瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
歳末総選挙で、東京都知事選の方は全くボヤケてしまっているようだ。今朝のウェブニュースより
ドッチラケ都知事選 猪瀬直樹副知事 楽々当選という絶望 これで都政の私物化はますます深刻化 ―― 東京都知事選がドッチラケの展開になってきた。民主党などが立候補を要請していた舛添要一・新党改革代表(63)が「総選挙の対応に専念する」として出馬を見送ったからだ。衆院選に出る東国原英夫・前宮崎県知事(55)なんかはどうでもいいとして、松沢成文・前神奈川県知事(54)、宇都宮健児・日弁連前会長(65)、笹川尭・元科技担当相(77)など、既に立候補表明しているメンメンは、事前の世論調査では全然ダメだ。で、このままでは、猪瀬直樹副知事(65)が、ラクラク当選しそうなのである。/「先週末に自民党が行った情勢調査では、猪瀬が支持率40%でダントツでした。東国原は10%、宇都宮6%、松沢6%。メディアの調査でも同じ傾向です。自民党は党本部が猪瀬を推したが、都議団は難色を示していた。でも、こんな数字が出たことで、押し切られそうです」(都政記者)/猪瀬は来週中に出馬を正式表明する見通し。石原慎太郎の太陽の党、みんなの党、公明党も猪瀬を支援するという。投票日が総選挙とのダブルになったことで、各党は都知事選どころではなくなり、「もう猪瀬で決まり」という空気だ。/しかし、本当にそれでいいのか。猪瀬は石原都政の継承者だから、五輪招致や新銀行東京といった石原の“負の遺産”にスパッと見切りをつけることは絶対にできない。それどころか、都政をブン投げた石原から子飼いの特別秘書2人を「専門委員」として押し付けられても文句も言わず、黙認しているのだ。専門委員の報酬は月額33万5000円。たかり老人の公私混同で都民の税金が消えていくこんなデタラメにストップをかけられない猪瀬が新知事なんて、絶望的だ。ジャーナリストの横田一氏がこう言う。/「猪瀬さんは、東電批判やエネルギーシフトは主張しているものの、脱原発ではない。八ツ場ダムについても、当初『都の需要予測はあまりに過大ではないか』と言っていたが、結局、石原氏のダム推進を見過ごした。著書の『日本国の研究』では公共事業のムダを指摘していたのに、変節です」/そもそも、石原はなぜ知事を辞めたのか。新銀行で失敗し、五輪招致がほぼ絶望になり、尖閣という“オモチャ”も国有化され、居座っても非難の的になるだけなのが分かったからだ。しかし、まったく新しい知事では旧悪をバラされてしまう。だから身内の猪瀬にすべく、突然、ブン投げ、“後継指名”で流れをつくったのである。/こういうことを政治の私物化という。猪瀬知事では、都政の私物化がますます深刻化することになる。 〔日刊ゲンダイ 2012年11月16日 掲載〕
「継承」「刷新」構図固まる 猪瀬氏「石原さんとのコンビ続く」―― 東京都の石原慎太郎前知事の辞職に伴う知事選で、都副知事で作家の猪瀬直樹氏(66)が二十一日、都庁で記者会見し、無所属で立候補することを正式に表明した。石原氏から後継指名を受け、都政を「継承」する猪瀬氏に対し、ほかの立候補予定者たちが「刷新」を訴えるという選挙の構図が固まった。/猪瀬氏は「都民の安全と安心を守るため、日本の国を東京から支えるために、重責を担う決心をした」と説明。石原氏との関係について「石原さんと僕のコンビは続いていく。国政で彼がやり、都政で僕がやる。話がつきやすい」と蜜月ぶりをアピールした。/公約として、老朽化した火力発電所を最新鋭の天然ガス火力に置き換える電力エネルギー改革のほか、東京メトロと都営地下鉄の経営一元化、二〇二〇年夏季五輪の東京招致推進など、石原都政の主な政策を掲げた。/経営再建中の新銀行東京の存廃については「重要な争点ではないと思う」とし、「現状を改善することに尽きる」と述べた。/猪瀬氏は石原氏に請われて〇七年六月に都副知事に就任。石原氏の辞職後は、知事の職務代理者を務めている。今月二十九日の告示まで副知事にとどまる見通し。/猪瀬氏をめぐっては自民、公明が支持を決め、日本維新の会とみんなの党も支援の方針を明らかにしている。/都知事選では、前神奈川県知事の松沢成文氏(54)、前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(65)、元自民党総務会長の笹川尭(たかし)氏(77)らが出馬を表明している。 〔東京新聞 2012年11月22日 朝刊〕
ドッチラケ都知事選 猪瀬直樹副知事 楽々当選という絶望 これで都政の私物化はますます深刻化 ―― 東京都知事選がドッチラケの展開になってきた。民主党などが立候補を要請していた舛添要一・新党改革代表(63)が「総選挙の対応に専念する」として出馬を見送ったからだ。衆院選に出る東国原英夫・前宮崎県知事(55)なんかはどうでもいいとして、松沢成文・前神奈川県知事(54)、宇都宮健児・日弁連前会長(65)、笹川尭・元科技担当相(77)など、既に立候補表明しているメンメンは、事前の世論調査では全然ダメだ。で、このままでは、猪瀬直樹副知事(65)が、ラクラク当選しそうなのである。/「先週末に自民党が行った情勢調査では、猪瀬が支持率40%でダントツでした。東国原は10%、宇都宮6%、松沢6%。メディアの調査でも同じ傾向です。自民党は党本部が猪瀬を推したが、都議団は難色を示していた。でも、こんな数字が出たことで、押し切られそうです」(都政記者)/猪瀬は来週中に出馬を正式表明する見通し。石原慎太郎の太陽の党、みんなの党、公明党も猪瀬を支援するという。投票日が総選挙とのダブルになったことで、各党は都知事選どころではなくなり、「もう猪瀬で決まり」という空気だ。/しかし、本当にそれでいいのか。猪瀬は石原都政の継承者だから、五輪招致や新銀行東京といった石原の“負の遺産”にスパッと見切りをつけることは絶対にできない。それどころか、都政をブン投げた石原から子飼いの特別秘書2人を「専門委員」として押し付けられても文句も言わず、黙認しているのだ。専門委員の報酬は月額33万5000円。たかり老人の公私混同で都民の税金が消えていくこんなデタラメにストップをかけられない猪瀬が新知事なんて、絶望的だ。ジャーナリストの横田一氏がこう言う。/「猪瀬さんは、東電批判やエネルギーシフトは主張しているものの、脱原発ではない。八ツ場ダムについても、当初『都の需要予測はあまりに過大ではないか』と言っていたが、結局、石原氏のダム推進を見過ごした。著書の『日本国の研究』では公共事業のムダを指摘していたのに、変節です」/そもそも、石原はなぜ知事を辞めたのか。新銀行で失敗し、五輪招致がほぼ絶望になり、尖閣という“オモチャ”も国有化され、居座っても非難の的になるだけなのが分かったからだ。しかし、まったく新しい知事では旧悪をバラされてしまう。だから身内の猪瀬にすべく、突然、ブン投げ、“後継指名”で流れをつくったのである。/こういうことを政治の私物化という。猪瀬知事では、都政の私物化がますます深刻化することになる。 〔日刊ゲンダイ 2012年11月16日 掲載〕
「継承」「刷新」構図固まる 猪瀬氏「石原さんとのコンビ続く」―― 東京都の石原慎太郎前知事の辞職に伴う知事選で、都副知事で作家の猪瀬直樹氏(66)が二十一日、都庁で記者会見し、無所属で立候補することを正式に表明した。石原氏から後継指名を受け、都政を「継承」する猪瀬氏に対し、ほかの立候補予定者たちが「刷新」を訴えるという選挙の構図が固まった。/猪瀬氏は「都民の安全と安心を守るため、日本の国を東京から支えるために、重責を担う決心をした」と説明。石原氏との関係について「石原さんと僕のコンビは続いていく。国政で彼がやり、都政で僕がやる。話がつきやすい」と蜜月ぶりをアピールした。/公約として、老朽化した火力発電所を最新鋭の天然ガス火力に置き換える電力エネルギー改革のほか、東京メトロと都営地下鉄の経営一元化、二〇二〇年夏季五輪の東京招致推進など、石原都政の主な政策を掲げた。/経営再建中の新銀行東京の存廃については「重要な争点ではないと思う」とし、「現状を改善することに尽きる」と述べた。/猪瀬氏は石原氏に請われて〇七年六月に都副知事に就任。石原氏の辞職後は、知事の職務代理者を務めている。今月二十九日の告示まで副知事にとどまる見通し。/猪瀬氏をめぐっては自民、公明が支持を決め、日本維新の会とみんなの党も支援の方針を明らかにしている。/都知事選では、前神奈川県知事の松沢成文氏(54)、前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(65)、元自民党総務会長の笹川尭(たかし)氏(77)らが出馬を表明している。 〔東京新聞 2012年11月22日 朝刊〕
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