瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
中国からの外来語はふつう漢語と呼ばれているが、なかにはすっかり骨肉化して中国語由来とは感じられないものもある。ただ、漢語という場合には日本で造った手製の漢語をも含めていうのが普通である。この漢語の問題に就いてはヨーロッパ諸国からの外来語とは別に取り扱う点が多いので、ここでは省くことにする。
1 餃子(ギョーザ、jiaozi《ジャオズ》):小麦粉に水を加えて薄くのばしてつくった皮で肉、エビ、野菜などで作った具を包み、茹でたり、焼いたり、蒸したり、揚げたりした食べ物である。中国の春秋時代(紀元前6世紀頃)の遺跡からすでに食べられていた痕跡が見つかっている。敦煌の唐代の墳墓では、副葬品として壺に入った餃子が乾燥状態で発見されているという。
2 青梗菜(チンゲンザイ、quinggengcai《チンゴンツァイ》): チンゲン菜は、「青梗菜」を中国語読みしたチンゴンツァイに由来する。「青梗」は「茎が緑色」の意味で、茎が白いものは「白菜(パクチョイ)」と呼ばれる。1972年の日中国交正常化以降、日本でも栽培されるようになった。1980年代に入ると急速に普及し、日本で最も栽培される中国野菜となった。
3 満貫(マンガン、manguan):マージャンで、上がりの点数が多くなりすぎないように一定の限度に制限した点数。ふつうマンガン・跳ねマンガン・倍マンガン・役マンガンなどがある。
4 面子(メンツ、Mianzi):もともと麻雀用語で牌の組み合わせや麻雀のメンバーのことをいう。ここからメンバー、顔ぶれ、人数という意味で使われるようになった。また中国語で面子は「面目・体裁・世間体」といった意味でも使われ、同じ意味で日本にも伝わっている。「メンツを立てる」「メンツを潰される」といったセリフで使われるメンツがこれにあたる。
5 麺麻(メンマ、mianma):シナチク(支那竹)とも呼ばれ、タケノコを乳酸発酵させた加工食品。戦前から関東地方を中心に「支那そば(東京ラーメン)」の定番具材となっていた。
6 拉麺(ラーメン、lamian):中国の麺料理を原形に、大正時代ごろから日本各地に広まり、その後日本流のアレンジが加えられ独自の進化をした麺料理である。ラーメンの「拉(ラー)」は中国語で「引っ張る」、「麺(メン)」は小麦粉を意味する。麺は製法によって、「拉麺(ラーメン)」「刀削麺(とうさくめん)」「捍麺(かんめん)」と呼ばれる。中国では、麺のみの意味で「ラーメン」が用いられ、スープを入れた汁そばは「湯麺(タンメン)」という。「老麺」や「柳麺」は当て字である。
7 辣油(ラーユ、layout):唐辛子などの香辛料を植物油の中で加熱して辛味成分を抽出した調味料である。「辣」とは熱を伴う辛さのこと。中国料理・四川料理(特に麻婆豆腐や担担麺など)の調味料、薬味として用いられる。
8 立直(リーチ、lizhi):立直(リーチ)は、麻雀において、聴牌(テンパイ)を宣言する行為、および、その宣言によって成立する役である。1翻(イーハン)。宣言後は手牌を変えることができないなどの制限が付くが、和了したときに立直という役が上乗せされるため、点数は高くなる。
9 雲呑(ワンタン、huntun、広東語では wahn-tan): 細かく刻んだ肉や魚介類、野菜などを混ぜた餡を、薄く伸ばした小麦粉の四角い皮で包み、いったん茹でてからスープに入れて供される。ワンタンは華北で生まれたが、しばらくは餃子と区別されていなかった。「渾沌」と書かれ、漢字の発達とともに「餛飩」という字になったという。日本では、平安時代に編纂された漢和字典『新撰字鏡』に「餛飥」と記載されており、「こんとん」と読める音注と餅との説明がついている。餛飩は現代の呉語では「ウンドン」、陝西省の西安語では「ホエトエ」と発音するというがが、日本に伝来したワンタンがうどん、餺飥〔ほうとう、山梨県(甲斐国)を中心とした地域で作られる郷土料理〕、さらには大分県の鮑腸〔ほうちょう、団子汁〕や栃木県のはっと〔米の生産を怠ることを憂えた殿様が、ご法度を発令した為に付けられたとも、平安時代に存在した菓子の「薄飩(はっとん)」から付けられたともいう〕のルーツである可能性も指摘されている。なお、雲呑は汁に浮かんだワンタンを空に浮かぶ雲に見立て、それを呑むことは縁起がいいからといわれる説があるそうだが、嘘か真か?
10 攙和〔チャンポン、Champon、Canpon〕:肉・野菜などをいため、中華風のうどんと一緒にスープで煮た長崎の名物料理のこと。またこれから、2種類以上のものをまぜこぜにすること、また、そのさまをいう。語源については、諸説あるが、福建語の挨拶「吃飯(シャポン)」若しくは「吃飯了(チーファンラ)」(直訳するなら「飯は食ったか?」)から来ているとの説、同じく福建語の「混ぜる」を意味する語「掺混〔福州語で読むと「サンホウン」、廈門の閩南語で読むと「チャムフン」〕」から来ているとする説が存在する。また、沖縄のチャンプルーと関連があるともいわれる。マレー語及びインドネシア語の「campur(チャンプル)」、「ちゃんぽん」、「チャンプルー」はともに「混ぜる、ごちゃ混ぜにする」という意味があり、同一語源の可能性がある。後述の沖縄のちゃんぽんはおかず載せごはんであるが、その形態はインドネシアのナシチャンプル(nasi campur ナシはご飯の意味)と一致する。さらに、鉦の音(ちゃん)と鼓の音(ぽん)という擬音としてつなげた近世(江戸時代)の造語であるとしている。「混ぜること」より発生が遅い料理名の「ちゃんぽん」について、中国語説を取り上げながらも、「混ぜること」の意味から影響された名前される。ただ、いずれも根拠が乏しく単なる連想による民間語源の可能性が強い。
まっこと、食い物と麻雀用語だけで申し訳ない。
隣国の朝鮮との交渉は、古くからあったのだから、朝鮮語からの外来語もなかったわけではなかろうが、はっきりしたことは不明である。現在も好く使われているものには、
1 Chongkak(チョンガー、総角=もと、成人式をあげる前の、髪の結い方):未婚男子の俗称。独身の者を表す日本海軍の隠語としても知られる。海上自衛隊でも使われているらしい。かつては独身男性を指す単語としてよく使われたが、現在この単語を使うのは年配層に絞られる。
2 jeogori (チョゴリ、Chŏgoriとも標記、赤古里・襦):朝鮮の上衣で,男女とも同形である。男はこの下にパジ(袴)をはき,女はさらにパジの上にチマ(裳)をつける。庶民は素色の白が主だが,灰,うすい水色,黄,紅,緑などチマよりは明るい色を好む。素材は特に限定はない。三国時代から形は変わらず,李朝の初めまでは1mくらいの長いチョゴリを着て,腰を布か革のバンドでしめたが,16世紀末の壬辰・丁酉倭乱(文禄・慶長の役)以降はこの長さが短くなり,腰のバンドもなくなった。
3 Kimchee(キムチ):朝鮮語で「野菜を漬けたもの」の意である沈菜(チムチェ)が語源とする説や、沈漬(チムチ)、鹹菜(ハムチェ)を語源とする説など各種あり、定かではない。
4 Jjigae(チゲ):キムチや肉、魚介類、豆腐などを出汁で煮込んだ、朝鮮半島の鍋料理のひとつ。
5 Galbi(カルビ):韓国語で肋骨(あばら)を意味するが、韓国料理においてはその周辺に付いている肉、つまりばら肉のことを言う。多くの場合、牛のカルビの焼肉を指すが、豚・鶏においてもカルビと言うこともある。カルビという語は、下腹を意味するモンゴル語の借用と見られるそうだが、最初の用例が現れるのは李朝時代に入ってからであるという。李朝時代の本では「乫飛」という漢字で書いあるということだ。
6 Makgeolli(マッコリ):朝鮮の大衆向け醸造酒の1つ。日本のどぶろくに相当する。語源は「マッ+コルダ(粗雑に+濾す)」という朝鮮語から来ており、「粗く濾した酒」という意味である。その見かけから「濁酒」(タクチュ)、「滓酒」(ジェチュ)と呼ばれる他に、昔は農作業をしながら水代わりに飲まれていたことから「農酒」(ノンジュ)と呼ばれたり、家ごとに自家醸造し振舞われていたことから、「家醸酒(カヤンジュ)」とも呼ばれていた。マッコリは朝鮮の固有語であるため漢字表記はないが、漢字を用いる中国語では「馬格利」と表記される。
などがある。
1 餃子(ギョーザ、jiaozi《ジャオズ》):小麦粉に水を加えて薄くのばしてつくった皮で肉、エビ、野菜などで作った具を包み、茹でたり、焼いたり、蒸したり、揚げたりした食べ物である。中国の春秋時代(紀元前6世紀頃)の遺跡からすでに食べられていた痕跡が見つかっている。敦煌の唐代の墳墓では、副葬品として壺に入った餃子が乾燥状態で発見されているという。
2 青梗菜(チンゲンザイ、quinggengcai《チンゴンツァイ》): チンゲン菜は、「青梗菜」を中国語読みしたチンゴンツァイに由来する。「青梗」は「茎が緑色」の意味で、茎が白いものは「白菜(パクチョイ)」と呼ばれる。1972年の日中国交正常化以降、日本でも栽培されるようになった。1980年代に入ると急速に普及し、日本で最も栽培される中国野菜となった。
3 満貫(マンガン、manguan):マージャンで、上がりの点数が多くなりすぎないように一定の限度に制限した点数。ふつうマンガン・跳ねマンガン・倍マンガン・役マンガンなどがある。
4 面子(メンツ、Mianzi):もともと麻雀用語で牌の組み合わせや麻雀のメンバーのことをいう。ここからメンバー、顔ぶれ、人数という意味で使われるようになった。また中国語で面子は「面目・体裁・世間体」といった意味でも使われ、同じ意味で日本にも伝わっている。「メンツを立てる」「メンツを潰される」といったセリフで使われるメンツがこれにあたる。
5 麺麻(メンマ、mianma):シナチク(支那竹)とも呼ばれ、タケノコを乳酸発酵させた加工食品。戦前から関東地方を中心に「支那そば(東京ラーメン)」の定番具材となっていた。
6 拉麺(ラーメン、lamian):中国の麺料理を原形に、大正時代ごろから日本各地に広まり、その後日本流のアレンジが加えられ独自の進化をした麺料理である。ラーメンの「拉(ラー)」は中国語で「引っ張る」、「麺(メン)」は小麦粉を意味する。麺は製法によって、「拉麺(ラーメン)」「刀削麺(とうさくめん)」「捍麺(かんめん)」と呼ばれる。中国では、麺のみの意味で「ラーメン」が用いられ、スープを入れた汁そばは「湯麺(タンメン)」という。「老麺」や「柳麺」は当て字である。
7 辣油(ラーユ、layout):唐辛子などの香辛料を植物油の中で加熱して辛味成分を抽出した調味料である。「辣」とは熱を伴う辛さのこと。中国料理・四川料理(特に麻婆豆腐や担担麺など)の調味料、薬味として用いられる。
8 立直(リーチ、lizhi):立直(リーチ)は、麻雀において、聴牌(テンパイ)を宣言する行為、および、その宣言によって成立する役である。1翻(イーハン)。宣言後は手牌を変えることができないなどの制限が付くが、和了したときに立直という役が上乗せされるため、点数は高くなる。
9 雲呑(ワンタン、huntun、広東語では wahn-tan): 細かく刻んだ肉や魚介類、野菜などを混ぜた餡を、薄く伸ばした小麦粉の四角い皮で包み、いったん茹でてからスープに入れて供される。ワンタンは華北で生まれたが、しばらくは餃子と区別されていなかった。「渾沌」と書かれ、漢字の発達とともに「餛飩」という字になったという。日本では、平安時代に編纂された漢和字典『新撰字鏡』に「餛飥」と記載されており、「こんとん」と読める音注と餅との説明がついている。餛飩は現代の呉語では「ウンドン」、陝西省の西安語では「ホエトエ」と発音するというがが、日本に伝来したワンタンがうどん、餺飥〔ほうとう、山梨県(甲斐国)を中心とした地域で作られる郷土料理〕、さらには大分県の鮑腸〔ほうちょう、団子汁〕や栃木県のはっと〔米の生産を怠ることを憂えた殿様が、ご法度を発令した為に付けられたとも、平安時代に存在した菓子の「薄飩(はっとん)」から付けられたともいう〕のルーツである可能性も指摘されている。なお、雲呑は汁に浮かんだワンタンを空に浮かぶ雲に見立て、それを呑むことは縁起がいいからといわれる説があるそうだが、嘘か真か?
10 攙和〔チャンポン、Champon、Canpon〕:肉・野菜などをいため、中華風のうどんと一緒にスープで煮た長崎の名物料理のこと。またこれから、2種類以上のものをまぜこぜにすること、また、そのさまをいう。語源については、諸説あるが、福建語の挨拶「吃飯(シャポン)」若しくは「吃飯了(チーファンラ)」(直訳するなら「飯は食ったか?」)から来ているとの説、同じく福建語の「混ぜる」を意味する語「掺混〔福州語で読むと「サンホウン」、廈門の閩南語で読むと「チャムフン」〕」から来ているとする説が存在する。また、沖縄のチャンプルーと関連があるともいわれる。マレー語及びインドネシア語の「campur(チャンプル)」、「ちゃんぽん」、「チャンプルー」はともに「混ぜる、ごちゃ混ぜにする」という意味があり、同一語源の可能性がある。後述の沖縄のちゃんぽんはおかず載せごはんであるが、その形態はインドネシアのナシチャンプル(nasi campur ナシはご飯の意味)と一致する。さらに、鉦の音(ちゃん)と鼓の音(ぽん)という擬音としてつなげた近世(江戸時代)の造語であるとしている。「混ぜること」より発生が遅い料理名の「ちゃんぽん」について、中国語説を取り上げながらも、「混ぜること」の意味から影響された名前される。ただ、いずれも根拠が乏しく単なる連想による民間語源の可能性が強い。
まっこと、食い物と麻雀用語だけで申し訳ない。
隣国の朝鮮との交渉は、古くからあったのだから、朝鮮語からの外来語もなかったわけではなかろうが、はっきりしたことは不明である。現在も好く使われているものには、
1 Chongkak(チョンガー、総角=もと、成人式をあげる前の、髪の結い方):未婚男子の俗称。独身の者を表す日本海軍の隠語としても知られる。海上自衛隊でも使われているらしい。かつては独身男性を指す単語としてよく使われたが、現在この単語を使うのは年配層に絞られる。
2 jeogori (チョゴリ、Chŏgoriとも標記、赤古里・襦):朝鮮の上衣で,男女とも同形である。男はこの下にパジ(袴)をはき,女はさらにパジの上にチマ(裳)をつける。庶民は素色の白が主だが,灰,うすい水色,黄,紅,緑などチマよりは明るい色を好む。素材は特に限定はない。三国時代から形は変わらず,李朝の初めまでは1mくらいの長いチョゴリを着て,腰を布か革のバンドでしめたが,16世紀末の壬辰・丁酉倭乱(文禄・慶長の役)以降はこの長さが短くなり,腰のバンドもなくなった。
3 Kimchee(キムチ):朝鮮語で「野菜を漬けたもの」の意である沈菜(チムチェ)が語源とする説や、沈漬(チムチ)、鹹菜(ハムチェ)を語源とする説など各種あり、定かではない。
4 Jjigae(チゲ):キムチや肉、魚介類、豆腐などを出汁で煮込んだ、朝鮮半島の鍋料理のひとつ。
5 Galbi(カルビ):韓国語で肋骨(あばら)を意味するが、韓国料理においてはその周辺に付いている肉、つまりばら肉のことを言う。多くの場合、牛のカルビの焼肉を指すが、豚・鶏においてもカルビと言うこともある。カルビという語は、下腹を意味するモンゴル語の借用と見られるそうだが、最初の用例が現れるのは李朝時代に入ってからであるという。李朝時代の本では「乫飛」という漢字で書いあるということだ。
6 Makgeolli(マッコリ):朝鮮の大衆向け醸造酒の1つ。日本のどぶろくに相当する。語源は「マッ+コルダ(粗雑に+濾す)」という朝鮮語から来ており、「粗く濾した酒」という意味である。その見かけから「濁酒」(タクチュ)、「滓酒」(ジェチュ)と呼ばれる他に、昔は農作業をしながら水代わりに飲まれていたことから「農酒」(ノンジュ)と呼ばれたり、家ごとに自家醸造し振舞われていたことから、「家醸酒(カヤンジュ)」とも呼ばれていた。マッコリは朝鮮の固有語であるため漢字表記はないが、漢字を用いる中国語では「馬格利」と表記される。
などがある。
この記事にコメントする
つぶやき その19
日高先生
こんにちは。昨日、美術館のお話があったので思い出したことがあります。「つぶやき その19」です。
「美術展について」:
今年の春、叔母と上野で開催された現代工芸美術展に行ってきました。
会場に着くとなぜか入口がふさがれており、出口の方があいていたのでそちらから入場したところ「お客様、○#@×△※・・・」と
ほぼ理解不能な長い説明をされたので、何を伝えんとしているのかしばらく考えました。
端的に表せば「あなた達は出口から入りましたね、あっちの入り口の方から見て回りなさい」という意味でした。
怪訝な顔をしている二人を見てさらにたたみかけるように「まだお分かりにならないようでしたら▲#○※●・・・」と言い出したので
「結構です!」と私は言い放ち、入り口へ向かいました。
叔母は「失礼だよ!!」と怒り、私もかなり不快でしたが、それよりも彼女のあまりの説明能力のなさに爆笑してしまいました。
「まぁいいさ、せっかく美術展にきたのだから楽しもうよ」とたくさんの素敵で独創的な作品を見学し感動しました。
その後、休憩のためコーヒーショップへ向かったところ、外国の方が「出口」と漢字二文字で書かれたドアから入ろうとしているのに気付き、「せっかく日本に来て下さったのに、私たちのようなイヤな思いをさせたくない」と急いで「ジス イズ イグジット オンリー」と伝えたところ、笑顔で「Thank you」と言われホッとしました。
「説明」とは人に分かってもらえてはじめて「説明」と言えます。
早口で意味不明な日本語を羅列したのでは、到底思いやりのある聡明な人とは言えません。
「人のふり見てわがふり直せ」改めて心に刻んだ日でありました。
連日愚痴を読んで頂きありがとうございます(*^_^*) Kより
こんにちは。昨日、美術館のお話があったので思い出したことがあります。「つぶやき その19」です。
「美術展について」:
今年の春、叔母と上野で開催された現代工芸美術展に行ってきました。
会場に着くとなぜか入口がふさがれており、出口の方があいていたのでそちらから入場したところ「お客様、○#@×△※・・・」と
ほぼ理解不能な長い説明をされたので、何を伝えんとしているのかしばらく考えました。
端的に表せば「あなた達は出口から入りましたね、あっちの入り口の方から見て回りなさい」という意味でした。
怪訝な顔をしている二人を見てさらにたたみかけるように「まだお分かりにならないようでしたら▲#○※●・・・」と言い出したので
「結構です!」と私は言い放ち、入り口へ向かいました。
叔母は「失礼だよ!!」と怒り、私もかなり不快でしたが、それよりも彼女のあまりの説明能力のなさに爆笑してしまいました。
「まぁいいさ、せっかく美術展にきたのだから楽しもうよ」とたくさんの素敵で独創的な作品を見学し感動しました。
その後、休憩のためコーヒーショップへ向かったところ、外国の方が「出口」と漢字二文字で書かれたドアから入ろうとしているのに気付き、「せっかく日本に来て下さったのに、私たちのようなイヤな思いをさせたくない」と急いで「ジス イズ イグジット オンリー」と伝えたところ、笑顔で「Thank you」と言われホッとしました。
「説明」とは人に分かってもらえてはじめて「説明」と言えます。
早口で意味不明な日本語を羅列したのでは、到底思いやりのある聡明な人とは言えません。
「人のふり見てわがふり直せ」改めて心に刻んだ日でありました。
連日愚痴を読んで頂きありがとうございます(*^_^*) Kより
プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
sechin@nethome.ne.jp です。
sechin@nethome.ne.jp です。
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
最新記事
(10/07)
(10/01)
(09/07)
(09/05)
(08/29)
最新コメント
[m.m 10/12]
[爺の姪 10/01]
[あは♡ 09/20]
[Mr.サタン 09/20]
[Mr.サタン 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
[爺 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
最新トラックバック
ブログ内検索
カウンター