瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
[2954] [2953] [2952] [2951] [2950] [2949] [2948] [2947] [2946] [2945] [2944]

栂(つが)を詠んだ歌
 
(つが)はマツ科ツガ属の常緑高木です。高さは20メートルを越えるまでに成長します。2月頃に花が咲きます。
 
 
万葉集には5首に詠まれています。いずれも、「つぎづきに」を導く枕詞(まくらことば)として使われています。
 
巻1-0029: 玉たすき畝傍の山の橿原のひじりの御代ゆ.......(長歌)
 
巻3-0324: みもろの神なび山に五百枝さし.......(長歌)
 
巻6-0907: 瀧の上の三船の山に瑞枝さし繁に生ひたる.......(長歌)
 
※笠金村(かさの-かなむら、生没年不詳)
 
奈良前期の歌人。卑官に終わりましたが、山部赤人とともに、柿本人麻呂を継承する宮廷歌人として評価されていました。赤人が自然詠にすぐれるのに対し、人事詠に特徴があるとされます。天皇の行幸に従った際の作歌が多い。志貴皇子挽歌(巻二)が著名です。《万葉集》に長歌11,短歌約30首が載ります。
17-4006: かき数ふ二上山に神さびて立てる栂の木.......(長歌)
 
19-4266: あしひきの八つ峰の上の栂の木の.......(長歌)


 

この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


小冊子の紹介
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 3 4 5 6
7 8 10 11 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 26 27
28 29 30
最新コメント
[m1WIN2024Saulp 04/22]
[DavidApazy 02/05]
[シン@蒲田 02/05]
[нужен разнорабочий на день москва 01/09]
[JamesZoolo 12/28]
[松村育将 11/10]
[爺の姪 11/10]
[爺の姪 11/10]
[松村育将 11/09]
[松村育将 11/09]
最新トラックバック
ブログ内検索
カウンター
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © 瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り All Rights Reserved
/