瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
日本人の姓(名字)で一番多い姓は何だろう? 或る人が「東北ではでは『佐藤工藤は馬の糞』って言われているよ」 と言っていた。東北地方には、それほどたくさんの佐藤姓、工藤姓が多いということだろう。日本は、他のアジア圏に比べて突出して姓が多い。これは、姓の由来が他のアジア諸国と異なることによるという。しかし、中には幽霊名字と言われる「実在しない姓」がまことしやかに語られている場合があり、正確な数は特定できていない。
2010年現在日本国内に多い名字〔上位10位まで〕をネットで調べてみると、
1 佐藤(サトウ、サドウ)約1、928、000人 北海道・東北地方をはじめとする東日本(特に秋田県)や東九州に多い名字で、関西圏では大阪府・兵庫県を除きそれほど多くはない。沖縄県ではむしろ珍しい名字。中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)。藤原秀郷の子孫、左衛門尉公清が佐藤を称するに始まる。「藤」は藤原の氏を表す。「佐」は下野国佐野庄、または左衛門尉(さえもんのじょう)の職名を表しています。秀郷流藤原氏流は下野国佐野庄発祥。秀郷流藤原姓波多野氏流、岩代国信夫庄発祥の奥州藤原氏流、ほか、相馬氏流、那須氏流等関東に多い理由でもある。尾張氏流、紀伊氏流などもある。家紋は源氏車や藤などがある。
2 鈴木(スズキ、ススキ、ススギ)約1、707、000人 愛知県(特に三河)・静岡県及び南関東・東北地方に多い。南関東のランキングでは1位。発祥地は和歌山県海南市だが、西日本(特に九州・沖縄地方)にはさほど多くはない。古代の氏族であり、物部の伴造(とものみやつこ)として軍事、刑罰を担当した物部氏族穂積氏の子孫、現和歌山県と三重県南部である紀伊国熊野の豪族で熊野神社勧請で広まる。左記のように紀伊国熊野発祥の族は穂積姓、紀伊国牟婁郡鈴木庄発祥の族は藤原南家がある。桓武平氏千葉氏流、清和源氏松平氏族、美和下流、駿河龍、雑賀流、泡流、関東流、東北流などがある。語源は、田の中の穂積みに立てた一本の棒、稲魂招来用で、鈴木氏はその化身とされる。家紋は竹笹、竹に笠、笠、鷹の羽など。
3 高橋(タカハシ、タカバシ)約1、416、000人 この名字も東北地方をはじめ東日本(とくに岩手県の北上市周辺)や中四国地方に多い傾向がある。古代の氏族であり、物部の伴造(とものみやつこ)として軍事、刑罰を担当した物部氏族の高橋連、伊勢神宮祠官、弥彦大宮司など全国的に様々な流派がみられる。古代高橋邑人の末裔、大和国添上郡高橋発祥の高橋朝臣は安倍氏族、三河国賀茂郡高橋郷発祥の族は藤原北家大森氏族、遠江国城飼郡高橋郷発祥の族は物部氏族と藤原南家狩能氏族と二流ある。駿河国庵原郡高橋発祥の族は大宅氏族、ほか佐々木氏流、彌彦大宮氏流、利仁流藤原姓後藤氏族、丹波の族、伊予国大三島の大祝家で越智氏族などある。語源は、高い橋、高い柱。川に高い橋を架けることにあこがれ、また、天と地を結ぶために柱を立てることは祭祀の一つであり、高橋氏は職掌も司った。それにより氏の名や地名も発生したとされる。
4 田中(タナカ、ダナカ、デンチュウ)約1、336、000 全国満遍なく分布し、大半の都道府県で上位にランクされるが、密度では西日本(沖縄県を除く)の方が多い。大阪府・山陰地方・福岡県のランキングでは1位であり、西日本全体でも1位を誇る。東日本でも関東地方(特に埼玉県入間・比企地域)・甲信越地方(特に長野県)・北海道では密度が高い。蘇我氏族の田中臣、清和天皇の子孫で源姓を賜った氏(清和源氏)、桓武天皇の子孫で平の姓を賜った家系である平氏(桓武平氏)、中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)、古代氏族であり、美努(みの)王の妻県犬養(あがたのいぬかい)三千代が橘宿禰(すくね)の氏姓を与えられることに始まる橘氏などの様々な流派がみられる。大和国高市郡発祥は田中直の末裔、近江国高島郡発祥の族は佐々木氏流愛知族、甲斐国山梨郡発祥の族は清和源氏安田氏族、伊豆国多方郡発祥の族は桓武平氏北条氏族などさまざまみられる。家紋はかたばみ、木瓜など。語源は、田の中、耕作のための田居の語から発生したとされる。
5渡辺(ワタナベ、ワタベ)約1、135、000人 発祥地は大阪市中央区で、沖縄県を除く全国に満遍なく分布するが、密度は山梨県や静岡県など東日本南部または中京地方・九州(特に大分県)に多い。嵯峨天皇の皇子で源姓を賜った氏(嵯峨源氏)、源融四世の孫、渡辺綱の子孫。現大阪府北部と兵庫県の一部である摂津国西成郡渡辺が起源(ルーツ)である。他にも秀郷流藤原姓荒木氏族や赤松氏族、賀茂族などがある。家紋は三つ星に一、三つ星、丸に三つ星など。語源は、大阪淀川の渡しのあるあたりの意味。
6 伊藤(イトウ)約1、080、000人 中京地方及び東北地方・関東地方・近畿地方・山陰地方に多い。件数は愛知県が最も多いが、密度では三重県の方が多い。愛知県名古屋市では市町村としては最も件数が多い。中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)。藤原秀郷の子孫、佐藤公清の曾孫基景が現三重県である伊勢に住み称したのに始まる。他にも伊豆国四方郡伊東庄発祥の族は藤原南家河津流であり伊東と記す。ほか相良流、越智流、伊香流などがある。家紋は庵木瓜、横木瓜、藤など。語源は、「伊」が伊勢または伊豆、「藤」が藤原氏を表している。藤原南家の流れであり、仁寿8年(852年)に藤原為憲の官職が「木工助」であったため「工藤大夫」と称した工藤氏を源流とする。その後、工藤氏の一部子孫が駿河に移住した駿河工藤に対して、東伊豆に移動した工藤氏の子孫が「伊豆工藤」と称し、この「伊豆工藤」が後に「伊藤」となった。また同じく工藤氏からは、工藤行政という人物が鎌倉幕府に仕えた際、鎌倉二階堂に屋敷を構えたのを機に"二階堂"を称した。よって二階堂氏も源流を同じくする。尚、伊豆工藤氏から分かれた奥州工藤氏は後に「栗谷川氏(厨川氏)」を名乗り、煙山氏、葛巻氏、田頭氏など多くの分派を広げた。またこれとは別に、藤原秀郷流の武士で伊勢国に領地を得て、「伊勢の藤原」を意味する伊藤を名乗った伊藤基景の名字に由来する伊藤氏も存在する。
7 山本(ヤマモト)約1、077、000人 どちらかといえば西日本に多いが、東北地方は多くない。北陸地方・山陽地方では1位、近畿地方・山陰地方では2位。東日本でも埼玉県や静岡県では上位にランクされる。賀茂社神職家、清和天皇の子孫で源姓を賜った氏(清和源氏)、桓武天皇の子孫で平の姓を賜った家系である平氏(桓武平氏)、中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)、日下部氏(古代日下部の職名から起こり、多くはその部民の末。草壁ともいう)など様々な流派がみられる。語源は、山のふもと。山の神との関係で神官が多い。賀茂姓、荒木田姓、度会姓などがある。家紋は巴、州浜、山本字、柏などがある。
8 中村(ナカムラ)約1、058、000人 全国に分布するどちらかといえば西日本に多い。特に近畿・九州地方に多い。中村連、清和天皇の子孫で源姓を賜った氏(清和源氏)、宇多天皇の皇子敦実親王を祖とする源氏(宇多源氏)、桓武天皇の子孫で平の姓を賜った家系である平氏(桓武平氏)、中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)など様々な流派がみられる。語源は、小さな村が大きくなると東出村、西出村のように分村ができ、このとき本村を中村ということから来ている。地名も多い。
9 小林(コバヤシ、オバヤシ)約1、019、000人 関東・信越・近畿・中国地方に多い。大神姓、清和天皇の子孫で源姓を賜った氏(清和源氏)、桓武天皇の子孫で平の姓を賜った家系である平氏(桓武平氏)、中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)秀郷流など、神官系に多数みられる。語源は、祭りに由来する小囃しや、小さな林、人家に近い林、灌木の茂みなどである。とくに目立つのは上野と信濃の小林氏である。上野の小林氏は桓武平氏の出で、緑野郡小林と多野郡御厨小林を根拠とした秩父氏高山党の分かれという。一方、信濃の小林氏は伊那郡と諏訪郡から発祥した二つの流れがあり、いずれも諏訪神家にゆかりがある。諏訪郡の小林氏は諏訪氏と同族であり、伊那郡の小林氏は知久氏の分かれである。知久氏は 清和源氏満快流だが、諏訪氏と姻戚関係があり諏訪氏とは同族とみなされる。その他、木曽義仲の子孫、藤原氏の流れという小林氏もいる。また、神官も多く見られ、伊勢の度会姓小林氏、大和宇陀郡小林の大神姓小林などがある。これは、木を伐採したのち山の神を祭ることに由来するようだ。さらに上総・下総・相模に平姓小林氏、下総・甲斐・三河・大和に藤原姓小林氏、東北の羽前・飽海郡、岩代・合津郡から発祥した小林氏がある。
10 斎藤(サイトウ)約980、000人 中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)。藤原利仁の子、斎宮頭叙用が斎藤を称するに始まる。「斎」は斎宮頭の斎を表し、「藤」は藤原氏を表している。
となっている。
因みに日高姓の全国順位は344位〔およそ6万3300人〕であった。現鹿児島県である薩摩、現鹿児島県東部である大隅の有名氏族は清和天皇の子孫で源姓を賜った氏(清和源氏)、子孫に現鹿児島県である薩摩藩の士族。ほか嵯峨天皇の皇子で源姓を賜った氏(嵯峨源氏)松浦党などにもみられる。「高」は高い様を表す。わが「日高」は、どうやら『松浦(まつら)党』の系統を引くものらしい。いうなれば、海賊の一統が、瀬戸内海から吉備地方を北上して石見(いわみ)地方に入ったものらしい。
2010年現在日本国内に多い名字〔上位10位まで〕をネットで調べてみると、
1 佐藤(サトウ、サドウ)約1、928、000人 北海道・東北地方をはじめとする東日本(特に秋田県)や東九州に多い名字で、関西圏では大阪府・兵庫県を除きそれほど多くはない。沖縄県ではむしろ珍しい名字。中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)。藤原秀郷の子孫、左衛門尉公清が佐藤を称するに始まる。「藤」は藤原の氏を表す。「佐」は下野国佐野庄、または左衛門尉(さえもんのじょう)の職名を表しています。秀郷流藤原氏流は下野国佐野庄発祥。秀郷流藤原姓波多野氏流、岩代国信夫庄発祥の奥州藤原氏流、ほか、相馬氏流、那須氏流等関東に多い理由でもある。尾張氏流、紀伊氏流などもある。家紋は源氏車や藤などがある。
2 鈴木(スズキ、ススキ、ススギ)約1、707、000人 愛知県(特に三河)・静岡県及び南関東・東北地方に多い。南関東のランキングでは1位。発祥地は和歌山県海南市だが、西日本(特に九州・沖縄地方)にはさほど多くはない。古代の氏族であり、物部の伴造(とものみやつこ)として軍事、刑罰を担当した物部氏族穂積氏の子孫、現和歌山県と三重県南部である紀伊国熊野の豪族で熊野神社勧請で広まる。左記のように紀伊国熊野発祥の族は穂積姓、紀伊国牟婁郡鈴木庄発祥の族は藤原南家がある。桓武平氏千葉氏流、清和源氏松平氏族、美和下流、駿河龍、雑賀流、泡流、関東流、東北流などがある。語源は、田の中の穂積みに立てた一本の棒、稲魂招来用で、鈴木氏はその化身とされる。家紋は竹笹、竹に笠、笠、鷹の羽など。
3 高橋(タカハシ、タカバシ)約1、416、000人 この名字も東北地方をはじめ東日本(とくに岩手県の北上市周辺)や中四国地方に多い傾向がある。古代の氏族であり、物部の伴造(とものみやつこ)として軍事、刑罰を担当した物部氏族の高橋連、伊勢神宮祠官、弥彦大宮司など全国的に様々な流派がみられる。古代高橋邑人の末裔、大和国添上郡高橋発祥の高橋朝臣は安倍氏族、三河国賀茂郡高橋郷発祥の族は藤原北家大森氏族、遠江国城飼郡高橋郷発祥の族は物部氏族と藤原南家狩能氏族と二流ある。駿河国庵原郡高橋発祥の族は大宅氏族、ほか佐々木氏流、彌彦大宮氏流、利仁流藤原姓後藤氏族、丹波の族、伊予国大三島の大祝家で越智氏族などある。語源は、高い橋、高い柱。川に高い橋を架けることにあこがれ、また、天と地を結ぶために柱を立てることは祭祀の一つであり、高橋氏は職掌も司った。それにより氏の名や地名も発生したとされる。
4 田中(タナカ、ダナカ、デンチュウ)約1、336、000 全国満遍なく分布し、大半の都道府県で上位にランクされるが、密度では西日本(沖縄県を除く)の方が多い。大阪府・山陰地方・福岡県のランキングでは1位であり、西日本全体でも1位を誇る。東日本でも関東地方(特に埼玉県入間・比企地域)・甲信越地方(特に長野県)・北海道では密度が高い。蘇我氏族の田中臣、清和天皇の子孫で源姓を賜った氏(清和源氏)、桓武天皇の子孫で平の姓を賜った家系である平氏(桓武平氏)、中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)、古代氏族であり、美努(みの)王の妻県犬養(あがたのいぬかい)三千代が橘宿禰(すくね)の氏姓を与えられることに始まる橘氏などの様々な流派がみられる。大和国高市郡発祥は田中直の末裔、近江国高島郡発祥の族は佐々木氏流愛知族、甲斐国山梨郡発祥の族は清和源氏安田氏族、伊豆国多方郡発祥の族は桓武平氏北条氏族などさまざまみられる。家紋はかたばみ、木瓜など。語源は、田の中、耕作のための田居の語から発生したとされる。
5渡辺(ワタナベ、ワタベ)約1、135、000人 発祥地は大阪市中央区で、沖縄県を除く全国に満遍なく分布するが、密度は山梨県や静岡県など東日本南部または中京地方・九州(特に大分県)に多い。嵯峨天皇の皇子で源姓を賜った氏(嵯峨源氏)、源融四世の孫、渡辺綱の子孫。現大阪府北部と兵庫県の一部である摂津国西成郡渡辺が起源(ルーツ)である。他にも秀郷流藤原姓荒木氏族や赤松氏族、賀茂族などがある。家紋は三つ星に一、三つ星、丸に三つ星など。語源は、大阪淀川の渡しのあるあたりの意味。
6 伊藤(イトウ)約1、080、000人 中京地方及び東北地方・関東地方・近畿地方・山陰地方に多い。件数は愛知県が最も多いが、密度では三重県の方が多い。愛知県名古屋市では市町村としては最も件数が多い。中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)。藤原秀郷の子孫、佐藤公清の曾孫基景が現三重県である伊勢に住み称したのに始まる。他にも伊豆国四方郡伊東庄発祥の族は藤原南家河津流であり伊東と記す。ほか相良流、越智流、伊香流などがある。家紋は庵木瓜、横木瓜、藤など。語源は、「伊」が伊勢または伊豆、「藤」が藤原氏を表している。藤原南家の流れであり、仁寿8年(852年)に藤原為憲の官職が「木工助」であったため「工藤大夫」と称した工藤氏を源流とする。その後、工藤氏の一部子孫が駿河に移住した駿河工藤に対して、東伊豆に移動した工藤氏の子孫が「伊豆工藤」と称し、この「伊豆工藤」が後に「伊藤」となった。また同じく工藤氏からは、工藤行政という人物が鎌倉幕府に仕えた際、鎌倉二階堂に屋敷を構えたのを機に"二階堂"を称した。よって二階堂氏も源流を同じくする。尚、伊豆工藤氏から分かれた奥州工藤氏は後に「栗谷川氏(厨川氏)」を名乗り、煙山氏、葛巻氏、田頭氏など多くの分派を広げた。またこれとは別に、藤原秀郷流の武士で伊勢国に領地を得て、「伊勢の藤原」を意味する伊藤を名乗った伊藤基景の名字に由来する伊藤氏も存在する。
7 山本(ヤマモト)約1、077、000人 どちらかといえば西日本に多いが、東北地方は多くない。北陸地方・山陽地方では1位、近畿地方・山陰地方では2位。東日本でも埼玉県や静岡県では上位にランクされる。賀茂社神職家、清和天皇の子孫で源姓を賜った氏(清和源氏)、桓武天皇の子孫で平の姓を賜った家系である平氏(桓武平氏)、中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)、日下部氏(古代日下部の職名から起こり、多くはその部民の末。草壁ともいう)など様々な流派がみられる。語源は、山のふもと。山の神との関係で神官が多い。賀茂姓、荒木田姓、度会姓などがある。家紋は巴、州浜、山本字、柏などがある。
8 中村(ナカムラ)約1、058、000人 全国に分布するどちらかといえば西日本に多い。特に近畿・九州地方に多い。中村連、清和天皇の子孫で源姓を賜った氏(清和源氏)、宇多天皇の皇子敦実親王を祖とする源氏(宇多源氏)、桓武天皇の子孫で平の姓を賜った家系である平氏(桓武平氏)、中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)など様々な流派がみられる。語源は、小さな村が大きくなると東出村、西出村のように分村ができ、このとき本村を中村ということから来ている。地名も多い。
9 小林(コバヤシ、オバヤシ)約1、019、000人 関東・信越・近畿・中国地方に多い。大神姓、清和天皇の子孫で源姓を賜った氏(清和源氏)、桓武天皇の子孫で平の姓を賜った家系である平氏(桓武平氏)、中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)秀郷流など、神官系に多数みられる。語源は、祭りに由来する小囃しや、小さな林、人家に近い林、灌木の茂みなどである。とくに目立つのは上野と信濃の小林氏である。上野の小林氏は桓武平氏の出で、緑野郡小林と多野郡御厨小林を根拠とした秩父氏高山党の分かれという。一方、信濃の小林氏は伊那郡と諏訪郡から発祥した二つの流れがあり、いずれも諏訪神家にゆかりがある。諏訪郡の小林氏は諏訪氏と同族であり、伊那郡の小林氏は知久氏の分かれである。知久氏は 清和源氏満快流だが、諏訪氏と姻戚関係があり諏訪氏とは同族とみなされる。その他、木曽義仲の子孫、藤原氏の流れという小林氏もいる。また、神官も多く見られ、伊勢の度会姓小林氏、大和宇陀郡小林の大神姓小林などがある。これは、木を伐採したのち山の神を祭ることに由来するようだ。さらに上総・下総・相模に平姓小林氏、下総・甲斐・三河・大和に藤原姓小林氏、東北の羽前・飽海郡、岩代・合津郡から発祥した小林氏がある。
10 斎藤(サイトウ)約980、000人 中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)。藤原利仁の子、斎宮頭叙用が斎藤を称するに始まる。「斎」は斎宮頭の斎を表し、「藤」は藤原氏を表している。
となっている。
因みに日高姓の全国順位は344位〔およそ6万3300人〕であった。現鹿児島県である薩摩、現鹿児島県東部である大隅の有名氏族は清和天皇の子孫で源姓を賜った氏(清和源氏)、子孫に現鹿児島県である薩摩藩の士族。ほか嵯峨天皇の皇子で源姓を賜った氏(嵯峨源氏)松浦党などにもみられる。「高」は高い様を表す。わが「日高」は、どうやら『松浦(まつら)党』の系統を引くものらしい。いうなれば、海賊の一統が、瀬戸内海から吉備地方を北上して石見(いわみ)地方に入ったものらしい。
プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
sechin@nethome.ne.jp です。
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