今日は大晦日、明日から申年。爺の十二支(来年は丙申、爺は壬申)に当たります。そこで年賀状は『四猿の教え』にしました。出典は論語の「顔淵篇」の出だしの部分から引用しました。発送は200余枚。
論語「顔淵篇」より、
原 文: 顔淵問仁、子曰、克己復礼為仁、一日克己復礼、天下帰仁焉、為仁由己、而由人乎哉、顔淵曰、請問其目、子曰、非礼勿視、非礼勿視、非礼勿言、非礼勿動、顔淵曰、回雖不敏、請事斯語矣、
書き下し文: 顔淵、仁を問う。子曰く、己に克(か)ちて礼に復(かえ)るを仁と為す。一日己に克ちて礼に復れば天下仁に帰(き)す。仁を為すは己に由る(よる)、而うして人に由(よ)らんや。顔淵曰く、請う、その目を問わん。子曰く、礼に非ざれば視ること勿れ、礼に非ざれば聴くこと勿れ、礼に非ざれば言うこと勿れ、礼に非ざれば動くこと勿れ。顔淵曰く、回、不敏と雖も、請う、斯(こ)の語を事とせん。
口語訳: 顔淵が仁についてお尋ねした。先生は答えて言われた。『自己に打ち克って礼に復帰することが仁の道である。一日でも自己に打ち克って礼の規則に立ち返ることができれば、天下の人民はその仁徳に帰服するだろう。仁の実践は自己の努力に由来するので、他人に頼って仁を実践することなどはできない。』。顔淵がさらに質問をした。『どうか、仁徳の具体的な実践項目について教えてください。』。先生はお答えになられた。『礼の規則に外れていれば見てはいけない、礼の規則でなければ聴いてはいけない、礼の規則を無視した発言をしてはいけない、礼の規則に外れた行動をしてはいけない。』。顔淵が申し上げた。『私は愚鈍な人物ではありますが、先生の言葉を実践させて頂きたいと思っています。』。
明日は、どんな年賀状が届くかな? 今から楽しみにしています。
sechin@nethome.ne.jp です。
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