瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
今朝のウェブニュースより
政局:「年内解散」風強まる…首相、TPP参加争点に ―― 衆院の「年内解散」風がにわかに強まってきた。野田佳彦首相が「近いうち解散」の約束履行に本腰を入れ始めたからだ。特例公債法案の成立など解散3条件の実現だけでは選挙向けのアピールにならないため、首相は環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加を衆院選の争点に掲げたい考え。ただ、交渉参加を表明すれば民主党内のTPP反対派が集団離党へ動くことも予想され、首相が党分裂覚悟で捨て身の年内解散に踏み切れるかに注目が集まる。
◇輿石幹事長「あり得ない」:今国会初の党首討論の14日開催が決まった9日、首相と自民党の安倍晋三総裁とのニアミスが共同通信加盟社の懇親会で発生した。/首相は「この国会の最大の争点の一つは特例公債法案の扱いだ」とあいさつ。首相は衆院解散の「環境整備」として(1)赤字国債発行に必要な特例公債法案の成立(2)衆院の「1票の格差」是正と比例定数削減(3)社会保障制度改革国民会議の設置−−の3条件を掲げる。/自民党は解散を迫るため特例公債法案成立を容認する構えで、同法案は19日にも成立する見通し。国民会議の設置も「時間はかからない」(政府関係者)。安倍氏は懇親会で「来週は衆院予算委員会、党首討論。クライマックスを迎えていく。近いうち解散は国民との約束」と語り、党首討論などで年内解散を表明するよう首相に促した。/首相は自民党からの「ウソつき」批判をかなり気にしており、周辺は「年内解散は選択肢の一つだ」と語る。しかし、政権浮揚を図れないまま解散・総選挙に突入すれば、民主党の惨敗は濃厚だ。
9日の閣議後記者会見では「TPP反対か賛成かを公約に掲げ争点化すべきだ」(前原誠司国家戦略担当相)、「結論はそんなに先送りできない」(岡田克也副総理)など、首相に近い閣僚からTPP交渉への早期参加に前向きな発言が相次いだ。閣僚の一人は「追い込まれ解散ではなく、少しでも打って出る姿勢を示すにはTPP交渉への参加決定しかない」と強調する。 〔毎日新聞 2012年11月09日 22時04分(最終更新 11月10日 07時58分)〕
昨夜は爺婆で、落合斎場まで出かけた。平成6年に亡くなった爺の三番目兄貴の息子M君の連れ合いCさんが、11月3日に肝臓がんのため死亡、その通夜であった。遺児である2人の娘は他家へ嫁いでいて、M君は中の家にひとり残されることになった。まことにお気の毒なことではあるが、80歳を越したこの爺々には何もしてやることは出来そうもない。今は唯々亡きC夫人の冥福を祈るだけである。
羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶(ガテー ガテー パーラガテー パーラサンガーテ ポーディ スヴァーハ)
訳:往(ゆ)ける者よ、往ける者よ、彼岸(ひがん)に往ける者よ、彼岸に全く往ける者よ、悟(さと)りよ、幸いあれ。
政局:「年内解散」風強まる…首相、TPP参加争点に ―― 衆院の「年内解散」風がにわかに強まってきた。野田佳彦首相が「近いうち解散」の約束履行に本腰を入れ始めたからだ。特例公債法案の成立など解散3条件の実現だけでは選挙向けのアピールにならないため、首相は環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加を衆院選の争点に掲げたい考え。ただ、交渉参加を表明すれば民主党内のTPP反対派が集団離党へ動くことも予想され、首相が党分裂覚悟で捨て身の年内解散に踏み切れるかに注目が集まる。
◇輿石幹事長「あり得ない」:今国会初の党首討論の14日開催が決まった9日、首相と自民党の安倍晋三総裁とのニアミスが共同通信加盟社の懇親会で発生した。/首相は「この国会の最大の争点の一つは特例公債法案の扱いだ」とあいさつ。首相は衆院解散の「環境整備」として(1)赤字国債発行に必要な特例公債法案の成立(2)衆院の「1票の格差」是正と比例定数削減(3)社会保障制度改革国民会議の設置−−の3条件を掲げる。/自民党は解散を迫るため特例公債法案成立を容認する構えで、同法案は19日にも成立する見通し。国民会議の設置も「時間はかからない」(政府関係者)。安倍氏は懇親会で「来週は衆院予算委員会、党首討論。クライマックスを迎えていく。近いうち解散は国民との約束」と語り、党首討論などで年内解散を表明するよう首相に促した。/首相は自民党からの「ウソつき」批判をかなり気にしており、周辺は「年内解散は選択肢の一つだ」と語る。しかし、政権浮揚を図れないまま解散・総選挙に突入すれば、民主党の惨敗は濃厚だ。
9日の閣議後記者会見では「TPP反対か賛成かを公約に掲げ争点化すべきだ」(前原誠司国家戦略担当相)、「結論はそんなに先送りできない」(岡田克也副総理)など、首相に近い閣僚からTPP交渉への早期参加に前向きな発言が相次いだ。閣僚の一人は「追い込まれ解散ではなく、少しでも打って出る姿勢を示すにはTPP交渉への参加決定しかない」と強調する。 〔毎日新聞 2012年11月09日 22時04分(最終更新 11月10日 07時58分)〕
昨夜は爺婆で、落合斎場まで出かけた。平成6年に亡くなった爺の三番目兄貴の息子M君の連れ合いCさんが、11月3日に肝臓がんのため死亡、その通夜であった。遺児である2人の娘は他家へ嫁いでいて、M君は中の家にひとり残されることになった。まことにお気の毒なことではあるが、80歳を越したこの爺々には何もしてやることは出来そうもない。今は唯々亡きC夫人の冥福を祈るだけである。
羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶(ガテー ガテー パーラガテー パーラサンガーテ ポーディ スヴァーハ)
訳:往(ゆ)ける者よ、往ける者よ、彼岸(ひがん)に往ける者よ、彼岸に全く往ける者よ、悟(さと)りよ、幸いあれ。
今朝のウェブニュースより
中国共産党大会 強硬路線の継承を懸念する(11月9日付・読売社説)―― 経済力と軍事力を膨張させる富国強兵路線を、新指導部が継承することが明確になった。/5年に1度の中国共産党大会が開幕した。/今大会では習近平国家副主席が総書記に就任し、指導部が大幅に交代する。中国の今後10年の針路を決定づける重要な大会だ。総書記を退く胡錦濤国家主席は今後5年の党の活動方針となる政治報告で、領土を防衛するために軍の近代化を加速し、海洋権益を断固守る姿勢を強調した。/尖閣諸島の国有化を巡る日本との激しい対立や南シナ海の領有権問題に関する摩擦、米国の「アジア重視」の新戦略を念頭に置いたものだろう。/尖閣問題で中国の対日強硬姿勢が続くのは避けられまい。日本は日米同盟を基軸に東南アジア諸国とも連携し、中長期的な対中戦略を練らなければならない。/胡氏はまた、2020年の国内総生産や1人当たりの所得を10年に比べて2倍にするとの目標も打ち出した。年率7%程度の成長を維持していく必要がある。だが、かつてのような高成長は望めず、目標達成は容易ではない。/この10年、中国は北京五輪と上海万博を成功させ、日本を抜き世界第2位の経済大国となった。/成長の陰で、貧富の格差が広がり、不公正な司法や地方官僚の腐敗などに対する国民の反発が暴動となって各地で噴出している。/胡氏が「所得分配制度の改革を深化させる」として格差解消に全力を挙げる方針を訴えたのは、強い危機感の裏返しと言える。/09年末に総人口の12.5%だった60歳以上の高齢者は20年に18%になる見込みだ。社会保障などの整備の遅れは、社会を一層不安定にさせる要因となろう。/大会では党規約を改正し、調和のとれた持続可能な発展を目指す胡氏の戦略思想「科学的発展観」を毛沢東ら歴代指導者の思想と同列の指導思想に格上げする方針だ。引退後も自らの影響力を保ちたい胡氏の狙いがうかがえる。/大会の日程発表は通常より1か月も遅れる異例の事態となった。巨額収賄などを理由に党籍を剥奪した元重慶市トップ薄煕来氏の処分を巡る調整が難航したためとみられる。党内の権力闘争が影を落とした形だが、真相は不明だ。/言論統制の緩和など政治改革は手付かずだ。政治報告は「政治体制改革を積極的かつ穏当に推進する」とうたうが、どこまで改革を進められるのか。習近平体制に重い宿題が残されることになる。 (2012年11月9日01時21分 読売新聞)
社説:「不認可」騒動 文科相の資質問われる ―― 田中真紀子文部科学相が大学設置・学校法人審議会の答申を覆し、3大学の来春開学を「不認可」とした問題は、文科相が一転「撤回」し、1週間足らずで一応収束した。/だが、その責任は看過できない。/唐突な不認可表明と後に二転、三転する発言は混乱に拍車をかけた。さらには「官僚が私の真意をくみ取れなかった」などという釈明は、責任転嫁といわれても仕方ない。/ また、突然の不認可表明で受験生や関係者が動揺、困惑しきった3大学について「良い宣伝。4、5年間はブームになるかもしれない」と言う無配慮はどうしたことか。文教行政トップとしての資質さえ問われるところである。/その「発信力」に期待したという野田佳彦首相の見識、任命責任も無関係ではすまされない。/また今回の問題は文科相個人のみの言動に帰するものではない。当初、官邸や民主党にただちに是正する動きは見られなかった。/この個人プレーともいうべき「政治主導」に文科省官僚は対策に追われた。文科相が主張を転じるのに合わせるように「不認可の通知は未発送なので、新設を認めた審議会答申は今も効力がある」という理屈で苦肉の説明をする一幕もあった。/残ったのは後味の悪さである。/文科相は今回いきなり不認可方針を表明するに至った背景として「大学の数が多すぎ、教育の質が落ちている」ことを挙げた。そのため、幅広い分野の識者で検討会議をつくり、審議会の大学設置可否の審査方法や基準を見直したいという。/それを論じることと、今回の答申覆し発言の変転はかみ合わない。/ただ大学教育の「質」や再構築をめぐっては、長く重ねられてきた論議がある。90年代から大学設置基準は大幅に緩和され、「事前規制」よりも「事後チェック」を厳しくという考え方がとられた。第三者機関による認証評価制度などである。/だが、事後チェックが必ずしも十分効いているとは言い難い。入りはやすく出るは難い、という大学の運営も容易ではない。またこれは小、中、高校教育とも密接にからんでいる。こうしたことを総合的に絡めた視点で骨太な論議が必要だ。/今回、文科相の意を受けるかたちで設けられる検討会議は、従来の審査基準に新設大が地域に必要とされているか、学生は集まるか−−などを加えることを検討するという。/公開された熟議で、これまで積み重ねられた大学教育改革論議もしっかり踏まえたものであってほしい。 また一般の関心が薄かった設置審議会のあり方や構成についても、広く考えるきっかけにしたい。 〔毎日新聞 2012年11月09日 02時31分〕
中国共産党大会 強硬路線の継承を懸念する(11月9日付・読売社説)―― 経済力と軍事力を膨張させる富国強兵路線を、新指導部が継承することが明確になった。/5年に1度の中国共産党大会が開幕した。/今大会では習近平国家副主席が総書記に就任し、指導部が大幅に交代する。中国の今後10年の針路を決定づける重要な大会だ。総書記を退く胡錦濤国家主席は今後5年の党の活動方針となる政治報告で、領土を防衛するために軍の近代化を加速し、海洋権益を断固守る姿勢を強調した。/尖閣諸島の国有化を巡る日本との激しい対立や南シナ海の領有権問題に関する摩擦、米国の「アジア重視」の新戦略を念頭に置いたものだろう。/尖閣問題で中国の対日強硬姿勢が続くのは避けられまい。日本は日米同盟を基軸に東南アジア諸国とも連携し、中長期的な対中戦略を練らなければならない。/胡氏はまた、2020年の国内総生産や1人当たりの所得を10年に比べて2倍にするとの目標も打ち出した。年率7%程度の成長を維持していく必要がある。だが、かつてのような高成長は望めず、目標達成は容易ではない。/この10年、中国は北京五輪と上海万博を成功させ、日本を抜き世界第2位の経済大国となった。/成長の陰で、貧富の格差が広がり、不公正な司法や地方官僚の腐敗などに対する国民の反発が暴動となって各地で噴出している。/胡氏が「所得分配制度の改革を深化させる」として格差解消に全力を挙げる方針を訴えたのは、強い危機感の裏返しと言える。/09年末に総人口の12.5%だった60歳以上の高齢者は20年に18%になる見込みだ。社会保障などの整備の遅れは、社会を一層不安定にさせる要因となろう。/大会では党規約を改正し、調和のとれた持続可能な発展を目指す胡氏の戦略思想「科学的発展観」を毛沢東ら歴代指導者の思想と同列の指導思想に格上げする方針だ。引退後も自らの影響力を保ちたい胡氏の狙いがうかがえる。/大会の日程発表は通常より1か月も遅れる異例の事態となった。巨額収賄などを理由に党籍を剥奪した元重慶市トップ薄煕来氏の処分を巡る調整が難航したためとみられる。党内の権力闘争が影を落とした形だが、真相は不明だ。/言論統制の緩和など政治改革は手付かずだ。政治報告は「政治体制改革を積極的かつ穏当に推進する」とうたうが、どこまで改革を進められるのか。習近平体制に重い宿題が残されることになる。 (2012年11月9日01時21分 読売新聞)
社説:「不認可」騒動 文科相の資質問われる ―― 田中真紀子文部科学相が大学設置・学校法人審議会の答申を覆し、3大学の来春開学を「不認可」とした問題は、文科相が一転「撤回」し、1週間足らずで一応収束した。/だが、その責任は看過できない。/唐突な不認可表明と後に二転、三転する発言は混乱に拍車をかけた。さらには「官僚が私の真意をくみ取れなかった」などという釈明は、責任転嫁といわれても仕方ない。/ また、突然の不認可表明で受験生や関係者が動揺、困惑しきった3大学について「良い宣伝。4、5年間はブームになるかもしれない」と言う無配慮はどうしたことか。文教行政トップとしての資質さえ問われるところである。/その「発信力」に期待したという野田佳彦首相の見識、任命責任も無関係ではすまされない。/また今回の問題は文科相個人のみの言動に帰するものではない。当初、官邸や民主党にただちに是正する動きは見られなかった。/この個人プレーともいうべき「政治主導」に文科省官僚は対策に追われた。文科相が主張を転じるのに合わせるように「不認可の通知は未発送なので、新設を認めた審議会答申は今も効力がある」という理屈で苦肉の説明をする一幕もあった。/残ったのは後味の悪さである。/文科相は今回いきなり不認可方針を表明するに至った背景として「大学の数が多すぎ、教育の質が落ちている」ことを挙げた。そのため、幅広い分野の識者で検討会議をつくり、審議会の大学設置可否の審査方法や基準を見直したいという。/それを論じることと、今回の答申覆し発言の変転はかみ合わない。/ただ大学教育の「質」や再構築をめぐっては、長く重ねられてきた論議がある。90年代から大学設置基準は大幅に緩和され、「事前規制」よりも「事後チェック」を厳しくという考え方がとられた。第三者機関による認証評価制度などである。/だが、事後チェックが必ずしも十分効いているとは言い難い。入りはやすく出るは難い、という大学の運営も容易ではない。またこれは小、中、高校教育とも密接にからんでいる。こうしたことを総合的に絡めた視点で骨太な論議が必要だ。/今回、文科相の意を受けるかたちで設けられる検討会議は、従来の審査基準に新設大が地域に必要とされているか、学生は集まるか−−などを加えることを検討するという。/公開された熟議で、これまで積み重ねられた大学教育改革論議もしっかり踏まえたものであってほしい。 また一般の関心が薄かった設置審議会のあり方や構成についても、広く考えるきっかけにしたい。 〔毎日新聞 2012年11月09日 02時31分〕
昨日は立冬。今日は淺草の酉の市。朝は冷え込むと報道されていたが、風もなく比較的温かな本日の徘徊であった。海の向こうでは大統領選挙が終ったようだか、グアテマラ沖では大きな地震があったらしい。
今朝のウェブニュースより
勝利宣言もつぶやき、米大統領選で「ツイッター選挙」加速 ―― [ワシントン 7日 ロイター] あなた方のおかげで(勝利は)起きた。ありがとう――。6日に行われた米大統領選で再選を果たしたオバマ大統領が、最初にこう勝利宣言したのは、ツイッター上でだった。/オバマ大統領は、テレビ各局が大統領の勝利確実と伝え始めた東部時間午後11時15分ごろ、すでにツイッターで自身の勝利を宣言していた。シカゴの会場で勝利演説を行う前にツイッターで宣言したということは、今回の選挙でツイッターのようなソーシャルメディアが果たした役割の大きさを物語っている。/選挙の行方がまだ明らかになっていなかった同午後10時までには、ツイッターはツイート数が過去記録を更新したと発表。同社の広報担当レイチェル・ホーウィッツ氏は、6日夜の選挙関連ツイート数は3100万を超え、「最もツイートされた米政治的イベント」と語った。これまでの最多記録は、先月3日に行われた第1回大統領候補討論会での1000万ツイートだったという。/また、ホーウィッツ氏は「ツイッターは全国的な党員集会のようだった」と述べ、オバマ大統領の再選が確実となった瞬間には1分間で32万7000ツイートに達したという。/長期間に及んだ今回の選挙戦では、民主党のオバマ大統領、共和党のロムニー候補双方の陣営が、インターネットを使っての中傷合戦を展開してきた。好き嫌いを別にして、政治に果たすツイッターの役割は今後も浸透していくとみられる。/民主党のストラテジスト、ジャマール・シモンズ氏は、将来行われる選挙において、候補者や各陣営はもう1つの「戦場」としてソーシャルメディアを考慮に入れる必要があると指摘。「今回の選挙は初のツイッター選挙となった。今後、選挙に勝ちたければ、強力なソーシャルメディア戦略が欠かせない」と語った。 〔ロイター 2012年 11月 8日 07:41 JST〕
グアテマラ沖でM7.4=39人死亡、多数が不明に ―― 【サンパウロ時事】米地質調査所によると、中米グアテマラ沖の太平洋で7日午前(日本時間8日未明)、マグニチュード(M)7.4の地震が起きた。AFP通信によれば、被災地を視察したペレスモリナ大統領は、倒壊した建物のがれきの下敷きになるなどして39人が死亡したと明らかにした。今も多数が行方不明になっているとされ、犠牲者数はさらに増える恐れがある。/震源はメキシコ国境に近い町チャンペリコの南24キロで、深さは約41キロ。メキシコやエルサルバドルなど近隣の中米各国でも揺れが感じられ、現地からのテレビ映像では、地震に驚いた市民が建物外に逃げ出す様子が映し出された。M5レベルの余震も続き、130棟以上の家屋が地震で崩れたという。
太平洋津波警報センターによれば、地震に伴って中米沿岸では約7センチの津波を観測したが、大きな被害の情報は寄せられていない。日本の気象庁は、日本への津波の影響はないとしている。(jijicom 2012/11/08-08:46)
64年ぶりのぼり旗復活 住民ら伝統見直し新調 茂原・酉の市発祥「鷲神社」 ―― のぼり旗を新調し64年ぶりに掲揚した喜びの鷲神社の氏子たち=茂原市鷲巣 浅草・酉(とり)の市の由来とされる茂原市鷲巣の鷲(おおとり)神社で、半世紀以上も眠ったままだったのぼり旗が復活した。伝統を見直そうと、江戸時代から伝わるのぼり旗を地域住民らが往時のままに新調。秋祭りでお披露目され、喜びを分かち合った。/同神社は、法華宗の長国山鷲山寺(じゅせんじ、平田日範貫首)の守護神として1734(享保19)年に建立された。「鷲宮大明神」が祭神。妙見大菩薩が鷲の上に立つ祭神像は、徳川4代将軍家綱の時に浅草・長国寺に移され、酉の市発祥の宮といわれている。/「鷲宮大明神」ののぼり旗は江戸時代末期の1864(文久4)年に作られ、代々受け継がれてきた。しかし、1948年の台風で破損してからは、神社に保管されたまま忘れられていた。 〔千葉日報 2012年10月20日 11:10〕
縁起物の熊手づくり追い込み 台東区の鷲神社 ―― 東京都台東区の鷲(おおとり)神社で11月の8、20日に開かれる「浅草酉(とり)の市」に向け、葛飾区青戸の清田敏雄さん(85)の熊手づくりが追い込みを迎えている。/清田さんは昭和15年から父親の熊手づくりを手伝い22年に独立。平成6年に区伝統工芸士に認定された。/清田さんの作業場は埼玉県三郷市にあり、長男の一彦さん(60)や妻、のぶ子さん(82)ら5人で作業をしている。/今年の酉の市には1200~1300本の熊手を出す予定だ。 〔産経ニュース 2012.10.24 17:29〕
今朝のウェブニュースより
勝利宣言もつぶやき、米大統領選で「ツイッター選挙」加速 ―― [ワシントン 7日 ロイター] あなた方のおかげで(勝利は)起きた。ありがとう――。6日に行われた米大統領選で再選を果たしたオバマ大統領が、最初にこう勝利宣言したのは、ツイッター上でだった。/オバマ大統領は、テレビ各局が大統領の勝利確実と伝え始めた東部時間午後11時15分ごろ、すでにツイッターで自身の勝利を宣言していた。シカゴの会場で勝利演説を行う前にツイッターで宣言したということは、今回の選挙でツイッターのようなソーシャルメディアが果たした役割の大きさを物語っている。/選挙の行方がまだ明らかになっていなかった同午後10時までには、ツイッターはツイート数が過去記録を更新したと発表。同社の広報担当レイチェル・ホーウィッツ氏は、6日夜の選挙関連ツイート数は3100万を超え、「最もツイートされた米政治的イベント」と語った。これまでの最多記録は、先月3日に行われた第1回大統領候補討論会での1000万ツイートだったという。/また、ホーウィッツ氏は「ツイッターは全国的な党員集会のようだった」と述べ、オバマ大統領の再選が確実となった瞬間には1分間で32万7000ツイートに達したという。/長期間に及んだ今回の選挙戦では、民主党のオバマ大統領、共和党のロムニー候補双方の陣営が、インターネットを使っての中傷合戦を展開してきた。好き嫌いを別にして、政治に果たすツイッターの役割は今後も浸透していくとみられる。/民主党のストラテジスト、ジャマール・シモンズ氏は、将来行われる選挙において、候補者や各陣営はもう1つの「戦場」としてソーシャルメディアを考慮に入れる必要があると指摘。「今回の選挙は初のツイッター選挙となった。今後、選挙に勝ちたければ、強力なソーシャルメディア戦略が欠かせない」と語った。 〔ロイター 2012年 11月 8日 07:41 JST〕
グアテマラ沖でM7.4=39人死亡、多数が不明に ―― 【サンパウロ時事】米地質調査所によると、中米グアテマラ沖の太平洋で7日午前(日本時間8日未明)、マグニチュード(M)7.4の地震が起きた。AFP通信によれば、被災地を視察したペレスモリナ大統領は、倒壊した建物のがれきの下敷きになるなどして39人が死亡したと明らかにした。今も多数が行方不明になっているとされ、犠牲者数はさらに増える恐れがある。/震源はメキシコ国境に近い町チャンペリコの南24キロで、深さは約41キロ。メキシコやエルサルバドルなど近隣の中米各国でも揺れが感じられ、現地からのテレビ映像では、地震に驚いた市民が建物外に逃げ出す様子が映し出された。M5レベルの余震も続き、130棟以上の家屋が地震で崩れたという。
太平洋津波警報センターによれば、地震に伴って中米沿岸では約7センチの津波を観測したが、大きな被害の情報は寄せられていない。日本の気象庁は、日本への津波の影響はないとしている。(jijicom 2012/11/08-08:46)
64年ぶりのぼり旗復活 住民ら伝統見直し新調 茂原・酉の市発祥「鷲神社」 ―― のぼり旗を新調し64年ぶりに掲揚した喜びの鷲神社の氏子たち=茂原市鷲巣 浅草・酉(とり)の市の由来とされる茂原市鷲巣の鷲(おおとり)神社で、半世紀以上も眠ったままだったのぼり旗が復活した。伝統を見直そうと、江戸時代から伝わるのぼり旗を地域住民らが往時のままに新調。秋祭りでお披露目され、喜びを分かち合った。/同神社は、法華宗の長国山鷲山寺(じゅせんじ、平田日範貫首)の守護神として1734(享保19)年に建立された。「鷲宮大明神」が祭神。妙見大菩薩が鷲の上に立つ祭神像は、徳川4代将軍家綱の時に浅草・長国寺に移され、酉の市発祥の宮といわれている。/「鷲宮大明神」ののぼり旗は江戸時代末期の1864(文久4)年に作られ、代々受け継がれてきた。しかし、1948年の台風で破損してからは、神社に保管されたまま忘れられていた。 〔千葉日報 2012年10月20日 11:10〕
縁起物の熊手づくり追い込み 台東区の鷲神社 ―― 東京都台東区の鷲(おおとり)神社で11月の8、20日に開かれる「浅草酉(とり)の市」に向け、葛飾区青戸の清田敏雄さん(85)の熊手づくりが追い込みを迎えている。/清田さんは昭和15年から父親の熊手づくりを手伝い22年に独立。平成6年に区伝統工芸士に認定された。/清田さんの作業場は埼玉県三郷市にあり、長男の一彦さん(60)や妻、のぶ子さん(82)ら5人で作業をしている。/今年の酉の市には1200~1300本の熊手を出す予定だ。 〔産経ニュース 2012.10.24 17:29〕
昨日は、管理ページからの記事書き込みが出来ず、このブログを立ち上げてもらった、Y社のS氏に今朝ほど管理ページの点検をお願いしておいた。曰く、「大変永らくご無沙汰いたしました。お変わりございませんか。/ここの所、ブログも順調で便利してきましたが、昨日から、管理ページで記事の書き込みが出来なくなりました。/申し訳ありませんが、管理ページを見ていただけませんでしょうか?/なんだか、こちらの都合だけで、お願いするようで誠に勝手なようですが、宜しくお願いいたします。」
午後管理ページを立ち上げてみると、書き込みが出来るようになっていた。S氏が点検の上、復元させてくださったのかどうかはよく判らない。早速S氏にメールしておいた。曰く、「 多分貴兄のお骨折りで、復元したものと思いますが、午後に管理ページを開くと、記入可能に復元していました。/何はともあれ、お手数をお掛けいたしました。これからも宜しくお願いいたします。/先ずは、復元お知らせまで」
早速、アメリカ大統領選挙のニュースをブログに記載する。
オバマ大統領再選 ロムニー氏振り切る ――【ワシントン共同】米大統領選は6日(日本時間7日)開票され、民主党現職のバラク・オバマ大統領(51)が共和党のミット・ロムニー候補(65)を振り切り、再選を確実にした。景気と雇用が最大の争点となった選挙で米国民は、経済再生には富裕層増税や福祉充実など「公平な社会」実現が必要だと訴えたオバマ氏を信任した。/米主要メディアによると、オバマ氏は鍵を握る激戦州の中西部オハイオや同アイオワで勝利し、東部や西海岸の地盤も確実に獲得した。オバマ氏は短文投稿サイト「ツイッター」で支持者に謝意を伝え、事実上の勝利宣言をした。 〔47ニュース 2012/11/07 14:06 【共同通信】〕
午後管理ページを立ち上げてみると、書き込みが出来るようになっていた。S氏が点検の上、復元させてくださったのかどうかはよく判らない。早速S氏にメールしておいた。曰く、「 多分貴兄のお骨折りで、復元したものと思いますが、午後に管理ページを開くと、記入可能に復元していました。/何はともあれ、お手数をお掛けいたしました。これからも宜しくお願いいたします。/先ずは、復元お知らせまで」
早速、アメリカ大統領選挙のニュースをブログに記載する。
オバマ大統領再選 ロムニー氏振り切る ――【ワシントン共同】米大統領選は6日(日本時間7日)開票され、民主党現職のバラク・オバマ大統領(51)が共和党のミット・ロムニー候補(65)を振り切り、再選を確実にした。景気と雇用が最大の争点となった選挙で米国民は、経済再生には富裕層増税や福祉充実など「公平な社会」実現が必要だと訴えたオバマ氏を信任した。/米主要メディアによると、オバマ氏は鍵を握る激戦州の中西部オハイオや同アイオワで勝利し、東部や西海岸の地盤も確実に獲得した。オバマ氏は短文投稿サイト「ツイッター」で支持者に謝意を伝え、事実上の勝利宣言をした。 〔47ニュース 2012/11/07 14:06 【共同通信】〕
午前4時20分に家を出て、桜橋から今戸・橋場の遊歩道を通り、白鬚橋を渡り、向島遊歩道を南下、途中テラスを通り、桜橋、言問橋を潜って、枕橋手前の昇降口から、遊歩道に上がり、枕橋を渡り、墨田区役所の前を通り抜け、東駒形遊歩道から、駒形橋を渡り、江戸通りと並行する裏道を通り、吾妻橋の西詰で再び隅田公園に入る。この辺りで、5時50分――辺りが白み始める。東部伊勢崎線の橋梁を潜り、東参道水上バス乗り場辺りから、テラスを北上。桜橋の水上バス乗り場の昇降口の坂を上っていると、テラスを白鬚橋の方から南下してくるワンさんの姿を見かけた。ここのところ朝の徘徊で暫く会わなかったので、見下ろす角度で失礼だとは思ったが、写真を取らせてもらった。
帰宅すると携帯電話を使って、ワンさんに宛に写真を貼付送信すると、間もなく折り返し受信のお礼のメールが入った。
今朝のウェブニュースより
石原新党 都市部で強み発揮 維新支持層6割が「期待」―― 共同通信の世論調査によると、石原慎太郎前東京都知事が結成を目指す新党に対し、男性の35.0%が「期待する」と回答したのに対し、女性は45.0%で、女性の期待度の方が高いことが分かった。町村などの郡部よりも都市部で強みを発揮する傾向も読み取れた。/石原新党に「期待しない」との回答は男性で58.3%、女性で48.5%だった。/都市の規模別にみると、大都市(東京二十三区、政令指定都市)では石原新党に期待するとの回答は42.1%(期待しないは53.2%)、有権者十万人以上の中都市では41.1%(同52.4%)だった。これに対し有権者十万人未満の小都市では37.8%(同53.6%)、郡部(町村)では38.0%(同56.5%)だった。/支持政党別でみると、石原新党との連携を模索する「日本維新の会」支持層は「期待する」(59.3%)が「期待しない」(34.9%)を上回った。民主党支持層では「期待しない」が67.0%と多数派。同様に自民党支持層は51.9%、「支持政党なし」の無党派層は55.2%と「期待しない」が過半数を占めた。
〔東京新聞 2012年11月5日 朝刊〕
帰宅すると携帯電話を使って、ワンさんに宛に写真を貼付送信すると、間もなく折り返し受信のお礼のメールが入った。
今朝のウェブニュースより
石原新党 都市部で強み発揮 維新支持層6割が「期待」―― 共同通信の世論調査によると、石原慎太郎前東京都知事が結成を目指す新党に対し、男性の35.0%が「期待する」と回答したのに対し、女性は45.0%で、女性の期待度の方が高いことが分かった。町村などの郡部よりも都市部で強みを発揮する傾向も読み取れた。/石原新党に「期待しない」との回答は男性で58.3%、女性で48.5%だった。/都市の規模別にみると、大都市(東京二十三区、政令指定都市)では石原新党に期待するとの回答は42.1%(期待しないは53.2%)、有権者十万人以上の中都市では41.1%(同52.4%)だった。これに対し有権者十万人未満の小都市では37.8%(同53.6%)、郡部(町村)では38.0%(同56.5%)だった。/支持政党別でみると、石原新党との連携を模索する「日本維新の会」支持層は「期待する」(59.3%)が「期待しない」(34.9%)を上回った。民主党支持層では「期待しない」が67.0%と多数派。同様に自民党支持層は51.9%、「支持政党なし」の無党派層は55.2%と「期待しない」が過半数を占めた。
〔東京新聞 2012年11月5日 朝刊〕
昨日、西宮のYK氏より、第64回正倉院展の図録が送られてきた。これは毎年、正倉院展が開かれるたびに送っていただいているものだ。文化庁の月報に第64回正倉院展の紹介記事が出ていたので、ここに転載しておく。
奈良国立博物館「第64回正倉院展」 会期:平成24年10月27日(土)~11月12日(月)全17日 ―― 奈良国立博物館学芸部情報サービス室長 吉澤悟
本年の正倉院展は、数ある正倉院宝物の中から北倉23件、中倉23件、南倉14件、聖語蔵(しょうごぞう)4件の総計64件が出陳されます。例年通り正倉院宝物の全体像が展望される構成となっており、初出陳も9件ございます。/本年の特色を摘記すると、まず特筆されるのは聖武天皇ゆかりの北倉の宝物が多数出陳される事です。分けても、紫檀(したん)の黒い地に螺鈿(らでん)の白さが映える螺鈿紫檀琵琶(らでんしたんのびわ)とこれに附属する紅牙撥鏤撥(こうげばちるのばち)は華麗な天平時代の宮廷生活を想像させるのに充分な美しさと品格を兼ね備えています。また木画紫檀双六局(もくがしたんのすごろくきょく)をはじめ双六の玉や賽子(さいころ)等がまとめて出陳され、音楽とあわせて宮廷での遊びや楽しみの世界が展示室に甦ります。
次いで注目されるのは平成6年以来18年ぶりの出陳となる瑠璃坏(るりのつき)です。コバルトブルーのうっとりするような輝きやワイングラスを思わせる器形は、シルクロードの果てにある遠い異国を想い起こさせます。碧瑠璃小尺(へきるりのしょうしゃく)・黄瑠璃小尺(きるりのしょうしゃく)のようなガラスを使ったアクセサリーやガラスの原料となった丹(たん)、同じ素材を釉薬(ゆうやく)に用いる磁瓶(じへい)などとともに古代ガラスの世界に浸っていただければ幸いです。
この他、銀平脱八稜形鏡箱 (ぎんへいだつはちりょうがたのかがみばこ)や密陀彩絵箱(みつださいえのはこ)、紫檀小架(したんのしょうか)など華麗な装飾が施された調度品、紫地亀甲仏殿文錦(むらさきじきっこうつぶでんもんのにしき)や赤地鴛鴦唐草文錦大幡脚端飾(あかじおしどりからくさもんにしきのだいばんのきゃくたんかざり)などの華やかな染織品、珍しいところでは古代の書見台(しょけんだい)である紫檀金銀絵書几(したんきんぎんえのしょき)といった宝庫を代表する宝物が出陳されます。
さらには、先日福岡県太宰府市の国分松本(こくぶまつもと)遺跡で戸籍に関する最古と思われる木簡が出土し話題を集めましたが、伝世されてきた最古の戸籍の一つである大宝2(702)年御野国(みののくに)山方郡(やまがたぐん)三井田里(みいだり)戸籍(こせき)が出陳される事、最近の正倉院事務所の調査研究により新たな事実が明らかとなった神護景雲2(768)年称徳天皇(しょうとくてんのう)勅願経(ちょくがんきょう)、宝亀5~7(774~776)年頃の書写である今更一部一切経(いまこういちぶいっさいきょう)と推定される経巻が出陳される事も話題を呼ぶ事でしょう。
瑠璃坏(るりのつき) (ガラスのさかづき)口径8.6cm 高11.2cm 重262.5g
紺色のガラス容器で、坏身の外側に環形の飾りを計22個貼りつけています。材質はアルカリ石灰ガラス、紺色の発色はコバルトによるもので大変あざやかです。銀製の台脚を備えており、その姿は後世のワイングラスを見るようです。これとよく似たガラス容器は、韓国・慶尚北道の松林寺磚(せん)塔(とう)(統一新羅時代)から発見されたものや、中国・西安市郊外の何家村(かかそん)から出土した平底のもの(唐時代)があります。シルクロードの交流を想像させる美しいガラス容器です。
螺鈿紫檀琵琶(らでんしたんのびわ)(弦楽器)全長99.6cm 胴幅41.5cm
『国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう)』に記されている、聖武天皇ご遺愛の品の一つです。背面と側面はシタン製で、背面には全面にヤコウガイを用いた螺鈿(らでん)と玳瑁(たいまい)(ウミガメの甲羅をスライスしたもの)をはめこみ、宝相華唐草文(ほうそうげからくさもん)を表しています。背面の中ほど左右には花にのる迦陵頻伽(かりょうびんが)が見え、唐草の蔓の間には鳥や雲も見ることができます。天平の宮廷生活を今に伝える逸品です。 以上 文化庁月報10月号より
硯友会〔福岡県立門司高校同窓会〕から、会誌「硯の海」が送られてきた。総会に出席したわが同期の面々が10人ほど小さな写真に納まっていたので、拡大スキャンしてみた。名前を入れて、パソコン乃至携帯で送信できる友人に送っておいた。
奈良国立博物館「第64回正倉院展」 会期:平成24年10月27日(土)~11月12日(月)全17日 ―― 奈良国立博物館学芸部情報サービス室長 吉澤悟
本年の正倉院展は、数ある正倉院宝物の中から北倉23件、中倉23件、南倉14件、聖語蔵(しょうごぞう)4件の総計64件が出陳されます。例年通り正倉院宝物の全体像が展望される構成となっており、初出陳も9件ございます。/本年の特色を摘記すると、まず特筆されるのは聖武天皇ゆかりの北倉の宝物が多数出陳される事です。分けても、紫檀(したん)の黒い地に螺鈿(らでん)の白さが映える螺鈿紫檀琵琶(らでんしたんのびわ)とこれに附属する紅牙撥鏤撥(こうげばちるのばち)は華麗な天平時代の宮廷生活を想像させるのに充分な美しさと品格を兼ね備えています。また木画紫檀双六局(もくがしたんのすごろくきょく)をはじめ双六の玉や賽子(さいころ)等がまとめて出陳され、音楽とあわせて宮廷での遊びや楽しみの世界が展示室に甦ります。
次いで注目されるのは平成6年以来18年ぶりの出陳となる瑠璃坏(るりのつき)です。コバルトブルーのうっとりするような輝きやワイングラスを思わせる器形は、シルクロードの果てにある遠い異国を想い起こさせます。碧瑠璃小尺(へきるりのしょうしゃく)・黄瑠璃小尺(きるりのしょうしゃく)のようなガラスを使ったアクセサリーやガラスの原料となった丹(たん)、同じ素材を釉薬(ゆうやく)に用いる磁瓶(じへい)などとともに古代ガラスの世界に浸っていただければ幸いです。
この他、銀平脱八稜形鏡箱 (ぎんへいだつはちりょうがたのかがみばこ)や密陀彩絵箱(みつださいえのはこ)、紫檀小架(したんのしょうか)など華麗な装飾が施された調度品、紫地亀甲仏殿文錦(むらさきじきっこうつぶでんもんのにしき)や赤地鴛鴦唐草文錦大幡脚端飾(あかじおしどりからくさもんにしきのだいばんのきゃくたんかざり)などの華やかな染織品、珍しいところでは古代の書見台(しょけんだい)である紫檀金銀絵書几(したんきんぎんえのしょき)といった宝庫を代表する宝物が出陳されます。
さらには、先日福岡県太宰府市の国分松本(こくぶまつもと)遺跡で戸籍に関する最古と思われる木簡が出土し話題を集めましたが、伝世されてきた最古の戸籍の一つである大宝2(702)年御野国(みののくに)山方郡(やまがたぐん)三井田里(みいだり)戸籍(こせき)が出陳される事、最近の正倉院事務所の調査研究により新たな事実が明らかとなった神護景雲2(768)年称徳天皇(しょうとくてんのう)勅願経(ちょくがんきょう)、宝亀5~7(774~776)年頃の書写である今更一部一切経(いまこういちぶいっさいきょう)と推定される経巻が出陳される事も話題を呼ぶ事でしょう。
瑠璃坏(るりのつき) (ガラスのさかづき)口径8.6cm 高11.2cm 重262.5g
紺色のガラス容器で、坏身の外側に環形の飾りを計22個貼りつけています。材質はアルカリ石灰ガラス、紺色の発色はコバルトによるもので大変あざやかです。銀製の台脚を備えており、その姿は後世のワイングラスを見るようです。これとよく似たガラス容器は、韓国・慶尚北道の松林寺磚(せん)塔(とう)(統一新羅時代)から発見されたものや、中国・西安市郊外の何家村(かかそん)から出土した平底のもの(唐時代)があります。シルクロードの交流を想像させる美しいガラス容器です。
螺鈿紫檀琵琶(らでんしたんのびわ)(弦楽器)全長99.6cm 胴幅41.5cm
『国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう)』に記されている、聖武天皇ご遺愛の品の一つです。背面と側面はシタン製で、背面には全面にヤコウガイを用いた螺鈿(らでん)と玳瑁(たいまい)(ウミガメの甲羅をスライスしたもの)をはめこみ、宝相華唐草文(ほうそうげからくさもん)を表しています。背面の中ほど左右には花にのる迦陵頻伽(かりょうびんが)が見え、唐草の蔓の間には鳥や雲も見ることができます。天平の宮廷生活を今に伝える逸品です。 以上 文化庁月報10月号より
硯友会〔福岡県立門司高校同窓会〕から、会誌「硯の海」が送られてきた。総会に出席したわが同期の面々が10人ほど小さな写真に納まっていたので、拡大スキャンしてみた。名前を入れて、パソコン乃至携帯で送信できる友人に送っておいた。
昨11月1日、吾妻橋の西詰に招き猫が現れた。ここのところ、毎朝この場所を通るので、先月より、水上バスステーション前で何やら工事をやっていることは知っていたが、昨日の朝初めて御目見得した。台東区の広報によると、大理石彫刻にガラスとモザイクを組み合わせた、招き猫のオブジェなんだそうだ。猫の目や胸のハートにどのような仕掛けがあるのかは判らないが、覗くと辺りの風景が写っている。因みに名付けて「そらちゃん」というのだそうだ。
「平成24年度地域連携GTS観光アートプロジェクト事業」というのがあって、東京藝術大学・台東区・墨田区の共催のプロジェクトが実施されているのだという。東京スカイツリーを眺めるビューポイントとなるアート作品を、台東区・墨田区あわせて12作品設置し、これらを結んだラインを巡り、地域の名所とともに観光できるよう、ふれあいの環境づくりをめざしているのだそうだ。
まあ、こんな愚にもつかないものを造られて地元の衆はどう考えているのやら。肝腎のタワーの方は想定以上の電波障害で、機能の移転が対辺遅れているという。見るだけのスカイツリーなら必要ないのでは…
ウェブニュースより、スカイツリーのニュースを毎日新聞より。
<スカイツリー>電波障害、想定以上…機能移転大幅遅れ ―― 東京タワー(333m)から東京スカイツリー(634m)=今年5月開業=への電波塔移転が、当初予定の来年1月から大きくずれ込む見通しとなったことが27日、NHKなどへの取材で分かった。スカイツリーから電波を出した場合、想定以上の障害が発生する恐れが強く、対策に時間がかかるため。NHKと在京民放5社の放送事業者には、視聴者の多い昼間に東京タワーの電波を止めて、スカイツリーの障害の全容を把握すべきだとの声もあり、視聴者を巻き込んだ大きな混乱も予想される。/放送事業者は東京タワーから電波を関東広域圏に送出している。東京タワー開業から50年以上たち、周囲に高層ビルが建ち並んだため、ビル陰などによる電波障害の解消や新たな観光名所を目指して、約650億円かけてスカイツリーが建設された。/スカイツリーのアンテナは東京タワーより200m以上高い位置にあり、ビル陰などによる受信障害は大幅に減少すると予想されていた。ところが、今年7月からNHKと民放各局が共同で、スカイツリーから試験電波を出して受信状態のサンプル調査を始めたところ、電波が強すぎることやアンテナの向きが原因で、全く映らない世帯が方角や地域に関係なく見つかった。/障害の全容把握のための電波試験には、東京タワーの電波を止める必要があり、視聴者の多い昼間の試験となると影響も甚大だ。/NHKのある幹部は「1月の移転は無理。アナログ放送と並行した地デジ化とは異なり、今回は一夜で行うため、それまでに難視聴世帯対策を完了する必要がある。5月までに解決したいが、莫大(ばくだい)な追加費用がかかる」と戸惑いを隠さない。総務省関東総合通信局は「受信対策をしっかり行って、早く移転日を決めてほしい」と話している。 〔毎日新聞10月28日(日)8時48分〕
スカイツリー:電波障害対策100億円 NHK・民放 ―― 東京スカイツリーで想定以上の電波障害が判明した問題で、NHKと在京民放5社の放送事業者が、受信対策などで最大100億円を負担することが1日、放送関係者への取材で分かった。受信状況のサンプル調査では、マンションなどの集合住宅で10.5%、戸建てで11%の世帯がスカイツリーからの電波を正しく受信できなかったことも判明。アンテナで受信する世帯は関東広域で約700万世帯に上り、影響が広範囲に及ぶことが予想される。/関東広域(約1750万世帯)をカバーする東京タワーから、スカイツリーへの電波塔機能移転のため、放送事業者は7〜10月、試験電波によるサンプル調査を実施した。問題となるのは、ケーブルテレビ視聴世帯を除いた、アンテナで受信する世帯。集合住宅を対象に7月と9月の深夜に計2回行ったところ、回答のあった約1900世帯のうち、約200世帯で電波障害が発生。約140件はアンテナの向きなどの問題で、残りは電波の強弱を調整するブースターの問題だった。9、10月に計3回実施した戸建て住宅では、同じく約2700世帯のうち約300世帯で障害があった。/その結果を受けて、放送事業者が試算したところ、各家庭のアンテナ調整や交換など受信対策に約70億円、受信相談のためのコールセンター設置や広報などの費用に約30億円、計100億円の経費が新たにかかる見込みとなった。費用は放送局側が負担するという。/サンプル調査は深夜に実施されたため回答数が少なく、実態を詳細に把握するため、年明けにも、視聴者のより多い早朝や昼間に試験を実施する方向で検討している。民放の中にはCMへの影響を懸念する声も上がっている。早急に受信対策を万全にしたうえで、来春にも移転したい考えで、NHKは「ワンセグの受信状況改善や地震対策のために、一刻も早くスカイツリーに移転したい」としている。 〔毎日新聞 2012年11月02日 02時30分〕
『原論』〔古希: Στοιχεία(ストイケア)、英: Elements〕は、紀元前3世紀ごろにエジプトのアレクサンドリアで活躍した数学者Eukleides〔エウクレイデス、英語式には Euclid(ユークリッド)〕によって編纂された数学書である。論証的学問としての数学の地位を確立した古代ギリシア数学を代表する名著とされる。英語の数学「Mathematics」の語源といわれているラテン語またはギリシア語の「μάθημα [máthema](マテーマタ)」は「学ばれるべきことども」という意味であり、このマテーマタを集大成したものが『原論』であるといえる。
本書の内容は現在でもユークリッド幾何学として広く知られるものを含んでいるが、原論そのものは幾何学のみを扱うものではない。全13巻で構成される。平面の初等幾何について述べられているのは1、2、3、4巻と6巻。 ただし、この内容はユークリッド本人の業績というよりは、それ以前にピュタゴラス学派等の貢献により、ユークリッドの時代より前から既に体系化されていた情報を再編纂したものである可能性が高いという。また、5巻、12巻は当時のプラトン学派数学者エウドクソスの業績であるし、10巻、13巻は同じくプラトン学派のテアイテトスの貢献によりもたらされたものと考えられる。 よって、ユークリッド本人は主に既存の知識と最新の学術成果を付け加えて、『原論』を編纂したものと考えられている。
『原論』では23の定義からはじまり、5つの公準(要請)と、5つ(又は9つ)の公理(共通概念)が提示されている。
定義は次のようなものから始る。
1.点とは部分のないものである。 2.線とは幅のない長さである。 3.線の端は点である。 4.直線とはその上の点について一様に横たわる線である。 5.面とは長さと幅のみをもつものである。
ここでは、「部分のない点」「幅のない線」「厚さのない面」等のような理念的抽象的な数学的対象が鼎立されているのである。こうして議論の前提となる点や線、直線、面、角、円、中心などの概念が次ぎ次ぎに定義され、次のような5つの公準を真であるとして受け入れることにより、作図の問題の基礎を明確にしている。
1.任意の一点から他の一点に対して直線を引くこと 2.有限の直線を連続的にまっすぐ延長すること 3.任意の中心と半径で円を描くこと 4.すべての直角は互いに等しいこと 5.直線が2直線と交わるとき、同じ側の内角の和が2直角より小さい場合、その2直線が限りなく延長されたとき、内角の和が2直角より小さい側で交わる。
これらのうち5番目の公準については古代より、他の公理、公準に比して突出して複雑、自明とするには疑問とされていたが、この疑問により、近代に至ってこの公準が成立しないとする幾何学である非ユークリッド幾何学の発端となる。
さらに公準の後に次のような公理が示されるのであるが、公準が特に「幾何学的対象」の構成に関するものであるのに対し、公理は算術・幾何学も含めより広く「数量に関する科学一般」に妥当するものであるということが出来る。
1.同じものと等しいものは互いに等しい 2.同じものに同じものを加えた場合、その合計は等しい 3.同じものから同じものを引いた場合、残りは等しい 4.[不等なものに同じものを加えた場合、その合計は不等である] 5.[同じものの2倍は互いに等しい] 6.[同じものの半分は互いに等しい] 7.互いに重なり合うものは、互いに等しい 8.全体は、部分より大きい 9.[2線分は面積を囲まない]
ただし[ ]で囲まれた公理は公理に含めないことがある。第5公理は第2公理から導かれる。また第9公理を現代的に言い換えると「異なる2点を通る直線はただ1本だけ存在する」となる。第9公理は幾何学に関するものなので、本来は公準に含められるものと考えられる。
これだけのギリシア数学の集大成が1つの理論体系として纏められていることは、まことに驚嘆すべきことである。Eukleides(エウクレイデス)をプラトン主義者に擬して、プラトン多面体の完結をと理想としたとも見られた(『原論』の第13巻はプラトン多面体といわれる5種の正多面体で終わっている)が、近年の研究においては、各巻の数学の源流はある程度独立しているようで、各巻の成立順序も一様ではないかもしれないとされている。それにしてもプラトン多面体が重要視されたことは事実であろう。
逆に、プラトン主義というと「観念論」にコンプレックスを持ったり、何でもプラトン主義とアリストテレス主義とに分類したがる向きもあって、作図公準に領導されている構成について、アリストテレス的経験主義を読み込もうという考えもありうるが、Eukleides(エウクレイデス)の作図はすべて存在証明としての性格を持っているので、イデアだからこそ存在定理が意味を持ったとも考えられる。この一方で、この種の構成型の存在定理を。Eukleides(エウクレイデス)の特色にする考えもあるが、素数の存在のような間接的な存在証明もあることだし、むしろこちらのほうにエレア派の伝統を強調する立場も在る。
いずれにせよ、この体系のあまりの完全さ(現代の立場から順序公理などの不備をあげることは出来ても)のゆえに『原論』は数学ばかりかすべての学問の規範とされ、「聖書に次ぐベスト・セラー」などといわれたのである。
本書の内容は現在でもユークリッド幾何学として広く知られるものを含んでいるが、原論そのものは幾何学のみを扱うものではない。全13巻で構成される。平面の初等幾何について述べられているのは1、2、3、4巻と6巻。 ただし、この内容はユークリッド本人の業績というよりは、それ以前にピュタゴラス学派等の貢献により、ユークリッドの時代より前から既に体系化されていた情報を再編纂したものである可能性が高いという。また、5巻、12巻は当時のプラトン学派数学者エウドクソスの業績であるし、10巻、13巻は同じくプラトン学派のテアイテトスの貢献によりもたらされたものと考えられる。 よって、ユークリッド本人は主に既存の知識と最新の学術成果を付け加えて、『原論』を編纂したものと考えられている。
『原論』では23の定義からはじまり、5つの公準(要請)と、5つ(又は9つ)の公理(共通概念)が提示されている。
定義は次のようなものから始る。
1.点とは部分のないものである。 2.線とは幅のない長さである。 3.線の端は点である。 4.直線とはその上の点について一様に横たわる線である。 5.面とは長さと幅のみをもつものである。
ここでは、「部分のない点」「幅のない線」「厚さのない面」等のような理念的抽象的な数学的対象が鼎立されているのである。こうして議論の前提となる点や線、直線、面、角、円、中心などの概念が次ぎ次ぎに定義され、次のような5つの公準を真であるとして受け入れることにより、作図の問題の基礎を明確にしている。
1.任意の一点から他の一点に対して直線を引くこと 2.有限の直線を連続的にまっすぐ延長すること 3.任意の中心と半径で円を描くこと 4.すべての直角は互いに等しいこと 5.直線が2直線と交わるとき、同じ側の内角の和が2直角より小さい場合、その2直線が限りなく延長されたとき、内角の和が2直角より小さい側で交わる。
これらのうち5番目の公準については古代より、他の公理、公準に比して突出して複雑、自明とするには疑問とされていたが、この疑問により、近代に至ってこの公準が成立しないとする幾何学である非ユークリッド幾何学の発端となる。
さらに公準の後に次のような公理が示されるのであるが、公準が特に「幾何学的対象」の構成に関するものであるのに対し、公理は算術・幾何学も含めより広く「数量に関する科学一般」に妥当するものであるということが出来る。
1.同じものと等しいものは互いに等しい 2.同じものに同じものを加えた場合、その合計は等しい 3.同じものから同じものを引いた場合、残りは等しい 4.[不等なものに同じものを加えた場合、その合計は不等である] 5.[同じものの2倍は互いに等しい] 6.[同じものの半分は互いに等しい] 7.互いに重なり合うものは、互いに等しい 8.全体は、部分より大きい 9.[2線分は面積を囲まない]
ただし[ ]で囲まれた公理は公理に含めないことがある。第5公理は第2公理から導かれる。また第9公理を現代的に言い換えると「異なる2点を通る直線はただ1本だけ存在する」となる。第9公理は幾何学に関するものなので、本来は公準に含められるものと考えられる。
これだけのギリシア数学の集大成が1つの理論体系として纏められていることは、まことに驚嘆すべきことである。Eukleides(エウクレイデス)をプラトン主義者に擬して、プラトン多面体の完結をと理想としたとも見られた(『原論』の第13巻はプラトン多面体といわれる5種の正多面体で終わっている)が、近年の研究においては、各巻の数学の源流はある程度独立しているようで、各巻の成立順序も一様ではないかもしれないとされている。それにしてもプラトン多面体が重要視されたことは事実であろう。
逆に、プラトン主義というと「観念論」にコンプレックスを持ったり、何でもプラトン主義とアリストテレス主義とに分類したがる向きもあって、作図公準に領導されている構成について、アリストテレス的経験主義を読み込もうという考えもありうるが、Eukleides(エウクレイデス)の作図はすべて存在証明としての性格を持っているので、イデアだからこそ存在定理が意味を持ったとも考えられる。この一方で、この種の構成型の存在定理を。Eukleides(エウクレイデス)の特色にする考えもあるが、素数の存在のような間接的な存在証明もあることだし、むしろこちらのほうにエレア派の伝統を強調する立場も在る。
いずれにせよ、この体系のあまりの完全さ(現代の立場から順序公理などの不備をあげることは出来ても)のゆえに『原論』は数学ばかりかすべての学問の規範とされ、「聖書に次ぐベスト・セラー」などといわれたのである。
アレクサンドリアのEukleides〔エウクレイデス、英語: Euclid(ユークリッド)、紀元前3世紀?の人〕は、古代ギリシアの数学者、天文学者とされる。数学史上最も重要な著作の1つStoikheia〔ストイケイア、『原論』(ユークリッド原論)〕の著者であり、「幾何学の父」と称される。Ptolemaĩos(プトレマイオス)1世治世下〔BC323~283年〕のアレクサンドリアで活動した。『原論』は19世紀末から20世紀初頭まで数学(特に幾何学)の教科書として使われ続けた。線の定義について、「線は幅のない長さである」、「線の端は点である」など述べられている。基本的にその中で今日ユークリッド幾何学と呼ばれている体系が少数の公理系から構築されている。Eukleides(エウクレイデス)は他に光学、透視図法、円錐曲線論、球面天文学、誤謬推理論、図形分割論、天秤などについても著述を残したとされている。
なお、Eukleides(エウクレイデス)という名はギリシア語で「よき栄光」を意味する。その実在を疑う説もあり、その説によると『原論』は複数人の共著であり、Eukleides(エウクレイデス)は共同筆名とされる。
確実なのは彼が古代の卓越した数学者で、アレクサンドリアで数学を教えていたこと、またそこで数学の一派をなしたことである。ユークリッド幾何学の祖で、原論では平面・立体幾何学、整数論、無理数論などの当時の数学が公理的方法によって組み立てられているが、これは古代ギリシア数学の一つの成果として受け止められている。
Eukleides(エウクレイデス)の生涯についてはほとんど何もわかっていない。実際、主要な文献はEukleides(エウクレイデス)の数世紀後のProclus〔プロクルス、410~485年、ギリシャの数学・天文・哲学者〕やPappus〔パップス、アレクサンドリア生まれのエジプトの数学者。4世紀の前半に活躍した〕の著作しかない。Proclus(プロクルス)のEukleides(エウクレイデス)についての記述は『ユークリッド原論第1巻注釈』に簡単にあるだけで、これは紀元5世紀に書かれたものである。それによると、Eukleides(エウクレイデス)は『原論』の著者で、Archimedes〔アルキメデス、BC287~212年、古代ギリシアの数学者、物理学者、技術者、発明家、天文学者〕が彼に言及しており、Ptolemaĩos(プトレマイオス)1世が彼に「幾何学を学ぶのに『原論』よりも近道はないか?」と聞いたところ、彼は「幾何学に王道なし」と答えたとされている。Archimedes(アルキメデス)によるProlemaios(プトレマイオス)1世への言及と称されるものは、後世の編集による挿入だと見られているが、Eukleides(エウクレイデス)の著作がArchimedes(アルキメデス)の著作より古いことは確実とされている。「王道」の逸話も、Menaechmus〔メナイクモス、幾何学者〕とAlexandros(アレクサンドロス)3世の逸話にそっくりであり、本当かどうか疑問がある。もうひとつの重要な文献としてPappus(パップス)のものがあるが、こちらにはPerga(ペルガ)のApollonius〔アポロニウス、BC262?~190年頃、ギリシャの数学者・天文学者〕について言及する際に「(彼は)Alexandria(アレクサンドリア)のEukleides(エウクレイデス)の弟子たちと長く一緒に過ごし、そこでそのような科学的思考法を身につけた」とある。
生年月日も亡くなった状況や日付も不明であり、同時代人の有名人との関係からおおまかに推測されているだけである。Eukleides(エウクレイデス)の肖像や外見の説明があったとしても、古代から後世に伝わっていない。したがって、Eukleides(エウクレイデス)を描いた絵や彫像は、その芸術家が想像を働かせて描いたものでしかない。ローマのバチカン宮殿にあるラファエロの有名な壁画「アテナイの学堂」にも、Platon〔プラトン、BC427~347年〕とAristoteles〔アリストテレス、BC384~322年〕が降りてくる階段の足元で、コンパスを使って図形を描いている姿で描かれている。
16世紀後半になると、Eukleides(エウクレイデス)の著作はイエズス会を通じて中国の明にも伝えられた。イエズス会士のMatteo Ricci(マテオ・リッチ、 1552から1610年、イタリア人イエズス会員・カトリック教会の司祭)は、徐光啓(じょこうけい、1562~ 1633年、明代末期の中国の暦数学者、有名なキリスト教徒)との共同作業を通じて著作を漢訳し、1607年に『幾何原本』を刊行した。
なお、Eukleides(エウクレイデス)という名はギリシア語で「よき栄光」を意味する。その実在を疑う説もあり、その説によると『原論』は複数人の共著であり、Eukleides(エウクレイデス)は共同筆名とされる。
確実なのは彼が古代の卓越した数学者で、アレクサンドリアで数学を教えていたこと、またそこで数学の一派をなしたことである。ユークリッド幾何学の祖で、原論では平面・立体幾何学、整数論、無理数論などの当時の数学が公理的方法によって組み立てられているが、これは古代ギリシア数学の一つの成果として受け止められている。
Eukleides(エウクレイデス)の生涯についてはほとんど何もわかっていない。実際、主要な文献はEukleides(エウクレイデス)の数世紀後のProclus〔プロクルス、410~485年、ギリシャの数学・天文・哲学者〕やPappus〔パップス、アレクサンドリア生まれのエジプトの数学者。4世紀の前半に活躍した〕の著作しかない。Proclus(プロクルス)のEukleides(エウクレイデス)についての記述は『ユークリッド原論第1巻注釈』に簡単にあるだけで、これは紀元5世紀に書かれたものである。それによると、Eukleides(エウクレイデス)は『原論』の著者で、Archimedes〔アルキメデス、BC287~212年、古代ギリシアの数学者、物理学者、技術者、発明家、天文学者〕が彼に言及しており、Ptolemaĩos(プトレマイオス)1世が彼に「幾何学を学ぶのに『原論』よりも近道はないか?」と聞いたところ、彼は「幾何学に王道なし」と答えたとされている。Archimedes(アルキメデス)によるProlemaios(プトレマイオス)1世への言及と称されるものは、後世の編集による挿入だと見られているが、Eukleides(エウクレイデス)の著作がArchimedes(アルキメデス)の著作より古いことは確実とされている。「王道」の逸話も、Menaechmus〔メナイクモス、幾何学者〕とAlexandros(アレクサンドロス)3世の逸話にそっくりであり、本当かどうか疑問がある。もうひとつの重要な文献としてPappus(パップス)のものがあるが、こちらにはPerga(ペルガ)のApollonius〔アポロニウス、BC262?~190年頃、ギリシャの数学者・天文学者〕について言及する際に「(彼は)Alexandria(アレクサンドリア)のEukleides(エウクレイデス)の弟子たちと長く一緒に過ごし、そこでそのような科学的思考法を身につけた」とある。
生年月日も亡くなった状況や日付も不明であり、同時代人の有名人との関係からおおまかに推測されているだけである。Eukleides(エウクレイデス)の肖像や外見の説明があったとしても、古代から後世に伝わっていない。したがって、Eukleides(エウクレイデス)を描いた絵や彫像は、その芸術家が想像を働かせて描いたものでしかない。ローマのバチカン宮殿にあるラファエロの有名な壁画「アテナイの学堂」にも、Platon〔プラトン、BC427~347年〕とAristoteles〔アリストテレス、BC384~322年〕が降りてくる階段の足元で、コンパスを使って図形を描いている姿で描かれている。
16世紀後半になると、Eukleides(エウクレイデス)の著作はイエズス会を通じて中国の明にも伝えられた。イエズス会士のMatteo Ricci(マテオ・リッチ、 1552から1610年、イタリア人イエズス会員・カトリック教会の司祭)は、徐光啓(じょこうけい、1562~ 1633年、明代末期の中国の暦数学者、有名なキリスト教徒)との共同作業を通じて著作を漢訳し、1607年に『幾何原本』を刊行した。
Zenonは、無限と運動についての4つのparadox〔パラドックス、逆説〕を唱えたことで有名である。
1.「分割のパラドックス」:運動は存在しない。なぜなら始点から終点までの移動は、終点に達する前に両者の中間、すなわち中点に達しなければならない。この中点に達するためには、この中点と始点との中点に達しなければならない。以下同様である。ところが、あるものが有限の時間にひとつひとつ無限のものに触れることは不可能である。ゆえに運動は存在しない。
2.「アキレスと亀のパラドックス」:アキレスは亀を追い越せない。アキレスは一番速いから、一番のろい亀とハンディキャップを付けて、亀より後ろの位置から出発するとする。アキレスが亀を追い越すには、まず亀の出発点に達しなければならない。そのときには亀はもっと先の地点にいる。すると、アキレスはまたその地点まで達しなければならない。そのときには亀はその先の地点にいる。以下同様にして、アキレスが亀を追い越すためには、1つ1つ無限の地点に達しなければならない。これは不可能である。したがって、アキレスは亀をおいこせない。
3.「飛矢のパラドックス」:飛んでいる矢は止まっている。何となれば、飛んでいる矢も各瞬間には一定の位置を占めている。一定の位置を占めているものはその瞬間止まっている。ところが,矢の始点から終点までの時間はその間瞬間から合成される。したがって、飛んでいる矢はとまっている。
4.「競走場のパラドックス」:図Ⅰのように、同じ大きさの立方体を同じ数だけ連結した物体A、B、Cがあるとする。Bは先端がAの真ん中と並んでおり、左半分はAからはみ出している。Cは先端がAの真ん中と並んでおり、右半分はAからはみ出している。Aは静止しており、B、Cはこの位置から同じ速さでそれぞれ右と左に走る。すると図ⅡのようにA、B、Cが並ぶ時刻がある。この状態を考えると、ある時間の半分はその時間の2倍と等しくなる。
この種の議論を避けることは、有限の論理に依拠するギリシア数学を構築させ、Aristoteles〔アリストテレス、BC384~322年、古代ギリシアの哲学者〕がその方向を支持したのだが、paradox〔パラドックス、逆説〕の方も生き延びて古代からBergson〔ベルグソン、1859~1941年、フランスの哲学者〕にいたる多くの哲学者の関心を呼んでいる。たとえばHegel〔ヘーゲル、1770~1831年、ドイツの哲学者。Fichte(フィヒテ)、Schelling(シェリング)と並んで、ドイツ観念論を代表する思想家〕は、Zenonを「客観的弁証法」として、Diogenes〔デォゲネス、BC412? ~323年、古代ギリシアの哲学者〕が歩いてみせて運動否定論を反駁した逸話に続けて、「しかし、この逸話はまた次のように続けられている。すなわち、ひとりの弟子がこの反駁に満足した時、Diogenes(デォゲネス)は彼を殴りつけた。その理由は、師Zenonは論拠に基いて議論したのだから、弟子もまた論拠に基いた反駁によってのみ師に応えなければならない、というのであった。同じように人は感性的確実性で満足すべきではなく、観念的に把握しなければならない」と書いた。Lenin〔レーニン、1870~1924年、ロシアの革命家、政治家〕はこれを読んで大いに喜び、ノートの欄外に『悪くない』と大書きし、その上ご丁寧にも、Diogenes Laërtius(ディオゲネス・ラエルティオス)やSextus Empiricus〔セクストス・エンペリイコス、BC2世紀からおそらく3世紀、アレクサンドリア、ローマ、アテネなど様々な土地に住んだといわれている医学者、哲学者〕を探し回って、「これはHegel(ヘーゲル)の創作らしい」と悦に入っている。
もっとも、Hegel(ヘーゲル)やLenin(レーニン)のような評価は例外的であって、Zenonは詭弁家として軽く見られるほうが、正当な数学史観であったらしい。いずれにしてもZenonのparadox〔パラドックス、逆説〕は、正統な数学の業績に数えられないまでも、一種の「反数学」の役を果たしてきたといえよう。ギリシア数学の有限的性格を規定しただけでなく、近代になっても、無限級数の和に関する議論や、実数と極限についての議論がなされる度に、人々はZenon に思いを馳せたのである。
1.「分割のパラドックス」:運動は存在しない。なぜなら始点から終点までの移動は、終点に達する前に両者の中間、すなわち中点に達しなければならない。この中点に達するためには、この中点と始点との中点に達しなければならない。以下同様である。ところが、あるものが有限の時間にひとつひとつ無限のものに触れることは不可能である。ゆえに運動は存在しない。
2.「アキレスと亀のパラドックス」:アキレスは亀を追い越せない。アキレスは一番速いから、一番のろい亀とハンディキャップを付けて、亀より後ろの位置から出発するとする。アキレスが亀を追い越すには、まず亀の出発点に達しなければならない。そのときには亀はもっと先の地点にいる。すると、アキレスはまたその地点まで達しなければならない。そのときには亀はその先の地点にいる。以下同様にして、アキレスが亀を追い越すためには、1つ1つ無限の地点に達しなければならない。これは不可能である。したがって、アキレスは亀をおいこせない。
3.「飛矢のパラドックス」:飛んでいる矢は止まっている。何となれば、飛んでいる矢も各瞬間には一定の位置を占めている。一定の位置を占めているものはその瞬間止まっている。ところが,矢の始点から終点までの時間はその間瞬間から合成される。したがって、飛んでいる矢はとまっている。
4.「競走場のパラドックス」:図Ⅰのように、同じ大きさの立方体を同じ数だけ連結した物体A、B、Cがあるとする。Bは先端がAの真ん中と並んでおり、左半分はAからはみ出している。Cは先端がAの真ん中と並んでおり、右半分はAからはみ出している。Aは静止しており、B、Cはこの位置から同じ速さでそれぞれ右と左に走る。すると図ⅡのようにA、B、Cが並ぶ時刻がある。この状態を考えると、ある時間の半分はその時間の2倍と等しくなる。
この種の議論を避けることは、有限の論理に依拠するギリシア数学を構築させ、Aristoteles〔アリストテレス、BC384~322年、古代ギリシアの哲学者〕がその方向を支持したのだが、paradox〔パラドックス、逆説〕の方も生き延びて古代からBergson〔ベルグソン、1859~1941年、フランスの哲学者〕にいたる多くの哲学者の関心を呼んでいる。たとえばHegel〔ヘーゲル、1770~1831年、ドイツの哲学者。Fichte(フィヒテ)、Schelling(シェリング)と並んで、ドイツ観念論を代表する思想家〕は、Zenonを「客観的弁証法」として、Diogenes〔デォゲネス、BC412? ~323年、古代ギリシアの哲学者〕が歩いてみせて運動否定論を反駁した逸話に続けて、「しかし、この逸話はまた次のように続けられている。すなわち、ひとりの弟子がこの反駁に満足した時、Diogenes(デォゲネス)は彼を殴りつけた。その理由は、師Zenonは論拠に基いて議論したのだから、弟子もまた論拠に基いた反駁によってのみ師に応えなければならない、というのであった。同じように人は感性的確実性で満足すべきではなく、観念的に把握しなければならない」と書いた。Lenin〔レーニン、1870~1924年、ロシアの革命家、政治家〕はこれを読んで大いに喜び、ノートの欄外に『悪くない』と大書きし、その上ご丁寧にも、Diogenes Laërtius(ディオゲネス・ラエルティオス)やSextus Empiricus〔セクストス・エンペリイコス、BC2世紀からおそらく3世紀、アレクサンドリア、ローマ、アテネなど様々な土地に住んだといわれている医学者、哲学者〕を探し回って、「これはHegel(ヘーゲル)の創作らしい」と悦に入っている。
もっとも、Hegel(ヘーゲル)やLenin(レーニン)のような評価は例外的であって、Zenonは詭弁家として軽く見られるほうが、正当な数学史観であったらしい。いずれにしてもZenonのparadox〔パラドックス、逆説〕は、正統な数学の業績に数えられないまでも、一種の「反数学」の役を果たしてきたといえよう。ギリシア数学の有限的性格を規定しただけでなく、近代になっても、無限級数の和に関する議論や、実数と極限についての議論がなされる度に、人々はZenon に思いを馳せたのである。
プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
sechin@nethome.ne.jp です。
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