ウェブニュースより
クリミアのロシア軍施設で再び爆発、ウクライナ側関与か ―― ロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミア半島の北部ジャンコイで16日、ロシア軍の弾薬庫が爆発した。南部戦線に武器を供給するための鉄道運行にも影響が出ているもようだ。ウクライナ政府は現段階で声明を出していないが、大統領府長官顧問のポドリャク氏は「クリミアの非武装化が始まっている」とツイッターに投稿し、ウクライナ側が関与した可能性を示唆した。
ロシア統治下にある「クリミア共和国」のアクショーノフ首長は、この爆発で複数の民間人が負傷、避難者は3000人に達したと明かし、北部に非常事態宣言を発動した。損壊した鉄道施設の復旧作業を進めているという。
ウクライナのウニアン通信によると同日、クリミア中部グワルデイスコエのロシア軍航空基地でも黒煙が上がった。クリミアでは9日にもサキ航空基地で爆発があり、複数のロシア軍用機が破壊されたばかり。
ポドリャク氏は「爆発はロシアの占領が引き起こした。侵略者や泥棒どもを命にかかわる危険にさらす」と警告した。ゼレンスキー大統領も15日、クリミアの「脱占領化」に向けた諮問機関を設置することを大統領令で決定した。
◆欧州最大の原発、ロシアに撤退圧力強まる
一方、ロシアが占拠する欧州最大級の南部ザポロジエ原発を巡り、国際社会はロシア側に撤退を求める圧力を強めている。欧州連合(EU)の全加盟国と日米など42カ国は14日、軍を引き揚げるようロシアに求める共同声明を発表した。ゼレンスキー氏も15日夜、ロシアが無条件で撤退するよう要求している。
ゼレンスキー氏は、ザポロジエ原発がロシア軍による攻撃が原因で放射性物質が拡散した場合、「(風下の)EU各国に打撃を与える可能性がある」と指摘。ロシア軍が原発敷地内に武器を持ち込み、軍事拠点化しているとして対ロ制裁の強化を求めた。現地メディア、ウクライナ・プラウダなどが伝えた。
ロシアのザハロワ情報局長は15日、EUなどの共同声明は、ロシアが原発に脅威を与えるとの「偽情報」に基づくものだと批判。原発への攻撃はウクライナによって行われているとの従来の見解を繰り返した。ロシア政府はウクライナによる「核テロ」を防ぐとの理由で、原発占拠を正当化してきた経緯がある。
ロシアのショイグ国防相と国連のグテレス事務総長は15日、ザポロジエ原発の安全性について電話協議した。 (東京新聞 2022年8月16日 21時23分)
萩生田政調会長は旧統一教会と“家族”同然のズブズブ 生稲晃子議員の選挙支援も教団に懇願 ―― どう見てもズブズブだ。自民党の萩生田政調会長が、落選中に旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の施設に頻繁に顔を出し、選挙支援を懇願。さらに、今年7月の参院選でも新人候補の選挙支援を旧統一教会に要請していたというのだ。これまで萩生田氏は、旧統一教会との関係について「意図したものでない」とスットボケていたが、もはや逃げられない。
◇ ◇ ◇
17日発売の週刊新潮によると、萩生田氏は2009年衆院選で落選後、地元・八王子市の教団施設を頻繁に訪れ、信者たちの前で「あなたたちのおかげで自民党は成り立っています。私たちを当選させて下さい」などと講演していたという。教団関係者は新潮に「以前は、礼拝を兼ねた日曜日のバーベキュー大会にジャージ姿で駆け付けてくれた」「信者たちからすれば“家族”同然だと思っていた」と証言。萩生田氏は旧統一教会と相当、親密に違いない。
7月の参院選では、自らが擁立を主導し当選した元おニャン子クラブの生稲晃子参院議員と共に市内の関連施設を訪ね、支援を要請。萩生田氏も生稲氏もこの事実を認めたという。
さらに、萩生田氏は旧統一教会の会長が出席したイベントに来賓として招かれていたことも分かっている。日本テレビの番組によると、萩生田氏は14年10月、旧統一教会の「多摩東京教区」が主催したイベントに出席。イベントの式次第には、来賓挨拶者として萩生田本人の名前が記されている。当時の徳野英治会長が駆けつけており、旧統一教会にとっては重要なイベントだったという。萩生田側は日テレに「宗教的なイベントとは存じ上げなかった」と答えているが、極めて怪しい。
萩生田氏はこれまで「(旧統一教会の)関連団体のイベントに出席した」「特別、承知の上でお付き合いをしているというのではなく、地元の皆さんの中にそういう関係者がいたのかもしれない」と発言。あくまで、参加したのは関連団体の会合だったと強調していたが、旧統一教会そのものが開催したイベントに出席したばかりか、関連施設で選挙支援をお願いしていたのだ。「知らなかった」は通用しないだろう。
果たして関係を切れるのか
岸田首相は、10日の内閣改造に際し、「統一教会との関係を点検し厳正に見直すよう指示した」と、閣僚や党役員に旧統一教会との関係の“清算”を要請。萩生田氏も教団との関わりについて「一線を画す」と言っていた。果たして、本当に関係を切るのか。旧統一教会の問題を追及してきたジャーナリスト・鈴木エイト氏はこう言う。
「現在、明らかになっているのは、萩生田氏側から統一教会の関連団体への会費支出や、元信者の証言といったレベルです。萩生田氏は批判や追及をかわし、この先も統一教会との関係を続けていくつもりでしょう。『関係を切る』と表立って発言することもしないと思います。そんな発言をすれば、教団関係者の反感を買い、怒りの告発を招く恐れがある。萩生田氏にとって何のメリットもありませんから、今後も統一教会との関係を続けていくつもりではないでしょうか」
切っても切れない関係のようだ。 (日刊ゲンダイ 公開日:2022/08/17 13:20 更新日:2022/08/17 13:20)
sechin@nethome.ne.jp です。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |