ウェブニュースより
玉鷲が昭和以降最年長優勝 高安は初優勝ならず/秋場所千秋楽 ―― 東前頭3枚目の玉鷲が13勝2敗で19年初場所以来2度目の優勝を飾った。1差で追う高安との一番。厳しい立ち合いから右おっつけで高安の上体を浮かし、そのまま休まず攻め込み押し出した。37歳10カ月の優勝は昭和以降の最年長記録となる。 玉鷲は殊勲賞も受賞。敗れた高安は11勝と健闘し敢闘賞を受賞した。
東前頭筆頭の翔猿は2桁10勝をあげ、殊勲賞を受賞した。来場所の新三役が確実視される。
関脇若隆景は11勝4敗で技能賞。大関とりへの起点となる。
大関陣は貴景勝が2桁10勝。
正代、御嶽海はともに4勝11敗に終わった。正代は来場所、5度目のかど番。陥落の御嶽海は関脇で出直し、2桁10勝以上での大関復帰を目指す。
[2022年9月25日19時0分]
ウェブニュースより
玉鷲が1敗対決制しV争いトップに 御嶽海は負け越しが決まり大関陥落/秋場所11日目 ―― 現役関取最年長、37歳の玉鷲が北勝富士との「1敗対決」を制し、単独トップに立った。立ち合い、北勝富士が左前まわしも玉鷲はかまわず突き放し、力強い左のど輪で押し出した。19年初場所の初優勝以来、2度目の優勝が現実味を帯びてきた。
東前頭10枚目錦富士はうまい相撲で千代翔馬を寄り切り、2敗を守った。
東前頭筆頭の翔猿は宇良に勝って勝ち越し。関脇若隆景は3連敗からの8連勝で勝ち越しを決めた。
かど番の大関御嶽海は過去2勝0敗の佐田の海に突き落とされて負け越し。大関からの陥落が決まった。今年春場所で新大関に昇進。在位わずか4場所で来場所、関脇で出直し2桁勝利での大関復帰を目指す。
大関正代は若元春を突き落とし、2日目からの連敗を9で止めた。
[日刊スポーツ 2022年9月21日22時8分]
ウェブニュースより
玉鷲が6連勝、宇良が金星、3大関すべて敗れる/秋場所6日目 ―― 横綱照ノ富士が宇良に寄り切られて早くも3敗目を喫した。宇良は2個目の金星を手にした。
37歳のベテラン玉鷲が、大関貴景勝も撃破した。立ち合いの厳しい当たりから体をうまく引きながらはたき込んだ。自身初の初日からの連勝を6に伸ばした。
かど番の大関御嶽海は攻め込んだ土俵際で琴ノ若にはたき込まれて3勝3敗となった。
大関正代も明生を攻め込みながら逆転で押し出されて5連敗。横綱、大関陣が全敗となった。
東前頭1枚目の翔猿は関脇豊昇龍をはたき込んで、3勝3敗となった。
西前頭8枚目の北勝富士が錦富士を押し出し、玉鷲と並んで6連勝とした。
[日刊スポーツ 2022年9月16日18時26分]
ウェブニュースより
かど番の大関御嶽海が連敗で2勝2敗、正代3連敗、玉鷲4連勝、照ノ富士3勝目 秋場所 ―― <大相撲秋場所>◇4日目◇14日◇東京・両国国技館
かど番の大関御嶽海が翔猿に寄り切られ、連敗で2勝2敗の五分となった。
大関正代はベテランの玉鷲に一方的に攻められ、押し出されて3連敗。1勝3敗とまたも序盤で苦しむ。対照的に37歳の玉鷲は4連勝と元気なところを見せつけた。
貴景勝は埼玉栄高の後輩、琴ノ若に張り手を繰り出す激しい相撲で「3大関全敗」を防いだ。
横綱照ノ富士は最近6場所で1勝2敗だった明生をきめ倒し、3勝目をあげた。
西前頭3枚目の宇良が宝富士を相手に幕内では20年ぶりとなる大技、伝え反りを決めて3勝目を飾った。
[日刊スポーツ 2022年9月14日18時34分]
ウェブニュースより
【秋場所】照ノ富士が初黒星、翔猿が初金星 かど番御嶽海は逸ノ城押し出し2連勝 正代初黒星 ―― <大相撲秋場所>◇2日目◇12日◇東京・両国国技館
横綱照ノ富士が、翔猿に寄り切られて初黒星を喫した。立ち合いから突き放してくる相手を冷静にさばきながら捕まえきれず、最後はもろ差しを許して寄り切られた。翔猿は初の金星となった。
かど番の大関御嶽海は名古屋場所で初優勝を飾った小結逸ノ城を押し出し初日から2連勝とした。立ち合いから低い姿勢で下からの攻め。左からおっつけ、右はずで逸ノ城にまわしを与えず、一気に攻めきった。
大関貴景勝は翠富士をはたき込み、初日を出した。大関正代は攻め込みながら霧馬山に逆転で寄り切られ、初黒星を喫した。
[日刊スポーツ 2022年9月12日18時10分]
ウクライナ、東部の要衝奪還 ロシアの補給路を分断 ―― ウクライナ軍が東部を中心に侵攻ロシア軍の制圧地域を奪還する動きを加速させている。米シンクタンクの戦争研究所は11日、急速な反攻で東部ハリコフ州で制圧されていた地域の「ほぼ全域を奪還した」との戦況分析を示した。米欧から供与された兵器でロシア軍の補給拠点をたたき、同軍の継戦能力が大幅に低下したタイミングで一気に攻勢をかけた。
ウクライナ軍にとっては、2月から3月にかけて首都キーウ(キエフ)を守り抜いて以来の大きな戦果となる。自壊ぶりを隠しようがないロシア軍が、局面打開へ大量破壊兵器の使用などに踏み切る懸念もある。
ウクライナ軍はここ数日間、東部ハリコフ州で攻勢を維持し、10日にロシア軍の鉄道による補給拠点だったクピャンスクを奪還したのに続き、11日にはゼレンスキー大統領が、ロシア軍が同州内で重要拠点としてきたイジュームを奪還したと宣言した。ロシア国防省も10日に「作戦強化を目的とした部隊の再配置を決めた」との表現で、イジュームからの撤退を事実上認めた。
ウクライナ軍のザルジニー総司令官は11日「今月に入ってから3000平方キロメートル以上の領土を奪還した」とSNS(交流サイト)に投稿した。これは東京都の1.4倍に匹敵する広さだ。ロシアとの国境まで50キロメートルに迫ったとしている。
戦争研究所は11日、イジュームを失ったことで、東部ドネツク州全域の制圧というロシアの目標は達成困難になったと指摘した。10日には、ロシア軍が無統制な状態でイジュームを放棄しているとの見方を示していた。
東部におけるウクライナ軍反攻の思わぬピッチの速さは、そのままロシア軍の自壊ぶりの裏返しといってよい。ロシア軍側では、侵攻当初から不十分だった補給物資の集積拠点が、米欧諸国からの軍事支援を受けたウクライナ軍に精密攻撃されたことで兵器が枯渇。兵士の士気低下も収まっていない。
ウクライナ軍参謀本部によると、ロシア兵の中には軍服を脱ぎ捨てて戦線を離脱する者が続出しているという。戦時国際法上の「軍人」の要件は、①組織として行動②武器を携行③軍服を着用ーーの3つで、ロシア兵が軍服を脱ぐことは「ウクライナ軍の攻撃対象から外れたい」との意思表示となる。
ウクライナ軍の作戦面でのうまさも際立っている。同軍は8月以降、南部での攻勢を強め、それによってロシア軍は東部に展開していた部隊の一部を引き抜いて南部に移動せざるを得なくなった。米軍の助言も効いているもようだ。
この結果、ロシア軍が手薄になった東部に対し、今回ウクライナ軍は大きな抵抗も受けずに部隊を進めることができた。軍事的に言えば、包囲された側(ウクライナ軍)が、戦力の振り向け先を効果的に切り替え、包囲する側(ロシア軍)を翻弄する非常に巧みな「内線作戦」と言える。
日本では戦国時代、甲斐の武田軍が、相模の北条の「首都」だった小田原を奇襲的に包囲し、これに驚いた北条軍が実効支配していた旧今川領の駿河東部を放棄し、小田原防衛を強化。これをみた武田軍が駿河東部を大きな抵抗も受けずに制圧した故事がある。
武田軍の小田原奇襲がウクライナ軍の南部反攻、武田軍の東部駿河制圧が今回のウクライナ軍の東部奪還に相当する。北条軍が小田原防衛を強化したように、ウクライナ東部に展開するロシア軍は今後、2月24日の侵攻開始以前から実効支配していた東部2州の一部地域を最終防衛ラインとして戦力を立て直そうとする見通しだ。
ただ、武田軍の小田原包囲が相手をおびき出す陽動作戦だったのに対し、ウクライナ軍の南部反攻は陽動作戦にとどまらない見通しだ。ゼレンスキー大統領は、ロシア軍が制圧したすべての地域を取り戻すまで戦闘を継続する、と繰り返し強調している。ウクライナ軍は、東部奪還作戦と並行して南部でも攻勢を続けそうだ。
強まる懸念は、ロシア軍が目下の劣勢をはね返すため、大量破壊兵器の使用も含めた「別次元の戦い」に踏み切る事態だ。東部や南部のウクライナ軍の兵力や物資の集積地帯に、爆発力の比較的小さな超小型核弾頭や、化学弾頭を装塡した弾道ミサイルを打ち込んだり、黒海洋上の無人空域で威嚇を目的とした核攻撃演習をしたりする恐れがある。 【日本經濟新聞 2022年9月12日 19:43 (2022年9月13日 5:05更新)】
ウェブニュースより
ウクライナ、東部要衝奪還か ロシアが事実上の撤退表明 ―― 複数の米欧メディアは10日、ウクライナ軍が東部ハリコフ州の要衝イジュームを奪還したと報じた。6日に始まった同軍の東部での反転攻勢を象徴する節目となった。タス通信によると、ロシア国防省はイジュームの部隊を隣のドネツク州に移動させるなどと表明し、事実上の撤退宣言をした。
イジューム市長が米ニューヨーク・タイムズの取材に「今日解放された」と答えた。SNS(交流サイト)ではウクライナ軍がイジュームの入り口で国旗を掲げる動画などが出回っている。
ウクライナ保安局によると、イジュームの北にある鉄道拠点クピャンスクにも特殊部隊が進軍した。ロシア軍が前線に物資を運ぶ補給路の重要地点で「クピャンスクを奪還されればロシアに大打撃となる」(英国防省)。
ロシア軍が制圧した隣のルガンスク州のガイダイ知事は10日、SNSで同州にもウクライナ軍が到着したと表明した。同軍は南部で奪還作戦を進めていたが、6日に電撃的に東部へ進軍した。
英国防省は10日「ロシア軍は不意をつかれた可能性がある」との見方を示した。ウクライナ軍はロシアの占領地側に約50キロメートル前進したとみられるという。米シンクタンクの戦争研究所は9日、ウクライナ軍が約2500平方キロメートルをロシアから奪還したと分析した。
ロイター通信によると、ハリコフ州駐在のロシア当局者は9日「ロシア軍の防衛線が突破された」として、ウクライナ軍が「実質的な勝利」を収めたと述べた。
米CNNによると、ウクライナ軍は9日「甚大な損害でロシア軍の士気は下がっており、脱走兵が増えている」と発表した。SNSでは親ロシアのアカウントがロシア軍の失敗を相次いで批判している。
ウクライナ政府は南部奪還作戦に何度も言及して住民に避難を呼びかけていたが、東部については沈黙を保っていた。ロシア軍も南部が主戦場になるとみて兵数を増やし、反撃の構えを整えようとしていた。南部は「おとり」だった可能性がある。
南部ヘルソン州でも攻防が激化している。ウクライナ軍は10日、ロシア南部チェチェンから来たロシア兵1300人が現地に援軍として入ったとの情報を公表した。
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は9日の記者会見で「我々は弾薬だけでなく衣服やテント、発電機など冬に必要な装備を提供しなければいけない」と冬季のウクライナ軍支援を訴えた。
欧州連合(EU)は9日、ロシア人観光客の受け入れを事実上制限することを正式に決めた。ビザ申請料金を35ユーロ(約5千円)から80ユーロに引き上げ、発給数を絞る。侵攻のさなかにロシア人が欧州に来て観光するのはおかしいなどとして、制限を求める声が東欧諸国などから上がっていた。 【日本經濟新聞 2022年9月10日 21:02 (2022年9月11日 1:19更新)】
岸田首相、世論支持焦り迷走 国葬・旧統一教会、対応後手に ―― 岸田文雄首相が、安倍晋三元首相の国葬や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題をめぐり、相次いで方針転換を迫られている。いずれも世論を見誤り、対応が後手に回った。首相は8日の国葬に関する閉会中審査と旧統一教会の点検結果公表で、論争に区切りを付けたい考えだが、信頼を回復できるかは見通せない。
「さまざまな批判はしっかり受け止めなければならない。共通する思いとして、(私の)説明が不十分という部分があると認識している」。首相は閉会中審査で神妙に語り、国葬をめぐる対応の非を認めた。
政府は当初、警備費用などを含む国葬の全体費用を事後に明らかにするつもりだったが、世論などの反発を受けて方針転換し、6日に約16億6000万円との見通しを公表した。しかし、「ファイナルアンサーとは思えない」(立憲民主党の安住淳国対委員長)など疑問の声が続出。国民民主党の玉木雄一郎代表は「後手後手の説明が不信感を招いている」と指摘した。
首相は「丁寧な説明」を尽くすことで、世論の幅広い理解を得たい考え。ただ、自民党のあるベテラン議員は、首相の国葬決断が保守派の支持をつなぎ留めるためだったと分析。「国民はそこ(動機)がおかしいと思っており、なぜ国葬なのかは説明がつかない」と突き放す。
旧統一教会の問題でも、当初は自民党による調査には慎重で、党所属議員が個別に点検して関係を見直す考えだったが、前言を翻し党として点検結果を公表した。ただ、自己申告ベースで、議員名が公表されたのはつながりが深いと判断された121人のみだったため、野党は「まだまだ不透明」(立民の泉健太代表)などと実態解明には程遠いとみている。公表が国葬の閉会中審査と同じ日になったことも、問題を小さく扱わせる「せこいやり方」(安住氏)と批判する。
さらに、安倍氏が調査対象外となったことも不信を増幅させた。ある自民党中堅議員は、教団との関わりがもっとも深かったのは安倍氏だったと国民は受け止めているとして、「そこに踏み込まず、子分たちを『公開処刑』にするのはあり得ない」と不満をあらわにする。
国葬の全体費用公表も党による点検も、報道各社の世論調査で支持率が急落した8月下旬以降、決まった。参院選に勝利し、政権基盤を整えたはずだった首相の迷走に、自民党の閣僚経験者は「このままでは、首相は優柔不断という見方が一気に広がる」と懸念を示した。 (JIJI COM 2022年09月11日07時07分)
ウェブニュースより
エリザベス女王が死去、96歳 英王室が発表 在位70年、身近な王室を目指し改革 ―― 【ロンドン共同】英国のエリザベス女王が8日、滞在先の英北部スコットランド・バルモラル城で死去した。英王室が発表した。96歳だった。死因は明らかにされていない。在位期間は70年にわたり英歴代君主として最長。英史上最高齢の君主で、世界の存命する君主の中でも最高齢だった。長男のチャールズ皇太子(73)が新国王として即位。国家的支柱を失った英国は服喪期間に入り、新たな時代を迎える。
今月6日、バルモラル城でトラス新首相を任命したばかりだった。英王室は8日、女王が医師の管理下にあると発表。医師が同日朝に診察した結果「健康状態を懸念したため」としていた。
英ウインザー朝の第4代君主で、カナダやオーストラリアなど英連邦の元首を兼ね、英国教会の最高権威者でもあった。1990年代には故ダイアナ元皇太子妃の離婚や事故死で、王室は廃止論が浮上するほどの危機に見舞われたが、伝統を堅持しつつ身近な王室を目指した改革を進めた。 (東京新聞 2022年9月9日 03時30分)
自民党、旧統一教会と接点179人 調査結果を公表 ―― 自民党は8日、所属する国会議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の接点に関する調査結果を発表した。衆参両院の所属議員全379人から回答を得て、教団側と何らかの接点があったと確認したのは179人だった。
議員本人が関連団体の会合に出席してあいさつをするなど一定の関係があった121人については氏名を公表した。選挙支援を依頼したり組織的な動員を受け入れたりしたのは斎藤洋明衆院議員と井上義行参院議員の2人だった。
茂木敏充幹事長によると選挙でボランティア支援を受けたのは萩生田光一政調会長や岸信夫首相補佐官ら17人だった。祝電・メッセージなどを送付したことがあるのは97人、会合に議員本人が出席しあいさつしたのは96人にのぼった。
旧統一教会・関連団体への会費支出(49人)や寄付・パーティーによる収入(29人)など金銭的なつながりもあった。広報誌でのインタビューや対談記事などに関わったのは24人だった。
岸田文雄首相(自民党総裁)は首相官邸で記者団に「調査結果を重く受け止めて信頼回復へ努力したい」と述べた。党内に被害者救済の検討組織を設けるとも表明した。
茂木氏は記者会見で教団との関係を断つ方針を地方議員にも徹底すると訴えた。守らない場合は「同じ党では行動できない」と離党を促す考えを示した。
調査は旧統一教会が関係する行事への祝電・メッセージ送付など8項目について有無や回数の記入を求める形式をとった。党籍を離脱している細田博之衆院議長と尾辻秀久参院議長、銃撃事件で死去した安倍晋三元首相は対象から外した。 【日本經濟新聞 2022年9月8日 17:07 (2022年9月8日 22:15更新)】
ウェブニュースより
藤井聡太王位3連覇、史上9人目の通算タイトル獲得10期 20歳1カ月での達成は史上最年少 ―― 藤井聡太王位(竜王・叡王・王将・棋聖=20)が6日、20代初タイトルを獲得した。豊島将之九段(32)の挑戦を受ける、将棋「お~いお茶杯第63期王位戦7番勝負第5局」が5日からの2日制で静岡県牧之原市「平田寺」で行われた。
対局は藤井が豊島を下し、対戦成績3勝1敗で防衛し、3連覇を果たした。5冠を堅持し、通算タイトル獲得10期と大台に乗せた。これは史上9人目となる。20歳1カ月での達成は史上最年少、初タイトルから2年1カ月での達成は最短記録。タイトル戦負けなしV10も前人未到の記録でもある。
◇ ◇ ◇
20代初のタイトル獲得が見えても、藤井はしっかり局面を読んでいた。最後は得意の終盤力で圧倒し、豊島を投了に追い込んだ。
https://www.youtube.com/watch?v=ttVTdI2Grxs
シリーズ途中の8月上旬、豊島が新型コロナウイルスに感染し、予定されていた同月15、16日の第4局(佐賀県嬉野市)が延期された。第5局(8月24、25日、徳島市)が第4局、今回の牧之原市対局が第6局から第5局に繰り上げとなっても、しっかり準備の時間に充てた。
王位戦は3連覇。タイトル10期の大台に乗せた。タイトル獲得2ケタ棋士は、羽生善治九段の99期以下、全部で9人しかいない。タイトル戦10連勝での達成は誰もなしえていない。20歳1カ月はもちろん最年少。羽生善治九段が1994年(平6)2月に23歳4カ月で達成した記録を更新した。2020年(令2)7月の初タイトルからたった2年1カ月での達成も、中原誠十六世名人の4年0カ月の約半分のスピードだ。
7番勝負では、これで3勝した後に5戦負けなし。恐るべき勝負強さだ。しかも静岡対局は3連勝。昨年と7月の棋聖戦5ばん勝負第3局(沼津市)で勝ってタイトル初防衛。今年1月の王将戦7番勝負第1局(掛川市)では、当地6戦全勝を誇っていた渡辺明王将(当時)に初めて土をつけ、史上最年少5冠獲得への足がかりを築いた。今回は、特別協賛の「伊藤園」の工場と研究所を有するお茶どころで、王位3連覇を達成した。
今年も行われたサントリーオールスターのファン投票では西軍はもとより、全棋士トップとなる3万7672票を獲得した。東軍は1位の永瀬拓矢王座が1万5190票、2位羽生善治九段が1万2478票、3位の渡辺名人が1万1986票だから、この3人の合計得票数と大して変わらない票数を集めている。もはや、人気・実力ともに誰もが認める第一人者だ。
来月からは、広瀬章人8段の挑戦を受ける、竜王戦7番勝負の防衛戦が始まる。年内には王将戦の挑戦者も決まる。自身は、現在ベスト8まで初めて勝ち上がった棋王戦で、年内の挑戦権獲得も目指す。もちろん、名人戦挑戦者を目指すA級順位戦も組まれている。さらなる高みを目指す戦いはまだまだ続く。 [日刊スポーツ 2022年9月6日19時19分]
ウェブニュースより
英与党党首選、トラス氏勝利 3人目の女性首相誕生へ―ジョンソン氏後継、6日就任 ―― 【ロンドン時事】英与党保守党は5日、ジョンソン首相の後継を決める党首選決選投票の結果を発表し、エリザベス・トラス外相(47)がリシ・スナク前財務相(42)を破って勝利した。故サッチャー元首相、メイ前首相に続く史上3人目の女性首相が誕生することになる。
結果が発表されたロンドンの会場で、トラス氏は勝利演説し、最重要課題の経済問題に優先的に取り組み「減税を実行し、経済成長を促す」と強調した。深刻化するエネルギー危機や、新型コロナウイルス禍の影響で立て直しを迫られる医療改革に対処し「結果を出す」と約束。2年後に迫る総選挙を見据え、指導者として「保守党に大きな勝利をもたらす」と宣言した。
ジョンソン氏は6日に辞任し、エリザベス女王の前でトラス氏が新首相として正式に就任する。首相の任命は通常、ロンドンのバッキンガム宮殿で行われるが、今回は女王の静養先スコットランドのバルモラル城で実施される。女王は今年、在位70年を迎え96歳になった。女王の健康問題を考慮した措置で、バッキンガム宮殿を離れての首相任命はエリザベス女王即位後初めて。 (JIJI.COM 2022年09月05日22時55分)
sechin@nethome.ne.jp です。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |