瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
《昨日の続き》
文月は陰暦7月をさす。短冊に歌や字を書き、書道の上達を祈った七夕の行事に因み、「文披月(ふみひらきづき)」が転じたとする説が有力とされる。/その他、陰暦七月が稲穂が膨らむ月であるため、「穂含月(ほふみづき)」「含月(ふくみづき)」からの転とする説。/稲穂の膨らみを見る月であるため、「穂見月(ほみづき)」からの転とする説もある。/英語での月名、Julyは、ユリウス暦を創った共和政ローマ末期の政治家、Julius Caesar (ユリウス・カエサル)にちなむ。Caesarは紀元前45年にユリウス暦を採用するのと同時に、7月の名称を「Quintilis(クィンティリス)」から自分の家門名に変更したという。
葉月は陰暦8月の和名。新暦では九月上旬から十月上旬の秋にあたるため、葉の落ちる月「葉落ち月」が転じて「葉月」になったとする説。/北方から初めて雁が来る月なので、「初来月」「初月」から「葉月」になったとする説。/稲の穂が張る月「穂張り月」「張り月」から、「葉月」になったとする説がある。/「葉落ち月」の説が有力にも思えるが、必ずしも漢字がそのまま残るとは限らず、当て字の可能性もあるため、正確な語源は未詳。/英語名Augustは、ローマ皇帝Augustus(アウグストゥス)に由来する。アウグストゥスは紀元前1世紀、誤って運用されていたユリウス暦の運用を修正するとともに、8月の名称を「Sextilis」から自分の名に変更した。
長月は陰暦9月の和名。語源は諸説あり、新暦の十月上旬から十一月の上旬にあたり、夜がだんだん長くなる「夜長月(よながつき)」の略とする説。/その他、雨が多く降る時季であるため、「長雨月(ながめつき)」からとする説。/「稲刈月(いなかりづき)」「稲熟月(いなあがりつき)」「穂長月(ほながづき)」の約や、稲を刈り収める時期のため、「長」は稲が毎年実ることを祝う意味からといった説。/「名残月(なこりのつき)」が転じたとする説などがある。/この中でも「夜長月」の略とする説とする説は、中古より広く信じられている説で最も有力とされている。/英語での月名、Septemberは、ラテン語表記に同じで、これはラテン語で「第7の」という意味の「septem」の語に由来しているのに不一致が生じているのは、BC46年に、それまで3月を年の始めとしていたのを1月を年の始めとすると改めたにもかかわらず、名称を変えなかった為である。
神無月は陰暦10月をさす。語源は、神を祭る月であることから「神の月」とする説が有力とされ、「無」は「水無月」と同じく「の」を意味する格助詞「な」である。/中世の俗説には、10月に全国の神々が出雲大社に集まり、諸国に神がいなくなることから「神無月」になったとする説があり、出雲国(現在の島根県)では反対に「神有月・神在月(かみありづき)」と呼ばれる。/その他の説では、雷の鳴らない月で「雷無月(かみなしづき)」が転じたとする説や、新穀で酒を醸す月なので「醸成月(かみなしづき)」が転じたとする説がある。/英語での月名、Octoberは、ラテン語表記に同じで、これはラテン語で「第8の」という意味の「octo」の語に由来している。実際の月の番号とずれているのは、BC46年まで使われていたローマ暦が3月起算で、(そのため年末の2月は日数が少ない)3月から数えて8番目という意味である。
霜月は陰暦11月の和名。「霜降り月・霜降月(しもふりつき)」の略とする説が有力とされる。/その他、十は満ちた数で一区切りなので上月になり、それに対して下月とする説や、「神無月」を「上な月」と考えて「下な月」とする説など、上下の「下」とみる説。/「食物月(をしものつき)」の略とする説や、「摺籾月(すりもみづき)」の意味など諸説あるが、いずれも有力とはされていない。/英語での月名、Novemberは、「9番目の月」の意味で、ラテン語で「第9の」という意味の「novem」の語に由来している。
師走は陰暦12月の和名。当て字で、語源は以下の通り諸説あり、正確な語源は未詳である。/師匠の僧がお経をあげるために、東西を馳せる月と解釈する「師馳す(しはす)」がある。この説は、平安末期の「色葉字類抄(いろはじるいしょう)」に、「しはす」の注として説明されている。/現代の「師走」と漢字の意味も近く、古い説であるため有力に思えるが、「師馳す」説は民間語源で、この説を元に「師走」の字が当てられたと考えられる。/その他、「年が果てる」意味の「年果つ(としはつ)」が変化したとする説。/「四季の果てる月」を意味する「四極(しはつ)」からとする説。/「一年の最後になし終える」意味の「為果つ(しはつ)」からとする説などがある。/英語での月名、Decemberは、「10番目の月」の意味で、ラテン語で「第10の」という意味の「decem」の語に由来している。
文月は陰暦7月をさす。短冊に歌や字を書き、書道の上達を祈った七夕の行事に因み、「文披月(ふみひらきづき)」が転じたとする説が有力とされる。/その他、陰暦七月が稲穂が膨らむ月であるため、「穂含月(ほふみづき)」「含月(ふくみづき)」からの転とする説。/稲穂の膨らみを見る月であるため、「穂見月(ほみづき)」からの転とする説もある。/英語での月名、Julyは、ユリウス暦を創った共和政ローマ末期の政治家、Julius Caesar (ユリウス・カエサル)にちなむ。Caesarは紀元前45年にユリウス暦を採用するのと同時に、7月の名称を「Quintilis(クィンティリス)」から自分の家門名に変更したという。
葉月は陰暦8月の和名。新暦では九月上旬から十月上旬の秋にあたるため、葉の落ちる月「葉落ち月」が転じて「葉月」になったとする説。/北方から初めて雁が来る月なので、「初来月」「初月」から「葉月」になったとする説。/稲の穂が張る月「穂張り月」「張り月」から、「葉月」になったとする説がある。/「葉落ち月」の説が有力にも思えるが、必ずしも漢字がそのまま残るとは限らず、当て字の可能性もあるため、正確な語源は未詳。/英語名Augustは、ローマ皇帝Augustus(アウグストゥス)に由来する。アウグストゥスは紀元前1世紀、誤って運用されていたユリウス暦の運用を修正するとともに、8月の名称を「Sextilis」から自分の名に変更した。
長月は陰暦9月の和名。語源は諸説あり、新暦の十月上旬から十一月の上旬にあたり、夜がだんだん長くなる「夜長月(よながつき)」の略とする説。/その他、雨が多く降る時季であるため、「長雨月(ながめつき)」からとする説。/「稲刈月(いなかりづき)」「稲熟月(いなあがりつき)」「穂長月(ほながづき)」の約や、稲を刈り収める時期のため、「長」は稲が毎年実ることを祝う意味からといった説。/「名残月(なこりのつき)」が転じたとする説などがある。/この中でも「夜長月」の略とする説とする説は、中古より広く信じられている説で最も有力とされている。/英語での月名、Septemberは、ラテン語表記に同じで、これはラテン語で「第7の」という意味の「septem」の語に由来しているのに不一致が生じているのは、BC46年に、それまで3月を年の始めとしていたのを1月を年の始めとすると改めたにもかかわらず、名称を変えなかった為である。
神無月は陰暦10月をさす。語源は、神を祭る月であることから「神の月」とする説が有力とされ、「無」は「水無月」と同じく「の」を意味する格助詞「な」である。/中世の俗説には、10月に全国の神々が出雲大社に集まり、諸国に神がいなくなることから「神無月」になったとする説があり、出雲国(現在の島根県)では反対に「神有月・神在月(かみありづき)」と呼ばれる。/その他の説では、雷の鳴らない月で「雷無月(かみなしづき)」が転じたとする説や、新穀で酒を醸す月なので「醸成月(かみなしづき)」が転じたとする説がある。/英語での月名、Octoberは、ラテン語表記に同じで、これはラテン語で「第8の」という意味の「octo」の語に由来している。実際の月の番号とずれているのは、BC46年まで使われていたローマ暦が3月起算で、(そのため年末の2月は日数が少ない)3月から数えて8番目という意味である。
霜月は陰暦11月の和名。「霜降り月・霜降月(しもふりつき)」の略とする説が有力とされる。/その他、十は満ちた数で一区切りなので上月になり、それに対して下月とする説や、「神無月」を「上な月」と考えて「下な月」とする説など、上下の「下」とみる説。/「食物月(をしものつき)」の略とする説や、「摺籾月(すりもみづき)」の意味など諸説あるが、いずれも有力とはされていない。/英語での月名、Novemberは、「9番目の月」の意味で、ラテン語で「第9の」という意味の「novem」の語に由来している。
師走は陰暦12月の和名。当て字で、語源は以下の通り諸説あり、正確な語源は未詳である。/師匠の僧がお経をあげるために、東西を馳せる月と解釈する「師馳す(しはす)」がある。この説は、平安末期の「色葉字類抄(いろはじるいしょう)」に、「しはす」の注として説明されている。/現代の「師走」と漢字の意味も近く、古い説であるため有力に思えるが、「師馳す」説は民間語源で、この説を元に「師走」の字が当てられたと考えられる。/その他、「年が果てる」意味の「年果つ(としはつ)」が変化したとする説。/「四季の果てる月」を意味する「四極(しはつ)」からとする説。/「一年の最後になし終える」意味の「為果つ(しはつ)」からとする説などがある。/英語での月名、Decemberは、「10番目の月」の意味で、ラテン語で「第10の」という意味の「decem」の語に由来している。
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