丹波篠山在住の姪の連れ合いが亡くなり、続いて追っかけるように下関在住の実兄が亡くなって、次は私の番だと沈んだ気でいるうち、いつの間にか師走を迎えていました。
テレビはサッカーで過剰なまでの燥ぎようで、ほかのニュースは置き去りのようです。まあ、これも日本が平和である証かもしれません。いつまでもこの平和が続けばよいなあと思う毎日です。
ウェブニュースより
【竜王戦】藤井聡太5冠が最年少初防衛、歴代9位11期目タイトル 年度内6冠へ羽生と8日対戦 ―― 将棋の最年少5冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が広瀬章人八段(35)の挑戦を受ける、第35期竜王戦7番勝負第6局が2、3の両日、鹿児島県指宿市「指宿白水館」で行われ、先手の藤井が113手で勝ち、4勝2敗でタイトルを初防衛した。通算タイトルは最速、最年少で歴代9位の11期目を獲得した。20歳4カ月での竜王初防衛は最年少記録。渡辺明名人(棋王=38)の21歳7カ月を17年ぶりに更新した。
戦型は角換わり。藤井が研究手をぶつけ、1日目午前から早々と仕掛けた。2日目午前、広瀬の封じ手が開封された後、藤井が猛攻を仕掛けた。飛車を捨て、角を打つコンビネーションに「攻めていく形になり、(攻めを)つなげることができた」。難解な中盤戦を経て、優勢を築いた藤井が、最後まで攻撃の手を緩めず、鮮やかに寄せきった。
https://www.youtube.com/watch?v=feOhs82L2HA&list=RDCMUCwNxufgy9QYZd0agIBLblDA&index=1
今シリーズは4期ぶりの復位を狙った広瀬が先勝したが、その後は藤井が3連勝。第5局は逆転負けしたが、7番勝負では初体験となる第6局を快勝した。シリーズを振り返り「内容的にも押されている将棋が多く、たいへんなシリーズだった」と本音を漏らしたが、「なんとか結果を残すことができてホッとしています」と話した。
これでタイトル戦に11度出場し、いずれのシリーズも制し、5冠を堅持した。年内のタイトル戦は、終わった。
「今年は1月からタイトル戦が続く形で、たいへんな将棋ばかりだったが、収穫もいろいろあった。大きくコンディションを崩さずに戦うことでできて良かった」と振り返った。
年明けには将棋界のレジェンド・羽生善治九段(52)を挑戦者に迎える第72期ALSOK杯王将戦7番勝負(1月8日開幕)で初防衛を目指す。羽生は前人未到のタイトル通算100期を狙う。
22年度、保持する5冠以外に奪取の可能性が残るのは棋王戦のみとなっている。年度内6冠を目指し、8日に行われる棋王戦敗者復活戦決勝で、羽生と対戦する。
【竜王戦と初防衛】
今年で35期となる竜王戦で、タイトルを獲得した経験があるのは1988年(昭63)の第1期の島朗から古い順に羽生善治、谷川浩司、佐藤康光、藤井猛、森内俊之、渡辺明、糸谷哲郎、広瀬章人、豊島将之、藤井聡太とのべ11人。このうち、竜王を初めて獲得した翌年に防衛できたのは、やはり古い順に谷川、藤井猛、渡辺、豊島、藤井聡だけ。羽生を含めて、過半数の6人は初防衛戦でタイトルを失っている。
7番勝負は例年10~12月開催のため、気候的に体調管理が難しい。竜王戦に登場する棋士は、年内に挑戦者を決める王将戦のリーグ戦や棋王戦のトーナメントに加え、全国を転戦するJT日本シリーズや、NHK杯や銀河戦と、大詰めに差しかかるテレビ棋戦でも勝ち残っているケースも多い。中2~3日と、間隔が詰まる強行軍が響く場合もあり、好調の維持や対局への準備が難しい。
◆竜王戦 九段戦、十段戦を発展的解消し、1988年(昭63)に創設。将棋の8大タイトル戦の1つ。優勝賞金4400万円は将棋界最高金額。1~6組に格付けされたランキング戦(予選)を行う。全棋士に加え、プロ棋士を目指す奨励会員、女流棋士、アマチュア強豪も参加する。1組の上位5人、2組の優勝者と2位、3~6組の優勝者の計11人による決勝トーナメントを行い、決勝進出両者による3番勝負で挑戦者を決める。竜王と挑戦者は例年10~12月に7番勝負を行う。かつては海外対局も行っていた。 [2022年12月3日17時24分]
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