瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
Thalēs(タレス)は商用でエジプトに渡ったとき、そこで「測量術」に魅せられ、神官から学び、研究生活を始めた。ある日、エジプトのアマシス王が家来を連れてピラミッドの見学に行ったとき、王が家来達にピラミッドの高さを測るように命じた。そこで、ただ一人タレスが進みでて王を驚かせた。その、タレスの測り方には二つの説がある。
つぎの定理はいずれもタレスが発見し、それに対して証明を与えたものだといわれている。
1.対頂角は相等しい。
2.二等辺三角形の両底角は相等しい。
3.2つの三角形で、その1組の内角と、それらを夾む2辺とがそれぞれ等しければ、2つの三角形は合同である。
4.2つの三角形で、その1組の辺と、その両端における2つの内角とが等しければ、2つの左三角形は合同である。
5.円において、その上の1点を一つの直径の両端に結ぶ2つの弦は互いに直交する。
Thalēs(タレス)は上の定理3を用いて、間に山または池があって直接謀ることのできない2地点A、B間の距離を測った。AとBを見通すことの出来るような点Oをとり、AとOを結んで、それをAOの方向へ延長し、その上に AO=OC であるような点Cをとる。つぎにBとOを結んで、それをBOの方向へ延長し、その上に BO=CO となるような点Dをとる。(図Ⅰ参照)
このとき、⊿AOBと⊿CODとにおいて、∠AOBと∠CODは対頂角であるから、上の定理1によって相等しい。すなわち、 ∠AOB=∠COD また、作図によって、 AO=OC, BO=OD
したがって、⊿AOBと⊿CODは、その1組の内角と、それらを夾む2辺とかそれぞれ等しい。したがって、定理3によって、⊿AOB≡⊿COD である。 ∴ AB=CD
したがって、CDを実測すれば、ABの長さが得られるのである。
また、彼は上の定理4を用いて、岸の一点から沖の船までの距離を測った。
岸の上に直線で結ぶことの出来る2点A、Bを定め、AとBで沖の船Cを観測して、∠BACと∠ABCを測る。
岸の方へ ∠BAC=∠BAD ∠ABC=∠ABD であるような点Dを定める。(図Ⅱ参照)
この時、⊿CABと⊿DABにおいて、辺ABは共通であるから、1組の辺は等しく、その両端における内角はそれぞれ等しくなっている。したがって、上の定理4によって ⊿CAB≡⊿DAB である。
∴ 岸上でADの距離を実測すれば、岸の1点Aから船Cまでの距離を見出すことが出来る。
また、上の定理5を用いれば、直線ℓ上の1点Aで、これに垂線を引くことができる。
この点Aを通る任意の円を描いて、この円が直線ℓと再び交わる点をBとし、Bを通るこの円の直径の端をCとすれば、ACはℓに垂直である。(図Ⅲ参照)
しかし、この定理5は、タレスの発見であるとも、ピタゴラスの発見であるとも言われている。
つぎの定理はいずれもタレスが発見し、それに対して証明を与えたものだといわれている。
1.対頂角は相等しい。
2.二等辺三角形の両底角は相等しい。
3.2つの三角形で、その1組の内角と、それらを夾む2辺とがそれぞれ等しければ、2つの三角形は合同である。
4.2つの三角形で、その1組の辺と、その両端における2つの内角とが等しければ、2つの左三角形は合同である。
5.円において、その上の1点を一つの直径の両端に結ぶ2つの弦は互いに直交する。
Thalēs(タレス)は上の定理3を用いて、間に山または池があって直接謀ることのできない2地点A、B間の距離を測った。AとBを見通すことの出来るような点Oをとり、AとOを結んで、それをAOの方向へ延長し、その上に AO=OC であるような点Cをとる。つぎにBとOを結んで、それをBOの方向へ延長し、その上に BO=CO となるような点Dをとる。(図Ⅰ参照)
このとき、⊿AOBと⊿CODとにおいて、∠AOBと∠CODは対頂角であるから、上の定理1によって相等しい。すなわち、 ∠AOB=∠COD また、作図によって、 AO=OC, BO=OD
したがって、⊿AOBと⊿CODは、その1組の内角と、それらを夾む2辺とかそれぞれ等しい。したがって、定理3によって、⊿AOB≡⊿COD である。 ∴ AB=CD
したがって、CDを実測すれば、ABの長さが得られるのである。
また、彼は上の定理4を用いて、岸の一点から沖の船までの距離を測った。
岸の上に直線で結ぶことの出来る2点A、Bを定め、AとBで沖の船Cを観測して、∠BACと∠ABCを測る。
岸の方へ ∠BAC=∠BAD ∠ABC=∠ABD であるような点Dを定める。(図Ⅱ参照)
この時、⊿CABと⊿DABにおいて、辺ABは共通であるから、1組の辺は等しく、その両端における内角はそれぞれ等しくなっている。したがって、上の定理4によって ⊿CAB≡⊿DAB である。
∴ 岸上でADの距離を実測すれば、岸の1点Aから船Cまでの距離を見出すことが出来る。
また、上の定理5を用いれば、直線ℓ上の1点Aで、これに垂線を引くことができる。
この点Aを通る任意の円を描いて、この円が直線ℓと再び交わる点をBとし、Bを通るこの円の直径の端をCとすれば、ACはℓに垂直である。(図Ⅲ参照)
しかし、この定理5は、タレスの発見であるとも、ピタゴラスの発見であるとも言われている。
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目高 拙痴无
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92
誕生日:
1932/02/04
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sechin@nethome.ne.jp です。
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