入り)ある。台風6号が紀伊半島付近に接近、関東の天気も荒れ模様とのこと。

 古代中国には自然哲学の思想で、万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという説がある。5種類の元素は『互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環する』という考えである。戦国時代の陰陽家騶衍(すうえん、BC305~240年頃の人?)が理論づけたとされる。
 五行が混沌から太極を経て生み出されたという考え方が成立して、五行の生成とその順序が確立したという。
1.太極が陰陽に分離し、陰の中で特に冷たい部分が北に移動して水行を生じ、
2.次いで陽の中で特に熱い部分が南へ移動して火行を生じた。
3.さらに残った陽気は東に移動し風となって散って木行を生じ、
4.残った陰気が西に移動して金行を生じた。
5. そして四方の各行から余った気が中央に集まって土行が生じた。  というのが五行の生成順序であるらしい。
 木(木行): 木の花や葉が幹の上を覆っている立木が元となっていて、樹木の成長・発育する様子を表す。「春」の象徴。
 火(火行): 光り煇く炎が元となっていて、火のような灼熱の性質を表す。「夏」の象徴。
 土(土行): 植物の芽が地中から発芽する様子が元となっていて、万物を育成・保護する性質を表す。「季節の変わり目」の象徴。
 金(金行): 土中に光り煇く鉱物・金属が元となっていて、金属のように冷徹・堅固・確実な性質を表す。収獲の季節「秋」の象徴。
 水(水行): 泉から涌き出て流れる水が元となっていて、これを命の泉と考え、胎内と霊性を兼ね備える性質を表す。「冬」の象徴。
 四季の変化は五行の推移によって起こると考えられ、方角・色など、あらゆる物に五行が配当されていて、そこから、四季に対応する五行の色と四季を合わせて、青春、朱夏、白秋、玄冬といった言葉が生まれたのだという。
3f91e48b.JPG 土用(どよう)とは、1年のうち不連続な4つの期間で、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつをいうのであって、俗には、夏の土用(立秋直前)を指すことが多く、一年中で最も暑い時期でもある(二十四節気では『大暑』をふくむ)。各土用の最初の日を土用の入り(どようのいり)と呼ぶが、最後の日が『節分』である。




この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


小冊子の紹介
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 9 11
12 14
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新コメント
[傍若在猫 05/07]
[EugenePum 04/29]
[m1WIN2024Saulp 04/22]
[DavidApazy 02/05]
[シン@蒲田 02/05]
[нужен разнорабочий на день москва 01/09]
[JamesZoolo 12/28]
[松村育将 11/10]
[爺の姪 11/10]
[爺の姪 11/10]
最新トラックバック
ブログ内検索
カウンター
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © 瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り All Rights Reserved
/