瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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  夜が明けるのが随分早くなった。ここ数日は春の嵐で出かけられなかったが、今日は久し振りの好天気のようだ。隅田公園の築山から払暁の中に立つ東京スカイツリーに旧暦正月廿六日の月が掛かって美しい。吾妻橋から墨田区側の遊歩道を北上、白鬚橋を渡って帰宅した。ソメイヨシノの花芽もかなり膨らんできた。台東区のリバーサイド・スポーツセンター屋外プール脇のハクモクレンが咲き始めた。もう春だというのに今年は何だか何時までも寒い。齢を重ねた所為でそのように感じるのかもしれない。やっと調整しなおした万歩計に拠ると8300歩、5.3㎞の徘徊ということだ。
 今朝のウェブニュースに拠れば昨日の春の嵐は鎌倉鶴岡八幡のあの大銀杏を倒壊させたらしい。
大イチョウ倒壊「うそでしょ」「よく生きた」市民ら落胆 ――  樹齢800年以上といわれるご神木の大イチョウが10日未明、倒壊した。神奈川県指定の天然記念物でもあり、鎌倉市の鶴岡八幡宮は、県教育委員会の指導で保全作業を実施するなど、終日、対応に追われた。一方、観光客らは突然の出来事に驚きながらカメラを向けた。/源実朝を暗殺した公暁が身を隠していたという伝説も伝えられる鶴岡八幡宮の大イチョウ。根元から倒れた姿に、ゆかりのある人や訪れた観光客らは落胆を隠せなかった。/「うそでしょ」。何重にもなった見物人の輪から、そんな声がもれた。背伸びをして携帯電話のカメラで撮影する人、ぼうぜんと眺める観光客もいた。/お茶会に参加していた鎌倉市の会社員森井高子さん(28)は「初もうでや七五三、ぼんぼり祭りなど、思い出の写真にいつもこの大イチョウが写っていた。残念だけど、千年近くも、よく生きたと思う」と名残惜しそうだった。/近くで酒店を営む竹内一さん(65)は「桜並木の春と、大イチョウが色づく秋の鶴岡八幡宮は鎌倉のシンボルだった。寂しくなる」と肩を落とした。/長年、観察を続けていた同市の樹木医、大野啓一朗さん(74)もため息をついた。「最近は樹勢も回復し、まだ長生きすると思っていた。大変残念。根っこに粘りがなかったようだ」
5953a850.JPG 大イチョウを中心に、舞殿や大石段を描いた絵画作品「初冬の御社(みやしろ)」を1月、市に寄贈した洋画家の村田省蔵さん(80)も駆け付けた。「鎌倉といえば鶴岡八幡宮、鶴岡八幡宮といえば大イチョウだった」。約34年前に鎌倉に越してきて、まず描きたいと思ったのがこの木だったという。「初冬の季節は御社殿の赤と、大イチョウの黄色のコントラストが素晴らしかった」と残念がった。/倒れた大イチョウの今後を心配する市民もいた。朝のニュースで知ったという同市の主婦福士智子さん(66)は「もし処分してしまうなら、枝先だけでも市民に分けてもらいたい。長寿のお守りにするといった方法もあるはず。これだけ市民に愛された木を、何とかいかして欲しい」と話した。/駆けつけた鶴岡八幡宮の神職やみこらは、横たわる大イチョウに息をのんだ。驚きや悲しみの表情を見せながらも「とにかく、けが人がなくて良かった」とホッとする神職も。氏子らも顔をこわばらせた。すぐそばに台が置かれ、日本酒が供えられた。おはらいと感謝をささげる神事が粛々と進められた。/現場を見た造園樹木学が専門の浜野周泰・東京農大教授は、直接的な原因を雪交じりの強い北西の風とし、間接的な原因に2月以降の多雨による地盤の湿潤化などを挙げた。その上で「根系の状態から、倒伏の回復は不可能と判断される」と厳しい見解を出した。/鶴岡八幡宮は同日午後6時、「長い歴史を見守り続けてきた大銀杏(いちょう)への感謝、木霊の安らぎを先(ま)ず祈りたい」との文書を発表した。今後については、県や市などと連絡を取りながら対応するという。昼過ぎには県教委の指導で、倒れた現場を囲う形で作業が始まった。/松尾崇市長は「大イチョウは鎌倉市にとっても大切な存在。誠に残念でなりません」とのコメントを出した。 (asahi.com、2010年3月11日7時44分)
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