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(しきみ)を詠んだ歌
 
(しきみ)は、シキミ科シキミ属の常緑小高木の樒(しきみ)です。3~4月に、ごく薄黄い、または白い細長い花をさかせます。樒の実は有毒なので気をつけましょう。
 
 
万葉集に樒(しきみ)を詠んだ歌は、一首だけです。
4476: 奥山のしきみが花の名のごとやしくしく君に恋ひわたりなむ
 
※大原今城(おおはらの-いまき、生没年不詳)
 
奈良時代の皇別氏族出身の官僚。歌人。姓は真人。もと今城王といいました。穂積皇子と大伴坂上女郎の子。天平11(739)年高安王らと共に大原真人の氏姓を与えられました。同20年兵部少丞正七位下などを経て、天平勝宝9(757)年、従五位下、治部少輔。天平宝字7(763)年左少弁に任じられますが、藤原仲麻呂の乱に連座して官職位階を奪われたようです。宝亀2(771)年従五位下に復し兵部少輔になり、翌年駿河守に任じられたとあるのが史料にみえる官歴の最後です。『万葉集』に18首の歌を残し、大伴家持と親交のあったことが知られます。

ウェブニュースより
 
<新型コロナ>願う 終息、秋の三社開催 浅草神社で氏子ら祈願祭 -― 台東区の浅草神社(浅草二)で十八日、新型コロナウイルスの早期終息を願う祈願祭があった。合わせて十五~十七日に実施予定だった三社祭の秋への延期を奉告する祭事も行われ、参列した氏子らは祭りが無事開催できるよう祈った。
 
 
祭事は、神職や参列者がマスクを着用して実施。神前で祝詞を奏上し、十月十六~十八日に延期された三社祭の開催と新型コロナウイルスの沈静化を祈った。笛の音が響く中、みこ二人が「浦安の舞」を舞い、終息を祈願した。神社の総代数人が参列した。
 
三社祭の今年の日程は当初、今月十五~十七日だった。約百基の町神輿(みこし)が繰り出す「連合渡御(とぎょ)」、三基の本社神輿を境内から担ぎ出す「宮出し」、木遣(きや)り隊や芸者衆らがにぎやかに歩く「大行列」、都無形民俗文化財に指定されている田楽舞「びんざさら舞奉納」などが予定されていた。
 
新型コロナウイルスの収束状況を考慮し、八月下旬に最終的な開催可否や規模について決定する見通し。三社祭が秋に開催されるのは初めてとなるという。
 
三社祭を主催する氏子団体、同神社奉賛会の宮本卯之助会長は「浅草だけでなく日本の人にとって、三社祭は一番重要なお祭り。なんとかやりたいという思いでいる」と強調。冨士滋美副会長(浅草観光連盟会長)も「今までとは違ったルールが必要になるかもしれないが、知恵を絞って開催したい」と話した。
 
浅草神社の土師(はじ)幸士宮司は「安全性を確保した上で祭礼、祭典を行うことが第一」とした上で、「神輿を担ぐことができない状況ならば、台車に載せて町を練り歩くなど、やり方を検討していきたい」と話している。
◆写真で、コメントで「祭待つ熱」寄せられ したまち支局ツイッター
 
心にぽっかり穴があいてしまった人もいる。みんなでお祭り気分を-と、本来なら三社祭本番だった十五~十七日に合わせ、東京新聞したまち支局は、支局ツイッターで祭りの過去の写真などを募集した。十四日に「#三社祭2020が待ち遠しい」のハッシュタグを付けての投稿を呼び掛けた。
 
 
アップされたのは、約百基の町神輿が集結して手締めが行われる壮大なシーンの動画や、祭りの衣装で笑顔の子どもたち、神酒所でくつろぐ町会役員の写真など。三社祭限定手ぬぐいの画像も。浅草観光連盟の関係者からは、目にするのが難しい本社神輿(みこし)が厳かに神輿庫から出発する様子の動画も寄せられた。
 
浅草の人たちは、秋開催への思いもツイート。「延期になった十月を目標に自粛を頑張りましょう」「まだまだ乗り越えるハードルはありますが(中略)明るい未来へと進みたい」と前向きなコメントがつづられた。
 
投稿内容は、「#三社祭2020が待ち遠しい」で検索すれば閲覧できる。   (東京新聞 2020519日)


 

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樒の花
昨春、三田市の古寺にお参りしたときのこと、山門を出たとき、えもいわれぬ良いか香りに包まれました。辺りを見まわすと、頭上の木に薄黄色の花が咲いていました。

写真に撮り、帰宅してから調べると、どうも「樒」の花のようでした。毒もあり、あまり縁起のいい花ではなさそうで、少しがっかりしましたが、上品なよい香りは忘れがたいものでした。

万葉集のころは恋歌に詠まれるくらいで、まだ宗教的な位置付けはされてなかったのでしょうね。

考えてみれば、動植物に縁起がいいとか悪いとか、好悪があるとか、人間の勝手な思い込みにしか過ぎないことですね。

今回、「樒」が万葉集で美しくとりあげられているのを知って、「樒」のために喜んでおります(笑)。




爺の姪 2020/05/20(Wed) 編集
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目高 拙痴无
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1932/02/04
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