ウェブニュースより
イスラエル軍、ガザへの攻撃再開 「ハマスが合意違反」 ―― イスラエルとイスラム組織ハマスによる戦闘休止の合意期限が1日午前7時(日本時間午後2時)に切れた。イスラエル軍は同日、ハマス側の合意違反を理由にパレスチナ自治区ガザへの攻撃を再開したと明らかにした。11月24日に始まった戦闘休止は7日間で終わった。
仲介するカタールの外務省は声明で、戦闘再開に「深い遺憾」を示した。再び戦闘を休止するため、イスラエルやハマスを交えた交渉は続いていると強調した。
イスラエル軍は戦闘機による空爆を行っていると明らかにした。ガザの保健当局は1日午後までに109人が死亡したと発表した。
イスラエルはかねて、休止後は戦闘を再開させることを強調していた。ガザでは既に1万4000人以上が死亡しており、人道危機がさらに深刻になるのは避けられない。
イスラエル首相府は声明で「ハマスは全ての女性の人質を解放するという合意の枠組みに違反し、イスラエルに砲撃した」と主張した。「人質の解放とハマスの排除、ガザが二度とイスラエル住民を脅かさないようにするという目的を達する」と強調した。
両者は11月22日に戦闘を休止することで合意した。24日から履行され、これまで2度延長された。期間中、ハマスは外国人を含むイスラエル側の人質105人を解放し、イスラエルはパレスチナ人の囚人240人を釈放した。イスラエルによると、ハマスなどが拘束する人質はなお137人に上る。
米ウォール・ストリート・ジャーナルは期限切れ前に、エジプト当局者の話として、両者が休止期間をさらに1日延ばすことで合意したと報じていた。カタールやエジプト、米国を含む関係国は休止期間の再延長を探ったが、解放する人質を巡って折り合わなかったもようだ。
ロイター通信によると、イスラエルと国境を接するレバノンの親イラン組織ヒズボラは1日、イスラエルに攻撃をしかけたと明らかにした。イスラエルとヒズボラは国境沿いで交戦していたが、イスラエルとハマスの戦闘休止期間中はおおむね沈静化していた。
11月30日にはブリンケン米国務長官がイスラエルを訪れ、ネタニヤフ首相らに延長を働きかけた。ガザへの攻撃を再開する前に、民間人に被害が及ばないよう対策を講じることも求めた。ネタニヤフ氏は「私はハマスを壊滅させると誓った」と応じた。 【日本經濟新聞 2023年12月1日 14:43 (2023年12月1日 23:52更新)】
sechin@nethome.ne.jp です。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |