瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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  魔法陣を切り抜いて縦方向または横方向に丸めて円柱形にした時、対角線に平行なマス目の数を足しても、合計数が一致しているものを完全方陣という。
 
2292962d.jpeg 左図は四次の完全方陣であるが、1、11、16、6の対角線に平行なマス目の数の和はすべて同じで、
 1+11+16+6=8+5+9+12=10+4+7+13=15+14+2+3=34 となるし、
12、2、5、15の対角線に平行なマス目の数の和もすべて同じで、
 12+2+5+15=7+11+10+6=14+8+3+9=1+13+16+4=34 となっている。
 なお、完全四次方陣では円柱形に丸めた、どの1点を取ってもこれを共有する4つの数はすべて等しく34になる。
 
b3a89883.jpeg 左図は五次の完全方陣であるが、対角線に平行な目の数の和は(対角線上の組を含めて全部で10組ある)はどこも65となって等しくなっている。
 10+16+23+2+14=13+7+19+25+1=4+15+6+18+22=……=65
 1+9+23+15+17=18+5+7+21+14=12+16+4+8+25=……=65
 
e814b835.jpeg 左図は、親子方陣とか外加方陣などと呼ばれるもので、それぞれ太線で描いたうち枠の中だけでも魔法陣が成立している。つまり、七方陣(黒線の中)でもあり、五方陣(青線の中)でもあり、三方陣(赤線の中)でもあるというものである。
 

50dcb260.jpeg 左図は1~32の自然数で2種類の魔法陣AとBができている。定和はいずれも66であり、一つの交点を共有して隣接する4数の和はどこも66になっている。
 それだけでなく、Aの四隅の数字(1、28、31、6→合計66)と、Bの四隅の数字(9、20、14、23→合計66)との間には密接な関係がある。というのは、一方の隣り合う2数の変わりにもう一方の同じ位置にある2数を持ってきてもやはり和は66になり、変わらない。たとえば、1、31の代わりに9、23を入れても、Aの四隅の和は66のままである。また、Aの隣り合う4数、たとえば4、31、26、5(合計66)のうち、縦方向の2数(たとえば4と31)を除き、代わりにBと同じ位置にある2数(このれいでは12と23)をもってきても、和は66でかわらない。
 この秘密は、Bの各数の構成にあり、BをB´のようにかきなおしてAと比較してみると、その仕組みがよく判る。
 
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