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ウェブニュースより
藤井聡太、23回目で初の失冠「時間の問題と思っていた」 八冠独占から「叡王」もぎ取ったのは同い年の伊藤匠七段 ―― 将棋の藤井聡太叡王(21)=八冠=に伊藤匠七段(21)が挑んでいた第9期叡王戦5番勝負の最終第5局が20日、甲府市で指され、156手で後手の伊藤七段が勝ち、3勝2敗で初タイトルの叡王を獲得した。昨年10月から八大タイトルを独占していた藤井前叡王は七冠に後退した。
 
藤井七冠はこれまで出場したタイトル戦をすべて制していたが、23回目で初めて敗退した。終局後は「終盤でミスが出てしまう将棋が多く、結果はやむを得ない。(初のタイトル戦敗退は)時間の問題と思っていたので、気にせずまた頑張りたい」と語った。
◆藤井七冠と対戦を重ね「力が明らかに上がった」伊藤叡王
絶対王者から初タイトルをもぎ取った伊藤匠叡王。プロ入り前から研究会で胸を貸してきた三浦弘行九段(50)は「藤井さんと大舞台で戦う中で力を吸収した」とみる。
伊藤叡王は序盤研究の深さに定評がある。「練習対局でこちらが作戦勝ちしたことはほとんどない」と三浦九段。しかし藤井七冠にはその研究が通用しなかった。昨秋の竜王戦で初挑戦したが4連敗。その後、棋王戦でも持将棋(引き分け)の後、3連敗。他棋戦も含め、今シリーズの第1局まで何と11連敗。だが、三浦九段は「藤井さんと盤を挟んで読み合い、勉強するうち中終盤の力が明らかに上がった」と感じていた。
伊藤叡王は第2局で初勝利を挙げると、蓄えてきた力を爆発させた。三浦九段は1996年、当時の全七冠を保持していた羽生善治九段(53)から棋聖を奪取。前年の挑戦は3連敗に終わったが、その年は開幕戦で勝ち、のびのび指せるようになったという。「伊藤さんも初白星で流れが変わった」と分析する。
◆「藤井七冠のモチベーションも上がるだろう」と師匠
敗れた藤井七冠について、村田顕弘六段(37)は「第3局は見落としで逆転負けしており、調子を崩していると感じる。最近、序盤戦術の幅を広げているのが負担になっているのかもしれない」と指摘する。
藤井七冠は後手番では相手の戦法を拒まずに戦ってきたが、3月頃からは定跡を外した力勝負に持ち込むことも。背景には人工知能(AI)を使った研究の激化がある。知識の有無で勝敗が決まることがあり、村田六段は「藤井七冠でも、相手の研究にはまることがある。一部の定跡に先手有利などの結論を出した結果、力戦を選んでいるのかも」と推測する。4月以降、タイトル戦が12局。「過密な日程で、序盤研究が負担になっているのでは」
師匠の杉本昌隆八段(55)は「藤井の失冠というよりタイトルホルダーが1人増えたと考えるべきでは。これを機に将棋界が盛り上がるし、藤井七冠のモチベーションも上がるだろう」と受け止め、「本人には『また八冠に挑戦できるね』と声を掛けたい」と話した。    【東京新聞 2024620 2113分】
 
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