瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
徘徊の準備をして玄関に出ると、今朝は雨。小雨程度の降りだが、外の様子を気にしながら、パソコンに向かう。昨日、携帯にメールが入った。曰く、
「万灯会のお誘いありがとうございました。マイチの供養ができて嬉しかったです。追悼文集の計画がございましたらご一報下さい。駄文をお送りさせていただきます。 I 」
夕刻になって、返事を携帯メールしておいた。曰く、「供養会へのご足労ありがとうございました。ご承知の通り追悼文集に就いては皆さん方にはあまり関心仮名彝ようですね。でも、マイチの思い出など、パソコンに送って下されば、僕のブログに搭載してもかまいません。そこのところをご配慮の上、よしなにお取り計らい下さい。 瘋癲親父より」
今朝のウェブニュースより
橋下氏は誰と組む?これが“愛憎相関図”だ ―― 大阪市の橋下徹市長率いる「大阪維新の会(維新)」との合流を視野に入れた、超党派の中堅議員約10人に拠る新党結成の動きが明らかになった。次期衆院選では、民主、自民、公明3党に対抗する「第3極」の躍進が確実視されており、維新はその大本命だ。それだけに、「国民の生活が第一」の小沢一郎代表、みんなの党の渡辺喜美代表、新党構想が取り沙汰される東京都の石原慎太郎知事らが、連携の機会をうかがっている。橋下氏は彼らをどう分別するのか。人間関係の相関図をもとに、探った。/「(政界再編では)第3極が、どれだけ躍進をするのかというのと同時に、有権者の皆さんの、きちっとした受け皿をつくらなければいけない」/民主党の松野頼久元官房副長官は14日、フジテレビの取材にこう語った。松野氏は「鳩山由紀夫元首相の最側近」として知られるが、周囲には「もういいだろう」と話しているといい、民主党や鳩山氏と決別したうえでの新党構想とみられる。/松野氏は今年3月、自民党の松浪健太衆院議員らと「道州制型統治機構研究会」を立ち上げた。与野党の現職議員約10人が参加し、維新が次期衆院選の政権公約と位置づける「維新八策」と親和性の高いテーマの勉強をしてきた。これまで水面下で20回以上会合を重ね、20日に初めて、公式な会を予定している。/参加者の1人は「民主、自民の離党予備軍を巻き込んで、新党結成の準備を加速させる。維新との合流もあり得る」と明言した。現状では「政治団体」にすぎない維新が「現職議員5人」を加えて政党要件を満たせば、衆院選で小選挙区と比例代表の重複立候補や政見放送ができ、政党交付金や企業・団体献金も受け取れるようになる。利害は一致するのだ。/研究会の中核は、松野、松浪両氏に、民主党の石関貴史衆院議員と、みんなの党の小熊慎司、上野宏史両参院議員を加えた5人だ。5人は11日、大阪市内で橋下氏や、維新幹事長である大阪府の松井一郎知事と会談している。/在阪ジャーナリストは「維新と合流するなら松野氏ら5人が中心で、選挙に強い現職議員が数人加わるくらいだろう。松井氏と自民党青年局で接点があった保守政治家らで、長く会合を続けてきた。青年局人脈を使うのは松井氏の常套手段だ。維新幹部も自民党大阪府連青年局が中心になっている。維新幹部は『選挙が弱くて右往左往するような議員は裏切りかねないし、国民に見透かされるからいらない。(ベテラン議員より)新人の方が可能性があるうえ、言うことをきく』と話している」といい、続けた。/「新党結成と維新合流の時期は、衆院選の時期とリンクする。年内選挙ならその直前、来年になるなら政党交付金をもらうために今年末になるだろう。したたかな橋下氏はギリギリまで有利なメンバーを見定め、既成政党を揺さぶる」/一方、他の「第3極」も橋下氏に秋波を送り続けている。
小沢氏は、1996年にイタリアで実現した中道左派連合「オリーブの木」構想を掲げている。維新がTPP「環太平洋戦略的経済連携協定」に賛成の立場なのを考慮して、小沢新党には〔TPP反対〕の議員が多いのに基本政策から外した。「脱原発」も共通している。関係者は「小沢氏に近い松野氏や石関氏が窓口になって、連携できる」と期待を込めた。/維新と政策ブレーンが共通しているみんなの党の渡辺氏は「やろうとしていることが同じ。維新と連携して第1極を目指す」と公言している。橋下氏が「御大」と呼ぶ石原氏も、維新政治塾で講師を務めるなど、関係を維持している。愛知県の大村秀章知事に至っては、地域政党「中京維新の会」を立ち上げ、露骨に抱きついている。/だが、橋下氏は特定の勢力に接近しない「等距離外交」を続けている。それどころか、次期衆院選で300小選挙区に候補者を立てるため、近く、維新政治塾の塾生や現職議員を対象に公募を始めるなど、政党化したうえで、独自に衆院選を戦う方向に傾いている。/橋下氏が「第3極」で目指すのは、緩やかな連携ではなく、冷徹な“淘汰”かもしれない。 〔zakzak 2012.08.15〕
「万灯会のお誘いありがとうございました。マイチの供養ができて嬉しかったです。追悼文集の計画がございましたらご一報下さい。駄文をお送りさせていただきます。 I 」
夕刻になって、返事を携帯メールしておいた。曰く、「供養会へのご足労ありがとうございました。ご承知の通り追悼文集に就いては皆さん方にはあまり関心仮名彝ようですね。でも、マイチの思い出など、パソコンに送って下されば、僕のブログに搭載してもかまいません。そこのところをご配慮の上、よしなにお取り計らい下さい。 瘋癲親父より」
今朝のウェブニュースより
橋下氏は誰と組む?これが“愛憎相関図”だ ―― 大阪市の橋下徹市長率いる「大阪維新の会(維新)」との合流を視野に入れた、超党派の中堅議員約10人に拠る新党結成の動きが明らかになった。次期衆院選では、民主、自民、公明3党に対抗する「第3極」の躍進が確実視されており、維新はその大本命だ。それだけに、「国民の生活が第一」の小沢一郎代表、みんなの党の渡辺喜美代表、新党構想が取り沙汰される東京都の石原慎太郎知事らが、連携の機会をうかがっている。橋下氏は彼らをどう分別するのか。人間関係の相関図をもとに、探った。/「(政界再編では)第3極が、どれだけ躍進をするのかというのと同時に、有権者の皆さんの、きちっとした受け皿をつくらなければいけない」/民主党の松野頼久元官房副長官は14日、フジテレビの取材にこう語った。松野氏は「鳩山由紀夫元首相の最側近」として知られるが、周囲には「もういいだろう」と話しているといい、民主党や鳩山氏と決別したうえでの新党構想とみられる。/松野氏は今年3月、自民党の松浪健太衆院議員らと「道州制型統治機構研究会」を立ち上げた。与野党の現職議員約10人が参加し、維新が次期衆院選の政権公約と位置づける「維新八策」と親和性の高いテーマの勉強をしてきた。これまで水面下で20回以上会合を重ね、20日に初めて、公式な会を予定している。/参加者の1人は「民主、自民の離党予備軍を巻き込んで、新党結成の準備を加速させる。維新との合流もあり得る」と明言した。現状では「政治団体」にすぎない維新が「現職議員5人」を加えて政党要件を満たせば、衆院選で小選挙区と比例代表の重複立候補や政見放送ができ、政党交付金や企業・団体献金も受け取れるようになる。利害は一致するのだ。/研究会の中核は、松野、松浪両氏に、民主党の石関貴史衆院議員と、みんなの党の小熊慎司、上野宏史両参院議員を加えた5人だ。5人は11日、大阪市内で橋下氏や、維新幹事長である大阪府の松井一郎知事と会談している。/在阪ジャーナリストは「維新と合流するなら松野氏ら5人が中心で、選挙に強い現職議員が数人加わるくらいだろう。松井氏と自民党青年局で接点があった保守政治家らで、長く会合を続けてきた。青年局人脈を使うのは松井氏の常套手段だ。維新幹部も自民党大阪府連青年局が中心になっている。維新幹部は『選挙が弱くて右往左往するような議員は裏切りかねないし、国民に見透かされるからいらない。(ベテラン議員より)新人の方が可能性があるうえ、言うことをきく』と話している」といい、続けた。/「新党結成と維新合流の時期は、衆院選の時期とリンクする。年内選挙ならその直前、来年になるなら政党交付金をもらうために今年末になるだろう。したたかな橋下氏はギリギリまで有利なメンバーを見定め、既成政党を揺さぶる」/一方、他の「第3極」も橋下氏に秋波を送り続けている。
小沢氏は、1996年にイタリアで実現した中道左派連合「オリーブの木」構想を掲げている。維新がTPP「環太平洋戦略的経済連携協定」に賛成の立場なのを考慮して、小沢新党には〔TPP反対〕の議員が多いのに基本政策から外した。「脱原発」も共通している。関係者は「小沢氏に近い松野氏や石関氏が窓口になって、連携できる」と期待を込めた。/維新と政策ブレーンが共通しているみんなの党の渡辺氏は「やろうとしていることが同じ。維新と連携して第1極を目指す」と公言している。橋下氏が「御大」と呼ぶ石原氏も、維新政治塾で講師を務めるなど、関係を維持している。愛知県の大村秀章知事に至っては、地域政党「中京維新の会」を立ち上げ、露骨に抱きついている。/だが、橋下氏は特定の勢力に接近しない「等距離外交」を続けている。それどころか、次期衆院選で300小選挙区に候補者を立てるため、近く、維新政治塾の塾生や現職議員を対象に公募を始めるなど、政党化したうえで、独自に衆院選を戦う方向に傾いている。/橋下氏が「第3極」で目指すのは、緩やかな連携ではなく、冷徹な“淘汰”かもしれない。 〔zakzak 2012.08.15〕
今日のウェブニュースより、
“キネマの天地”浅草から映画館消える!そのほの悲しい理由 ―― 明治時代、日本で初めて常設の映画館ができた東京・浅草から、とうとう銀幕が消えてしまう。東京スカイツリーを臨む街は活気が戻ってきたが、映画だけはカヤの外とは何とも寂しい。/浅草で映画館を展開する松竹の完全子会社、中映は5館の閉館をひっそりと発表した。成人映画の「浅草シネマ」が9月17日、「浅草世界館」は25日、邦画の「浅草名画座」「浅草新劇場」と洋画の「浅草中映劇場」は10月21日に閉館。さよなら興行などは特に予定されていない。/日本屈指の歓楽街だった浅草六区に日本初の映画専門館「電気館」が誕生したのは1903(明治36)年。浅草オペラ、喜劇、ストリップ、そして映画館がズラリと軒を連ね、歩けないほど道に人があふれた1944(昭和19)年に同館は誕生した。全盛期には30館以上の映画館があった浅草は、まさにキネマの天地だった。/幕を下ろす理由は「建物の老朽化」。取り壊した後の再開発については「計画中だが具体的な決定はない」としている。/郊外型のシネコンが主流となる中、街中の映画館は次々と無くなってゆく。/浅草のお隣、上野では今年4月、興行大手の東急レクリエーションが運営する「上野東急・上野東急2」が閉館。/45年の歴史を持つ「銀座シネパトス」の来春閉館も発表された。/大阪でもファンに親しまれてきた映画館が今年3月相次いで消えた。大阪市北区の「天六ユウラク座」「天六コクサイ劇場」「天六ユウラク地下劇場」、そして東住吉区の「タナベキネマ」「タナベ国際劇場」が閉館している。/「団塊世代にとって、映画館は、銭湯と並ぶ娯楽の場だった」と振り返るのは映画評論家の望月苑巳氏。/「東京の人形町を歩いていたら路地裏にポツンと小屋(映画館)があって、オードリー・ヘプバーンとシャーリー・マクレーンの名作『噂の二人』をやっていて感激したことを想い出す」/しかし、ノスタルジーだけでは経営は立ちゆかない。/「街中の小さな映画館が相次ぎ討ち死にしているが、ある意味当然。特色もなく、これといった宣伝もせず、指をくわえて客がくるのを待っていたツケが回ってきただけ」と望月氏。/テレビ文化やシネコンの影響はあるにせよ、東京だと岩波ホールやユーロスペース、アップリンクなど、特色ある映画館は生き残っている。「質の高いインデペンデント作品や、年齢層を絞り込むのも手だ」と望月氏は期待をつないでいる。 〔zakzak 2012.08.16〕
“キネマの天地”浅草から映画館消える!そのほの悲しい理由 ―― 明治時代、日本で初めて常設の映画館ができた東京・浅草から、とうとう銀幕が消えてしまう。東京スカイツリーを臨む街は活気が戻ってきたが、映画だけはカヤの外とは何とも寂しい。/浅草で映画館を展開する松竹の完全子会社、中映は5館の閉館をひっそりと発表した。成人映画の「浅草シネマ」が9月17日、「浅草世界館」は25日、邦画の「浅草名画座」「浅草新劇場」と洋画の「浅草中映劇場」は10月21日に閉館。さよなら興行などは特に予定されていない。/日本屈指の歓楽街だった浅草六区に日本初の映画専門館「電気館」が誕生したのは1903(明治36)年。浅草オペラ、喜劇、ストリップ、そして映画館がズラリと軒を連ね、歩けないほど道に人があふれた1944(昭和19)年に同館は誕生した。全盛期には30館以上の映画館があった浅草は、まさにキネマの天地だった。/幕を下ろす理由は「建物の老朽化」。取り壊した後の再開発については「計画中だが具体的な決定はない」としている。/郊外型のシネコンが主流となる中、街中の映画館は次々と無くなってゆく。/浅草のお隣、上野では今年4月、興行大手の東急レクリエーションが運営する「上野東急・上野東急2」が閉館。/45年の歴史を持つ「銀座シネパトス」の来春閉館も発表された。/大阪でもファンに親しまれてきた映画館が今年3月相次いで消えた。大阪市北区の「天六ユウラク座」「天六コクサイ劇場」「天六ユウラク地下劇場」、そして東住吉区の「タナベキネマ」「タナベ国際劇場」が閉館している。/「団塊世代にとって、映画館は、銭湯と並ぶ娯楽の場だった」と振り返るのは映画評論家の望月苑巳氏。/「東京の人形町を歩いていたら路地裏にポツンと小屋(映画館)があって、オードリー・ヘプバーンとシャーリー・マクレーンの名作『噂の二人』をやっていて感激したことを想い出す」/しかし、ノスタルジーだけでは経営は立ちゆかない。/「街中の小さな映画館が相次ぎ討ち死にしているが、ある意味当然。特色もなく、これといった宣伝もせず、指をくわえて客がくるのを待っていたツケが回ってきただけ」と望月氏。/テレビ文化やシネコンの影響はあるにせよ、東京だと岩波ホールやユーロスペース、アップリンクなど、特色ある映画館は生き残っている。「質の高いインデペンデント作品や、年齢層を絞り込むのも手だ」と望月氏は期待をつないでいる。 〔zakzak 2012.08.16〕
昨日は朝から咽喉がイガイガして咳は出るは、鼻水は垂れるは、それに体全体が何となくだるい感じだ。どうやら、夏風邪がピークに達したらしい。1日中ぼんやりと過してしまった。
夕刻、午後6時30分 浅草寺で万霊燈篭供養会が行なわれる。ここにマイチの菩提の供養すべく申し込んであるので、すっぽかすわけには行かない。前もって、ブログで知らせたこともあって、沢山の塾友が参加してくれた。
午後7時半を過ぎた頃から、ひさご通のTAKEYAで、塾友たちとマイチの冥福を祈り献杯をささげ、供養パーティを行なった。帰宅したときは午後10じ頃であった。
今朝はいつも通り、4時に目覚ましが鳴ったが、大事をとってそのまま8時まで寝てしまった。夏風邪もどうやら落ち着いたようである。
夕刻、午後6時30分 浅草寺で万霊燈篭供養会が行なわれる。ここにマイチの菩提の供養すべく申し込んであるので、すっぽかすわけには行かない。前もって、ブログで知らせたこともあって、沢山の塾友が参加してくれた。
午後7時半を過ぎた頃から、ひさご通のTAKEYAで、塾友たちとマイチの冥福を祈り献杯をささげ、供養パーティを行なった。帰宅したときは午後10じ頃であった。
今朝はいつも通り、4時に目覚ましが鳴ったが、大事をとってそのまま8時まで寝てしまった。夏風邪もどうやら落ち着いたようである。
昨晩辺りから、咽喉の様子がおかしく、どうやら夏風邪にとっつかまったらしい。今朝もいつも通り、出かけたが川風に当たると、やたら咳が出る。朝の東雲(しののめ)の中のスカイツリーが美しい。なにやら冷たいものが顔に当たるので、振り返ると、南のほう、隅田川の下流に大きく虹がかかっている。
咳が激しいので、早めに徘徊を切り上げて、帰宅する。
今朝のウェブニュースより
自民党:小泉進次郎氏ら7人を戒告処分 不信任案で造反 ―― 自民党の石原伸晃幹事長は13日、中小野党6党が提出した内閣不信任決議案の9日の採決で、「欠席」の党方針に反し賛成票を投じた中川秀直元幹事長や小泉進次郎青年局長ら7人を戒告処分とした。党規約には党紀委員会にかけた上での8段階の処分と、同委にかけず幹事長が行う4段階の処分が定められているが、今回は4段階のうち下から2番目の軽い処分となった。/処分されたのは中川、小泉両氏のほか、塩崎恭久元官房長官▽菅義偉元総務相▽柴山昌彦元外務政務官▽河井克行元副法相▽松浪健太元内閣府政務官。/石原氏は党本部に出向いた中川、小泉、塩崎、柴山の4氏に直接、処分を言い渡し、残り3氏には文書で伝えた。小泉氏は記者団に「賛成票以外は考えられなかったが処分は重く受け止める」と述べた。中川氏は「処分は組織人として受けるが、国民の大多数は野田内閣を信任していない。当然の行動を取った」と語った。谷垣禎一総裁は当初「処分しにくい」と話していたが、一定のけじめが必要と判断した。
一方、民主党では内閣不信任決議案の採決で造反した7人中、賛成票を投じた2人は離党届を提出しており除籍(除名)処分とする方針。鳩山由紀夫元首相ら5人は「体調不良」での欠席で、処分しない方向だ。消費増税法案の10日の参院採決で反対した民主党議員6人は「党員資格停止1カ月」など軽い処分にとどめる方針だ。代表選〔9月21日投票〕野投票権を奪えば離党に傾く議員もいるため、停止期間が投票日に掛からないよう調整している。 〔毎日新聞 2012年08月13日 19時54分(最終更新 08月13日 21時03分)〕
官邸前デモだけじゃない 「野田を落とせ!」運動も急拡大 首相の地元で発足 全国に飛び火 ―― 毎週金曜日に官邸を取り囲むデモの参加者は膨れ上がるばかりだが、野田首相の地元(千葉4区)でも反野田運動がどんどん拡大している。/「大増税を推進する裏切り者 野田佳彦を落選させよう!」――。先週11日、JR津田沼駅前で、ビラが配られた。「野田佳彦を落選させる勝手連」の有志たちだ。/「野田首相の選挙区は船橋市で、津田沼駅は習志野市。選挙区ではないのですが、船橋市民もよく出かける場所です。野田首相が定期的に演説していた駅でもあり、ゲリラ的に落選運動が始まったのです。有志がビラを配っていると、突然、駆け寄ってきて手伝う人、『だまされた。許せない』と話しかけてくる人がいて、野田首相に対するすさまじい怒りを感じました」(取材したジャーナリストの田中龍作氏)/落選運動といえば韓国が盛んで、日本はそれほどでもない。現役首相のお膝元での活動は前代未聞だ。/「野田首相に対する落選運動は、関西電力大飯原発の再稼働を決めた6月ごろから始まり、2000人以上が集まったこともあります。官邸デモのように定期的に開催しているわけではないが、何ら告知をしないのに、市民が自発的に『落選運動』を行う意味は大きいと思います」とは船橋市議。しかも、この動きは全国に波及しつつある。/「首相落選を求める勝手連の運動は全国に広がっています。先週、静岡を訪れた際も、野田首相のかぶりものをした市民が『野田を落とせ』『野田を許すまじ』と叫んでデモ行進していました」(前出の田中龍作氏)/野田が解散を先延ばしするほど「落選勝手連」の勢いは増すばかりだ。 〔日刊ゲンダイ 2012年8月13日 掲載〕
昨日は西宮のYK氏より、ミレーの「羊飼いの少女」の絵はがきで残暑見舞いを頂く。曰く、
「残暑お見舞い申し上げます。/甲子園では連日の高校球児の熱戦が続いております。/この熱戦に肖って頂きたく甲子園カレーを辛口、甘口各1ヶお送りしますのでご笑納下さい。/私は最近調子よく昨日は尼崎の方を1時間ほど歩いてきました。/立秋を過ぎたがまだまだ暑い。どうぞご自愛ください。まずはカレーご送付まで 草々」
爺の父様(ととさま)の日高政次は明治26(1893)年生まれの指物師であった。一時は十数人の弟子を持つまで事業を広げ、当時では珍しくオートバイを乗り回し、ヴァイオリンを弾き、御袋の琴と合奏までしていたというが、爺が物心付くころは、家業は傾きかけ、廣島市内を転々とする有様だった。
それでも、親父の自己吹聴もあるかもしれないが、腕のいい職人で鳴らしていたという。親父が姉(爺からみると伯母)を頼って廣島から、門司市の大里に移ったころ、旅館業を営んでいた家の仏間に、当時としてはちょっと洒落た洋服ダンスが置かれていた。親父が伯母のために製作して、贈った洋服ダンスだということだった。
本日、昨年の暮れ亡くなった実姉の新盆供養で丹波篠山から太宰府に出かけていた娘(爺の姪)のchiko
ちゃんから、携帯メールが入った。曰く、
「前から伺おうと思っていたのですが、写真のライオンがついた洋服タンスは、おじいさんが作ったものですか? ライオンもおじいさんが彫ったと、以前聞いたような気がするのですが。」とあり、2枚の写真が貼付されていた。
早速返信しておいた。
「これは驚き、門司の明兄のいえにあった政次親父作製の洋服ダンスが太宰府におくられていたとは!/僕の聞いた所では、あの扉のライオンの彫刻も含めて全て政次親父の手になるものだということです。/それにしても、僕にとって、とても懐かしい写真をありがとう。感激です。/感激です。 瘋癲爺」
福岡の甥と、太宰府に出向中の姪にブログに取り上げたことをメールすることにしよう。
それでも、親父の自己吹聴もあるかもしれないが、腕のいい職人で鳴らしていたという。親父が姉(爺からみると伯母)を頼って廣島から、門司市の大里に移ったころ、旅館業を営んでいた家の仏間に、当時としてはちょっと洒落た洋服ダンスが置かれていた。親父が伯母のために製作して、贈った洋服ダンスだということだった。
本日、昨年の暮れ亡くなった実姉の新盆供養で丹波篠山から太宰府に出かけていた娘(爺の姪)のchiko
ちゃんから、携帯メールが入った。曰く、
「前から伺おうと思っていたのですが、写真のライオンがついた洋服タンスは、おじいさんが作ったものですか? ライオンもおじいさんが彫ったと、以前聞いたような気がするのですが。」とあり、2枚の写真が貼付されていた。
早速返信しておいた。
「これは驚き、門司の明兄のいえにあった政次親父作製の洋服ダンスが太宰府におくられていたとは!/僕の聞いた所では、あの扉のライオンの彫刻も含めて全て政次親父の手になるものだということです。/それにしても、僕にとって、とても懐かしい写真をありがとう。感激です。/感激です。 瘋癲爺」
福岡の甥と、太宰府に出向中の姪にブログに取り上げたことをメールすることにしよう。
今朝、シアトルママから、メールが入っていた。曰く、
「日高先生、先日は先生をはじめ、懐かしい塾友にお会いできてうれしかったです。/可愛いお菓子を子供達にありがとうございました。/ロサンジェルスで旦那の従兄弟の家に2泊したのですが、皆でクッキー美味しくいただきました。/月曜日の夜に無事にシアトルに到着しました。 到着してびっくり。/寒かったんです。 昨日辺りから日中は暑くなってきましたがそれでも日本の暑さに比べたらおちゃのこさいさいです。/朝晩はまだ寒く、子供達は長袖を着て寝ています。/自宅に帰ってからは、旅の疲れや日本から帰ってきてしまってがっかりした気持ちやでなんだか放心状態です。 本当は色々片付けもしなくてはいけないのですが、食事と洗濯以外はのんびり片付けていこうと思っています。/実家でぎりぎりまで片付けにはりきってしまったので、力が抜けてしまったのかもしれませんね。/またお会いできる日を楽しみにしています。/お体ご自愛下さい。/ HB 」
K女史からも、メールあり、曰く、
日高先生へ「その4」です。/飽きもせずにまた「つぶやき」を書きました(^_^;)
「海や川について」:{海で遊ぶ}{川で遊ぶ}が正しい日本語の使い方ですが、「海に遊んでもらう」「川に遊んでもらう」という気持ちで夏を楽しみたいと思います。自然に対する尊敬の念を忘れずにいたいものです。
「善と悪について」:人体には免疫機能があります。その代表選手がナチュラルキラー細胞(NK細胞)です。
突拍子もない話かもしれませんが、もし、NK細胞を体内の善とするならば、悪い事をしている人の体内で、NK細胞が常に活発に働いてくれるとは考えにくいと思いませんか? いつの世にも「悪」ははびこりますが、それに真っ向から対峙する「善」も必ず存在します。最後には善が勝利すると私は信じています。
「マニュフェストとは」;国民にした約束をいとも簡単にやぶり、わかりやすい説明もあまりなく、
仲間からの信頼も、国民からの信頼も失う様子。
先生の言葉をお借りするならば「気が短いおばさんの戯れごと、放言、歯ぎしり」です(笑)/今日も最後まで読んで下さりありがとうございます。 Kより (*^_^*)
※NK細胞:ナチュラルキラー細胞(-さいぼう、NK細胞)は、自然免疫の主要因子として働く細胞傷害性リンパ球の1種であり、特に腫瘍細胞やウイルス感染細胞の拒絶に重要である。細胞を殺すのにT細胞とは異なり事前に感作させておく必要がないということから、生まれつき(natural)の細胞傷害性細胞(killer cell)という意味で名付けられた。形態的特徴から大形顆粒リンパ球と呼ばれることもある。
日刊ゲンダイの記事より
これで2回目 進次郎「造反」でも処分ナシの異常 「地方票」握られ誰も逆らえない ―― 9日行われた内閣不信任案の採決で、自民党の小泉進次郎(31)が仲間6人と一緒に“造反”した。「欠席」という党の方針を無視して“賛成票”を投じた後も、悪びれもせず「これ以外の選択肢はあり得ない」と、平然と言い放った。谷垣総裁は完全にコケにされた格好である。/ところが、自民党は、一切処分をしない方針だ。/「進次郎が造反したのは、これで2回目です。4月にも〈郵政改革法案〉の採決で反旗を翻している。ところが“厳重注意”でお茶を濁し、今回も処分ナシで済ませる予定です。なぜ造反したのか、尋問もしない。そもそも、進次郎を処分対象にしないために、事前に“党議拘束”もかけなかった。1年生議員の行動に、ここまで執行部が神経を使うのは異常です。進次郎は、誰も文句を言えない“聖域”になっています」(自民党事情通)/いまや、進次郎と一緒に造反すれば処分されないと、自民党議員は安心している始末だ。ここまで執行部が気を使うのは、進次郎を敵に回したくないからだ。/「選挙になったら、進次郎は応援弁士の人気ランキング1位でしょう。長老でもプライドを投げ捨て、1年生の進次郎に応援を頼むとみられています。それ以上に、谷垣総裁や、“ポスト谷垣”を狙う連中が脅威を感じているのは、進次郎が“地方票”をガッチリ押さえ始めていることです。進次郎は『青年局長』という役職を最大限に利用して、全国の都道府県連のメンバー、つまり優秀な地方議員とのネットワークを急速に広げている。恐らく、父親の純一郎から『地方に仲間をつくっておけ』と言われたのでしょう。自民党の総裁選は、地方票がカギを握るだけに、進次郎に嫌われたくないのがホンネです」(自民党関係者)/まだ31歳の男に誰も逆らえないのだから、自民党も末期的だ。 〔日刊ゲンダイ2012年8月10日 掲載〕
今日はオリンピック最終日という。ロンドンでのハプニング。
五輪サッカーに勝利した韓国代表選手が「独島は韓国領土」と政治パフォーマンス IOCが調査開始へ ―― ロンドンオリンピックの3位、4位決定戦が行われそれに勝利した韓国が日本を相手に2対0で勝利。銅メダルを勝ち取ったのである。ここまでなら「よく頑張った」「ライバルながら見事!」とエールを送れるところであるが、問題は勝利後のパフォーマンスにあった。/勝利後に代表選手達が韓国の国旗、太極旗を掲げ「独島は韓国領土」とハングルで書かれたプラカードを持ち上げたのである。パフォーマンスを行ったとされているのは、朴鍾佑(パクジョンウ)選手。本来は試合中にもこのパフォーマンスは行う予定だったとされていたが、控えていた。/しかし勝利の興奮から控えていたパフォーマンスを発作的に行ってしまったようだ。オリンピックでは競技中、もしくは競技会場で政治的活動および宗教的活動を一切認めていない。/元々このプラカードはサポーターが持っていた物で、それを朴鍾佑(パクジョンウ)選手が受け取り勝利後に使用したのだという。国際オリンピック委員会(IOC)は調査へ乗り出し、この選手に対してメダル贈呈式に出席しないように要請している。/韓国では日本に勝てば兵役が免除されるという背景もあったことから、日本に勝ったことがよほど嬉しかったのだろう。/IOCって日本の政府より仕事早いよね……。 〔ガジェット通信 2012.08.12 00:58〕
甲子園では今や高校野球が熱戦中。本日、龍谷大平安(京都)と旭川工(北北海道)の熱戦中、鳴尾のUさんことK氏より、甲子園カレーが届いた。すぐ近くとはいえ、この暑いさ中彼は甲子園に出かけたのかな?
いやはや、今日の一番の試合は延長11回、龍谷大平安が旭川工を逆転熱戦の上、9対8で降した。Uさんありがとう!
「日高先生、先日は先生をはじめ、懐かしい塾友にお会いできてうれしかったです。/可愛いお菓子を子供達にありがとうございました。/ロサンジェルスで旦那の従兄弟の家に2泊したのですが、皆でクッキー美味しくいただきました。/月曜日の夜に無事にシアトルに到着しました。 到着してびっくり。/寒かったんです。 昨日辺りから日中は暑くなってきましたがそれでも日本の暑さに比べたらおちゃのこさいさいです。/朝晩はまだ寒く、子供達は長袖を着て寝ています。/自宅に帰ってからは、旅の疲れや日本から帰ってきてしまってがっかりした気持ちやでなんだか放心状態です。 本当は色々片付けもしなくてはいけないのですが、食事と洗濯以外はのんびり片付けていこうと思っています。/実家でぎりぎりまで片付けにはりきってしまったので、力が抜けてしまったのかもしれませんね。/またお会いできる日を楽しみにしています。/お体ご自愛下さい。/ HB 」
K女史からも、メールあり、曰く、
日高先生へ「その4」です。/飽きもせずにまた「つぶやき」を書きました(^_^;)
「海や川について」:{海で遊ぶ}{川で遊ぶ}が正しい日本語の使い方ですが、「海に遊んでもらう」「川に遊んでもらう」という気持ちで夏を楽しみたいと思います。自然に対する尊敬の念を忘れずにいたいものです。
「善と悪について」:人体には免疫機能があります。その代表選手がナチュラルキラー細胞(NK細胞)です。
突拍子もない話かもしれませんが、もし、NK細胞を体内の善とするならば、悪い事をしている人の体内で、NK細胞が常に活発に働いてくれるとは考えにくいと思いませんか? いつの世にも「悪」ははびこりますが、それに真っ向から対峙する「善」も必ず存在します。最後には善が勝利すると私は信じています。
「マニュフェストとは」;国民にした約束をいとも簡単にやぶり、わかりやすい説明もあまりなく、
仲間からの信頼も、国民からの信頼も失う様子。
先生の言葉をお借りするならば「気が短いおばさんの戯れごと、放言、歯ぎしり」です(笑)/今日も最後まで読んで下さりありがとうございます。 Kより (*^_^*)
※NK細胞:ナチュラルキラー細胞(-さいぼう、NK細胞)は、自然免疫の主要因子として働く細胞傷害性リンパ球の1種であり、特に腫瘍細胞やウイルス感染細胞の拒絶に重要である。細胞を殺すのにT細胞とは異なり事前に感作させておく必要がないということから、生まれつき(natural)の細胞傷害性細胞(killer cell)という意味で名付けられた。形態的特徴から大形顆粒リンパ球と呼ばれることもある。
日刊ゲンダイの記事より
これで2回目 進次郎「造反」でも処分ナシの異常 「地方票」握られ誰も逆らえない ―― 9日行われた内閣不信任案の採決で、自民党の小泉進次郎(31)が仲間6人と一緒に“造反”した。「欠席」という党の方針を無視して“賛成票”を投じた後も、悪びれもせず「これ以外の選択肢はあり得ない」と、平然と言い放った。谷垣総裁は完全にコケにされた格好である。/ところが、自民党は、一切処分をしない方針だ。/「進次郎が造反したのは、これで2回目です。4月にも〈郵政改革法案〉の採決で反旗を翻している。ところが“厳重注意”でお茶を濁し、今回も処分ナシで済ませる予定です。なぜ造反したのか、尋問もしない。そもそも、進次郎を処分対象にしないために、事前に“党議拘束”もかけなかった。1年生議員の行動に、ここまで執行部が神経を使うのは異常です。進次郎は、誰も文句を言えない“聖域”になっています」(自民党事情通)/いまや、進次郎と一緒に造反すれば処分されないと、自民党議員は安心している始末だ。ここまで執行部が気を使うのは、進次郎を敵に回したくないからだ。/「選挙になったら、進次郎は応援弁士の人気ランキング1位でしょう。長老でもプライドを投げ捨て、1年生の進次郎に応援を頼むとみられています。それ以上に、谷垣総裁や、“ポスト谷垣”を狙う連中が脅威を感じているのは、進次郎が“地方票”をガッチリ押さえ始めていることです。進次郎は『青年局長』という役職を最大限に利用して、全国の都道府県連のメンバー、つまり優秀な地方議員とのネットワークを急速に広げている。恐らく、父親の純一郎から『地方に仲間をつくっておけ』と言われたのでしょう。自民党の総裁選は、地方票がカギを握るだけに、進次郎に嫌われたくないのがホンネです」(自民党関係者)/まだ31歳の男に誰も逆らえないのだから、自民党も末期的だ。 〔日刊ゲンダイ2012年8月10日 掲載〕
今日はオリンピック最終日という。ロンドンでのハプニング。
五輪サッカーに勝利した韓国代表選手が「独島は韓国領土」と政治パフォーマンス IOCが調査開始へ ―― ロンドンオリンピックの3位、4位決定戦が行われそれに勝利した韓国が日本を相手に2対0で勝利。銅メダルを勝ち取ったのである。ここまでなら「よく頑張った」「ライバルながら見事!」とエールを送れるところであるが、問題は勝利後のパフォーマンスにあった。/勝利後に代表選手達が韓国の国旗、太極旗を掲げ「独島は韓国領土」とハングルで書かれたプラカードを持ち上げたのである。パフォーマンスを行ったとされているのは、朴鍾佑(パクジョンウ)選手。本来は試合中にもこのパフォーマンスは行う予定だったとされていたが、控えていた。/しかし勝利の興奮から控えていたパフォーマンスを発作的に行ってしまったようだ。オリンピックでは競技中、もしくは競技会場で政治的活動および宗教的活動を一切認めていない。/元々このプラカードはサポーターが持っていた物で、それを朴鍾佑(パクジョンウ)選手が受け取り勝利後に使用したのだという。国際オリンピック委員会(IOC)は調査へ乗り出し、この選手に対してメダル贈呈式に出席しないように要請している。/韓国では日本に勝てば兵役が免除されるという背景もあったことから、日本に勝ったことがよほど嬉しかったのだろう。/IOCって日本の政府より仕事早いよね……。 〔ガジェット通信 2012.08.12 00:58〕
甲子園では今や高校野球が熱戦中。本日、龍谷大平安(京都)と旭川工(北北海道)の熱戦中、鳴尾のUさんことK氏より、甲子園カレーが届いた。すぐ近くとはいえ、この暑いさ中彼は甲子園に出かけたのかな?
いやはや、今日の一番の試合は延長11回、龍谷大平安が旭川工を逆転熱戦の上、9対8で降した。Uさんありがとう!
今朝のウェブニュースより
竹島訪問へ出発 韓国大統領、閣僚が同行 ―― 【ソウル=辻渕智之】韓国青瓦台(大統領府)関係者によると、李明博(イミョンバク)大統領は十日午前、ヘリでソウルを出発し、領有権をめぐり日本と対立する竹島(韓国名・独島(トクト))に近い鬱陵島(ウルルンド)に到着した。天候が良ければ竹島に上陸する。現職大統領の竹島訪問は初めて。日本政府は中止を要請しており、強行されれば、旧日本軍元慰安婦問題などで外交摩擦が続く日韓関係のさらなる悪化は必至だ。/李大統領は夕方、ソウルに戻って会見する予定。文化体育観光相、環境相など閣僚数人も同行している。/韓国政府は、大型旅客船が接岸できる埠頭(ふとう)を兼ねた防波堤整備を計画するなど、竹島の実効支配を強めている。青瓦台関係者は、訪問の目的を「港や飛行場を建設するというよりも、独島の自然を保全して後世に伝えていくため」と説明した。/しかし、大統領が任期切れまで約半年となり、側近らの不正発覚も相次ぎ政権が死に体化しているため、求心力回復を狙う内政事情が大きいとみられる。植民地支配からの解放を祝う十五日の「光復節」直前が効果的と考え、慰安婦など歴史問題の解決に消極的と映る日本に、強い姿勢を示す必要があるとも判断したもようだ。/日本政府は、中国が領有権を主張する尖閣諸島、ロシアと対立している北方領土に続き、竹島をめぐっても、相手国の強硬姿勢に対応を迫られる形となった。 〔東京新聞 2012年8月10日 夕刊〕
竹島上陸「韓国内政の要請」防衛相発言が波紋 ―― 森本防衛相は10日午前の閣議後の記者会見で、韓国の李明博(イミョンバク)大統領による竹島訪問について、「韓国の内政からくる要請によるものだ。他の国の内政に、他の国がとやかくコメントするのは控えるべきだ」と述べた。/自民党は、竹島が日本領土ではないとの誤解を内外に与える問題発言だとして、森本氏への問責決議案提出を検討し始めた。/森本氏は10日午後、防衛省内で記者団に「(大統領の竹島訪問は)決して受け入れられない。竹島問題が韓国の内政問題だと言った覚えはない」と釈明した。/しかし、自民党の谷垣総裁は記者団に「こんなバカな発言をするなんて信じられない。真実であるなら問責や何かに値する」と、森本氏を強く批判。脇雅史参院国会対策委員長も参院議員総会で「罷免に値する」と強調した。 (2012年8月10日21時54分 読売新聞)
昨日の午後、K女史からまたまたメールが入った。曰く、
日高先生/こんにちは。「Kの諺」と「つぶやき」を書いたのでまた読んで頂きたくメールしました。
先生に「おもしろかったよ」と言ってもらえるのがこの上なく嬉しいのです!(^^)!
・うちでのこづち:目標に向かって「素直に」「正直に」「謙虚に」「一生懸命に」生きてきた人は
神様からウチデノコズチ以上の「何か」をさずかるかもしれません。
・金のなる木があるじゃなし:当たり前です。そんなもの存在しません。しかしひたすら努力してきた人が
お金に困ることは少ないでしょう。
・烏合の衆:元気で明るく、やる気のある女の子達がたくさん集まり、多くの人に夢を与えるステキな様子。
「女性について」:細かい点によく気づき、話し好きで、小さなものを守ろうとする本能が強い生物。
冒険やロマンよりも「安全」と「安定」を求め、ある意味においては男性より強い部分がある。
「男性について」:肉体的な強さ、精神的強さ、やさしさ、のすべてを兼ね備え、その力を「大切なもの」を守るためにつかう生物。しかし女心はあまり分からないらしい。
「グレーゾーンについて」:男性女性、それぞれの長所を持っている生物。
「土と人間について」:当たり前ですが、人は土を食べることが出来ません。しかし野菜、穀物、綿などを育んでくれるのは基本的には「土」です。良い土を少しでも増やしたいものです。
(科学的視点において有機物と無機物とは、、、なんて書くのは自分でもつまらないです(-_-)
いつも最後まで読んでくださりありがとうございます(*^_^*) Kより
7月31日のブログにコメントが入った。曰く、
◎端午節:6月末中国の瓦房店市に行く機会がありました、ちょうど端午節でした、家々の軒先には蓬の葉と桃の葉と猿(オレンジ色)の人形が飾ってありました、現地の人に聞くと薬用の葉と猿が定番だそうです、後手首に五彩線と言うカラフルな紐を巻き雨の日に棄てて厄を紐に移し一年間健やかに過ごすそうです、粽も食べましたよ砂糖をかけて。/ すーさん 2012/08/10(金)
塾友のKA氏より、メールあり。曰く、
「日高先生/ご案内ありがとうございます。/ご無沙汰しておりますが、お元気そうでなによりです。
マエチの新盆供養には是非とも参加させて戴きたくお願い申し上げます。
マエチとは毎年年賀状のやり取りをしていましたが、その内容が家族やペット個々の近況を伝えるという似たようなもので、“お互い中々このパターンを変えられないね”などと酒席で話をしていたことがつい先日のように想いだされます。
変則的な猛暑がしばらく続きそうですが、奥様ともどもご自愛なさってください。/15日の供養会でお会いできるのを楽しみにしております。/2度の文字化け返信を始め、ご連絡が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。 KA 」
竹島訪問へ出発 韓国大統領、閣僚が同行 ―― 【ソウル=辻渕智之】韓国青瓦台(大統領府)関係者によると、李明博(イミョンバク)大統領は十日午前、ヘリでソウルを出発し、領有権をめぐり日本と対立する竹島(韓国名・独島(トクト))に近い鬱陵島(ウルルンド)に到着した。天候が良ければ竹島に上陸する。現職大統領の竹島訪問は初めて。日本政府は中止を要請しており、強行されれば、旧日本軍元慰安婦問題などで外交摩擦が続く日韓関係のさらなる悪化は必至だ。/李大統領は夕方、ソウルに戻って会見する予定。文化体育観光相、環境相など閣僚数人も同行している。/韓国政府は、大型旅客船が接岸できる埠頭(ふとう)を兼ねた防波堤整備を計画するなど、竹島の実効支配を強めている。青瓦台関係者は、訪問の目的を「港や飛行場を建設するというよりも、独島の自然を保全して後世に伝えていくため」と説明した。/しかし、大統領が任期切れまで約半年となり、側近らの不正発覚も相次ぎ政権が死に体化しているため、求心力回復を狙う内政事情が大きいとみられる。植民地支配からの解放を祝う十五日の「光復節」直前が効果的と考え、慰安婦など歴史問題の解決に消極的と映る日本に、強い姿勢を示す必要があるとも判断したもようだ。/日本政府は、中国が領有権を主張する尖閣諸島、ロシアと対立している北方領土に続き、竹島をめぐっても、相手国の強硬姿勢に対応を迫られる形となった。 〔東京新聞 2012年8月10日 夕刊〕
竹島上陸「韓国内政の要請」防衛相発言が波紋 ―― 森本防衛相は10日午前の閣議後の記者会見で、韓国の李明博(イミョンバク)大統領による竹島訪問について、「韓国の内政からくる要請によるものだ。他の国の内政に、他の国がとやかくコメントするのは控えるべきだ」と述べた。/自民党は、竹島が日本領土ではないとの誤解を内外に与える問題発言だとして、森本氏への問責決議案提出を検討し始めた。/森本氏は10日午後、防衛省内で記者団に「(大統領の竹島訪問は)決して受け入れられない。竹島問題が韓国の内政問題だと言った覚えはない」と釈明した。/しかし、自民党の谷垣総裁は記者団に「こんなバカな発言をするなんて信じられない。真実であるなら問責や何かに値する」と、森本氏を強く批判。脇雅史参院国会対策委員長も参院議員総会で「罷免に値する」と強調した。 (2012年8月10日21時54分 読売新聞)
昨日の午後、K女史からまたまたメールが入った。曰く、
日高先生/こんにちは。「Kの諺」と「つぶやき」を書いたのでまた読んで頂きたくメールしました。
先生に「おもしろかったよ」と言ってもらえるのがこの上なく嬉しいのです!(^^)!
・うちでのこづち:目標に向かって「素直に」「正直に」「謙虚に」「一生懸命に」生きてきた人は
神様からウチデノコズチ以上の「何か」をさずかるかもしれません。
・金のなる木があるじゃなし:当たり前です。そんなもの存在しません。しかしひたすら努力してきた人が
お金に困ることは少ないでしょう。
・烏合の衆:元気で明るく、やる気のある女の子達がたくさん集まり、多くの人に夢を与えるステキな様子。
「女性について」:細かい点によく気づき、話し好きで、小さなものを守ろうとする本能が強い生物。
冒険やロマンよりも「安全」と「安定」を求め、ある意味においては男性より強い部分がある。
「男性について」:肉体的な強さ、精神的強さ、やさしさ、のすべてを兼ね備え、その力を「大切なもの」を守るためにつかう生物。しかし女心はあまり分からないらしい。
「グレーゾーンについて」:男性女性、それぞれの長所を持っている生物。
「土と人間について」:当たり前ですが、人は土を食べることが出来ません。しかし野菜、穀物、綿などを育んでくれるのは基本的には「土」です。良い土を少しでも増やしたいものです。
(科学的視点において有機物と無機物とは、、、なんて書くのは自分でもつまらないです(-_-)
いつも最後まで読んでくださりありがとうございます(*^_^*) Kより
7月31日のブログにコメントが入った。曰く、
◎端午節:6月末中国の瓦房店市に行く機会がありました、ちょうど端午節でした、家々の軒先には蓬の葉と桃の葉と猿(オレンジ色)の人形が飾ってありました、現地の人に聞くと薬用の葉と猿が定番だそうです、後手首に五彩線と言うカラフルな紐を巻き雨の日に棄てて厄を紐に移し一年間健やかに過ごすそうです、粽も食べましたよ砂糖をかけて。/ すーさん 2012/08/10(金)
塾友のKA氏より、メールあり。曰く、
「日高先生/ご案内ありがとうございます。/ご無沙汰しておりますが、お元気そうでなによりです。
マエチの新盆供養には是非とも参加させて戴きたくお願い申し上げます。
マエチとは毎年年賀状のやり取りをしていましたが、その内容が家族やペット個々の近況を伝えるという似たようなもので、“お互い中々このパターンを変えられないね”などと酒席で話をしていたことがつい先日のように想いだされます。
変則的な猛暑がしばらく続きそうですが、奥様ともどもご自愛なさってください。/15日の供養会でお会いできるのを楽しみにしております。/2度の文字化け返信を始め、ご連絡が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。 KA 」
日刊ゲンダイの記事を2つ。
ああ情けない“消費税政局”の仕掛け人がこの男とは ―― 首相経験者の暗躍を許すなんて…
「野党が解散権を握る政局なんてない。こんなチャンスに何をやっているんだ」――。自民党の石原伸晃幹事長にこう喝を食らわしたのは、政界と縁を切ったはずの小泉純一郎元首相「70」だ。7月28日、都内のホテルで偶然、伸晃に出くわすと、10分間に渡って叱責したという。/小泉がハッパをかけた相手は伸晃だけではない。7月末には突然、大島副総裁に電話を入れ、「今が勝負時だ。3党合意なんて破棄しろ」と迫ったというし、7月中旬には都内某所に谷垣総裁を呼びつけ極秘会談。「消費税を人質にして、野田首相に解散の確約を迫る。増税法案を通してからでは相手に逃げられるだけ。不信任案を出してでも、解散に追い込め」と説教を垂れたというから、「政界の黒幕」そのものだ。/こうなると、小泉ジュニアが谷垣に「3党合意の破棄」を直訴したナゾも納得である。/「実際、進次郎議員が3党合意破棄の口火を切った途端に、自民党内の倒閣ムードは高まり、一気に政局が動き出した。小泉元首相は自他ともに認める『政局第一の人』。民主と自民が組んだままでは結局、野田内閣を解散に追い込めない。次の選挙でも反増税を掲げる第三極の台頭を許し、自民埋没の危機感もあったのでしょう。べたなぎ国会と頼りない執行部に業を煮やし、自ら政局を仕掛けたわけです」(自民党関係者)/それにしても、デタラメな男だ。08年9月に突然「政治家は引き際を大事にしたい」とか言って、政界引退を表明。同い年の金正日も真っ青の「世襲4代」で息子に地盤を譲った後は「目覚まし時計のない生活を満喫している」と、オペラや歌舞伎、ゴルフ三昧。余生を遊び過ごしていたはずが、黒幕で復活とはア然だ。/首相経験者が政局の陰で暗躍なんて、小泉が青筋立てて「ぶっ壊す」と否定し続けた古い自民党そのものではないか。/「小泉改革と称して、不況下の緊縮財政を強行。デフレ不況を泥沼化させ、今日の財政危機を招いた元凶こそ、小泉元首相なのです。その弊害が格差拡大という形で出現すると、サッサと政界を離れて自らの責任を放棄したのです。今も政局に関わり合いたいのなら、ウラで糸を引くようなことをせず堂々と政界に復帰すればいい。そして、構造改革の負の遺産という一度は逃れた政治責任の追及を受けるべきです」(筑波大名誉教授・小林弥六氏=経済学)/こんな男が、いつまでものさばる永田町。オリンピックの陸上日本選手団と同じで、進歩ゼロだ。 〔日刊ゲンダイ 2012年8月8日 掲載〕
ゴーマン財務省「完全勝利」で高笑い ―― 野田、谷垣に知恵授けたと豪語
財務官僚は高笑いだろう。/一時は、増税法案は廃案かという局面になったが、最後は党首会談で決着。これで、法案の成立は確実だ。/「財務省は自民党の派閥領袖クラスにきっちり根回しをしていたので、法案は寝ていても通るという態度でした。そこへ突然の波乱。最終局面で小泉元総理がシャシャリ出てくることは、さすがに想定外で慌てたようですが、すぐに態勢を立て直した。与野党幹部に対し、相当ギューギューやって巻き返したようです。8日の昼には余裕の構えでしたよ。『党首会談までこぎつければ大丈夫。法案は通る』と豪語していました」(霞が関関係者)/民主党の野田も自民党の谷垣も、振付師は同じ財務省だ。民主は解散阻止、自民は解散要求という違いはあるが、ともに財務相経験者で、財務省の“教育”が行き届いた野田と谷垣は、「増税法案だけは何としても成立させたい」という点で一致している。2人が会えば“あうんの呼吸”で話がまとまってもおかしくない。/その内幕について、財務省幹部が得意げにこう話す。「今週に入って、野田総理と谷垣総裁、それぞれ個別に“ご説明”にあがり、知恵を授けました。2人とも、党内を当面の間、納得させる方便があればいい。簡単な話です」/つまり、野田と谷垣がお互いに党内を騙してでも、法案が成立するシナリオを描いたというのである。「財務省の意を受けて、安住財務相と自民党の二階元経産相がゴニョゴニョやっていた」(民主党関係者)という話もある。/本当にそこまで財務省に力があるのかは疑問だが、財務官僚はここまで傲慢なのだ。/浮かばれないのは、誰も望まない増税を押し付けられる国民だし、増税法案をめぐって民主党も自民党もガタガタになった。結局のところ、勝者は財務省だけということだ。連中は「完全勝利」とほくそ笑んでいるに違いない。 〔日刊ゲンダイ 2012年8月9日 掲載〕
蒲田在住のshinさんからメールが入った。曰く、
「日高さま/ご無沙汰しております。暑い日が続く中、いかがお過ごしでしょうか。/さて、送っていただきましたブログ集を昨日、たしかに拝受いたしました。/読ませていただきます。まことにありがとうございました。/厚くお礼を申し上げます。/まだ暑さが続きそうですが、熱中症にかからないよう十分お気をつけてください。/奥様にもどうぞよろしくお伝えください。/涼しくなりましたら、またお目にかかることができれば幸いに思われます。/まずはお礼まで。 シン 」
宝塚市在住のKS氏より、携帯にメールが入った。曰く、
「貴兄の通刊22号、本当に有難う御座いました。/ここ三日程、家をあけておりましたのでお礼が遅れ申訳けなく存じております。/何よりも楽しみにしているお便りですから、これからゆっくり読ませて戴きます。 オリンピック報道の陰に、政界の傲慢無礼さに怒りを覚えながら、自らの腰痛にも悩まされる今日この頃です。 社会に貢献すること無く、長生きを強いらされていることの意味を熟考させられております。/今までに経験したことのない変則的な猛暑が続いております。/どうぞ体調に留意されますよう念じております。/まずはお礼まで KS 」
ああ情けない“消費税政局”の仕掛け人がこの男とは ―― 首相経験者の暗躍を許すなんて…
「野党が解散権を握る政局なんてない。こんなチャンスに何をやっているんだ」――。自民党の石原伸晃幹事長にこう喝を食らわしたのは、政界と縁を切ったはずの小泉純一郎元首相「70」だ。7月28日、都内のホテルで偶然、伸晃に出くわすと、10分間に渡って叱責したという。/小泉がハッパをかけた相手は伸晃だけではない。7月末には突然、大島副総裁に電話を入れ、「今が勝負時だ。3党合意なんて破棄しろ」と迫ったというし、7月中旬には都内某所に谷垣総裁を呼びつけ極秘会談。「消費税を人質にして、野田首相に解散の確約を迫る。増税法案を通してからでは相手に逃げられるだけ。不信任案を出してでも、解散に追い込め」と説教を垂れたというから、「政界の黒幕」そのものだ。/こうなると、小泉ジュニアが谷垣に「3党合意の破棄」を直訴したナゾも納得である。/「実際、進次郎議員が3党合意破棄の口火を切った途端に、自民党内の倒閣ムードは高まり、一気に政局が動き出した。小泉元首相は自他ともに認める『政局第一の人』。民主と自民が組んだままでは結局、野田内閣を解散に追い込めない。次の選挙でも反増税を掲げる第三極の台頭を許し、自民埋没の危機感もあったのでしょう。べたなぎ国会と頼りない執行部に業を煮やし、自ら政局を仕掛けたわけです」(自民党関係者)/それにしても、デタラメな男だ。08年9月に突然「政治家は引き際を大事にしたい」とか言って、政界引退を表明。同い年の金正日も真っ青の「世襲4代」で息子に地盤を譲った後は「目覚まし時計のない生活を満喫している」と、オペラや歌舞伎、ゴルフ三昧。余生を遊び過ごしていたはずが、黒幕で復活とはア然だ。/首相経験者が政局の陰で暗躍なんて、小泉が青筋立てて「ぶっ壊す」と否定し続けた古い自民党そのものではないか。/「小泉改革と称して、不況下の緊縮財政を強行。デフレ不況を泥沼化させ、今日の財政危機を招いた元凶こそ、小泉元首相なのです。その弊害が格差拡大という形で出現すると、サッサと政界を離れて自らの責任を放棄したのです。今も政局に関わり合いたいのなら、ウラで糸を引くようなことをせず堂々と政界に復帰すればいい。そして、構造改革の負の遺産という一度は逃れた政治責任の追及を受けるべきです」(筑波大名誉教授・小林弥六氏=経済学)/こんな男が、いつまでものさばる永田町。オリンピックの陸上日本選手団と同じで、進歩ゼロだ。 〔日刊ゲンダイ 2012年8月8日 掲載〕
ゴーマン財務省「完全勝利」で高笑い ―― 野田、谷垣に知恵授けたと豪語
財務官僚は高笑いだろう。/一時は、増税法案は廃案かという局面になったが、最後は党首会談で決着。これで、法案の成立は確実だ。/「財務省は自民党の派閥領袖クラスにきっちり根回しをしていたので、法案は寝ていても通るという態度でした。そこへ突然の波乱。最終局面で小泉元総理がシャシャリ出てくることは、さすがに想定外で慌てたようですが、すぐに態勢を立て直した。与野党幹部に対し、相当ギューギューやって巻き返したようです。8日の昼には余裕の構えでしたよ。『党首会談までこぎつければ大丈夫。法案は通る』と豪語していました」(霞が関関係者)/民主党の野田も自民党の谷垣も、振付師は同じ財務省だ。民主は解散阻止、自民は解散要求という違いはあるが、ともに財務相経験者で、財務省の“教育”が行き届いた野田と谷垣は、「増税法案だけは何としても成立させたい」という点で一致している。2人が会えば“あうんの呼吸”で話がまとまってもおかしくない。/その内幕について、財務省幹部が得意げにこう話す。「今週に入って、野田総理と谷垣総裁、それぞれ個別に“ご説明”にあがり、知恵を授けました。2人とも、党内を当面の間、納得させる方便があればいい。簡単な話です」/つまり、野田と谷垣がお互いに党内を騙してでも、法案が成立するシナリオを描いたというのである。「財務省の意を受けて、安住財務相と自民党の二階元経産相がゴニョゴニョやっていた」(民主党関係者)という話もある。/本当にそこまで財務省に力があるのかは疑問だが、財務官僚はここまで傲慢なのだ。/浮かばれないのは、誰も望まない増税を押し付けられる国民だし、増税法案をめぐって民主党も自民党もガタガタになった。結局のところ、勝者は財務省だけということだ。連中は「完全勝利」とほくそ笑んでいるに違いない。 〔日刊ゲンダイ 2012年8月9日 掲載〕
蒲田在住のshinさんからメールが入った。曰く、
「日高さま/ご無沙汰しております。暑い日が続く中、いかがお過ごしでしょうか。/さて、送っていただきましたブログ集を昨日、たしかに拝受いたしました。/読ませていただきます。まことにありがとうございました。/厚くお礼を申し上げます。/まだ暑さが続きそうですが、熱中症にかからないよう十分お気をつけてください。/奥様にもどうぞよろしくお伝えください。/涼しくなりましたら、またお目にかかることができれば幸いに思われます。/まずはお礼まで。 シン 」
宝塚市在住のKS氏より、携帯にメールが入った。曰く、
「貴兄の通刊22号、本当に有難う御座いました。/ここ三日程、家をあけておりましたのでお礼が遅れ申訳けなく存じております。/何よりも楽しみにしているお便りですから、これからゆっくり読ませて戴きます。 オリンピック報道の陰に、政界の傲慢無礼さに怒りを覚えながら、自らの腰痛にも悩まされる今日この頃です。 社会に貢献すること無く、長生きを強いらされていることの意味を熟考させられております。/今までに経験したことのない変則的な猛暑が続いております。/どうぞ体調に留意されますよう念じております。/まずはお礼まで KS 」
昨日、西宮のK氏より、FAXを戴いた。曰く、
「ブログ集拝受ありがとう。/本日標記ブログ集XXⅡを頂きました。ありがとうございました。/私は昨日兵庫県立美術館へ「カミーユ・ピサロと印象派展」を観に行きました。/また、終戦記念日の8月15日がやって来るね。あの日も暑い日だった。/最後まで日本の勝利を信じていたあの純粋な軍国少年時代が懐かしい。/年のせいか昔のことをいろいろ思い出しては懐かしんでいます。/淺草の夏もいろいろ楽しめると思います。大いに楽しんでください。/まずはとり急ぎブログ拝受お礼まで (以上)8月8日(水)」
徹頭徹尾、印象派:フランス印象派と言えば、まずモネやルノワールの名前が浮かびます。しかし彼らは計8回の「印象派展」に、実は半分ほどしか参加していません。/個性あふれる印象派の面々を最年長者として忍耐強くまとめ、8回の展覧会に欠かさず出品した唯一の画家が、カミーユ・ピサロ(1830-1903)です。ファン・ゴッホやスーラなど新世代にも慕われ、印象主義のためには新奇な手法を取り入れることも恐れませんでした。/自然の風景や人々の暮らしを描いたピサロの穏やかな作品には、19世紀という激動の時代における都市と田園の対比や変貌する自然観など、同時代の様々なテーマも見てとれます。
兵庫県立美術館の開館10周年を記念し開催する本展では、国内外に所蔵されるピサロ約90点に、モネやルノワールも加え100点以上を展示。印象主義の探求に生涯を捧げたピサロの作品を軸に、近代の絵画、そして社会の原点を、あらためて見つめ直します。 兵庫県立美術館
※ピサロってこんな人?! (兵庫県立美術館HPより抜粋)
画家になりたい! カブリ海の孤島からパリへ:カミーユ・ピサロは1830年、カリブ海のセント・トーマス島で、ユダヤ人の貿易商の息子として生まれました。/父の後を継ぐべく働いていたものの、画家になる夢を捨てがたく、1852年に家出を決行、ヴェネズエラの首都カラカスへ。3 年後には芸術の都パリへ出ます。
印象派一「正直」な風景が:印象派の中でもピサロは、モネやシスレーと並び風景画で知られています。当時ある批評家は、この3人を比べ、ピサロを「もっとも真実味にあふれて正直である」と評しました。身近な風景をとらえたピサロの作品からは、たしかに自然のみずみずしい息づかいが感じられます。
子だくさんパパ、カミーユ:ピサロには、妻ジュリーとの間に、早世した2 人を含め8 人の子どもがいました。絵が売れず、家計は相当に苦しかったはず。しかし長男リュシアンをはじめとする5 人の息子たちは、揃いも揃って画家を志します。/絶大な影響を与えたパパ、カミーユ。良き父親ぶりは息子たち、とりわけロンドン在住のリュシアンに宛てた多くの手紙から伺い知ることが出来ます。
徹頭徹尾、印象派:新印象主義に熱心に取り組んだピサロですが、やがてその限界に気づき、晩年にはふたたび自由な筆づかいの作風に戻ります。そして同じ景色を異なる光のもと描く連作という形式で、印象主義の探求を深めていきました。/そもそもピサロが新印象主義に取り組んだのも、印象主義の発展型と考えてのこと。そう、彼は生涯を懸けて印象主義を追求したのです。そんなピサロこそ、唯一、真の印象派と呼ぶに値する画家でしょう。
印象派展皆勤賞の「長老」:1874年、ピサロはモネやルノワールらと共に自主的なグループ展を旗揚げします。これがいわゆる「印象派展」。1886年までの間に計8回開催されたのですが、実は途中からメンバー間で不和が続出。毎回欠かさず参加したのは、結局ピサロだけでした。/第1回印象派展の年、ピサロは既に44歳。最年長者として個性的な面々を忍耐強くまとめた、いわば印象派の「長老」です
セザンヌ、ゴーガン、ファン・ゴッホ みんなピサロがえ好きだった:ピサロの人柄と作風は、多くの若い画家たちからも慕われていました。/気むずかし屋のセザンヌ、株式仲買人の職を捨て画家となったゴーガン、そしてオランダからパリへ出てきたファン・ゴッホ。名だたる天才たちが若かりし頃、最も慕い、影響を受けた画家は、ピサロだったのです。
実は過激派:1880年代半ば、ピサロはスーラやシニャックらと点描技法に取り組みます。このときピサロは50代。息子と同世代の仲間たちと最先端の表現に挑むピサロ、老いてますますトンガっています。/彼ら新印象主義と呼ばれる画家たちの多くは、当時流布していたアナーキスム(無政府主義)の思想に共鳴しており、ピサロも例外ではありませんでした。ピサロの穏やかな作風と過激な思想とは、一見、相容れぬように思われます。しかし芸術家としての探求の厳しさに、既にピサロの過激さはあらわれているとも言えそうです。
藤沢市財集のY氏からもメールが届いた。曰く、
「日高 節夫 様/連日暑い日が続いていますが貴ブログを拝見している限りではお変わりない様子で
何よりです。/本日夕刻ブログ集冊子拝受しました。いつも有難うございます。/「東京夢華録」はモニターで読み進めるのにはかなり難儀しましたのが、改めてこの冊子で読み返したいと思います。難しいところが沢山ありますが多岐にわたる事象はたいへん興味のあるところです。/東京スカイツリーが出来てから周辺もいろいろと変わってきたようですがブログを通してその様子が分かります。年末までには一度伺いたいと思っています。/岸本君の調子も少しずつ快方に向かっている由、早くよくなってほしいものです。/酷暑はいましばらくは続くようですが御身くれぐれもご自愛ください。奥様にもよろしくお伝えください。/MY」
横浜市在住のIN氏からもブログ集が届いた報せの電話が入った。彼は、現在のところ水曜日には横浜市歴史博物館で開催されている「続日本紀(しょくにほんぎ)を読む会」に参加しているそうな。元々勉強家の彼のことではあるが、毎週決められた日・時刻にこうした会にきちんきちんと出席する努力には頭が下る。横浜市歴史博物館において、古代史購読講座を終了した者が、さらに研究を深めるため「続日本紀」の国史大系本を史料に読み進めているのだそうだ。
※続日本紀:平安時代初期に編纂された勅撰史書で、『日本書紀』に続く六国史(りっこくし)の第二に当たる。菅野真道(すがの の まみち、741~814年)らが延暦16(797)年に完成した。文武天皇元(697)年から桓武天皇の延暦10(791)年まで95年間の歴史を扱い、全40巻から成る。奈良時代の基本史料である。編年体、漢文表記である。
「ブログ集拝受ありがとう。/本日標記ブログ集XXⅡを頂きました。ありがとうございました。/私は昨日兵庫県立美術館へ「カミーユ・ピサロと印象派展」を観に行きました。/また、終戦記念日の8月15日がやって来るね。あの日も暑い日だった。/最後まで日本の勝利を信じていたあの純粋な軍国少年時代が懐かしい。/年のせいか昔のことをいろいろ思い出しては懐かしんでいます。/淺草の夏もいろいろ楽しめると思います。大いに楽しんでください。/まずはとり急ぎブログ拝受お礼まで (以上)8月8日(水)」
徹頭徹尾、印象派:フランス印象派と言えば、まずモネやルノワールの名前が浮かびます。しかし彼らは計8回の「印象派展」に、実は半分ほどしか参加していません。/個性あふれる印象派の面々を最年長者として忍耐強くまとめ、8回の展覧会に欠かさず出品した唯一の画家が、カミーユ・ピサロ(1830-1903)です。ファン・ゴッホやスーラなど新世代にも慕われ、印象主義のためには新奇な手法を取り入れることも恐れませんでした。/自然の風景や人々の暮らしを描いたピサロの穏やかな作品には、19世紀という激動の時代における都市と田園の対比や変貌する自然観など、同時代の様々なテーマも見てとれます。
兵庫県立美術館の開館10周年を記念し開催する本展では、国内外に所蔵されるピサロ約90点に、モネやルノワールも加え100点以上を展示。印象主義の探求に生涯を捧げたピサロの作品を軸に、近代の絵画、そして社会の原点を、あらためて見つめ直します。 兵庫県立美術館
※ピサロってこんな人?! (兵庫県立美術館HPより抜粋)
画家になりたい! カブリ海の孤島からパリへ:カミーユ・ピサロは1830年、カリブ海のセント・トーマス島で、ユダヤ人の貿易商の息子として生まれました。/父の後を継ぐべく働いていたものの、画家になる夢を捨てがたく、1852年に家出を決行、ヴェネズエラの首都カラカスへ。3 年後には芸術の都パリへ出ます。
印象派一「正直」な風景が:印象派の中でもピサロは、モネやシスレーと並び風景画で知られています。当時ある批評家は、この3人を比べ、ピサロを「もっとも真実味にあふれて正直である」と評しました。身近な風景をとらえたピサロの作品からは、たしかに自然のみずみずしい息づかいが感じられます。
子だくさんパパ、カミーユ:ピサロには、妻ジュリーとの間に、早世した2 人を含め8 人の子どもがいました。絵が売れず、家計は相当に苦しかったはず。しかし長男リュシアンをはじめとする5 人の息子たちは、揃いも揃って画家を志します。/絶大な影響を与えたパパ、カミーユ。良き父親ぶりは息子たち、とりわけロンドン在住のリュシアンに宛てた多くの手紙から伺い知ることが出来ます。
徹頭徹尾、印象派:新印象主義に熱心に取り組んだピサロですが、やがてその限界に気づき、晩年にはふたたび自由な筆づかいの作風に戻ります。そして同じ景色を異なる光のもと描く連作という形式で、印象主義の探求を深めていきました。/そもそもピサロが新印象主義に取り組んだのも、印象主義の発展型と考えてのこと。そう、彼は生涯を懸けて印象主義を追求したのです。そんなピサロこそ、唯一、真の印象派と呼ぶに値する画家でしょう。
印象派展皆勤賞の「長老」:1874年、ピサロはモネやルノワールらと共に自主的なグループ展を旗揚げします。これがいわゆる「印象派展」。1886年までの間に計8回開催されたのですが、実は途中からメンバー間で不和が続出。毎回欠かさず参加したのは、結局ピサロだけでした。/第1回印象派展の年、ピサロは既に44歳。最年長者として個性的な面々を忍耐強くまとめた、いわば印象派の「長老」です
セザンヌ、ゴーガン、ファン・ゴッホ みんなピサロがえ好きだった:ピサロの人柄と作風は、多くの若い画家たちからも慕われていました。/気むずかし屋のセザンヌ、株式仲買人の職を捨て画家となったゴーガン、そしてオランダからパリへ出てきたファン・ゴッホ。名だたる天才たちが若かりし頃、最も慕い、影響を受けた画家は、ピサロだったのです。
実は過激派:1880年代半ば、ピサロはスーラやシニャックらと点描技法に取り組みます。このときピサロは50代。息子と同世代の仲間たちと最先端の表現に挑むピサロ、老いてますますトンガっています。/彼ら新印象主義と呼ばれる画家たちの多くは、当時流布していたアナーキスム(無政府主義)の思想に共鳴しており、ピサロも例外ではありませんでした。ピサロの穏やかな作風と過激な思想とは、一見、相容れぬように思われます。しかし芸術家としての探求の厳しさに、既にピサロの過激さはあらわれているとも言えそうです。
藤沢市財集のY氏からもメールが届いた。曰く、
「日高 節夫 様/連日暑い日が続いていますが貴ブログを拝見している限りではお変わりない様子で
何よりです。/本日夕刻ブログ集冊子拝受しました。いつも有難うございます。/「東京夢華録」はモニターで読み進めるのにはかなり難儀しましたのが、改めてこの冊子で読み返したいと思います。難しいところが沢山ありますが多岐にわたる事象はたいへん興味のあるところです。/東京スカイツリーが出来てから周辺もいろいろと変わってきたようですがブログを通してその様子が分かります。年末までには一度伺いたいと思っています。/岸本君の調子も少しずつ快方に向かっている由、早くよくなってほしいものです。/酷暑はいましばらくは続くようですが御身くれぐれもご自愛ください。奥様にもよろしくお伝えください。/MY」
横浜市在住のIN氏からもブログ集が届いた報せの電話が入った。彼は、現在のところ水曜日には横浜市歴史博物館で開催されている「続日本紀(しょくにほんぎ)を読む会」に参加しているそうな。元々勉強家の彼のことではあるが、毎週決められた日・時刻にこうした会にきちんきちんと出席する努力には頭が下る。横浜市歴史博物館において、古代史購読講座を終了した者が、さらに研究を深めるため「続日本紀」の国史大系本を史料に読み進めているのだそうだ。
※続日本紀:平安時代初期に編纂された勅撰史書で、『日本書紀』に続く六国史(りっこくし)の第二に当たる。菅野真道(すがの の まみち、741~814年)らが延暦16(797)年に完成した。文武天皇元(697)年から桓武天皇の延暦10(791)年まで95年間の歴史を扱い、全40巻から成る。奈良時代の基本史料である。編年体、漢文表記である。
今朝のウェブニュースより
消費税と社会保障は総選挙で民意を問え
■野党が不信任案を提出政局に想定外の緊張:ここしばらく、大手メディアでは、あたかもオリンピックの競技結果だけが日本と世界の重大ニュースであるかのように報じられている。しかし、世界最高峰のスポーツ・ゲームの傍らで、ルールも審判も未熟なローカル・ゲームではあるが、「日本の政局」がにわかに緊迫してきた。/消費税増税法案について民主・自民・公明の三党が合意した展開を見たときには、その後の政治的勝ち負けはともかく、増税法案は国会を通過することが確定したように思えた。/しかし、国民の生活が第一やみんなの党など野党6党は、7日、衆議院では野田内閣に対する不信任案を提出し、参議院でも7会派が野田首相に対する問責決議案を提出した。/内閣不信任案は他の法案に優先して審議され、衆院は与党が過半数を持っているが、民主党内から十数名の賛成者、あるいは三十数名の欠席・棄権者が出ると可決する。否決できる公算が大きいと見るが、可決の可能性がゼロではない。/参院の問責決議案は、野党多数の参院では可決する見通しだ。可決すると野党は首相が出席する審議に応じなくなると見込まれ、参院は事実上機能停止する。問題の消費税率引き上げ法案は、参院に送られてから60日採決されなければ見なし否決とされて、今度は衆院での再可決による通過が可能となる。/衆院での再可決のためには3分の2以上の賛成が必要であるため、再び自民党・公明党(少なくとも自民党)の協力が必要で、野党側がここで解散を迫るという戦略はあり得る。/少し前までは、ほとんど消化試合のように見えた国会が急に緊迫してきた要因は、直接的には三党合意を前提にこの採決を先に延ばして、その間に特例公債法案(赤字国債発行のための法案)など政権運営の障害になりかねない懸案を処理してしまおうとした「虫の良すぎる」民主党の国会対策にあった。/どの世論調査を見ても、次の選挙で勝てそうにない民主党としては解散を先送りしたいのが本音だろうし、野田首相もできればそうしたいところだろう。/とはいえ、民主党の国会対策はあまりに露骨だった。会社で言えば、手柄を立てようとした担当者が暴走したような案配だが、これによって、社長の経営方針(消費税率引き上げ)の達成が危うくなった。/野田首相は、8日にも参院で増税法案を採決する妥協案を出したが、今度は足下を見られている立場であるため、解散の確約なしに自民党が法案の賛成に回るかどうかは不透明だ。/自民党が強硬姿勢に転じた理由は、新聞などには、小泉元首相が石原幹事長に「野党が解散権を持っているのだから、もっとしっかりやれ」とハッパをかけたことなどが後押しと報じられているが、端的に言うと、今選挙をやれば自民党が政権をとれそうだという見通しを多くの議員が持ったからだろう。
■三党合意の成立自体がもともと不思議だった:そもそも、三党合意という枠組みの成立自体が不思議な話だった。/自民党は、民主党のマニフェスト違反を攻撃しているのだから、マニフェスト違反そのものである「社会保障と税の一体改革」に付き合うことが矛盾している。/谷垣総裁は財務相経験者でもあり、もともと消費税率引き上げ論者だし、国民に不人気な消費税率引き上げを民主党政権にやってもらうと、後で政権を取り返した時に楽だという思惑があったのかもしれない。/しかし、早く総選挙に持ち込んで、自民党を中心とする新内閣で引き上げ実現を目指せば、それで良かったはずだ。/加えて、9月には自民党の総裁選が控えている。増税だけ賛成で解散はなし、ということになれば、谷垣氏の再選が危うくなるという事情がある。/だが、これらはいずれも、以前からわかっていたことではなかったか。/野党の不信任案の提出時期も、いささか奇妙だ。小沢一郎氏が率いる国民の生活が第一結党時に、単独での不信任案提出ができる人数か否かが話題になったが、もともと複数の野党が協力すれば不信任案の提出は可能だったのだ。/消費税率引き上げを本気で止める気があったなら、参院での法案採決を先に実行されるかも知れない現時点よりも、もっと早い時点で動き出せばよかった。これで法案が可決するということなら、「野党はそもそも消費税率引き上げ阻止に真剣ではなかった」と評価していいだろう。/オリンピック期間中に、このような緊迫しているようでいて実はたるんだ政局展開を見ていると、日本の政治がゲームだと思って見ても緊張感と魅力のないものになっていることを痛感する。/だが、そうは言っても、消費税と社会保障はどうなるのか。
■引き下がりにくい勝負所 野田・谷垣のどちらが折れるか:7日の午後時点では、まだ政局がどう転ぶのかがわからない。自民党は、谷垣総裁に当面の対応を一任したので、少なくとも谷垣氏にとっては、ここが勝負所だ。/消費税率引き上げ法案は、野田氏、谷垣氏共に、これを成立させて財務省の人々に褒められたいと思っているだろうし、2人のいずれかが妥協すれば成立する。野田首相が解散を受諾するか、谷垣自民党総裁がこの法案採決を解散要求のカードに使わずに一歩引き下がるかだ。/どちらもまともには引き下がりにくいから、解散の言質を与えたのか与えなかったのかをうやむやにしつつ、谷垣氏側では法案の採決には応じながら別の方法で早期解散実現を目指すというあたりが、一番ありそうな落とし所だろうか。/野田首相は必敗の情勢の中で解散に応じたくないだろうが、彼個人の損得を考えると、「消費税率引き上げを決めた首相」として官僚に評価されながら政治的余生を過ごすことができるのだから、早期解散でもそう悪くはないと思っている可能性はある。/早速外れる可能性がある予想だが、純粋な予想の問題としては、筆者は現時点で、法案の成立を予想する。/仮に、野田首相が解散を約して増税法案の成立を図る場合、問題は谷垣氏側が、約束の担保を何で取るかだろう。特例公債法案なのか、あるいは参院での問責決議案なのか。/ただ、いずれの担保を取って解散を迫るにせよ、「本当に解散させたければ、もっと早くにできたはずなのに」という、間延びした流れだ。/もっとも、総選挙までにあまりに時間をかけると、橋下徹氏が率いる大阪維新の会の勢力の選挙準備が整う。「一寸先は闇」と言われる政治の世界だ。解散まで時間がかかると、自民党が政権を取ることができるかどうかは定かでなくなる。本来はぐずぐずしていられないはずだ。
■三党合意を破棄して解散へ 自民党の王道は最強硬策:国民から見て正しい道は、三党合意をいったん破棄して解散に持ち込む、自民党としては最も強硬な戦術だろう。/そもそも、今、政治が決めようとしているのは、(1)消費税率引き上げの有無と時期と条件であり、加えて(2)社会保障のあり方だ。いずれも、国民ほぼ全員の利害が絡む問題だ。/これらこそ投票で決めるべき問題の最たるもので、官僚や識者と称する(あるいは「呼ばれる」)人々が話し合って決めるべき問題ではない。/加えて言うなら、現在の民主党政権は、前回総選挙の時点でつくると述べた民主党政権とは全くの別物だ。議員、ひいては内閣を選挙で選ぶという現行制度の趣旨を考えると、現在の民主党政権は賞味期限切れどころか、消費期限切れの状況にある。総選挙によるリフレッシュが早急に必要だ。
■「官僚のための政治」は結局誰のためにもならない:民・自・公の三党は、消費税率を来年秋から上げ始めることに合意したが、特に年金を巡る社会保障のあり方については、考え方に大きな隔たりがある。/それぞれが、消費税率を引き上げることと、自党の社会保障制度案を掲げて、総選挙を戦えばいい。/野党は、消費税率引き上げに反対することになるだろうが、社会保障制度に対する対案、それに財政政策をどうするのか(単純に、個別の財源をどうするかというフレームワークにははまらない方がいい)を掲げて、民意を問えばいい。/約束を破った直後に、また約束しようと言って信用されるかどうかは難しい問題だが、民主党も含めて、各党は「マニフェスト」に相当する具体的な選挙公約を掲げるべきだ。マニフェスト選挙は、具体的な約束を掲げることが問題だったのではなく、実行しない約束を掲げることが問題だったのだ。/消費税率を上げることが正しいと思うなら、そのメリットを訴えて、選挙で信任されてから堂々と上げたらいい。その逆なら、それはそれで堂々と主張して選挙に臨むべきだ。それが普通であり、当然のプロセスだろう。/公約を曖昧にして、あるいは今回の民主党政権のように公然と反故にして、「官僚が決める政治」を行なうことは、国民のためにならないし、長期的には官僚たちのためにもならないのではないだろうか。 〔Diamond Onlin 2012年8月8日〕
昨日に続いて本日もK女史からメールが入った。曰く、
「日高先生/こんばんは。/諺ではないのですが「Kのつぶやき」があります。/多分『みんなのつぶやき』とも言えるかもしれません。/先生はどうお考えですか?
《原子力発電について》現在の人類が使用して良いものではありません。/遠い未来になるかもしれませんが、安全・確実に自然界へ戻す方法が見つかった時にこそ使うべきエネルギーです。/くさばの陰で湯川秀樹先生がさぞお嘆きのことでしょう。。。/今は、風・火・水・土・波・太陽などの自然の力を借りてなんとか乗り切りたいものです。
《世界遺産について》地球という星そのものが世界遺産です。これ以上本当に壊してはいけません。/地球連邦を設立して、是が非でも守り抜きたいものです。
またまた駄文におつきあい下さりありがとうございました☆ 佳奈美 (*^_^*)」
消費税と社会保障は総選挙で民意を問え
■野党が不信任案を提出政局に想定外の緊張:ここしばらく、大手メディアでは、あたかもオリンピックの競技結果だけが日本と世界の重大ニュースであるかのように報じられている。しかし、世界最高峰のスポーツ・ゲームの傍らで、ルールも審判も未熟なローカル・ゲームではあるが、「日本の政局」がにわかに緊迫してきた。/消費税増税法案について民主・自民・公明の三党が合意した展開を見たときには、その後の政治的勝ち負けはともかく、増税法案は国会を通過することが確定したように思えた。/しかし、国民の生活が第一やみんなの党など野党6党は、7日、衆議院では野田内閣に対する不信任案を提出し、参議院でも7会派が野田首相に対する問責決議案を提出した。/内閣不信任案は他の法案に優先して審議され、衆院は与党が過半数を持っているが、民主党内から十数名の賛成者、あるいは三十数名の欠席・棄権者が出ると可決する。否決できる公算が大きいと見るが、可決の可能性がゼロではない。/参院の問責決議案は、野党多数の参院では可決する見通しだ。可決すると野党は首相が出席する審議に応じなくなると見込まれ、参院は事実上機能停止する。問題の消費税率引き上げ法案は、参院に送られてから60日採決されなければ見なし否決とされて、今度は衆院での再可決による通過が可能となる。/衆院での再可決のためには3分の2以上の賛成が必要であるため、再び自民党・公明党(少なくとも自民党)の協力が必要で、野党側がここで解散を迫るという戦略はあり得る。/少し前までは、ほとんど消化試合のように見えた国会が急に緊迫してきた要因は、直接的には三党合意を前提にこの採決を先に延ばして、その間に特例公債法案(赤字国債発行のための法案)など政権運営の障害になりかねない懸案を処理してしまおうとした「虫の良すぎる」民主党の国会対策にあった。/どの世論調査を見ても、次の選挙で勝てそうにない民主党としては解散を先送りしたいのが本音だろうし、野田首相もできればそうしたいところだろう。/とはいえ、民主党の国会対策はあまりに露骨だった。会社で言えば、手柄を立てようとした担当者が暴走したような案配だが、これによって、社長の経営方針(消費税率引き上げ)の達成が危うくなった。/野田首相は、8日にも参院で増税法案を採決する妥協案を出したが、今度は足下を見られている立場であるため、解散の確約なしに自民党が法案の賛成に回るかどうかは不透明だ。/自民党が強硬姿勢に転じた理由は、新聞などには、小泉元首相が石原幹事長に「野党が解散権を持っているのだから、もっとしっかりやれ」とハッパをかけたことなどが後押しと報じられているが、端的に言うと、今選挙をやれば自民党が政権をとれそうだという見通しを多くの議員が持ったからだろう。
■三党合意の成立自体がもともと不思議だった:そもそも、三党合意という枠組みの成立自体が不思議な話だった。/自民党は、民主党のマニフェスト違反を攻撃しているのだから、マニフェスト違反そのものである「社会保障と税の一体改革」に付き合うことが矛盾している。/谷垣総裁は財務相経験者でもあり、もともと消費税率引き上げ論者だし、国民に不人気な消費税率引き上げを民主党政権にやってもらうと、後で政権を取り返した時に楽だという思惑があったのかもしれない。/しかし、早く総選挙に持ち込んで、自民党を中心とする新内閣で引き上げ実現を目指せば、それで良かったはずだ。/加えて、9月には自民党の総裁選が控えている。増税だけ賛成で解散はなし、ということになれば、谷垣氏の再選が危うくなるという事情がある。/だが、これらはいずれも、以前からわかっていたことではなかったか。/野党の不信任案の提出時期も、いささか奇妙だ。小沢一郎氏が率いる国民の生活が第一結党時に、単独での不信任案提出ができる人数か否かが話題になったが、もともと複数の野党が協力すれば不信任案の提出は可能だったのだ。/消費税率引き上げを本気で止める気があったなら、参院での法案採決を先に実行されるかも知れない現時点よりも、もっと早い時点で動き出せばよかった。これで法案が可決するということなら、「野党はそもそも消費税率引き上げ阻止に真剣ではなかった」と評価していいだろう。/オリンピック期間中に、このような緊迫しているようでいて実はたるんだ政局展開を見ていると、日本の政治がゲームだと思って見ても緊張感と魅力のないものになっていることを痛感する。/だが、そうは言っても、消費税と社会保障はどうなるのか。
■引き下がりにくい勝負所 野田・谷垣のどちらが折れるか:7日の午後時点では、まだ政局がどう転ぶのかがわからない。自民党は、谷垣総裁に当面の対応を一任したので、少なくとも谷垣氏にとっては、ここが勝負所だ。/消費税率引き上げ法案は、野田氏、谷垣氏共に、これを成立させて財務省の人々に褒められたいと思っているだろうし、2人のいずれかが妥協すれば成立する。野田首相が解散を受諾するか、谷垣自民党総裁がこの法案採決を解散要求のカードに使わずに一歩引き下がるかだ。/どちらもまともには引き下がりにくいから、解散の言質を与えたのか与えなかったのかをうやむやにしつつ、谷垣氏側では法案の採決には応じながら別の方法で早期解散実現を目指すというあたりが、一番ありそうな落とし所だろうか。/野田首相は必敗の情勢の中で解散に応じたくないだろうが、彼個人の損得を考えると、「消費税率引き上げを決めた首相」として官僚に評価されながら政治的余生を過ごすことができるのだから、早期解散でもそう悪くはないと思っている可能性はある。/早速外れる可能性がある予想だが、純粋な予想の問題としては、筆者は現時点で、法案の成立を予想する。/仮に、野田首相が解散を約して増税法案の成立を図る場合、問題は谷垣氏側が、約束の担保を何で取るかだろう。特例公債法案なのか、あるいは参院での問責決議案なのか。/ただ、いずれの担保を取って解散を迫るにせよ、「本当に解散させたければ、もっと早くにできたはずなのに」という、間延びした流れだ。/もっとも、総選挙までにあまりに時間をかけると、橋下徹氏が率いる大阪維新の会の勢力の選挙準備が整う。「一寸先は闇」と言われる政治の世界だ。解散まで時間がかかると、自民党が政権を取ることができるかどうかは定かでなくなる。本来はぐずぐずしていられないはずだ。
■三党合意を破棄して解散へ 自民党の王道は最強硬策:国民から見て正しい道は、三党合意をいったん破棄して解散に持ち込む、自民党としては最も強硬な戦術だろう。/そもそも、今、政治が決めようとしているのは、(1)消費税率引き上げの有無と時期と条件であり、加えて(2)社会保障のあり方だ。いずれも、国民ほぼ全員の利害が絡む問題だ。/これらこそ投票で決めるべき問題の最たるもので、官僚や識者と称する(あるいは「呼ばれる」)人々が話し合って決めるべき問題ではない。/加えて言うなら、現在の民主党政権は、前回総選挙の時点でつくると述べた民主党政権とは全くの別物だ。議員、ひいては内閣を選挙で選ぶという現行制度の趣旨を考えると、現在の民主党政権は賞味期限切れどころか、消費期限切れの状況にある。総選挙によるリフレッシュが早急に必要だ。
■「官僚のための政治」は結局誰のためにもならない:民・自・公の三党は、消費税率を来年秋から上げ始めることに合意したが、特に年金を巡る社会保障のあり方については、考え方に大きな隔たりがある。/それぞれが、消費税率を引き上げることと、自党の社会保障制度案を掲げて、総選挙を戦えばいい。/野党は、消費税率引き上げに反対することになるだろうが、社会保障制度に対する対案、それに財政政策をどうするのか(単純に、個別の財源をどうするかというフレームワークにははまらない方がいい)を掲げて、民意を問えばいい。/約束を破った直後に、また約束しようと言って信用されるかどうかは難しい問題だが、民主党も含めて、各党は「マニフェスト」に相当する具体的な選挙公約を掲げるべきだ。マニフェスト選挙は、具体的な約束を掲げることが問題だったのではなく、実行しない約束を掲げることが問題だったのだ。/消費税率を上げることが正しいと思うなら、そのメリットを訴えて、選挙で信任されてから堂々と上げたらいい。その逆なら、それはそれで堂々と主張して選挙に臨むべきだ。それが普通であり、当然のプロセスだろう。/公約を曖昧にして、あるいは今回の民主党政権のように公然と反故にして、「官僚が決める政治」を行なうことは、国民のためにならないし、長期的には官僚たちのためにもならないのではないだろうか。 〔Diamond Onlin 2012年8月8日〕
昨日に続いて本日もK女史からメールが入った。曰く、
「日高先生/こんばんは。/諺ではないのですが「Kのつぶやき」があります。/多分『みんなのつぶやき』とも言えるかもしれません。/先生はどうお考えですか?
《原子力発電について》現在の人類が使用して良いものではありません。/遠い未来になるかもしれませんが、安全・確実に自然界へ戻す方法が見つかった時にこそ使うべきエネルギーです。/くさばの陰で湯川秀樹先生がさぞお嘆きのことでしょう。。。/今は、風・火・水・土・波・太陽などの自然の力を借りてなんとか乗り切りたいものです。
《世界遺産について》地球という星そのものが世界遺産です。これ以上本当に壊してはいけません。/地球連邦を設立して、是が非でも守り抜きたいものです。
またまた駄文におつきあい下さりありがとうございました☆ 佳奈美 (*^_^*)」
プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
sechin@nethome.ne.jp です。
sechin@nethome.ne.jp です。
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
最新記事
(10/07)
(10/01)
(09/07)
(09/05)
(08/29)
最新コメント
[m.m 10/12]
[爺の姪 10/01]
[あは♡ 09/20]
[Mr.サタン 09/20]
[Mr.サタン 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
[爺 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
最新トラックバック
ブログ内検索
カウンター