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ウェブニュースより
教団推薦書の提示、確認されず 林官房長官「署名してない」 ―― 林芳正官房長官は9日の記者会見で、2021年9月に面会した世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関連団体関係者からの推薦確認書の提示は確認されなかったと明らかにした。「事務所や面会の調整に当たった政界関係者にも確認したが、提示された記憶がある者はいなかった」と述べた。その上で「政策協定や推薦確認書に私は署名していない」と明言した。
 
面会に関し「当時、相手方が関係者であるという認識はなく、多数ある面会の一つとの認識だった」と説明。「私は旧統一教会や関連団体の掲げる方針に一切賛同していない」とも強調した。    【東京新聞 202429 1209分 (共同通信)】
 
世界を舞台に活躍した小澤征爾さん 全身で音楽表現、人生懸けタクト ―― 世界で最も愛され、尊敬された指揮者、小澤征爾さんが6日、亡くなった。戦後まもない日本でクラシック音楽の基礎を学び、20代前半でクラシック発祥の地、ヨーロッパに渡ると瞬く間に才能を認められ、やがてアメリカでも成功。最晩年までベルリン・フィルやウィーン・フィルといった世界の最高峰のオケに請われて指揮を続けた。音楽の真髄を体現しようと人生をかけて挑戦を続けた音楽家は、日本だけでなく、世界の至宝として音楽仲間や聴衆を夢中にさせた。
 
 生まれたのは旧満州国奉天(現・中国瀋陽市)。戦時中、一家で住んだ北京で、クリスチャンだった母親に教わった賛美歌に親しんだのが、音楽との出合いだった。初めてピアノに触れたのは帰国後、小学4年生と遅いが、中学3年生のときに指揮者になることを志し、戦後日本の音楽教育の礎を築いたチェロ奏者で指揮者の斎藤秀雄氏に師事した。
世界に羽ばたくきっかけとなったのは、昭和34年の渡仏だった。その数年前、来日中の米国のオーケストラの公開練習を聴き衝撃を受け、海外で学ぶことを決意。「絶対向こうで聴かなきゃだめだと思いました」と、生前に振り返っていた。
目をかけてもらっていた斎藤氏からは「まだ早い」と止められたが、留学への熱意は冷めることなく、帰りの旅費も持たずに三井船舶(現商船三井)の貨物船に乗せてもらって渡仏。マルセイユに着くと、富士重工業から、宣伝を約束して借りたスクーターに日の丸の旗をつけてパリまで移動したこともあった。
単身渡仏してわずか2年後には、米の指揮者、レナード・バーンスタイン率いるニューヨーク・フィルハーモニックの副指揮者として帰国。同フィルの日本公演を指揮する幸運にも恵まれた。米を代表するオーケストラをさっそう率いる若者の姿は、戦後復興期、高度経済成長を遂げる日本の力強い歩みと重なって、日本の聴衆を熱狂させた。
ひとたび指揮台に立てば、大きな目を見開き、オケの団員と目を合わせ、大きくブレスをとり、全身を使って自分の思いを表現。オーケストラを一気呵成に音楽の興奮に導いていく。天性の感性や運動能力に恵まれたことも確かだが、斎藤氏から緻密な指揮技術の基盤を、ヘルベルト・フォン・カラヤンやバーンスタインら世界的指揮者から豊かな表現力を素直に学んだその努力も並外れていた。
生前、よく話していたのは「中国に生まれて、日本に育った僕が、どこまで西洋音楽を理解できるか、表現できるか挑戦する」ということだった。生涯をかけて、一瞬もたゆむことなく挑戦を続けた。その歩みは世界中の音楽家、音楽愛好家を唸らせ続け、音楽に国境がないことを体現してみせた。    【産経新聞 2024/2/9 20:28
 
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プロフィール
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目高 拙痴无
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92
誕生日:
1932/02/04
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くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


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