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霧馬山が大関昇進へ、佐渡ケ嶽審判部長「成績申し分ない」 残る3関脇は来場所大関とりと明言 ―― <大相撲夏場所>◇千秋楽◇28日◇東京・両国国技館
関脇霧馬山(27=陸奥)の、事実上の大関昇進が決まった。この日午後、日本相撲協会の佐渡ケ嶽審判部長(元関脇琴ノ若)が、八角理事長(元横綱北勝海)に、霧馬山の大関昇進をはかる臨時理事会の招集を要請し、これを受諾された。31日の臨時理事会と大相撲名古屋場所の番付編成会議を経て、大関霧馬山が正式に誕生する。
打ち出し後、佐渡ケ嶽部長は霧馬山について「成績も(3場所)合計34勝で申し分ない」と14日目時点の数字を挙げたことから、千秋楽の結果を待たずに大関昇進を審判部内で決め、理事会招集を要請したことを示唆した。相撲内容についても「初日からぎこちなかったが、勝つごとに内容が良くなってきた」と総評した。霧馬山の良さについても、私見としながら「いろいろな見方がありますが、足腰の良さ、土俵際の粘りで最後は自分の形になっているように見えた」と評価した。
大関昇進が決まれば「立ち合いの変化とかをなくして真っ向勝負で行ってほしい。自分の相撲を磨いてほしいですね」と看板力士になるからこその注文を付けた。
また、今場所の残る3関脇についても言及。先場所と今場所の合計が22勝の大栄翔(29=追手風)、ともに21勝の豊昇龍(24=立浪)と若元春(29=荒汐)の3人だが「来場所は(3人とも)大関とりの場所になるか」の問いに「大関をかける場所になります」の明言。その上で「この3人が『俺が先に』という気持ちで頑張ってほしい。そうすれば平幕から(新たな候補が)また上がってくる」と相乗効果に期待。「来場所が楽しみです」と話し、場合によっては9月の秋場所で最大5大関も考えられる飽和状況にも「いいんじゃないですか」と活性化は歓迎、の様子だった。 [日刊スポーツ 2023年5月28日20時24分]
【叡王戦】藤井聡太叡王2度千日手の激闘制し防衛「難しい将棋ばかり」3連覇で6冠堅持 ―― 藤井聡太叡王(竜王・王位・棋王・王将・棋聖=20)が3連覇を達成した。
28日、岩手県宮古市で行われた将棋の第8期叡王戦5番勝負第4局で挑戦者の菅井竜也八段(31)を下した。同日午前9時からの対局は、同10時51分に千日手が成立。11時30分から先手後手を入れ替えての指し直し局も、午後32分に116手で千日手となった。午後時15分からの再指し直し局で後手となった藤井が午後時9分、90手で菅井を振り切った。これで対戦成績を3勝1敗として防衛し、6冠を堅持した。
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「全体を通して大変な戦いでした」。日局の末につかんだ大きな白星に、藤井はホッとした様子を見せた。5勝負について振り返った際にも、「難しい将棋ばかり。相穴熊が多かったですが、距離感がつかめていないところがあったと思う」とした。
タイトル戦での「2千日手」は昨年6月の棋聖戦第1局、永瀬拓矢王座(30)戦以来。叡王戦では、昨年5月の出口若武六段(28)との第2局でも経験している。菅井との千日手も公式戦3局目となった。4年前の竜王戦4組決勝、3年前の棋聖戦決勝トーナメントで成立した千日手の指し直し局は、ともに勝っている。三たび下した。
20年7月18日、その2日前に初タイトルとなる棋聖を獲得した藤井は、タイトルホルダーとして初の対局となるJT将棋日本シリーズで菅井と当たり、白星を挙げた。18歳の誕生日を翌日に控えた会見で、「強くなりたい」と力強く言い切っていた。その菅井とのタイトル戦初の振り飛車党との頂上対決で、強さを見せつけた。「苦しいシリーズで結果を出せたのをうれしく思います」。
27日の前夜祭、地元宮古市の郷土芸能「黒森神楽」の権現舞で獅子頭に頭や肩をかんでもらった。1年の無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)、大漁成就などを祈る縁起物の神事だ。必勝祈願の御利益があった。
31日には、3勝1敗として史上最年少名人まであと1勝としている名人戦第5局がある。三陸から勇躍、信州へと向かう。 [日刊スポーツ 2023年5月28日21時13分]
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