昨日・今日と曇り乃至雨模様で、気温も低く徘徊は見合わせました。
昨日は午前は将棋、午後は大相撲、夜は大河ドラマと1日中、テレビに噛り付いていたような気がします。
午前はNHK杯早や差しトーナメントの準決勝を見ました。
行方尚史八段vs橋本崇載八段、どちらが勝っても初の決勝進出となりますが、結果から言うと思わぬ結果になってしまいました。後手の橋本崇載八段の二歩反則負け、この衝撃的な幕切れを、テレビでじかに見ることとなりました。
反則手というルールです。それで即決着というゲームが将棋なのです。他のスポーツならたとえばサッカーであればレッドカードという処置や、野球でも選手退場という処分で留まりゲームは続きます。将棋でも故意でなければ、なんらかのハンディを付けて勝負は継続させるという緩和策も考えられないことはないのでしょうが、しかしそれを許さないのが、潔い将棋というゲームなのでしょうね。
午後は大相撲大阪場所を観ました。
ウェブニュースより
稀勢の里、あっけなく土 「台風の目」手も足も出ず ―― (8日、大相撲春場所初日)/ご当地場所の初日を白星で飾った豪栄道に沸く館内が、一瞬でため息に覆われた。同じ大関の金看板を背負う稀勢の里が、あっけなく敗れた。栃煌山を相手に立ち合いで踏み込めない。相手の左差しに腰が浮く。逆襲の手も出ないまま土俵際に追い込まれると、最後は仰向けで飛ばされた。/この場所、北の湖理事長(元横綱)は「台風の目」と期待していた。過去2場所は連続で11勝を挙げた。本人も場所前の稽古で「きついことをやろう」と心に決め、腰を割ったすり足を繰り返した。出稽古に来た新小結の玉鷲らに約40番も胸を出した日もあった。/ だから、昨年の初場所以来、大関昇進20場所目で3度目の初日黒星はよほどこたえたか。風呂から上がった大関は「くそっ」とつぶやき、細かいまばたきを繰り返した。唇をかみ、何を聞かれても終始無言。帰り支度が終わらない付け人を置き去りにして支度部屋を出ていった。/昭和以降では貴乃花(元横綱)に次ぐ歴代2位の若さの18歳3カ月で新入幕を果たした逸材も7月には29歳になる。師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は「もう一段上に行くには、突き、押しを貫くしかない。それでこそ本当の強さが出る」と語るが、初日はほど遠い相撲で土俵を割った。/鶴竜が休場し、初優勝を目指す大関にも初っぱなで土。「荒れる」と言われる春場所に、白鵬を脅かす存在は出てくるのか。
○豪栄道 大関として初のご当地。「毎年、応援してもらっている。ここから連勝して流れを早くつかみたい」
○日馬富士 けがで休場した鶴竜について「けがは本人しか分からない。つらさとか痛みとか。早く治して戻ってくることを願っています」
○栃煌山 低い攻めで大関に完勝。「休まずに攻めることができたのがよかった。下から当たって、(体が)起きないようにした」
□逸ノ城 鶴竜の休場で不戦勝。「12時ぐらいに(休場を)知った。別にどうも思いません」 朝日新聞 2015年3月8日22時33分
夜は大河ドラマ「花燃ゆ」を観ました。まあ、何と「河豚を喰うか、喰わんか」の大論争なんて詰まらん題材でがっかりです。/「花燃ゆ」は大河ドラマ始まって以来の低視聴率を続けていると言いますが、こんなことでは低視聴率は更に続くことでしょうね。
ウェブニュースで塾友の記事がありましたので紹介します。
おもてなし英会話 浅草芸者・乃り江さん 商店連合会主催で講習会 ―― 海外からの観光客も多い浅草で、接客の最前線で働く地元の芸者さんに生きた会話を学ぶ「おもてなし英会話講習会」が6日、台東区浅草の浅草JRAパークホールで開かれた。協同組合浅草商店連合会が主催し、物販や飲食店の経営者、従業員など約100人が参加した。/講師を務めたのは、留学経験があり、英語や中国語などに堪能な浅草芸者、乃り江(本名・鹿島菊乃)さん。開口一番、「いらっしゃいませは Welcome(ウエルカム)。でも、『ありがとうございました』のように、美しい日本語はあえて英語で言わなくてもいいのでは」と語りかけた。/「靴を脱いでください」「傘をお預かりします」「人数分の料理を注文してください」「料理の持ち込みはやめてください」。事前のアンケートを基に作られたテキストは、いずれも日々の商売で困った場面が題材だ。/浅草では一昨年、浅草料理飲食業組合の主催で同様の講習会が開かれたが、講師は一般の英語講師だった。「実践の勉強がしたかった」と、今回の講習会を企画した同連合組合理事の清水祐子さんは説明する。/スリッパのまま座敷に上がる客に戸惑ったという日本料理店の女将(おかみ)、井上ひとみさんは「外国人のお客さまに鍋料理の火加減をどう説明するか、日々辞書を見ながら勉強しています。次回も参加したい」と満足そうに店へ向かった。/既に次回開催の希望も寄せられたという。乃り江さんは「お客さまに、浅草に来てよかったと思って帰ってもらうのが私たちの願い」と語った。 (東京新聞 2015年3月7日)
昨日は三井記念病院で造影CT検査を受けました。その結果腎臓に影があり、大腿部に通じる動脈に動脈閉塞が見られるとのことで、泌尿器科と循環器科の診断を受けることになりました。明日3月6日(金)には泌尿器科の診断を、12日(木)には循環器科の診断を予約して帰宅しました。
まあ、昨年の暮れからこちら、何だか病気の百貨店を開いたような気持ちです。何事もなるようにしかならないのでしょうね。
くさくさした気分を転換させるべく、朝食後隅田公園を少しばかり歩いてみた。花川戸あたりに植えられている「大寒桜」が咲き始めていました。
ウェブニュースより
「手術そのものや前後の段階で問題行為があり、患者の死亡に影響したと考えている」――。群馬大病院(前橋市)で腹腔(ふくくう)鏡による肝臓切除手術を受けた患者八人が死亡した問題の最終報告で、病院は三日、全員の診療に過失があったことを認めて謝罪した。閉鎖的な診療体制により、犠牲が拡大した実態が明らかになった。/「もっと早く問題を把握し、対処できなかったか。他の診療科からの意見や批判にさらされることなく、チーム内での診療の吟味や振り返りもなかった」。群馬大医学部の会議室で開かれた記者会見。野島美久病院長は問題の背景を踏まえ、「オープンで風通しの良い診療体制を構築する」と再発防止を誓った。/記者会見には、峯岸敬副病院長、医療の質・安全管理部の永井弥生部長らも出席。冒頭、野島病院長は「亡くなられた八人の患者様のご冥福をお祈り申し上げます」と深く頭を下げた。/検証結果の説明で、野島病院長は「全ての事例で手術前の病状評価が不十分」と指摘。肝臓の切除範囲が見通しより大きかった例や、大量の出血が体の負担になった例が複数あった。不適切な診断により化学療法が中心だった症状に肝臓切除を施したり、開腹手術でも高難度の症状に腹腔鏡手術だけで対応したり、調査委員会が手術方法を疑問視したケースもあった。/八人の手術を執刀したのは四十代の男性医師で、調査委の聞き取りに「このような事態になり、申し訳ない」と話しているという。病院は「医師としての適性に疑問がある」として懲戒処分を含め検討している。/最終報告書の公表に先立ち、病院は遺族に直接謝罪した。遺族からさまざまな批判を受けたといい、野島病院長は「大切な方を亡くし、十分に納得してもらえると思っていない。補償にも真摯(しんし)に対応する」と述べた。群馬大病院は同じ男性医師による開腹手術で十人が死亡した問題も調査しており、五月ごろに結果を公表する。 (東京新聞 2015年3月4日)
今日は3月3日、「耳の日」だそうです。時を同じゅうして突発性難聴の治療中なので、突発性難聴について調べてみました。
突発性難聴の原因は不明で、はっきりしないと言いますす。ストレスや疲労、内耳の循環不全、ウイルス感染が原因であると考えられていますが、明確な原因はわかっていません。ただ、近年患者数が増加傾向にあること、食生活や生活習慣の調査結果からは、忙しく、不規則でストレスフルなライフスタイルが、発症の引き金になっていると考えられています。
厚生省研究班を中心に行った突発性難聴の全国受療者数の調査によると、1993年は人口100万人あたり192.4人でしたが、と2011年には275人と、約1.5倍に増加しているといいます。
あふれる情報、スピーディーでリアルタイムな進行が求められる現代社会の中で、偏った食事や睡眠不足、心的・肉体的ストレスと疲労が重なり発症したのではないかと考えられますが、いずれにしても明確な原因は判っていないのが現状だということです。
治療用方法としては、ステロイド薬、循環改善薬、代謝賦活(ふかつ)薬、ビタミン剤などを用います。他にも、星状神経節の神経ブロック(交感神経を抑制して痛みの伝達をブロックする)や、高気圧酸素療法(高気圧環境かにおいて高濃度の酸素を吸入)なども行われているそうです。
突発性難聴は早期治療が大切だといわれています。発症から10日以上が経過すると、聴力が回復する可能性が低くなるといわれているそうです。
私の場合は1月6日発病で、1月9日から入院ステロイド点滴を10日間受け、以後アデホスコーワ顆粒とメコバラミン錠を毎食後服用しています。
去年の暮れ内視鏡検査を受けて、早期の胃癌が見つかりました。年の内に三井記念病院で2月4日に内視鏡による削除手術をすることが決まりました。年が明けて1月6日突如右耳が聞こえなくなり、はじめは軽く考えていましたが、1月9日(金)に浅草寺病院で診察を受けた、突発性難聴ということで早期治療が必要ということで、紹介状を書いてもらい、その日から三井記念病院に1月9日(金)から18日(月)まで10日間の入院ステロイド点滴を受けましたが、回復の見込みも無く、毎食後アデホスコーワ顆粒とメチコバール錠を服用しながら外来通院することになりました。
2月3日(火)には、胃の内視鏡による早期癌の削除手術のため同じ三井記念病院に入院、4日(水)に手術をうけました。手術の時間は1時間の予定でしたが、病巣が深く、2時間かけて、幅2.6cm長さ4cmの部分を削除したそうです。経過も良好で8日(日)に退院してきました。 後は外来で通院することになり、毎朝ネキシウムカプセル20mgと毎食後レバミピド20mgを服用することになりました。
前々から服用していた血圧降下剤ユニシア配合剤HDとコレステロール及び中性脂肪の整合成抑制剤と併せて6種類もの薬を服用することになりました。
こんな訳で、朝の徘徊も控えめにしていましたが、一昨日・昨日と天気がよく春の気配が見えましたので、隅田川周辺や家の周辺を散策してみました。朝晩はまだ寒いですが、日中はすっかり春めいて背中が汗ばむほどでした。今戸神社の河津桜はほぼ満開で、向島の遊歩道では菜の花が咲き誇っていました。
今日は台東区の区長選挙、雨模様でしたが、投票を終え、婆様の買い物について、松屋近辺までお伴して参りました。
横浜のN氏よりメールが入りました。曰く、
1月28日14時39分受信 右耳の聴覚回復の方向?結構 日高節夫様 退院以来、そっと陰から君の病状を伺っていたが、今日のブログで、気持ち程度か、聴力が回復した様子だね。なにはともあれよかったな。月日が薬というけれど、気長に回復を待ってください。/君の辛抱に倣って、わたしも嗅覚を元に戻そうと、コーヒー豆の臭いの強烈な奴を挽いてもらって、あんまり好きでもないコーヒーをドリップして飲んでみているが、きのうまでのところ、どんな匂いなのかさっぱり香りが嗅げないのは今まで通り。カミさんは「いくらブルーマウンティンを飲んでも、嗅覚は回復しないのね」とそばから見ている。「ブルマンと言ったって、二杯くらいのコーヒーで、嗅覚障害が完治するか」と思うけれどね。/お互いに頑張りましょう。
1月6日以降、突発性難聴で入院したこと、医師から風邪などの余病にかからないよう注意すること等の指示があり、朝の徘徊は休んでいます。まあ、いわば毎日家に軟禁されているような状態です。それに薬の所為か立ち上がるときなどに軽い眩暈を生ずるので、このままだと本当に病人になってしまいそうです。右耳の状態は左耳を塞いでテレビの音がかすかに聞こえる程度です。内容まではっきり聞き取るのし難しいようです。
まあ、2月3日から5日乃至1週間の入院が終わるまでの辛抱とじっと我慢の毎日です。
ウェブニュースより
後藤さん名乗る新たな音声ネットに投稿 ―― 日本時間のけさ8時半ごろ、イスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織に拘束されている後藤健二さんを名乗る男性の声で、新たな音声メッセージがインターネット上に投稿されました。/音声メッセージは30秒ほどの長さで、男性の声は英語で「この音声は私が投稿するよう指示されたものだ」としたうえで、「もしも私の解放と引き換えに現地時間の29日木曜日の日没までに、リシャウィ死刑囚をトルコ国境に連れてこなければ、ヨルダン軍のパイロットのムアーズ・カサースベは即座に処刑される」としています。/投稿には後藤さんの写真などはなく、男性の声が読み上げたメッセージと同じ内容を、アラビア語で記したものが添付されています。
音声メッセージの内容:新たにインターネット上に投稿された、後藤さんを名乗る男性の音声メッセージは、30秒ほどです。/内容は、「私は後藤健二です。これは私が送るようにと言われた音声メッセージです。イラク・モスルの時間で1月29日木曜日の日没までにトルコ国境でサジダ・リシャウィ死刑囚と私の命とを交換する準備ができていなければ、ヨルダン軍のパイロットのムアーズ・カサースベはただちに殺害されるだろう」というものです。/音声は同じ内容のアラビア語の字幕も付いていて、最後の「ヨルダン軍のパイロットのムアーズ・カサースベはただちに殺害されるだろう」という文章は赤字で強調されています。/モスルと日本の時差は6時間で、日本時間の正午はモスルでは午前6時です。/モスルの日没は午後5時半ごろとみられ、日本時間で29日午後11時半ごろになります。 (NHK NEWS WEB 1月29日 8時59分)
1月9日(金)~18日(日)の10日間の入院中にステロイドの点滴を受け、退院後は毎食後アデホスコーワ顆粒とメチコバールを服用しています。
全然聞こえなかった右耳が気の所為か少し聞こえるような気がするようになりました。明日の検診で様子がわかるでしょう。
右耳が聞こえなくなったため、何もする気が起こりません。ブログも打つのが億劫になり、どうしても休みがちになります。
ウェだニュースより
湯川さん画像?投稿 ネット、音声で「殺害」―― イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」とみられるグループに拘束された日本人二人が殺害を警告された事件で、湯川遥菜(はるな)さん(42)=千葉市花見川区=が殺害された可能性のある画像が二十四日深夜、インターネット上に公開された。湯川さんが殺害されたとする英語の音声も付いていた。政府は湯川さんと、フリージャーナリスト後藤健二さん(47)=東京都港区=の安否や、画像の真偽の確認を急ぐ。/政府は二十五日未明、関係閣僚会議を開催。安倍晋三首相は、首相官邸で記者団に「(事実なら)言語道断。許し難い暴挙だ。ただちに解放するよう(犯人グループ側に)強く要求する」と話した。「イスラム国」はこれまで人質とした米国と英国の計五人を殺害しているが、湯川さん殺害が事実だとすれば、「イスラム国」への空爆参加国以外では初の犠牲者となる。/画像では、後藤さんとみられる男性が写真を持ち、その写真に遺体のようなものが写っていた。後藤さんを名乗る男性の声で英語のメッセージが付き、「ご覧のように、私とともに拘束された遥菜は殺された」と述べた。「アベが遥菜を殺した」と、安倍首相を名指しする表現もあった。/「身代金はもう要求していない」とし、「刑務所に入れられている『サジダ・アル・リシャウィ』という女の釈放を条件に、私も釈放される」などと話した。/画像には「イスラム国」の広報部門である「フルカーン」のマークはない。音声は、実際に後藤さんの声かどうかは不明。「リシャウィ」は、二〇〇五年にヨルダンの首都アンマンで起きたホテル爆破事件の実行犯で、同国に拘束中の人物とみられる。/グループは二十日、二人を拘束したとするビデオ声明をネット上に発表。七十二時間以内に身代金二億ドル(約二百三十五億円)を支払わなければ殺害する、と警告した。安倍首相が十七日、「イスラム国」対策で二億ドルを供与すると表明したことについて「日本は進んで十字軍に参加した」などと批判していた。/湯川さんは、シリア北部アレッポ郊外で拘束されたとみられる画像が、昨年八月中旬にネット上で確認された。同年一月に民間軍事会社を設立し、イラクやシリアへ渡航。ブログでは、同年七月二十一日付の記述を最後に更新が途絶えた。 (東京新聞 2015年1月25日 07時08分)
突発性難聴について調べてみました。
突発性難聴(とっぱつせいなんちょう、英名:Sudden Deafness(SD) もしくはSudden Sensorineural Hearing Loss (SSHL))とは突発的におきる原因不明の難聴である。
厚生労働省の特定疾患に指定されている難病である(ただし医療費の助成のある特定疾患治療研究事業対象の疾患ではない)。
1.概要 突然に原因不明な内耳性の感音性難聴が発症する疾患である。/発症は突然であり、患者は難聴になった瞬間を語ることができるほど突発的である。(たとえば「朝、起きたら」とか、「図書館に行く前はなんともなかったのに、図書館から帰ってきたら聞こえが悪くなっていた」とかである。)ある程度の時間をかけて徐々に難聴が進んだようなケースは突発性難聴ではない。/随伴症状として耳鳴りや耳閉憾を伴うことが多く、半数程度の患者は発症の瞬間には強いめまいを伴うが強いめまいは1回だけであり、強いめまいを繰り返したらほかの疾患の可能性を考える。/原因は不明であり、かつ原因が不明であることを本症の定義とする。したがって単一の疾患とは限らず、突発性・原因不明を条件とした感音性難聴を一括した疾患群である。/原因がわかるものは突発的な難聴であっても、本症とはせず、原因にしたがって診断名をつける。当初は突発性難聴と診断されても、その後に原因が判明すれば診断名を変更する。/再発はしない。もしも再発したら突発性難聴以外の他の疾患を疑わなければならない。
2.疫学 2001年の調査では、全国受療者数は年間35,000人(人口100万人対で275.0人)である。/発症率に男女差はない。/発症は50~60歳代に多いが、小児の発症もあり、全年齢で見ることができる。遺伝的要素はみられない。
3.原因 内耳などに障害が生じる感音性難聴の一種と考えられているが、原因は不明である。原因が不明な突発性の難聴を本症とするためである。/ステロイド(感染症に対して抗炎症作用を持つ)が効果を発揮することからウィルス感染を原因とする説と毛細血管の血流が妨げられ内耳に血液が十分届かずに機能不全を引き起こすという内耳循環障害説などがある。患者調査の傾向からストレスを原因の一つとする意見もある。/内耳循環障害説では健康人の発症が多いことや、再発しないことが説明できず、きわめて症状が似ている疾患にムンプスウイルス感染によるムンプス難聴やヘルペスウイルス感染による内耳炎があり、ウィルス原因説には矛盾はないためウイルス感染説が有力とされている。
4.症状 発症は聴力が低下した瞬間を確実に自覚できるほど即時的(突発的)である(たとえば、ある朝起きたら片耳が聞こえにくくなっていた、TVを見ていたら突然音声が聞き取れなくなりTVの故障かと思ったなど)。/突発的な発症が特徴であり、「何時からかははっきりしないが、徐々に聞こえなくなった」ような難聴は突発性難聴ではない。/症状は軽~重度の難聴が主症状であり、ほとんどの患者で耳鳴りも伴う。それに加えて耳閉感を伴うことも多い。約半数の患者で強いめまいを伴うがめまいは反復することはない。難聴であるにも関わらず一定の音量を超えた音が健常耳に比べ「異常に響き」耳への刺激感・苦痛になる補充現象(リクルートメント現象)を呈することもある。ほとんどの場合片側のみに発症するが、稀に両側性となる場合もある。
5.検査 問診と純音聴力検査が主である。/突然の難聴を症状とする他疾患の鑑別の為に諸検査も行われる。 聴神経腫瘍を鑑別するためのレントゲン撮影やMRI、内耳性感音性難聴であることを確認するためのABLBテスト、SISIテスト、自記オージオメトリー、内耳梅毒でないことを確認するための血液検査などである。
6.鑑別 鑑別すべき疾患にはメニエール病、外リンパ瘻、聴神経腫瘍、音響外傷性難聴、ムンプス(おたふくかぜ)やヘルペスなど原因の推定される内耳へのウイルス感染症、内耳梅毒、前下小脳動脈梗塞、などがある。/低音障害型の難聴を繰り返した場合はメニエール病を、鼻をかむ・くしゃみ・力む・高山へのドライブ・飛行機の離着陸・ダイビングなどをきっかけとした場合や水が流れるような音の耳鳴、耳内に水の流れる感じのある場合あるいは、発症の瞬間にpop音(何かがはじけるような音)があるような場合は外リンパ瘻を疑う。/爆発音やロックコンサートなどの大音量などが原因と考えられるならば音響外傷性難聴を疑う。
7.治療と予後 適切な早期治療と安静が極めて重要である。重度であれば入院での加療が望ましい。/治療方法は前述の仮説を想定したものが中心となる。一般的には発症から1週間以内に治療されれば治療成績は比較的良好であるが、それ以降は治療成績は落ち、2週間を過ぎると治癒の確率は大幅に低下する。/治療方法は ステロイド剤投与(ほとんどの施設で第一選択になっている)、あるいは血流改善剤(アデホスコーワ等)、代謝促進剤(メチコバール等)、高気圧酸素療法、星状神経節ブロック注射等である。難聴が極めて高度な場合、聴力が一ヶ月以内に回復しない場合、初期にめまいを伴うものは聴力予後が悪いといわれている。
8.診断基準 (厚生省・急性高度難聴に関する調査研究班、1975)による。
1)主症状 ① 突然の難聴:文字通り即時的な難聴、または朝眼が覚めて気付くような難聴。ただし、難聴 が発生したとき「就寝中」とか「作業中」とか、自分がその時何をしていたか が明言できるもの。 ② 高度な感音難聴:必ずしも高度である必要はないが、実際問題としては高度でないと突然難聴になったことに気付かないことが多い。 ③ 原因が不明、または不確実:つまり、原因が明白でないこと。
2)副症状 ① 耳鳴り:難聴の発生と前後して耳鳴りを生ずることがある。 ② めまい、および吐き気、嘔吐:難聴の発生と前後してめまいや、吐き気、嘔吐を伴うことがあるが、めまい発作を繰り返すことはない。
[診断の基準] 確実例 : 主症状、副症状の全事項をみたすもの。
疑い例 : 主症状の1. および2. の事項をみたすもの。
[参考] a. Recruitment(聴覚補充)現象の有無は一定せず。
b. 聴力の改善、悪化の繰り返しはない。
c. 一側性の場合が多いが、両側性に同時罹患する例もある。
d. 第VIII脳神経以外に顕著な神経症状を伴うことはない。
(以上Wikipediaより転写) 突発性難聴について調べてみました。
突発性難聴(とっぱつせいなんちょう、英名:Sudden Deafness(SD) もしくはSudden Sensorineural Hearing Loss (SSHL))とは突発的におきる原因不明の難聴である。/厚生労働省の特定疾患に指定されている難病である(ただし医療費の助成のある特定疾患治療研究事業対象の疾患ではない)。
1.概要 突然に原因不明な内耳性の感音性難聴が発症する疾患である。/発症は突然であり、患者は難聴になった瞬間を語ることができるほど突発的である。(たとえば「朝、起きたら」とか、「図書館に行く前はなんともなかったのに、図書館から帰ってきたら聞こえが悪くなっていた」とかである。)ある程度の時間をかけて徐々に難聴が進んだようなケースは突発性難聴ではない。/随伴症状として耳鳴りや耳閉憾を伴うことが多く、半数程度の患者は発症の瞬間には強いめまいを伴うが強いめまいは1回だけであり、強いめまいを繰り返したらほかの疾患の可能性を考える。/原因は不明であり、かつ原因が不明であることを本症の定義とする。したがって単一の疾患とは限らず、突発性・原因不明を条件とした感音性難聴を一括した疾患群である。/原因がわかるものは突発的な難聴であっても、本症とはせず、原因にしたがって診断名をつける。当初は突発性難聴と診断されても、その後に原因が判明すれば診断名を変更する。/再発はしない。もしも再発したら突発性難聴以外の他の疾患を疑わなければならない。
2.疫学 2001年の調査では、全国受療者数は年間35,000人(人口100万人対で275.0人)である。/発症率に男女差はない。/発症は50~60歳代に多いが、小児の発症もあり、全年齢で見ることができる。遺伝的要素はみられない。
3.原因 内耳などに障害が生じる感音性難聴の一種と考えられているが、原因は不明である。原因が不明な突発性の難聴を本症とするためである。/ステロイド(感染症に対して抗炎症作用を持つ)が効果を発揮することからウィルス感染を原因とする説と毛細血管の血流が妨げられ内耳に血液が十分届かずに機能不全を引き起こすという内耳循環障害説などがある。患者調査の傾向からストレスを原因の一つとする意見もある。/内耳循環障害説では健康人の発症が多いことや、再発しないことが説明できず、きわめて症状が似ている疾患にムンプスウイルス感染によるムンプス難聴やヘルペスウイルス感染による内耳炎があり、ウィルス原因説には矛盾はないためウイルス感染説が有力とされている。
4.症状 発症は聴力が低下した瞬間を確実に自覚できるほど即時的(突発的)である(たとえば、ある朝起きたら片耳が聞こえにくくなっていた、TVを見ていたら突然音声が聞き取れなくなりTVの故障かと思ったなど)。/突発的な発症が特徴であり、「何時からかははっきりしないが、徐々に聞こえなくなった」ような難聴は突発性難聴ではない。/症状は軽~重度の難聴が主症状であり、ほとんどの患者で耳鳴りも伴う。それに加えて耳閉感を伴うことも多い。約半数の患者で強いめまいを伴うがめまいは反復することはない。難聴であるにも関わらず一定の音量を超えた音が健常耳に比べ「異常に響き」耳への刺激感・苦痛になる補充現象(リクルートメント現象)を呈することもある。ほとんどの場合片側のみに発症するが、稀に両側性となる場合もある。
5.検査 問診と純音聴力検査が主である。/突然の難聴を症状とする他疾患の鑑別の為に諸検査も行われる。 聴神経腫瘍を鑑別するためのレントゲン撮影やMRI、内耳性感音性難聴であることを確認するためのABLBテスト、SISIテスト、自記オージオメトリー、内耳梅毒でないことを確認するための血液検査などである。
6.鑑別 鑑別すべき疾患にはメニエール病、外リンパ瘻、聴神経腫瘍、音響外傷性難聴、ムンプス(おたふくかぜ)やヘルペスなど原因の推定される内耳へのウイルス感染症、内耳梅毒、前下小脳動脈梗塞、などがある。/低音障害型の難聴を繰り返した場合はメニエール病を、鼻をかむ・くしゃみ・力む・高山へのドライブ・飛行機の離着陸・ダイビングなどをきっかけとした場合や水が流れるような音の耳鳴、耳内に水の流れる感じのある場合あるいは、発症の瞬間にpop音(何かがはじけるような音)があるような場合は外リンパ瘻を疑う。/爆発音やロックコンサートなどの大音量などが原因と考えられるならば音響外傷性難聴を疑う。
7.治療と予後 適切な早期治療と安静が極めて重要である。重度であれば入院での加療が望ましい。/治療方法は前述の仮説を想定したものが中心となる。一般的には発症から1週間以内に治療されれば治療成績は比較的良好であるが、それ以降は治療成績は落ち、2週間を過ぎると治癒の確率は大幅に低下する。/治療方法は ステロイド剤投与(ほとんどの施設で第一選択になっている)、あるいは血流改善剤(アデホスコーワ等)、代謝促進剤(メチコバール等)、高気圧酸素療法、星状神経節ブロック注射等である。難聴が極めて高度な場合、聴力が一ヶ月以内に回復しない場合、初期にめまいを伴うものは聴力予後が悪いといわれている。
8.診断基準 (厚生省・急性高度難聴に関する調査研究班、1975)による。
1)主症状 ① 突然の難聴:文字通り即時的な難聴、または朝眼が覚めて気付くような難聴。ただし、難聴 が発生したとき「就寝中」とか「作業中」とか、自分がその時何をしていたか が明言できるもの。 ② 高度な感音難聴:必ずしも高度である必要はないが、実際問題としては高度でないと突然難聴になったことに気付かないことが多い。 ③ 原因が不明、または不確実:つまり、原因が明白でないこと。
2)副症状 ① 耳鳴り:難聴の発生と前後して耳鳴りを生ずることがある。 ② めまい、および吐き気、嘔吐:難聴の発生と前後してめまいや、吐き気、嘔吐を伴うことがあるが、めまい発作を繰り返すことはない。
[診断の基準] 確実例 : 主症状、副症状の全事項をみたすもの。
疑い例 : 主症状の1. および2. の事項をみたすもの。
[参考] a. Recruitment(聴覚補充)現象の有無は一定せず。
b. 聴力の改善、悪化の繰り返しはない。
c. 一側性の場合が多いが、両側性に同時罹患する例もある。
d. 第VIII脳神経以外に顕著な神経症状を伴うことはない。
(以上Wikipediaより転写)
1月6日(火)午前にテレビを見ていると突然右耳が聞こえなくなりました。1月8日(木)、浅草寺病院で定期健診。右耳が急に聞こえなくなったことを話すと出来るだけはやく耳鼻科で見てもらったほうがいいということで、浅草寺病院ではその日は休診なので、翌9日(金)朝7時半に耳鼻科へ急行しました。3番目の回診で、色々の検査の結果、ステロイドという強い薬も使うので、3日からの切除手術との関係もあり三井記念病院の耳鼻科で診てもらったほうが良いとのことで、急遽紹介状を書いてもらいました。30分以内に三井記念病院にいってくれとのことでした。
家に電話をして家内に三井記念病院の診察券を持って浅草寺病院前で待ち合わせ、タクシーで駆けつけた家内ともども三井記念病院に行き、そのまま、突発性難聴で10日間の入院ということになりました。
本日退院ということで、とりあえず長い間、ブログをお休みしたことをお詫びいたします。
sechin@nethome.ne.jp です。
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