瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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(あづさ)を詠んだ歌2
巻2-0098: 梓弓引かばまにまに寄らめども後の心を知りかてぬかも
 
※石川郎女(いしかわのいらつめ)
 『万葉集』の歌人です。集中、石川郎女(女郎)と表記される人物が多く、それぞれ同一かどうか古来論議の的となってきましたが、
(1)天智(てんじ)朝(661671)に久米禅師(くめのぜんじ)と贈答した人、
(2)持統(じとう)朝(686697)に大津(おおつ)皇子、草壁皇子と贈答した人、
(3)文武(もんむ)朝(697707)に大伴田主(おおとものたぬし)、大伴宿奈麻呂(すくなまろ)と贈答した人、の3人に分ける説が穏当であろうといわれる。
 (1)には恋の掛け合いの巧みさがみられ、(2)には政治的な抗争を背景とする両皇子への恋物語的な興味が寄せられ、(3)には歌のやりとり自体の社交的なおもしろみが込められています。(1)(2)(3)はそれぞれの時代の恋歌表現の典型を示しているとみられます。
巻2-0099: 梓弓弦緒取りはけ引く人は後の心を知る人ぞ引く
 
※久米禅師(くめのぜんじ、生没年不詳)
 飛鳥(あすか)時代の歌人です。久米は氏で、禅師は法師のこととも、人の名ともいわれています。「万葉集」巻2に天智(てんじ)天皇の時代に石川郎女(いらつめ)に求婚しておくった短歌3首がのっています。その実在を疑問視する説もあります。


 

(あづさ)を詠んだ歌1
 梓(あづさ)はカバノキ科の植物で、材質が強靭なので弓の材料として使われていたそうです。丸木弓が正倉院に残っているそうです。
 
 万葉集の中では多くは「梓弓(あづさゆみ)」として登場し、「引く」「春(張る)」などの枕詞として使われています。
巻1-0003: やすみししわご大君の朝には.......(長歌)
題詞:天皇遊猟内野之時中皇命使間人連老獻歌
題訓:天皇の宇智の野(ぬ)に遊猟(みかり)したまへる時、中皇命(なかつすめらみこと)、間人連老(はしひとのむらじおゆ)をして献(たてまつ)らしめたまへる歌
原文:八隅知之 我大王乃 朝庭 取撫賜 夕庭 伊縁立之 御執乃 梓弓之 奈加弭乃 音為奈利 朝猟尓 今立須良思 暮猟尓 今他田渚良之 御執<> <>弓之 奈加弭乃 音為奈里
             万葉集 巻1-0003
          作者:中皇女の間人老
よみ:やすみしし 我が大君の 朝(あした)には 取り撫でたまひ 夕には い寄り立たしし み執()らしの 梓弓(あずさゆみ)の 中弭(なかはず)の 音すなり 朝猟に 今立たすらし 夕猟に 今立たすらし み執らしの 梓の弓の 中弭の 音すなり
意味:わが天皇が朝には手に取ってお撫でになり、夕方にはお取り寄せになって立たれるご愛用の梓の弓の中弭に響く音が聴こえてくるようです。朝猟りにいま立たれたようです。夕猟りにいま立たれたようです。ご愛用の梓の弓の中弭の響きが聴こえてきます。
 
※中皇命(なかつすめらみこと、生没年未詳)
 『万葉集』の歌人です。名義は未詳です。身分的呼称とも、「仲立ち」を意味するともいわれています。だれのことをさすのかという点で、斉明(さいめい)天皇説と間人皇女(はしひとのひめみこ)(斉明天皇の皇女で孝徳(こうとく)天皇の皇后)説とが有力ですが、定説をみません。ただ、『万葉集』の題詞の書き方などからいえば天皇として待遇されていないことは確かなので、間人皇女とみるのが穏当でしょうか。『万葉集』には長歌一首、短歌四首を残しますす。作品は舒明(じょめい)朝と斉明朝の作として配列され(巻134歌、1012歌)、初期万葉の代表的な歌人の1人です。「たまきはる宇智(うち)の大野に馬並()めて朝踏ますらむその草深野(くさふかの)」(巻14歌)など、短歌には、みずみずしい清爽(せいそう)な叙情が認められます。歌謡のなかから個性の芽生えてくる時代を体現する歌人といえます。

ウェブニュースより
 東京都心、今年初の猛暑日 東日本は14日まで高温―気象庁 ―― 日本列島は7日、東北地方南部から九州にかけて太平洋側を中心に晴れ、気温が大幅に上昇した。気象庁によると、静岡市で37.1度、さいたま市で36.4度、群馬県伊勢崎市と宮崎市で36.2度を観測。東京都心(千代田区)では35.4度となり、今年初めて35度以上の猛暑日となった。
 
 8日も猛暑日になる所があると予想され、気象庁は東海と近畿、四国に高温注意情報を発表。関東甲信では気温や湿度などに基づく「熱中症警戒アラート」を環境省と試行しており、神奈川、千葉両県に発表した。東日本では14日ごろにかけ、気温の高い状態が続く見通しで、同庁は健康管理に注意するよう呼び掛けている。
 7日午後5時までに猛暑日となったのは30地点。30度以上の真夏日となったのは、全国観測点の半分を超える479地点に上った。   
JIJI.COM 202008071820分)


 

紫陽花(あじさい)を詠んだ歌
 ユキノシタ科アジサイ属の落葉低木です。梅雨時に咲き、雨にとても良く似合う花ですね。
 紫陽花の原産は日本で、ガクアジサイと呼ばれる品種です。ガクアジサイを元にヨーロッパで品種改良されて日本に渡って来たものが、現在一般に知られている「手まり咲き」の紫陽花です。
 アジサイの花の色が変化するのは、土壌の酸性度によるものとされていますね。酸性土壌では青、アルカリ性土壌では赤ということは良く知られています。また、土壌中の窒素量やカリ量などでも色が変わるようです。
 
 紫陽花はたったの二首にしか登場しません。ちょっと意外な感じですね。
巻4-0773: 言問はぬ木すら紫陽花諸弟らが練りのむらとにあざむかえけり
 
20-4448: 紫陽花の八重咲くごとく八つ代にをいませ我が背子見つつ偲はむ
 
※橘諸兄(たちばなのもろえ、684757年)
 
 奈良時代の政治家。皇族の出身で敏達天皇5世の子孫で、父は従四位下美努 (みぬ) 王です。母は県犬養橘三千代 (あがたのいぬかいのたちばなのみちよ)です。室は藤原不比等の娘多比能です。本名は葛城王といいます。和銅3 (710) 年従五位下、以後累進して、天平3(731)年参議、同8年弟の作為王とともに、朝廷に請うて、母の氏姓橘宿禰姓を賜わり、名を諸兄と改めました。同9年大悪疫のため,藤原4卿(武智麻呂、房前、宇合、麻呂) の死没後、大納言、右大臣と躍進し、唐から帰国した玄昉、吉備真備らと結んで政界の新興勢力を形成、全盛期を迎えました。しかし、天平末年以降藤原広嗣の乱、恭仁京経営の失敗、権臣藤原仲麻呂の台頭によって、権勢は影をひそめていきました。玄昉,真備らも左遷され、天平勝宝8(756)年官を辞し、失意のうちに没しました。

ウェブニュースより
 阿炎の引退届を受理せず…今後迷惑かけたら即引退 ―― 日本相撲協会は6日、東京・両国国技館で理事会を開き、4日までに引退届を提出していた阿炎(26=錣山)について、引退届を未受理とし、出場停止3場所および5カ月50%の報酬減額の懲戒処分を決定し、本人に通知したことを発表した。
 
 今後、程度を問わず協会に迷惑をかける行為を行った場合には、預かっている引退届を受理することと、またそのことを了承する旨の誓約書を提出すること、住居を錣山部屋に移し、師匠の錣山親方(元関脇寺尾)の監督下に入ることを条件とした。阿炎は当面日常生活に支障のある場合をのぞき、外出禁止とした。
 師匠の錣山親方は指導監督に重大な不足があったとして、6カ月20%の報酬減額となった。
 阿炎は不要不急の外出自粛が求められている中、7月場所中にキャバクラに出入りしていたことが発覚。師匠の判断で7日目から休場していた。阿炎はさらにコンプライアンス委員会の聴取に対して「場所前と場所中に2回」と報告していたが、実際は場所前から複数回出入りしており、虚偽の報告をしていた。また同席していた幕下以下の力士に、出入りした回数などについて口裏合わせを指示していた。
 また、阿炎に同行してキャバクラに出入りした幕下極芯道(錦戸)には出場停止2場所の処分が決定した。極芯道は3日までに協会に進退伺を提出していた。師匠の錦戸親方(元関脇水戸泉)にはけん責の処分が通知された。
◆阿炎の不適切行動と発言 昨年11月に十両若元春の手足をテープで縛った動画を自身のインスタグラムに投稿。“悪ふざけ”動画はSNSで拡散され、ネット上で「暴力を連想させる」など批判を浴びた。協会から口頭で厳重注意を受け、反省文を提出。さらに今年2月の全協会員を対象とした研修会終了後、会場を引き揚げる際に報道陣の取材に対して「爆睡していた」「寝ていたので何も聞いていない」と発言。翌日に師匠と協会を訪れて謝罪し、鏡山コンプライアンス部長から厳重注意を受けた。   [日刊スポーツ 2020861748]


 

阿邪左(あざさ)を詠んだ歌
 阿邪左(あざさ)は、ミツガシワ科アサザ属の多年草の浅沙(あさざ)とされています。池や沼などに自生する水草です。夏に、葉の間から伸びた茎の先に小さな黄色い花を咲かせます。花蓴菜(じゅんさい)とも呼ばれます。
 万葉集には、1首だけに詠まれています。
 
13-3295: うちひさつ三宅の原ゆ直土に足踏み貫き.......(長歌)
 この歌は男が化粧や髪飾りをするイメージがないと、歌の解釈で男女が逆転します。男は、ある程度の身分の人の子のようです。そして、身は細身で肌はスベスベしています。そんな男が髪飾りや何かで身を飾って、三宅の野で女を待っています。そこへ、両親には内緒で女が通ってきます。周囲の人に見つからないように、夏草に身をひそめて。そして、そんな有力者の美男子の男の許へ通う自分を自慢するのが女心ですし、それは願望の夢と空想の世界です。
 そんな情景の歌です。当然、普段の歌の解釈とは、全く違います。普段に見る万葉集の解説では、ここでの女の願望の夢と空想の世界が、なぜゆえか、男の恋の辛さに変わります。
原文:打久津 三宅乃原従 常土 足迹貫 夏草乎 腰尓魚積 如何有哉 人子故曽 通簀父吾子 諾々名 母者不知 諾々名 父者不知 蜷腸 香黒髪丹 真木綿持 阿邪左結垂 日本之 黄楊乃小櫛乎 抑刺 〃細子 彼曽吾麗
               万葉集 巻13-3295
            作者:不明
よみ:うち日さつ 三宅(みやけ)の原ゆ 常土(ひたつち)に 足(あし)()み貫()き 夏草を 腰になづみ いかなるや 人の子ゆゑぞ 通はすも吾子(あご) (うべ)な諾(うべ)な 母は知らじ 諾(うべ)な諾(うべ)な 父は知らじ 蜷(みな)の腸(わた) か黒(ぐろ)き髪に 真木綿(まゆふ)もち あざさ結()ひ垂()れ 大和の 黄楊(つげ)の小櫛(をぐし)を 押(おさ)へ插()す 刺細(さすたへ)の子 彼そ吾が麗(せこ)

意味(親子の対話風になっています)
 三宅(みやけ)の原を素足で歩いて足を傷つけて、夏草(なつくさ)を腰にからませて、いったいどなたの娘さんのところに通っているの、息子よ。
 なるほどなるほど母は知らないでしょう。ごもっともごもっとも父も知らないでしょう。豊かな黒髪に木綿であざさを結い垂らし(髪飾りにし)、大和の黄楊(つげ)の櫛(くし)を押さえ刺している、とても美しい娘さん。それこそが私の妻なのです。
・「うちひさす」は、三宅(みやけ)を導く枕詞です。
・「蜷(みな)の腸(わた)」は、蜷(にな:巻貝の一種)の腸が黒いところから「か黒き」を導く枕詞です。

ウェブニュースより
 藤井聡太棋聖、史上最年少二冠に王手 王位戦第3局149手で勝利 ―― 将棋の木村一基王位(47)に藤井聡太棋聖(18)が挑戦している第61期王位戦7番勝負(神戸新聞社主催)の第3局は5日、神戸市北区有馬町、有馬温泉の旅館「中の坊瑞苑」で指し継がれ、午後7時22分、先手番の藤井が149手までで勝利。シリーズ通算3勝0敗で、王位奪取まであと1勝とし、羽生善治(49)の21歳11カ月を大きく上回る史上最年少の二冠に王手をかけた。
 
 持ち時間各8時間のうち、残り時間は藤井2分、木村1分。第4局は福岡市の「大濠公園能楽堂」で1920日に指される。
 藤井の攻め、木村の受けという棋風通りの戦いとなった本局は、2日目に入って藤井が徐々に優勢に。木村も一時は好機をつかんだかと思われたが、最後は藤井が的確に寄せた。
https://www.youtube.com/watch?v=QQVowHgtRac
【藤井聡太棋聖の話】4五桂(83手目)から5三桂成(85手目)と手順に桂馬がさばけたが、3四歩(87手目)がやり過ぎだった。2一銀打(121手目)に対し、2二玉(122手目)と取られてから2三玉(124手目)とされて負けにしてしまったが、4九飛(141手目)と回って好転した。
【木村一基王位の話】2四歩(41手目)から歩を交換されて損をしたなと思っていた。5九角(63手目)と引いた相手の構想が秀逸だった。攻められっぱなしになったが、諦めてはいけないと思って6二銀(90手目)とした。終盤にチャンスがあったとしたら残念だったと思う。   (神戸新聞 2020/8/5 20:30)

 福岡・大濠公園にイノシシ 警官ら大捕物、逃走後「御用」に ―― 5日午前65分ごろ、福岡市中央区の大濠公園付近で、公園沿いにある在福岡米国領事館を警備中の福岡県警機動隊員が1頭のイノシシを見つけた。逃走するイノシシを警察官らが追いかけ、公園内の市美術館付近の草むらに潜んだところを捕獲しようとしたが失敗。イノシシは隣接する舞鶴公園(福岡城跡)に逃げ込み、市中心部で逃走を続けたが正午前に捕獲された。
 
 県警中央署によると、イノシシは体長約70センチ。市内では西隣の早良署管内でも5日未明にイノシシ目撃の110番が2件あり、中央署はこのイノシシが出没したとみている。署幹部は「街中で猪突(ちょとつ)猛進して通行人や車にぶつかったら危ない」と話し、注意を呼びかけている。
 
 市総務農林部のイノシシ等対策担当の職員は「大濠公園での出没事例はない」と述べた。市動物園の動物相談員、安河内(やすこうち)清文さん(62)は「イノシシは生き物を求めて水路沿いを移動することがある。生まれてから短く経験の浅いイノシシが餌を探すうちに市中に迷い込んだのでは」と推測する。   毎日新聞202085 1153(最終更新 85 1407)


 

 本日より、「万葉植物」を詠んだ歌を続けます。よろしく
朝顔(あさがほ)を詠んだ歌
 万葉集に登場する「朝顔(あさがほ)」は、私たちが良く知っているあのヒルガオ科のあさがおとは違います。当時は、朝に咲くきれいな花を「朝顔(あさがほ)」と呼んだようです。桔梗(ききょう)、木槿(むくげ)などとする説があり、はっきりとはしていません。写真は、桔梗(ききょう)と木槿(むくげ)です。
 
万葉集には、5首に詠まれています。
巻8-1538: 萩の花尾花葛花なでしこの花をみなへしまた藤袴朝顔の花
 
10-2104: 朝顔は朝露負ひて咲くといへど夕影にこそ咲きまさりけり
 
10-2274: 臥いまろび恋ひは死ぬともいちしろく色には出でじ朝顔の花
 
10-2275: 言に出でて云はばゆゆしみ朝顔の穂には咲き出ぬ恋もするかも
 
14-3502: 我が目妻人は放くれど朝顔のとしさへこごと我は離るがへ
 
ウェブニュースより
 藤井棋聖昼食は神戸牛すき鍋膳、木村王位はうな重膳 ―― 藤井聡太棋聖(18)が木村一基王位(47)に挑む第61期王位戦7番勝負の第3局が4日午前9時、有馬温泉(神戸市北区)の老舗旅館「中の坊瑞苑(ずいえん)」で始まり、午後030分、昼食休憩に入った。
 
ここまでの藤井の消費時間は1時間12分、木村は1時間59分。
 藤井の勝負メシは「神戸牛すき鍋膳」。黒毛和牛の最高峰の1つとして有名な神戸牛に酢の物、ごはん、生卵、デザートがついている豪華メニュー。
 
 木村は「うな重膳(ご飯少なめ)」を注文した。肉厚の国産のうなぎに名物の有馬山椒(さんしょう)で味わいが豊かになる逸品だ。
 
 両者はたっぷりと栄養を補給し、万全の態勢で午後130分から対局に臨んだ。   [日刊スポーツ 2020841342]


 

ウェブニュースより
 大相撲7月場所千秋楽 中入り後の勝敗と各力士の談話 ―― 大相撲7月場所は千秋楽です。大関経験者で、けがなどで序二段まで陥落して今場所幕内に返り咲いた平幕の照ノ富士が、関脇 御嶽海に勝って13勝2敗とし、平成27年の夏場所以来となる2回目の優勝を果たしました。
 中入り後の勝敗
▽十両の逸ノ城に松鳳山は、松鳳山が押し出しで勝ちました。
▽佐田の海に錦木は、佐田の海が寄り切りで勝ち、去年の秋場所以来の勝ち越しです。
▽琴勝峰に栃ノ心は、栃ノ心がはたき込みで勝って10勝目を挙げました。
▽魁聖に志摩ノ海は、魁聖が突き出し。
▽石浦に若隆景は、若隆景が押し出しで勝って10勝。
▽照強に琴恵光は、琴恵光がはたき込みで勝って10勝としました。
▽琴ノ若に竜電は、竜電が寄り切り。
▽琴奨菊に北勝富士は、北勝富士がはたき込み。
 
▽千代大龍に碧山は、千代大龍が突き落とし。
▽輝に勢は、勢が下手投げ。
▽宝富士に霧馬山は、霧馬山が上手ひねり。
▽千代丸に阿武咲は、阿武咲が下手投げ。
 
▽隆の勝に高安は、高安が引き落としで勝って10勝を挙げました。
 
▽炎鵬に豊山は、豊山が押し倒し。
 
▽遠藤に徳勝龍は、遠藤が寄り切りで勝って勝ち越し。
 
▽玉鷲に隠岐の海は、玉鷲が上手投げで勝って10勝目。
 
▽大栄翔に妙義龍は、大栄翔が引き落としで勝って11勝を挙げました。
▽照ノ富士に御嶽海は、照ノ富士が寄り切りで勝って132敗。平成27年夏場所以来となる2回目の優勝を果たしました。
 
▽正代に大関 朝乃山は、朝乃山が押し出しで勝って新大関の場所を123敗で終えました。
 
各力士の談話
 新入幕の琴勝峰は2日敗れて87敗で終え、「地力をつけていきたい」と成長を誓いました。
 千秋楽に勝ち越しを決めた佐田の海は「久々に勝ち越せたのでうれしい。調子は悪くなかった。勝った相撲は内容がいい相撲が多かった」と振り返っていました。
 若隆景は、幕内で初めてのふた桁勝利。「気持ちを切らさず、一日一番、自分の相撲を取れた。立ち合いをもっと磨いていきたい」と時折、笑顔を見せていました。
 琴恵光も初めてのふた桁勝利に、「うれしい。シンプルに攻めることを意識して相撲を取ったのがいい結果につながった」と充実した様子でした。
 初日から13連敗と苦しんだ阿武咲は、千秋楽を白星で締め「今まででいちばん苦しかったが、諦めずに最後までやりきれたのでよかった。腐らずできたのは成長につながるので、また来場所に向けてやっていく」と巻き返しを誓いました。
 自己最高位、前頭2枚目で勝ち越した隆の勝は「こういう場所で自分の相撲を取れるという精神面で収穫があった」と話していました。
 炎鵬は「本当に悔しいし、情けないし、むなしいし、悲しいですね。なかなか自分を許せない。稽古が足りなかったですね。努力が足りなかったです」と悔しそうでした。
 小結で114敗と勝ち越し、殊勲賞の大栄翔は「前に攻めることができて、しっかり自分の形で相撲を取れた。これをしっかり続けてこういう成績を残したい。立ち合いと突き押しの攻めを強くしたい」と淡々と話していました。
 千秋楽まで優勝を争って敢闘賞を受賞した関脇 正代は「全体的に体も動いていたし、反応もよくできた感じ。ちょっと取りこぼしというか、詰めが甘いところがあった。そこが、また来場所に向けて課題になってくる。あとはあまり調子の波を作らないように、ずっといい調子を維持できたらいい」と冷静に話しました。
 関脇 御嶽海も優勝を争い、殊勲賞に選ばれ「ふた桁勝って、三賞も取れたのでよかった。15日間、体力が持ってくれた。最後、勝って笑いたかったが、そんな甘い世界ではない。切り替えてまた来場所やっていく」と話しました。大関昇進に向けては、「じっくりいきます、自分のペースで」とだけ話していました。
 新大関 朝乃山は優勝を逃して123敗、「大関の務めや、責任を考えすぎていた部分はあった。最初連勝していたときは、自分の相撲が取れていたけれど後半は修正できなかった。123敗は悔しい結果。目の前で優勝が決まり、すごい悔しかった。来場所は、この悔しさを絶対晴らしたい」と悔しそうでした。   (NHK WEB NEWS 202082 2347)

 照ノ富士に殊勲、技能賞 大相撲7月場所 ―― 大相撲7月場所の三賞選考委員会が千秋楽の2日に開かれ、30場所ぶり2度目の優勝を遂げた照ノ富士が殊勲賞と技能賞を手にした。大関経験者の三賞受賞は2009年九州場所の雅山以来。
 殊勲賞は他に、白鵬、朝乃山を破った御嶽海が6度目、白鵬に土をつけて11勝した大栄翔が2度目の受賞。敢闘賞は最後まで優勝争いに絡んだ正代が獲得した。
 
かっこ内は受賞回数。
 ▽殊勲賞 照ノ富士(2)御嶽海(6)大栄翔(2)
 ▽敢闘賞 正代(5)
 ▽技能賞 照ノ富士(初)    (JIJI.COM 202008021823)


 

ウェブニュースより
 大相撲7月場所14日目 照ノ富士2敗目も千秋楽で勝てば優勝 ―― 大相撲7月場所14日目 照ノ富士2敗目も千秋楽で勝てば優勝。大相撲7月場所は14日目、単独トップの平幕、照ノ富士が敗れ2敗目を喫しましたが、新大関 朝乃山も敗れ3敗目となりました。2日の千秋楽で照ノ富士が勝てば、平成27年の夏場所以来、2回目の優勝が決まります。
 中入り後の勝敗です。
▽錦木に高安は高安が寄り切り。錦木は負け越しです。
 
▽琴奨菊に佐田の海は佐田の海が寄り切り。
 
▽松鳳山に琴勇輝は琴勇輝が右ひざを痛めて、1日から休場。松鳳山が不戦勝です。
▽千代丸に志摩ノ海は千代丸が寄り切り。
▽妙義龍に琴勝峰は妙義龍がはたき込み。
 
▽若隆景に玉鷲は若隆景が押し出し。
 
▽北勝富士に栃ノ心は、栃ノ心が上手出し投げ。
 
1日から再出場の琴ノ若に輝は、輝が寄り切り。
▽魁聖に宝富士は、宝富士が突き落とし。
▽霧馬山に千代大龍は、霧馬山が寄り切り。
▽徳勝龍に隆の勝は、隆の勝が押し出しで勝ち越し。
 
▽阿武咲に勢は、阿武咲が押し出しで初日。
▽竜電に遠藤は、遠藤が上手投げ。竜電は負け越しました。
 
▽豊山に石浦は、豊山が押し出し。
▽炎鵬に大栄翔は、大栄翔が突き倒し。
 
▽隠岐の海に碧山は隠岐の海が突き落とし。
 
▽照ノ富士に関脇 正代は、正代が寄り切りで3敗を守りました。照ノ富士は2敗目を喫しました。
 
▽御嶽海に琴恵光は、御嶽海がすくい投げで3敗を守りました。
 
▽新大関 朝乃山に照強は、照強が足取りで勝ち越し。朝乃山は3敗目を喫しました。
 
 7月場所は、2日の千秋楽で照ノ富士が勝てば、平成27年の夏場所以来、2回目の優勝が決まります。
朝乃山破った照強「昨夜からずっと考えていた」
 琴乃若は再出場での一番に敗れ、「気持ちをしっかり持って、あすの残り一番に思い切っていくだけだ。きょうの内容が悪かったわけでもないので切り替えていく。休場中は、自分の中で悔しい気持ちや歯がゆい気持ちがあって、こういうのも経験だと思っていた」と心境を話していました。
 阿武咲は、14日目にようやく初日が出て、「やっといい相撲を取れた。ずっと勝てなかったが、いつもどおりリラックスしていった。本当に苦しかったし長かったが、白星につながってよかった。あと1日、やることは変わらないので、自分の相撲を取り切ることを考え、最後まで集中していきたい」と笑顔を見せていました。
 大栄翔は小結で勝ち越しを決め、「自信になる。立ち合いでしっかりと当たっているし、流れもよかった。毎日、毎日、きっちりやるだけ」と話していました。
 御嶽海は3敗を守り、「相手がどういうふうに来るか分からなかったので、しっかり落ち着いて相撲を取れたと思う。自分の相撲を取って最後にしっかり笑いたいなと思う」と話し、虎視たんたんと優勝を狙っている様子でした。
 関脇 正代は照ノ富士を破り、「うれしかった。前に出る相撲を意識した。中途半端に当たって持っていかれるよりは、思い切り前に出ることに集中していた。好調な相手なので、前日の夜から意識していた。あと一番、楽しめればいいなと思う。優勝を意識しないで、頭の片隅に置いておくくらいの気持ちでいきたい」と、落ち着いた様子で話していました。
 照強は、立ち合いで朝乃山の足を取りにいく作戦で白星を挙げ、「昨夜からずっと考えていて、見事に決まってよかった。練習はしていないが、自分を信じてやろうと思った。援護射撃の気持ちはあり、付け人とどうすればいいか考えた。親方のためにも部屋を盛り上げていきたい」と話していました。   (NHK WEB NEWS 202082 020)


 

ウェブニュースより
 7月場所13日目 照ノ富士が朝乃山に勝利 1敗守り単独トップ ――
大相撲7月場所は13日目、大関経験者の平幕、照ノ富士が新大関 朝乃山との1敗どうしの直接対決を制して単独トップに立ちました。1日の14日目、照ノ富士が勝って朝乃山が敗れれば、照ノ富士の2回目の優勝が決まります。
 中入り後の勝敗です。
▽千代丸に栃ノ心は、栃ノ心が寄り切りで勝ち越しました。
 
▽志摩ノ海に琴勇輝は、志摩ノ海が押し倒し。
▽若隆景に妙義龍は、妙義龍がはたき込み。
 
▽魁聖に錦木は、錦木が寄り切り。魁聖は負け越しです。
▽玉鷲に琴恵光は、玉鷲が突き出し。
 
▽琴勝峰に千代大龍は、琴勝峰がはたき込みで勝ち越しました。千代大龍は負け越しです。
▽石浦に高安は、高安がはたき込みで勝ち越し。
▽佐田の海に徳勝龍は、徳勝龍が寄り切り。
▽琴奨菊に竜電は、竜電が寄り切り。
 
▽照強に霧馬山は、照強が寄り切り。
▽松鳳山に阿武咲は、松鳳山がはたき込み。
▽隆の勝に宝富士は、隆の勝がはたき込み。
 
▽勢に豊山は、豊山が外掛け。
▽遠藤に北勝富士は、北勝富士がはたき込みで勝ち越しました。
 
▽炎鵬に隠岐の海は、隠岐の海が押し倒しで勝ち越し。炎鵬は負け越しです。
 
▽大栄翔に碧山は、大栄翔が突き落とし。
 
▽輝に御嶽海は、御嶽海が引き落としで勝ちました。
 
▽大関経験のある平幕の照ノ富士に新大関 朝乃山は、照ノ富士が寄り切りで勝って単独トップに立ちました。
 
▽横綱 白鵬に正代は、白鵬が右ひざを痛めて31日から休場。正代が不戦勝です。
 1日の14日目、照ノ富士が勝って朝乃山が敗れれば、照ノ富士の平成27年夏場所以来となる2回目の優勝が決まります。

 栃ノ心はおよそ1年ぶりの勝ち越しに「うれしいですね。1年ぶりなのでうれしいですね。最近はなかなか相手を捕まえることができなかった。きょうはしっかりまわしを取れたのでよかった」とほっとした様子でした。
 勝ち越しを決めた新入幕の琴勝峰は、「内容はよくなかったが勝てたのでよかった。勝てなくてもその日だけ反省して、なるべく引きずらないようにした。一番、一番、その日の取組に集中するようにやっていた。あす以降も一番、一番、しっかり集中していきたい」と淡々と話していました。
 玉鷲は9勝目を挙げ「残り2日間、きょうの気持ちでしっかり自分の相撲を取れるようにしたい」とご機嫌な様子でした。
 高安も1年ぶりに勝ち越し「けがが続いていたので苦しい1年だった。しっかり努力して今場所に結び付けてここまで来た。本当に人生勉強になった。本来の調子のいい時との相撲とは程遠い状態だが、まずあと2日、しっかり自分の相撲を取りきって二桁勝利を目指して頑張りたい」と意気込みを話したうえで、「いろいろな人に励まされて頑張ることができた。励ましてくれる人がたくさんいたので、『もう1回、頑張ろう』という心境になった」と感謝の気持ちを示していました。
 照強は7勝目、「調子は徐々によくなってきていると思う。まずは勝ち越したい」と話しました。
 1日の朝乃山との一番に向けては、「集中力を上げていく。しっかり力を出して自分の相撲を取れるように頑張りたい」と意気込みを話していました。
 小結の隠岐の海は、三役で初めて勝ち越し「やっと勝ち越しできましたし、今場所はいろいろと大変ななかでよかったです。あと2番、二桁白星を目指し頑張りたい」と話していました。
 御嶽海は白星を二桁に乗せ「気持ちいいです。あと2日残っているので、気を引き締めていきたい。次の場所にもしっかりいい形で臨めると思うので、残り2日、しっかりやるだけだ」といつもどおり淡々と話していました。
 照ノ富士は、朝乃山との直接対決を制し「あまり意識を変えることなくやれることをやろうと土俵に上がった。相手は大関なので強い相撲を見せているから自分の形でもっていこうとした。上手を取って先に攻めることができてよかった。これまで一生懸命、やってきてよかった。やってきたことを信じてやるだけだ。疲れは多少あるがあと2日だけ。あす、頑張りたい」と淡々と話していました。   (NHK WEB NEWS 2020731 2324)


 

ウェブニュースより
 大相撲 7月場所 白鵬連敗 朝乃山は1敗守る ―― 大相撲7月場所は12日目、横綱 白鵬が敗れ、終盤戦で痛い連敗を喫した一方、新大関 朝乃山と幕内に復帰した照ノ富士は1敗を守りました。
 中入り後の勝敗です。
▽千代丸に十両の翔猿は翔猿が下手投げ。
▽若隆景に錦木は若隆景が寄り切りで勝ち越し。
▽栃ノ心に松鳳山は栃ノ心が取り直しの一番を制してはたき込みで勝ちました。
 
▽佐田の海に魁聖は佐田の海が上手出し投げ。
▽妙義龍に琴奨菊は妙義龍が寄り切りで勝ち越し。
 
▽大関経験者の照ノ富士に玉鷲は照ノ富士が寄り切りで1敗を守りました。
 
▽勢に高安は高安が上手投げ。
▽琴勇輝に石浦は琴勇輝が押し出し。石浦は負け越しました。
▽千代大龍に志摩ノ海は志摩ノ海が突き落とし。
▽琴勝峰に照強は照強が足取り。
▽徳勝龍に琴恵光は琴恵光がすくい投げ。
 
▽竜電に隆の勝は隆の勝が寄り切り。
▽阿武咲に碧山は碧山がはたき込み。
 
▽宝富士に遠藤は遠藤が寄り切り。宝富士は負け越しです。
 
▽豊山に霧馬山は豊山が押し出し。霧馬山は負け越しました。
▽隠岐の海に輝は隠岐の海が突き落とし。輝は負け越しです。
   
▽炎鵬に関脇 正代は正代がきめ出しで勝って9勝目です。
 
▽大栄
翔に大関 貴景勝は貴景勝が左ひざを痛めて休場。大栄翔が不戦勝で勝ち越しました。
▽新大関 朝乃山に北勝富士は朝乃山がすくい投げで勝って1敗を守りました。

 ▽関脇 御嶽海に横綱 白鵬は御嶽海が突き落としで勝ちました。白鵬は連敗で2敗に後退です。

各力士の談話
 若隆景は幕内で初めての勝ち越しを決め、「うれしいが、あと3日間あるので、あすからも思い切って相撲を取りたい。きょうは、下から下から、我慢して攻めることができたのがよかったと思う」と勝因を分析していました。 勝ち越した妙義龍は「中止で一場所なくてどうなるかと思ったが、初日から連勝が続いて、内容もよかったと思う。自分らしい相撲が取れていると思う。土俵に上がれば、その一番に集中して、勝つことを意識してやろうと思っていた。その日、その日、体調も違うが、全力でその一番を戦って、勝ちにつながっていると思う」と振り返っていました。 照ノ富士は1敗を守り、「落ち着いて相手を見て前に出ようと思っていた」と振り返ったうえで、31日の大関・朝乃山との1敗どうしの直接対決に向けては、「冷静に自分のできることをやるだけ。あすの一番に集中して、できることをやるだけですよ」と意気込みを話していました。 霧馬山は、負け越し、「来場所、頑張るしかない。今場所は立ち合いが足りなかった。もっと強く当たらないといけない」と淡々と話していました。 大栄翔は、大関・貴景勝の休場により不戦勝で勝ち越し、「朝、稽古のあとに大関の休場を知った。高校の先輩なので相撲を取りたかった。残り3日、最後までしっかり1日、一番、ふた桁白星を目標にして集中してやりたい」と淡々と話していました。 朝乃山は1敗を守り、「きょうの相手は、立ち合いの圧力が強いので、しっかりと踏み込み、負けないようにした。1日、一番、相撲を取りきれば、あとから結果もついてくると思うので、それを信じてやるしかない」と話しました。照ノ富士との対戦に向けては、「本場所では初めての対戦なので光栄だ。元大関の先輩なので、胸を借りるつもりで思い切り、先に先に自分から攻めていきたい。自分よりも上背もあるし非常に重たい。しっかり自分の相撲を取りきるだけだ」と意気込みを話していました。 御嶽海は、横綱・白鵬を破って、「よかった。完全に負けたと思って、最後は捨て身だった。上手も取られてダメだなと、完璧に負けたなと思っていた。勝ちたい気持ちが強かったし、勝ってよかったかなと思う」と振り返っていました。   (NHK WEB NEWS 2020730 1924分)

 

ウェブニュースより
 大相撲7月場所 11日目 白鵬初黒星 朝乃山と照ノ富士は1敗守る ―― 
大相撲7月場所は11日目、横綱・白鵬は小結・大栄翔に敗れて初黒星を喫し、新大関・朝乃山と平幕の照ノ富士が1敗を守りました。
 中入り後の勝敗です。
▽錦木に十両の千代翔馬は、行司軍配差し違えで、錦木が押し出しで勝ちました。
▽千代丸に若隆景は、若隆景が寄り切りで勝ちました。千代丸は負け越しが決まりました。
▽照ノ富士に栃ノ心は照ノ富士が寄り切りで勝って10勝目。1敗を守りました。
 
▽志摩ノ海に松鳳山は、志摩ノ海が押し出し。
▽琴勇輝に妙義龍は、琴勇輝が突き出し。
 
▽琴恵光に勢は、返り入幕の琴恵光が寄り切り。琴恵光は幕内では1年ぶりの勝ち越しを決めました。
 
▽玉鷲に琴勝峰は、玉鷲が突き倒し。玉鷲は勝ち越しです。
 
▽高安に千代大龍は高安が突き出し。
 
▽石浦に佐田の海は、佐田の海がはたき込み。
▽魁聖に徳勝龍は、魁聖が寄り切り。
 
▽照強に琴奨菊は、琴奨菊が寄り切り。琴奨菊は去年の春場所以来となる14か月ぶりの勝ち越しです。
 
▽竜電に阿武咲は、竜電がはたき込み。
▽隆の勝に炎鵬は、炎鵬が押し出し。
 
▽碧山に豊山は、碧山が寄り切り。
▽遠藤に霧馬山は、遠藤が突き落とし。
 
▽宝富士に隠岐の海は、隠岐の海が突き落とし。
▽正代に北勝富士は、北勝富士が突き落とし。
 
▽輝に大関・朝乃山は、朝乃山が寄り切りで勝って1敗を守りました。
 
▽大関・貴景勝に御嶽海は、貴景勝が押し出しで勝ちました。角番の貴景勝は勝ち越しを決め、大関の座を守りました。
 
▽横綱・白鵬に小結・大栄翔は、大栄翔が押し出し。白鵬は今場所初黒星です。


 
 7月場所は11日目を終えて1敗で白鵬と朝乃山、それに照ノ富士の3人が並び、2敗がいなくなりました。
朝乃山「ここまで来たら自分との戦い」
 照ノ富士は1敗を守り、「相手の上手を切らないといけないと思っていた。よく考えてできたと思う。今、できることをやっているだけだ。まだ終わっていないから残りをしっかり取りきるだけだ」と淡々と話していました。
 琴恵光は勝ち越し、「相手に圧力をかけることだけを意識していた。残りの日々を自分と向き合ってしっかりやっていきたい。とにかくいい相撲を取ることを考えて頑張っていきたい」と話し、うれしそうでした。
 勝ち越しを決めた玉鷲は「これまでは自分の内容ではなかった。でもきょうは、自分の内容で勝ち越せてよかった」と話していました。
 勝ち越しを決めた琴奨菊は「うれしいね。自分の相撲を取れていることがまだまだいけるという気持ちになっている。立ち合いを変えるなど追究しながらやっているので、自分の考えたことはすべてやり尽くそうという気持ちだ。どんな時でも支えてくれる人がいるので1つでも多く勝てるように頑張っている」とうれしそうでした。
 炎鵬は5勝目、「相手が引いてくれたので前に出るところかなと思った。自分としては、何一ついいところがなかったが勝たないといけない。勝つことだけを考えてやっている」と話していました。
 隠岐の海は35歳の誕生日を白星で飾り、「内容は悪かったが、またあした頑張りたい。入門してだいぶ時間がたったがまだまだ元気かな」と淡々と話していました。
 1敗を守った朝乃山は白星をふた桁に乗せ、「ほっとしているが通過点だ。その先には12勝、13勝、優勝、それが大関の務めだ。あまり意識しないでいきたいし、口に出したくない」と心境を話したうえで、残りの4日間に向けては「ここまで来たら自分との戦い。あしたからが大事で気を引き締めて頑張りたい。緊張感もって自分自身との戦いだと思う」と決意を示しました。
 横綱・白鵬と1敗で並んだことについては「意識してないし、1日、一番という目標を持ってやっていく」と話していました。
 大関・貴景勝は角番を脱出し、「立ち合いはあまり考えすぎずにいった。負け越したら力がないということなので、場所前から特に思うことはない。これで負けたらしょうがないと」と話しました。そのうえで「勝っても負けても叱ってくれる人の大切さを理解した。大関に昇進したらちやほやされて、負けたらさっーといなくなる人もいた。自分がどのような状況になっても復帰できるように尽力してくれた人の大切さがわかった」とこれまでを振り返っていました。
 大栄翔は白鵬から白星をあげ、「自分の相撲を取りきれたのでよかった。うれしい。勝ちきることは自信につながる」と喜びにひたっていました。   (NHK WEB NEWS 2020729 2216分)


藤井棋聖が開幕3連勝「いい星取りで」 B級2組順位戦 ―― 将棋の藤井聡太棋聖(18)が29日、東京都渋谷区の将棋会館で第79期将棋名人戦・B級2組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の3回戦に臨み、鈴木大介九段(46)に103手で勝った。藤井棋聖は開幕3連勝となった。
 
 鈴木九段の作戦は四間(しけん)飛車。居飛車(いびしゃ)穴熊で対抗した藤井棋聖はうまく戦機をつかんで優位に立ち、押し切った。「仕掛けの成否が際どかった。いい星取りでここまで来られている。昇級を目指して頑張りたい」と話した。
https://www.youtube.com/watch?v=7dAFTouALWU
 鈴木九段は竜王戦と棋聖戦で挑戦者になった実績があり、名人挑戦権を争うA級順位戦にも在籍経験がある。趣味のマージャンで、プロも参加する大会で優勝した経験を持つなど、勝負師タイプの棋士として知られるが、この日は力が発揮できなかった。「藤井さんと当たるのを楽しみにしていたが、内容が悪くて残念。一気に仕掛けられて、踏みとどまれなかった」と話した。
 順位戦はA級を始めとして五つのクラスがある。真ん中のB級2組には今期25人が参加し、成績上位3人がB級1組に昇級する。   (朝日新聞DIGITAL 2020729 2343分)



 


 

プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


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