瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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早朝4時前に蒸し風呂のような我が家を抜け出して、徘徊に出かけました。桜橋~駒形橋間を一周してきました。公園に入ると蝉の鳴き声が一層けたたましく感じます。
 今日は立秋。『暦便覧』には、『初めて秋の気立つがゆゑなり』とあります。古今和歌集に『秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ 驚かせぬる』(藤原敏行)とありますが、早朝徘徊でも、川辺に出ると気持ち良い川風が顔を撫でてくれます。
 朝食後、高校野球の早稲田実業対今橋西をテレビ観戦しました。早実は初回こそ3点入れたものの6回までは0点の繰り返し、7回にして、清宮のタイムリーヒットで追加点、つづいて加藤のライト前ヒット、富田のタイムリーツーベースで2点追加。今治西を0点で抑え、早実が6対0で圧勝しました。

   立秋後題  杜甫
日月不相饒、節序昨夜隔。
玄蝉無停号、秋燕已如客。
平生独往願、惆悵年半百。
罷官亦由人、何事拘形役。

(読み)  立秋の後に題す
 日月(じつげつ)相饒(あいゆる)さず、
 節序(せつじょ)昨夜隔(へだ)たる。
 玄蝉(げんせん) 号(さけ)ぶこと停(とど)むる無きも、
 秋燕(しゅうえん) 已(すで)に客の如し。
 平生(へいぜい) 独往(どくおう)の願い、
 惆悵(ちゅうちょう)す年(とし)半百(はんぴゃく)。
 官を罷(や)むるも亦た人に由(よ)る、何事ぞ形役(けいえき)に拘(こう)せられむ。

(現代語訳)   立秋の後に題す
 月と太陽はどちらも豊かでない昼と夜の長さが同じになる立秋になったと思えば、
時節は夜が長くなる序章となってきた。
 それでも、蜩(ひぐらし)は啼くのを止めはしない。
 秋になると燕はすでに南に旅に出ようとしている。
 ひごろから一人静かな隠棲生活を願望しているが、
 飢饉に戦乱、こうした嘆き悲しむことが五十年も続いている。
 官を辞めるのだがその理由がまた人間関係にあるのだ、
 どうして参軍の事務官というものがわが身を拘束されるものであろうか。
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目高 拙痴无
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1932/02/04
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