Shinさんの1月17日のコメントで、中国にもセンター試験に相当する一斉テストがあることを知った。
試験は全国普通高等学校招生入学考試(略称は高考)と呼ばれ、全国一斉の試験で行われるのは日本と同じであるらしい。高考では、カンニングや出身地で合格ラインを変えるという差別があるという。また少数民族にたいする優遇措置があるらしい。
日本と違い、大学や専攻ごとの試験は原則行われず、この高考の試験結果のみで合否が判断されるため、高考の社会的注目度や受験生のプレッシャー、親の力の入れ様は凄まじいものがあるという。Shinさんも、「梅花香自苦寒来(梅の花の香りは冬の苦寒の中から生まれるのだ)、頑張れ」と励まされたという。爺のように怠け者で、あまり期待されず、カンニングに頼った奴とは違って、かなりの勉強家であったのだろう。
中国では、カンニングは6世紀より行われた科挙においてすでに行われていたらしい。科挙は中国で最も権威ある登用試験であり、厳重な身体検査が行われるが、受験生はさまざまな手法を駆使して不正に挑んだ。科挙に受かるためには四書五経を丸暗記しなければならない。そのため、豆本テキストの持ち込み、替え玉受験、賄賂などは当然のこととして、襦袢全面に細かい文字でテキストを書き込んだものまで残っているという。勿論、カンニングへの罰も相応に厳しく、カンニングが発覚して一家全員死刑になった者もいるというから恐ろしい。
八月十五日の月は、あくまでも明るい。 それは遠くはなれた故郷をも照らしているはずである。 月を見て帰心はいやがうえにもつのる。 根なし蓬(よもぎ)のように風に吹かれて遠くまで来た。 科挙に合格して進士になることは、私にとっては雲の上ほどの高い望みである。 月の明るさに、水路は霜や雪のように白くみえるし、林のなかにかくれ棲(す)む禽獣(きんじゅう)もはっきり見えるほどだ。 月に住むという兎もみえたが、秋になれば生えかわるその毛を、一本一本かぞえたくなるほど明るい。
――月光の明るさを強調することによって、うらぶれた漂白の身、その帰心を、いっそう際立たせようとしたのであろう。「攀桂(はんけい)」 とは、科挙に及第してエリートの進士になることをいう。 月の中に桂があり、そこによじのぼって折り取ることからきている。 杜甫は科挙に及第していない。
1月17日に起きたJR東日本の新幹線運行トラブルで1時間あまりにわたり全線が運休、遅延数は139本、影響は約8万1200人に上ったという。今朝のウェブニュースより、
お粗末!新幹線トラブル「今までなかったので」―― JR東日本の五つの新幹線がストップしたのは、延伸や増発にシステムなどの見直しが追いつかず、情報共有も不十分だったことが原因というお粗末さだった。/18日、国土交通省の幹部からは、「いつトラブルが起きてもおかしくなかった」との指摘があがった。政府や同社が世界に新幹線技術の売り込みを図っているさなかだけに、同社幹部は「信頼を損なったことは否めない」と肩を落とした。/「大きな輸送障害を起こし、多くの人に迷惑をかけて申し訳ありません」/JR東日本は同日、東京都渋谷区の本社で記者会見を開き、宮下直人常務取締役らが深々と頭を下げた。/約1時間半に及んだ会見では、同社が新幹線総合管理システム(COSMOS「コスモス」)を1995年に導入して以来、システムが受け付けるダイヤの修正案の上限が1分間に600件のままで、ダイヤの現状に合うよう改善してこなかった点に質問が集中。宮下常務は、「データの処理容量を巡っては、これまでトラブルが無かったので、変えなかった」などと釈明したが、「日々のデータの解析などはしていなかった」と、問題意識が不足していたことを認めた。 (2011年1月19日09時17分 読売新聞)
頭の体操3の解答)たたみ半畳の一辺は 90cm=900㎜ であるから、一辺に一辺1mmの正方形がの900個ならぶ。したがって、たたみ半畳の面積は一辺1mmの正方形 900×900=810000(個)分になる。これを1列に並べて帯状にするとその長さは 810000mm となる。
mm(ミリメートル)は、m(メートル)の 1/1000 であるから、810000×1/1000=810(m)になる。東京スカイツリーの完成時の高さ634mよりは遥かに長くなるというわけ。
頭の体操4)今度は立体で考えよう。1辺が1mmの立方体を1列に並べてその体積を1㎥になるまで並べると、その長さはどのくらいになるだろう。これもできれば、頭の中だけでやってもらいたい。
中国の高考は毎年の7月の上旬に行われます。僕のときは暑い中の受験でした。数学を受験したとき、後ろの同級生のJiangさん(歌上手、成績普通)に「みせろ」と言われ、解答用紙まで引っ張られ、地面に落ちた!!!!今でもその瞬間を思い出しても怖いほどです。なぜならばれたら留年して次年度の受験をまたなければならないからです。幸いなことに試験官は気づいていなかったようです。ラッキーだったのです。
ところで、もし僕の後ろに座ったのは瘋癲爺でしたら、ばれない程度で、解答用紙を取替え、書いてあげるかもね^^。
参考にしてください。
メールを下されば幸甚です。
sechin@nethome.ne.jp
「有田不耕倉禀虚,有書不読子孫愚;宝剣鋒従磨礪出,梅花香自苦寒来;少壮不経勤学苦,老来方悔読書遅;書到用時方恨少,事到経過才知難;板橙要坐十年冷,文章不写一句空;智慧源于勤奮,偉大出自平凡;書山有路勤為径,学海无涯苦做舟;少時不努力,老大徒傷悲;欲求生富貴,须下死功夫」
お時間のあるときで結構ですが、メールで日本語訳を下されば幸甚です。
sechin@nethome.ne.jp です。
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