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ウェブニュースより
新入幕の大の里が6連勝で勝ち越し 優勝争いのトップ守る 10日目は大関とりの琴ノ若戦 ―― <大相撲初場所>◇9日目◇22日◇東京・両国国技館
新入幕の大の里(23=二所ノ関)が、4日目から6連勝で勝ち越しを決め、優勝争いのトップを守った。右を固めて体当たりの立ち合いから、1度は相手の突っ張りに上体を起こされながらも前に出続けた。右を差し、かいなを返して寄り切り、8勝1敗とした。

 相手は関脇経験者だけに「強い相手だったので、自分の良さ、立ち合いをぶつけていこうと思った。(相手は)立ち合いも重いし、強いので負けないようにと思っていた。自分の立ち合いが伝わってよかった」と、快勝の取組を振り返った。場所前から掲げていた勝ち越しの目標を早くも達成し「ホッとした。うれしい」と、胸をなで下ろした。控えの土俵下では、審判を務めた師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)と、隣り合わせで座った。それだけに「師匠に勝ち越す姿を見せられてよかった」と、初々しく話した。
10日目は初の三役戦となる、大関とりの関脇琴ノ若との初顔合わせが組まれた。「ビックリした。まさか、ですね。胸を借りるつもりでいきたい。(場所前に三役との対戦は)想像していなかったし、まさかこんなに早い段階で勝ち越すことも想像していない。(取組のイメージは)何もない。今日だけは(新入幕で勝ち越した)余韻に浸って、また明日頑張りたい」。早くも今後の優勝争いに大きく影響する一番となりそうだ。    [日刊スポーツ 20241221752]
 
【ひふみんEYE】藤井聡太王将の「マムシのと金」に驚き、菅井八段の「ダイヤモンド美濃」攻略 ―― 将棋の藤井聡太王将(竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・棋聖=21)が菅井竜也八段(31)の挑戦を受ける第73ALSOK杯王将戦7番勝負第2局が2021の両日、佐賀県上峰町の老舗料亭「大幸園」で行われ、先手の藤井が113手で菅井を破り、シリーズ対戦成績を2勝0敗とした。8冠防衛ロードの24年初防衛がかかるタイトルを開幕2連勝とし、昭和のレジェンド・故大山康晴15世名人の大記録「タイトル戦20連勝」まであと2勝とした。第3局は2728日に島根県大田市「さんべ荘」で行われる。

 本紙「ひふみんアイ」でおなじみ、加藤一二三・九段(83)が対局を振り返ります。
   ◇   ◇   ◇
藤井王将の「マムシのと金」が光りました。敵陣の4筋に打ち込んだ歩を見て、あっと驚きました。「間に合わない」と直感していました。実はこれが決め手でした。ジリジリとにじり寄って、菅井八段が金銀をひし形にして組んだ「ダイヤモンド美濃」を攻略しました。アマチュアのお手本となるような手で、完勝しました。
 将棋には「と金の遅早」という格言があります。と金を作って攻めに使うまでは時間がかかりますが、攻めがつながる形になってからは早いという意味です。本当に見事な攻めでした。
 菅井八段は、4筋に跳ねた桂馬を敗着に挙げていました。別の手を考えていたそうですが、「気が変わって悪手を指したという経験は、私はありません」。残念な一戦になりました。
 
https://www.youtube.com/watch?v=HBWtGaiBzZ8
 昨年の叡王戦5番勝負第4局の2回の千日手指し直しも含め、タイトル戦では8回連続で三間飛車を採用しています。こだわりがあるのでしょうが、藤井王将が菅井八段への対策として組んだ「居飛車穴熊」があまりにもうまい。相手との攻めのスピード判断に優れています。
 
大山康晴十五世名人をはじめ、数々の振り飛車の名手と戦ってきた経験から言いますと、四間飛車の方が、居飛車側はこれといった対応策がありません。気分転換の意味も込め、新たな戦術の採用を考えてはいかがでしょうか。
[日刊スポーツ 20241211826]
 
大関とりの琴ノ若が新入幕大の里との1敗対決を制す 優勝争いのトップを守った ―― <大相撲初場所>◇10日目◇23日◇東京・両国国技館
大関とりの関脇琴ノ若(26=佐渡ケ嶽)が、新入幕大の里との1敗対決を制し、優勝争いのトップを守った。相手は初土俵から5場所目の西前頭15枚目。通常であれば対戦しない番付だが、好成績とあって上位との対戦が組まれた。最初の“壁”として審判部から指名された格好だったが、しっかりと番付の違いを示した。9勝1敗で中盤戦を通過し、11日目は西前頭11枚目王鵬との、ともに祖父を横綱、父を関脇に持つ“サラブレッド対決”が組まれた。
大の里とは、本場所はもちろん、稽古場でも肌を合わせたことはなかった。それでもこの日の朝稽古後は「まずは自分のやるべきことをやる。相手どうこうではない。意識していない」ときっぱり。定評のある相手の立ち合いの重さ、ぶつかった時の感覚、土俵際の柔らかさ…。実際に肌を合わせないと感じられない要素があっても、不安は全く感じていなかった。

189センチ、177キロの自身よりも、身長も体重も大きな相手は、大の里の他には、実は幕内では湘南乃海と北青鵬、王鵬、碧山と、数えるほどしかいない。ただ、日体大で2年連続アマチュア横綱に輝き、スピード出世記録で昭和以降3位の所要4場所で新入幕という新鋭の動きは、同じ二所ノ関一門の連合稽古から、目に焼きつけていた。「連合でも見ていたので頭に入っている」と、対戦した際のイメージはできていた。
琴ノ若にとっては横綱、大関に立ち向かうのとは一味違う一番となった。新入幕の挑戦を迎え撃つ立場。大関昇進に向けて、負ければ昇進の機運に水を差されかねない状況だった。近い将来、互いに横綱や大関などの看板力士に成長するかもしれない、逸材同士の初顔合わせで勝ちきった。勢いのある相手を破り、大関昇進への勢いを加速させ、横綱、大関が待ち構える終盤戦へと向かう。
[日刊スポーツ 20241231733]
 
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