瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
本日は東日本大震災からちょうど1年。
今朝のウェブニュースより
東日本大震災から1年 被災各地で“追悼”―― 1万人を超える犠牲者を出し、戦後最悪の災害となった東日本大震災は11日、発生から1年を迎えた。被災各地では追悼行事が行われ、犠牲者をしのぶ鎮魂の一日となる。/散乱したがれきは、ほぼ片付けられ、多くの自治体は新たなまちづくりに向けて動きだした。しかし、約3,200人が行方不明のままで、警察の捜索活動も続く。/被災地の自治体は地震発生時刻の午後2時46分に合わせ、追悼式を開く。84人の児童・教職員が死亡、不明の宮城県石巻市の大川小学校には、多くの遺族や関係者が訪れる。/警察庁によると、10日現在で震災による死者数は1万5854人、行方不明者は3155人。
2012/03/11 05:16 【共同通信】
東日本大震災:今なお34万人が避難生活 11日で1年 ―― 東日本大震災から11日で1年を迎える。復興庁などによると今なお34万3935人が全都道府県に散って避難生活を送り、うち11万6787人が7県の仮設住宅に暮らす。警察庁のまとめでは死者は自然災害で戦後最悪の1万5854人に上り、3155人は行方が分からないまま。岩手、宮城、福島3県で推計約2253万トンのがれきが発生したが、最終処理済みは6%にとどまる。被災自治体の復興計画は5~10年での完了を想定し、道のりは遠い。福島県はこれに加え、放射能汚染にも苦しむ。被災地では「風化」を懸念する声が強い。【北村和巳】
毎日新聞 2012年3月10日 20時12分(最終更新 3月11日 0時46分)
3・11「黙祷」ツイートに意味ある? 震災イベント化に異議の声 ―― ちょうど1年前の東日本大震災では、ツイッターほかSNSの情報ツールとしての存在感がクローズアップされた。あれから1年、ノンフィクション・ライターの神田憲行氏は、そのツイッター上のあるつぶやきに、違和を感じるという。何度も被災地に取材で足を運ぶ神田氏が、問題提起する。
* * *
今年も3月11日がやってくる。ツイッターでは震災から3ヶ月後、6ヶ月後のたびに「黙祷」というツイートが流れたが、3月11日にも溢れるのだろうか。/「黙祷」ツイートに何の意味があるのか、敢えて問いたい。/そもそも「黙祷」しているときにツイートは出来無いし、それを呼びかけてもやる人はやるし、やらない人はやらない(出来無い人もいる)。「震災を忘れないために」というかもしれないが、忘れるはずがない。結局、「黙祷」ツイートは、「震災から1年」という“イベント”に参加したいだけではないか。/そう“イベント”なのだ。ネットでは政治家や有名ジャーナリストが、当日のイベントへの参加を呼びかけている。しかしパレードをしたり音楽を鳴らすことで、被災地の人たちの何が報われるというのだ。参加している人たちに「良いことをした」という満足感にひたらせ、逆に目の前の問題から目をそらせることになりはしないか。/ 原発問題はいまだに解決されず、がれき処理は進まず、被災地の経済は沈んだままだ。宮城県下の高校生のうち10人にひとりは奨学金を申請している。彼・彼女らが高校を卒業したときに明るい未来を築けるように、我々大人は用意してあげているのか。震災をイベント化してはならない。被災者を悼む気持ちはそれぞれの胸の中にあればいい。/もちろんメディアも3月11日だけ集中豪雨的に報道し、あとは知らんぷりという(ありがちな)態度は許されない。これはフリーライターといえどもメディアの末端に連なる私の自戒でもある。/3月11日午後2時46分、私は黙祷を捧げている被災者の方たちを取材している予定だ。そのあと出張先のホテルに帰り、自分がこの1年、被災者の人たちにどれだけ役に立つ記事を書けたか、どれだけ寄付などの貢献が出来たか、振り返るだろう。毎年毎年、20年後でも30年後でも、3月11日はあの人たちにどれだけ貢献できたか振り返る。 (NEWSポストセブン 2012.03.10 16:00)
今朝のウェブニュースより
東日本大震災から1年 被災各地で“追悼”―― 1万人を超える犠牲者を出し、戦後最悪の災害となった東日本大震災は11日、発生から1年を迎えた。被災各地では追悼行事が行われ、犠牲者をしのぶ鎮魂の一日となる。/散乱したがれきは、ほぼ片付けられ、多くの自治体は新たなまちづくりに向けて動きだした。しかし、約3,200人が行方不明のままで、警察の捜索活動も続く。/被災地の自治体は地震発生時刻の午後2時46分に合わせ、追悼式を開く。84人の児童・教職員が死亡、不明の宮城県石巻市の大川小学校には、多くの遺族や関係者が訪れる。/警察庁によると、10日現在で震災による死者数は1万5854人、行方不明者は3155人。
2012/03/11 05:16 【共同通信】
東日本大震災:今なお34万人が避難生活 11日で1年 ―― 東日本大震災から11日で1年を迎える。復興庁などによると今なお34万3935人が全都道府県に散って避難生活を送り、うち11万6787人が7県の仮設住宅に暮らす。警察庁のまとめでは死者は自然災害で戦後最悪の1万5854人に上り、3155人は行方が分からないまま。岩手、宮城、福島3県で推計約2253万トンのがれきが発生したが、最終処理済みは6%にとどまる。被災自治体の復興計画は5~10年での完了を想定し、道のりは遠い。福島県はこれに加え、放射能汚染にも苦しむ。被災地では「風化」を懸念する声が強い。【北村和巳】
毎日新聞 2012年3月10日 20時12分(最終更新 3月11日 0時46分)
3・11「黙祷」ツイートに意味ある? 震災イベント化に異議の声 ―― ちょうど1年前の東日本大震災では、ツイッターほかSNSの情報ツールとしての存在感がクローズアップされた。あれから1年、ノンフィクション・ライターの神田憲行氏は、そのツイッター上のあるつぶやきに、違和を感じるという。何度も被災地に取材で足を運ぶ神田氏が、問題提起する。
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今年も3月11日がやってくる。ツイッターでは震災から3ヶ月後、6ヶ月後のたびに「黙祷」というツイートが流れたが、3月11日にも溢れるのだろうか。/「黙祷」ツイートに何の意味があるのか、敢えて問いたい。/そもそも「黙祷」しているときにツイートは出来無いし、それを呼びかけてもやる人はやるし、やらない人はやらない(出来無い人もいる)。「震災を忘れないために」というかもしれないが、忘れるはずがない。結局、「黙祷」ツイートは、「震災から1年」という“イベント”に参加したいだけではないか。/そう“イベント”なのだ。ネットでは政治家や有名ジャーナリストが、当日のイベントへの参加を呼びかけている。しかしパレードをしたり音楽を鳴らすことで、被災地の人たちの何が報われるというのだ。参加している人たちに「良いことをした」という満足感にひたらせ、逆に目の前の問題から目をそらせることになりはしないか。/ 原発問題はいまだに解決されず、がれき処理は進まず、被災地の経済は沈んだままだ。宮城県下の高校生のうち10人にひとりは奨学金を申請している。彼・彼女らが高校を卒業したときに明るい未来を築けるように、我々大人は用意してあげているのか。震災をイベント化してはならない。被災者を悼む気持ちはそれぞれの胸の中にあればいい。/もちろんメディアも3月11日だけ集中豪雨的に報道し、あとは知らんぷりという(ありがちな)態度は許されない。これはフリーライターといえどもメディアの末端に連なる私の自戒でもある。/3月11日午後2時46分、私は黙祷を捧げている被災者の方たちを取材している予定だ。そのあと出張先のホテルに帰り、自分がこの1年、被災者の人たちにどれだけ役に立つ記事を書けたか、どれだけ寄付などの貢献が出来たか、振り返るだろう。毎年毎年、20年後でも30年後でも、3月11日はあの人たちにどれだけ貢献できたか振り返る。 (NEWSポストセブン 2012.03.10 16:00)
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