瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
北十間川の入口にかかる枕橋の南詰めに、なにやら見ただけでは意味不明の鉄の塔が建っている。GTS観光アートプロジェクトが作ったもので、どうやら川面に写ったスカイツリーをイメージして作った「ゆらぎツリー」というのそうだ。
GTS観光アートプロジェクトというのがあって、東京藝術大学、台東区、墨田区が連携して、東京スカイツリーによって注目を集める浅草と東京スカイツリーを結ぶ地域の魅力を、観光の視点を採り入れた様々なアートを通じて発信するプロジェクトなんだそうだ。東京スカイツリーのビューポイントにアート作品を設置する<アート環境プロジェクト>、地域を会場に展覧会やコンサートなどを展開する<隅田川Art Bridge>により構成され、平成22~24年度にかけて実施されているという。
台東区の文化・観光情報によれば、
「この作品は、澄み切った水面に東京スカイツリーが映りこんでいるところから発想し、そよ風が起こした漣(さざなみ)が、鏡面のような水面に波紋を投げかけた時に、すこしゆらぎ始めたスカイツリーの反転した姿にイメージを膨らませ、制作したものである。金属の本体は、ステンレススティールでできており、斜めの形状で少し曲面を持った部分は、アルミニュームの鋳物でできている。土台部分は花崗岩を加工し、その表面はバーナー仕上げを施し、味わいの深い表現を試みている。ステンレススティールの光沢のある表情と、アルミニュームのマットな部分の組み合わせ、そして花崗岩の存在感、それぞれのハーモニーによって作品は成立している。逆立ちしたようにも見える姿はユーモラスでもあり、また、この先の枕橋からは、北十間川に映りこむ実際の逆さツリーを見ることもできる。このゆらぎツリーが、この場に定着し訪れる人々から愛されることを願っている。 【設置場所】 枕橋際花壇(墨田区)」とある。
まあ何だか知らないけれど、横文字の訳のわからぬ建造物が増えて、この爺は植民地に抛り出されようで、古き佳き本所・淺草が消えてゆくように感じる昨今ではある。古い本所や浅草とともにもうすぐに消えてゆく爺婆連は、若い人々が作り出そうとしている街づくりにケチをつけることもあるまい。まあ、好きなようにやってくれ。
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プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
sechin@nethome.ne.jp です。
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