瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
今日は旧暦の8月11日、24節気の立春から数えて15番目の「白露」である。大気が冷えてきて、露ができ始めるころ。『暦便覧』では、「陰気やうやく重りて、露にごりて白色となれば也」と説明している。
4時20分、隅田川を北上、白鬚橋を渡り、向島遊歩道を南下。徘徊の大半は暗闇の中。桜橋を過ぎる頃から明るくなる。吾妻橋あたりで、ご来光。
Herbstgefühl(秋思)
詩:Johann Wolfgang von Goethe
訳:大山 定一
窓近く
棚に生いし
緑濃き葡萄葉
垂り房の
むらさきの実の
つぶらなる
日ごとに熟れて
初秋の
陽に輝き ――
さやさやと
涼かぜにゆらぎ ――
宵月の
ほのかなるひかりに濡れ ――
されど あわれ
あさごとの
冷たき白露は
かなしきわが恋がやどす
ひそかなる涙にかあらん
この詩は1775年8月、ゲーテ26歳の作で、ゲーテの詩人的完成を示す最も格調の高い作品の一つという。この年ゲーテはフランクフルト屈指の銀行家の娘であるリリー・シェーネマン(1758~1817年)と新たな恋に落ちた。1775年4月にはリリーの友人である女性実業家デルフの仲介によって婚約に至るが、しかし宗派や考え方の違いから両家の親族間のそりが合わず、この婚約も難航した。婚約直後にゲーテはしがらみから逃れるようにして単身でスイス旅行に行き、リリーへの思いを詩に託したが、結局この年の秋に婚約は解消することになった。
4時20分、隅田川を北上、白鬚橋を渡り、向島遊歩道を南下。徘徊の大半は暗闇の中。桜橋を過ぎる頃から明るくなる。吾妻橋あたりで、ご来光。
Herbstgefühl(秋思)
詩:Johann Wolfgang von Goethe
訳:大山 定一
窓近く
棚に生いし
緑濃き葡萄葉
垂り房の
むらさきの実の
つぶらなる
日ごとに熟れて
初秋の
陽に輝き ――
さやさやと
涼かぜにゆらぎ ――
宵月の
ほのかなるひかりに濡れ ――
されど あわれ
あさごとの
冷たき白露は
かなしきわが恋がやどす
ひそかなる涙にかあらん
この詩は1775年8月、ゲーテ26歳の作で、ゲーテの詩人的完成を示す最も格調の高い作品の一つという。この年ゲーテはフランクフルト屈指の銀行家の娘であるリリー・シェーネマン(1758~1817年)と新たな恋に落ちた。1775年4月にはリリーの友人である女性実業家デルフの仲介によって婚約に至るが、しかし宗派や考え方の違いから両家の親族間のそりが合わず、この婚約も難航した。婚約直後にゲーテはしがらみから逃れるようにして単身でスイス旅行に行き、リリーへの思いを詩に託したが、結局この年の秋に婚約は解消することになった。
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目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
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sechin@nethome.ne.jp です。
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